2012年8月31日金曜日

2012札幌2歳S、北九州短距離S オレの予想を聞いてくれよ

 札幌、新潟、小倉が今週で終わり、来週からは阪神、中山で秋競馬が開幕。朝晩は秋の虫も鳴き始めたし、夏の終わりが近づいているようだ。

 今週は土曜に札幌で、日曜に小倉で、2歳の重賞がある。昨年までは小倉と新潟で同じ日に2歳Sが行われるのが恒例になっていたが、北海道開催の日程が変わったためか、このようになったようだ。
 この時期の2歳戦は比較が難しい。札幌2歳Sも、1戦1勝の馬が6頭、まだ連を外していない馬が(その6頭を除いて)3頭、しかも1番人気になりそうなのはそれ以外の馬。予想しづらい。
 というわけで、小倉メインの北九州短距離Sを中心に予想する。

 北九州短距離は、長年行われているオープン特別…と思っていたら、準オープンだった。いつの間にそうなったのだろうか。例によってグーグル先生に聞いてみると…2007年から準オープンに格下げとなったそうだ。なぜなのだろうか。
 アグネスワールドが1分6秒5の日本レコードを出したのが1999年のこのレースだったらしい。言われてみれば記憶が蘇ってくる。武豊騎手を背に、逃げてぶっちぎったのだったか。今週、そのアグネスワールドが亡くなったのは何かのサインか。

 さて予想にいってみたい。
 勢いのある3歳馬が人気を集めそうだ。私の本命もその中から◎アースソニック。1200 mでは崩れていないし、ここは展開も向きそう。ハイペースに乗じて、ズバッと差してもらいたい。
 推奨穴馬はケンブリッジエルバンガロール。ともに休み明けの6歳馬だが、ハマれば。

 札幌2歳Sはマイネルホウオウコスモシルバードの同居した5枠から勝負。

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2012年8月30日木曜日

書評 山際淳司『スローカーブを、もう一球』(角川文庫)

 8人のアスリート(一つはチームだが)をとりあげたスポーツノンフィクション。
 江夏投手を除く7名は無名のスポーツマンたちばかりだが、それぞれが実に興味深いスポーツ人生の持ち主である。
 共通点といえば、スポーツが人生そのものということだろうか。人生をスポーツにどっぷりと浸した男たちの物語だ。

 掲載順に概要を示す。

「甲子園で延長18回を戦った簑島-星陵戦」
「日本シリーズ第7戦の9回に見せた江夏豊のピッチング」
「幻のオリンピック代表選手」
「ドラフト外で巨人に入団したが打撃投手へ転身した選手」
「ストイックとは対極にあるチャラボクサー」
「車の販売員をしながらスカッシュの日本一の座を守り続ける男」
「無名進学校野球部の快進撃の立役者であるエース投手」
「黙々と記録を伸ばし続ける棒高跳び選手」

 よくこんなネタを次々に拾ってこれるものだ。そこが、山際さんの目の付け所の良さと、取材力のすごさなのだろう。

 私が特に面白いと思ったのは、三つ目の「幻のオリンピック代表選手」を扱った「たった一人のオリンピック」だ。幻のオリンピック代表選手と聞いてピンとくる人も多いだろうが、彼はモスクワオリンピックの代表選手である。種目は一人乗りボート(シングル・スカル)。しかしこの物語は
「せっかくオリンピック代表になったのに、出られなくてかわいそう」
という話ではない。彼がオリンピック代表になるまでの過程が面白いのだ。彼がオリンピックを目指したのは、学生時代に雀荘に入り浸っていたときに
「おれの人生、これじゃイカン」
と思ったのがきっかけだという。そんな不良大学生がオリンピック代表になっていく様子は、読んでのお楽しみ。

 八つの短編には
「努力したけど結果が出ない」
などというような、ありがちな話は一つもない。根性・努力などの言葉は少なく、ある意味淡々と、スポーツに身を捧げた男たちの物語が綴られる。

 山際さんのネタ集めの能力と、それを読ませる切り口には脱帽だ。早逝が悔やまれる。




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2012年8月27日月曜日

娘とピザ作り

 先週の金曜日、遅めの夏休みをとった。せっかくだからということで、娘(4歳)と息子(2歳)の保育所はお休みにして、親子3人で一日過ごすことにした(お母さんは仕事)。とはいえ、普段の土日でもこういうシチュエーションはよくあるので、それほど特別な一日というわけでもないんだけど。

「平日の休みだから何かやってみるか(土・日はお父さん競馬で忙しいし)」
というわけで「生地からピザを作ってみよう」大会を行うことになった。参考にしたレシピはこれ

基本のピザ生地(All About)

ただ、強力粉が200 gしかなかったので、強力粉200 g、薄力粉100 gで作った。粉をふるって、ぬるま湯と混ぜて、親子でコネコネ…。生地が手にベタッとくっついたりして、なかなか難しい。しかし、最後はうまくまとまった。
 生地を発酵させている間にオヤツ。こちらもお父さんの手作り白玉(あんこは市販品)。


 発酵した生地を打ち付け、空気を抜いて二つに分ける。娘はバンバンやるのが楽しいらしく、大喜び。そして、できた生地がこれ。なかなかいい感じだ(自画自賛)。


 そしてトッピング。娘は、そろそろ飽きたのとテレビが始まったのとで、不参加…。私が一人寂しく飾り付けました。市販のパスタソース(ホワイトなんたら)をベースにしたものがこちら。


 こちらも、ベースは市販のピザソース。


 二つとも、ちょっと張り切って具を乗せすぎた。素人が料理すると、こうなりがちですな。
 オーブンレンジで焼くこと20分。できあがり。


 肝心の味はどうかというと
「なかなかイケる!」
と思ったのは大人だけのようで、子どもの反応は微妙…。特に白いほうは、カルボナーラ系でコショウがきいていたので不評だった。まあ、そんなもんだよね。

 また作りましょう(今度はもうちょっとシンプルに)。

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2012年8月26日日曜日

2012キーンランドC、新潟2歳S、エルムS、宮崎S 予想の回顧

 土曜札幌はエルムS。◎ローマンレジェンドは前を見る位置からレースを進める。3コーナーから進出すると、4コーナーではエスポワールシチーに並びかけ、直線はこの2頭のマッチレースに。最後はクビ差で振り切った。馬券は、エスポワールシチーを押さえておらず、ハズレ。相手を絞っただけに仕方ない。
 59 kgのエスポワールシチーの頑張りには驚いた。まだまだ終わっていないようだ。

 土曜小倉の宮崎Sは、本命◎マイネルバイカが直線入り口で先頭に立ったが、最後は差されて3着まで。前を追いかけすぎたというのは結果論だろうか。

 日曜札幌はキーンランドC。◎ダッシャーゴーゴーは3番手を進み、直線ではパドトロワとの一騎打ち。最後はハナ差届かなかったが力は示したということか。馬券はパドトロワを蹴飛ばしていたため、ハズレ。

 新潟では新潟2歳S。◎カラフルブラッサムは直線でなかなか進路が確保できなかったこともあり、5着まで。スムーズでも勝ち負けまでは厳しかったか。
 勝ったザラストロはともかく、2着のノウレッジにはビックリ。こりゃ獲れん。

 今週は屈辱の4戦4敗。ヒモの選択に失敗した。

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2012年8月25日土曜日

2012キーンランドC、新潟2歳S オレの予想を聞いてくれよ

 今週は小倉では重賞がなく、札幌と新潟で一つずつ。
 札幌ではキーンランドカップ。今年で7回目という、まだ新しい重賞だ。それより前はどうだったかなあと思って調べてみたら、何と1000万条件のレースだったようだ。1000万条件のレースがいきなり重賞に格上げされるのも珍しい。
 現在は、サマースプリントの中では数少ない別定戦ということもあり、スプリンターズSの前哨戦という位置づけである。しかし、ここをステップに本番を制した馬は昨年のカレンチャン1頭だけらしい。さて今年は、このレースから本番の勝ち馬が出るのかどうか。

 レースにいってみたい。
 ここは、56 kgなら◎ダッシャーゴーゴーで仕方ない。北海道で走るのが初めてという点が少し気がかりだが、重賞3勝、GIでも好勝負をしてきた実績は2枚も3枚も上だ。
 推奨穴馬は北海道大好きのグランプリエンゼルテイエムオオタカに加え、前走の敗戦で一気に人気を下げたビウイッチアス

 新潟2歳Sは、本命◎カラフルブラッサム、推奨穴馬モーニングコール

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2012年8月24日金曜日

2012エルムS、宮崎S オレの予想を聞いてくれよ

 暦のうえではもう「残暑」の季節らしいが、まだまだ暑い。

 ところでスポーツ報知の「ケイバ女子会」という連載をご存じだろうか。(少なくとも関西では)毎週水曜日に連載されている記事である。厩務員、装蹄師、獣医、広報など、JRAに所属する女性を特集したものなのだが、これがなかなか面白い。
 取り上げられている女性たちがみな美人だということも大きな魅力の一つだが、それだけではない。JRAにはいろいろな職種があり、さまざまな活動を行っていることが垣間見えるところがいい。興味のある方は(巨人ファンでなくても)ぜひ水曜日のスポーツ報知をご覧いただきたい。

 さて、今週は土曜・日曜と札幌で重賞がある。土曜はエルムS。
「いつの間に重賞になったのだろう。2年前か、それとも3年前か」
と思ったら、今年で17回目。何か別のレースと間違えているのだろうか…。このところ、脳みその劣化がさらに進んでいるようだ。

 レースにいってみたい。
 断然人気だろうが、ここは◎ローマンレジェンドにとって通過点だろう。北海道で走るのは初めてというのは少し不安だが、それさえ克服なら圧勝もあると見た。どこまで登り詰めるのか楽しみだ。
 本命が人気馬なので、相手を絞る必要がある。前走しらかばSで1、2着のサイレントメロディセイリオスを相手に選びたい。
 堅く収まるという見立てだが、しいて挙げるなら推奨穴馬はグランドシチー。ここ3走続けて2着の馬の印が薄い。

 小倉のメインは宮崎S。準オープンのハンデ戦。本命は3歳馬の勢いを重視してマイネルバイカ。4連勝なるか。

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書評 ピーター・グロース『ブラディ・ダーウィン もう一つのパール・ハーバー』(大隅書店)

 まさに「もう一つのパール・ハーバー」だ。
 本書は、第二次大戦の開始直後に、日本軍が圧倒的な空軍力をもってオーストラリアのダーウィンという都市を爆撃した際の詳細な記録である。

 第二次大戦において日本が加害者である出来事の一つにパール・ハーバーがあることは、ほとんどの日本人が知っている。しかしそのすぐ後に、同様の空襲をダーウィンに行ったことを、どれほどの人が知っているだろうか。私は本書を読むまで、その事実はまったく知らなかった。
 日本軍によるダーウィン空襲を、おもにオーストラリアの視点から、さまざまな資料を精査して再現したのが本書である。空襲のリアルさが伝わってくる。

 日本で「空襲」というと、日本が空襲「された」話がほとんどだが、日本も空襲「して」いた事実にも目を向ける必要があるだろう。
 どの国でもそうなのだろうが、自国が被害者となった歴史には多くの目が注がれるが、加害者となった歴史はあまり注目されない。
 たとえば日本でも、原爆の被害に対しては毎年注目が集まり、欧米(とくにアメリカ)の人が原爆の悲惨さを見て涙するシーンなどは、よくテレビでも取り上げられている。しかし一方で、何人の日本人が(たとえば)南京を訪れ、南京大虐殺の悲惨さに涙しただろうか。私が知らないだけでそういう人はたくさんいるのかもしれないが、それを報じたマスコミはどれだけあるのだろうか。
 原爆に対するアメリカの反省を促すことはもちろん必要だが、自分たちの行いにも目を向ける必要があるのではないか。私は戦争報道を見聞きすると、このようなことを思う。
 その意味でダーウィン空襲は、あまり知られていない事実だけに、日本人も比較的フラットな立場で本書を読めるのではないだろうか。加害者としての日本を知るには好適な本だと言えるだろう。

 パール・ハーバーがあれほどまでに知られているのに対し、ダーウィンがまったく知られていないのはなぜか。本書を読むとよく分かる。その最大の理由は、被害者(オーストラリア)側が、この事実を隠したいと考えたからだ。
 歴史の記録は、そのときどきの世論や政治によって、いかようにも変わっていくことが改めて理解できる。



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2012年8月19日日曜日

2012札幌記念、北九州記念、TVQ杯 予想の回顧

 土曜の小倉TVQ杯。◎ポップアイコンは3、4番手からの競馬。直線入り口で1番人気のダイヴァーダウンに並びかけてマッチレースに持ち込むが、最後は突き放されて2着。勝ち馬の力が上だったと認めるしかなかろう。安かったが馬単が的中。

 日曜は札幌記念。予想で「怖い」と書いていたフミノイマージンが直線でごぼう抜きを演じ、突き抜けた。
「怖いけど、買わない」
という馬は、たいてい来てしまいますな…。洋芝が合うのか、強い勝ち方だった。
 ボックスで買った4頭は、ダークシャドウが2着に入っただけで、残りの3頭は掲示板にも載れなかった。

 小倉では北九州記念。◎エーシンヒットマンは中団から脚を伸ばしたが、直線半ばで脚があがり6着。結果論になるが、前を追いかけすぎたか。人気を背負っていたので、早めに動かざるを得なかったのかもしれない。
 そして1着は、推奨穴馬のスギノエンデバー。外から鮮やかに突き抜けた。後方でじっくり脚をためた馬が上位を占めように、無欲の騎乗が好結果につながったようだ。

 今週は、三つのうち一つは獲ったし、推奨穴馬も勝利するなど、流れはいいということにして、来週に向かいたい。

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2012年8月18日土曜日

2012札幌記念、北九州記念 オレの予想を聞いてくれよ

 今週の日曜は小倉と札幌で重賞レースがある。
 札幌では札幌記念。札幌で行われる唯一のGIIレースだ。GIIIから別定GIIに格上げになったのが1997年。それ以降、秋のGIを狙う馬がステップレースに選ぶようになった。北海道に一級馬が走るレースができ、JRAのもくろみもが当たったと言えるだろう。
 そして「定量」のGIIになったのが2006年。GIを何勝している馬でも57 kgで出走できるようになった。こういうレースを「スーパーGII」と呼ぶこともあるらしい。このレースと、暮れの阪神カップの二つしかないという貴重な(?)レースだ。
 しかし、スーパーGIIになって以降、馬券的にはむしろ波乱傾向にあるのは興味深い。

 さて今年のレース。トーセンジョーダンが出てくれば鉄板と思っていたのだが、裂蹄で回避。とたんに混戦模様になってきた。先週の関屋記念と一緒だ。
 このメンバーなら、普通にいけばダークシャドウが抜けているのだろうが、海外遠征帰り初戦の馬はどうも買いにくい。かといって、他に狙いたくなる馬もいない。もしかして、このレースは勝ち馬が出ないのではないか…(そんなアホな)。
 というわけで、珍しくボックス馬券で勝負したい。ダークシャドウ(結局買うのか)、ヒットザターゲット、ミッキーパンプキン、マイネルスターリーの4頭で勝負。フミノイマージンが怖いが、追い込み脚質は札幌では厳しいということにしておきたい。

 小倉では北九州記念。1200 m戦になってから、早くも7回目になる。夏のハンデ戦らしく、よく荒れるレースだ。
 本命は4頭のエーシン勢から◎エーシンヒットマン。前走で重賞に目処をつけたし、小倉も得意。先週のエーシンリターンズに続き、2週連続でエーシン軍団のお世話になりたいものだ。
 推奨穴馬もエーシン勢からエーシンリジル。53 kgは恵まれたし、小倉も得意。もう一頭はスギノエンデバー。格上挑戦のわりにハンデは見込まれたが、降級前はオープンで頑張っていた馬。この馬も小倉に良績。

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2012年8月17日金曜日

012TVQ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 今晩は旧友と飲みに行くため、早めに予想をアップしておく。
 お盆も終わり、高校野球も2巡目に入ったが、まだまだ暑いですな。そんな小倉の土曜メインはTVQ杯。TVQとは九州のテレビ局と思われるが、どこの系列なのだろうか。例によってグーグル先生に聞いてみると…TVQとは「テレQ」の愛称で知られるテレ東系列の放送局で、1990に設立された比較的新しいテレビ局だそうだ。この局が土曜競馬を中継している関係で、メインレースという扱いになったのだろう。
 JRAとしては、テレビ放送をBS11競馬中継に集約したいのだろうが、今までの恩義もあるし、なかなかそうはいかないようだ。私としても、KBSや関テレの競馬中継がなくなってしまうのは、ちと寂しいなあ。とはいえ、もしグリーンチャンネルが無料開放されたら、きっとそっちを見てしまうかもしれない…。

 さて、競馬中継談義はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 1000万条件のハンデ戦。ハンデ頭が56 kg(しかも1頭だけ)ということからも分かるように(ちょっと悪い言い方だが)古馬陣はドングリの背比べ状態か。それなら、勢いのある3歳馬が人気するのも当然だろう。
 私の本命は◎ポップアイコン。「夏は牝馬」の格言もあることだし、ダート2-0-1-0のこの馬に期待したい。
 相手は、人気でもダイヴァーダウンは押さえざるを得ないか。
 推奨穴馬は、これというのが見当たらないが、強いて挙げるならイノセントリーサム。休み明けさえ克服すれば面白い。

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書評 柳谷晃『一週間はなぜ7日になったのか』(青春新書)

 タイトルにもある「一週間はなぜ7日なのか」をはじめ、数にまつわる歴史やうんちくが詰まった本。おもに古代エジプト、中世のアラビア、ルネッサンス期のヨーロッパの各時代から、厳選されたさまざまな話題が語られる。

 たとえば、数が生まれた歴史的な経緯、世界中でアラビア数字が使われている理由、キリスト教と数学(科学)の関係、なぜ十進法なのかなど、西洋文明と数(および暦)のかかわりの歴史が書かれている。
「一週間はなぜ7日なのか」の理由は読んで納得。(ちょっとネタばれになってしまうかもしれないが)月の満ち欠けの周期が約29.5日。その半分の半分が約7日になるというわけらしい。カレンダーのない時代だと、太陰暦のほうが直感的にわかりやすいのだろう。
 旧約聖書にある「神が月曜から7日間かけて世界を創ったので一週間は7日」という話は、すでに一週間は7日という文化があったところへの後付けなのだそうだ。
 こういった数のうんちく、とくに歴史的な話に興味のある人は「買い」だ。

 苦言を呈しておくなら、全体の構成があまり整っていないことか。話が散漫で、あっちにいったりこっちに戻ったりと、書籍全体としての流れに欠ける印象だ。目次を立てずに、頭からザーッと書いていくとこういう構成になるのかもしれない。




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2012年8月12日日曜日

2012関屋記念、釜山S 予想の回顧

 ロンドンオリンピックも本日で終了。日本は過去最高数のメダルを獲得したらしい。個人的には卓球3人娘がMVPだ。

 土曜の小倉メインは釜山S。韓国の大統領があんなことをしでかしたので、来年はなくなってしまうかもしれない。
 本命◎サトノパンサーは後方3、4番手と、思ったよりも後方からの競馬。3コーナー過ぎからダコールとともに仕掛けていくが、反応が悪い。直線はそこそこの脚は使ったが、あの位置取りからでは4着まで。渋った馬場が合わなかったか。案外な結果に終わった。

 日曜は関屋記念。本命◎エーシンリターンズは思ったよりも人気があり、5番人気。レースでは3番手につけ、絶好の手応えで4コーナーを回る。直線では1番人気のドナウブルーと併せ馬をするようにして抜け出し、2頭のマッチレースに。最後はクビ差屈したが、レコード決着の2着。期待に応えてくれた。
 馬券は、ドナウブルーを軽視していたためトリガミ…のところを、推奨穴馬のスピリタスが内をついて3着に突っこみ、2-3着のワイドをゲット。思ったほどつかなかった(1900円)が、競馬は当たってナンボ。この勢いを来週につなげたい。

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2012年8月11日土曜日

2012関屋記念 オレの予想を聞いてくれよ

 今日は午後から出かけるので早い時間に書いておく。

 今週の重賞は新潟の関屋記念のみ。
 関屋とは新潟の地名で、昔はそこに新潟競馬場があったらしい。その名前を冠した伝統のGIIIだ。目黒記念や鳴尾記念と同じですな。
 グーグルマップで関屋の場所を調べてみると…川をはさんで新潟県庁の向かい側という一等地だ。そりゃこんなところにいつまでも競馬場はおいておけないよな。

 さて、レースにいってみたい。
 56 kgならトライアンフマーチで鉄板と思っていたのだが、何と出走回避。とたんに混沌としてきた。それならということで、◎エーシンリターンズを本命に抜擢したい。前走は14着に惨敗したが、太め残りに加えて展開も向かなかったということにしておく。調教で抜群の動きを見せたこの馬に期待したい。
 おそらくそれほど人気しないと思うので、相手は手広く流す。
 スピリタスネオサクセス。近走でそれなりに走っているのに印がない。

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2012年8月10日金曜日

2012釜山ステークス オレの予想を聞いてくれよ

 お盆を間近に控え、仕事も大きな山場を越え、ちょっと気の抜けた状態になっている私であるが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。
 そんな夏休みモードの土曜小倉メインは釜山(プサン)ステークス。今年でまだ3回目の新しいレースだ。釜山とはもちろん韓国の都市だが、どういう経緯でこのレースが設立され、この時期に小倉で行われることになったのか、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみた。

釜山は、大韓民国南東部に位置する広域市。韓国の主要都市の中では最も日本に近く位置し、国内第二の都市として古くから栄えてきた。日本との関係も古く、小倉競馬場と釜山競馬場は姉妹競馬場として提携している。

 九州北部と韓国は位置的に近く、そのため小倉競馬場と釜山競馬場が提携したのだろうと推察される。そして、その提携が2009年に行われ、その翌年から釜山ステークスができた。したがって、今年が3回目というわけである。一件落着ということにしておきたい。

 韓国は、ほとんど行っていなかった競走馬の生産を1990年代になって急増させるなど、国策として競馬および馬産を盛り上げようとしているようだ。李明博大統領の意向なのだろうか。カジノをどんどん作っていることとも関連があるのかもしれない。
 しかし、よりによって、釜山Sの前日に韓国大統領が竹島を訪問するとは…。サイン馬券の好きな人は、1-4-8(イ・ミョン・パク)のボックスなんてどうだろうか。

 韓国競馬事情を推察するのはこれくらいにしておき、レースにいってみたい。
 小頭数だが、骨っぽいメンバーが集まった。ダコールが人気を集めそうだが、57.5 kgは微妙だし、直線が長いコース向きという印象もある。本命は◎サトノパンサー。このクラスでの実績もあるし、小倉も得意。何より55 kgは恵まれた。相手は前に行けるエーシンジャッカル、ミカエルビスティーを厚めに押さえる。
 今週は推奨穴馬はナシ。小頭数だし堅く収まりそう。

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2012年8月7日火曜日

教育委員会なんて、ないほうがよろしいのでは? 大津いじめ事件に思う

 普段はブログに政治的なことは書かないのだが、大津市在住ということもあり、いじめ事件について触れておこうと思う。事件のことは報道を通じてしか知らないので事実を誤認している部分もあるかもしれないが、そこはご容赦を。

 いじめそのものとは別の話だが、今回の事件、とにかく行政側の対応が最悪である。マスコミの報道によるバイアスを考慮するとしても、相当にひどい。校長の会見をテレビで見たが、失礼を承知でいうと
「この校長なら、さもありなん」
という印象だった。保身に加え、加害者側を擁護したい気持ちが見え見えなのだ。

 その校長とともに加害者を擁護しているのが、PTAと教育委員会。加害者側の親に有力者がいるという話はおそらく本当なのだろう。加害者側にも言い分があるのはもっともだし、加害者やその親が「裁判で争う」という姿勢を取ることも理解できないではない。
 しかし、警察が介入して逮捕者が出るような、ある意味「明らか」な事態に対して、PTAや教育委員会が加害者側に肩入れするとは、いったいどういう事態なのか。まったく理解できない。そんな組織など必要ない。

 私は以前から教育委員会は不要じゃないかと考えていたが、今回、その思いをいっそう強くした。その意味でも、越市長の「教育委員会不要発言」には大いに賛同したのだが、その後、市長がトーンダウンしたのかマスコミに統制が入ったのかは知らないが、このニュースがあまり報じられなくなったのは気持ち悪い。何かの圧力がかかったのか。

 地方公務員の友人に昔聞いたところによると、教育行政は通常の行政組織とはかなり切り離されており、ほとんど別組織になっているらしい。同じ公務員試験を通って公務員になっても、いったん教育行政に配属されると、ずっとそのままなのだそうだ。これもなんだか怪しい話である。
 この事件が、教育委員会制度を考え直すきっかけにならないかなあと期待していたのだが、どうも難しいようだ。残念。

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書評 綾辻行人『Another(上・下)』(角川文庫)

 先日、映画が公開されたばかりの学園ホラー小説。
 呪われた学級である夜見山北中学校の3年3組には「ある年」と「ない年」があり、「ある年」はクラスの生徒およびその家族が次から次に変死する。「ある年」には、本来いないはずの生徒が3年3組に混ざっているが、それに誰も気がつかないのだという。
 その3年3組に転校してくることになった少年を主人公に話は進む。鳴という不思議な少女を初めとするクラスメイトたちが主要登場人物である。

 5月、6月と、次々と死んでいくクラスメイトやその家族たち。そう、今年は「ある年」だったのだ。
「次は自分かもしれない」
という恐怖が生徒たちを(そして読者を)襲う。クラスメイトの誰が「本来いないはずのもう一人」なのか。みんなが疑心暗鬼になる中、災厄を終わらせるための合宿が行われるが、そこで待っていたのは…。

 綾辻さんの小説は「館シリーズ」の2冊に続く3作目。「館シリーズ」が最後にすべての謎が明らかになる本格推理小説なので、本書もそうだと勝手に思っていた。しかし本書では、(一つを除き)謎はほとんど明らかにならない。ちょっと消化不良な印象。
 しかし、恐怖やスリルは満点である。
「次は誰が殺されるのか」
という、王道とも言えるドキドキ感が堪能できる。
「謎解き」ではなく「ドキドキ」(おおっ、韻を踏んでいる)を求めている人にはお薦めの一冊。

 蛇足だが、本書の映画が先日公開された。しかし、ただ一つ明かされる謎(本書のオチと言ってもよい)をどのように取り扱っているのだろうか。たいへん気になる。




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2012年8月5日日曜日

2012小倉記念、レパードS、西部スポニチ賞 予想の回顧

 オリンピックがアツイですな。いま、男子卓球団体戦を観戦しながらこれを書いている。

 土曜は西部スポニチ賞。
 本命◎ジェームズバローズは中団から。3コーナーあたりからいい感じで仕掛けていくが、直線入り口で少し行き場を失う場面が。その間に1番人気のオーシャンブルーに外をまくられてしまう。前が開いてからは鋭く伸びたが、オーシャンは捉えきれず2着まで。ゴチャつかなければもっと際どかっただろう。
 馬券は、安かったが馬単をゲット。

 日曜は小倉記念。
 ◎トーセンラーは予定通り後方から。4コーナーでは外を回さず馬群をうまく抜けてきたが、豪快に外から突っ込んできたエクスペディションの2着まで。川田騎手は上手く乗ったと思う。
 馬券は、エクスペディションを蹴飛ばしていたためハズレ…のはずだったが、3着に伸びてきたのは推奨穴馬のナリタクリスタル。2-3着のワイドを押さえており、トントンになった。豊騎手、ナイス。

 レパードSは◎ナムラビクターが2着に入り、ここも馬券を的中。

 今週は、人気の馬から入ったとはいえ、3戦3勝。天変地異に注意したい。そろそろ台風が本土に襲来するかも。

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2012年8月4日土曜日

2012小倉記念、レパードS オレの予想を聞いてくれよ

 日曜の小倉メインは小倉記念。今年で48回目を迎える、小倉の名物重賞だ。つい最近まで小倉大賞典、北九州記念と三つの中距離重賞があり「小倉三冠レース」と呼ばれたものだが(ホンマかいな…)、北九州記念がスプリント戦になり、それも昔の話となってしまった。その当時は
「何で三つも中距離の重賞があるねん」
と思っていたが、なくなってしまうと何となく寂しいから勝手なものだ。

 さて今年のレース。例年通り、GI級の馬は夏休み中で
「鬼の居ぬ間に、重賞の一つ、二つとってしまおう」
という馬が張り切って参戦してきた(が、このクラスの馬に、最近は個性的な馬が少なくなった気がするなあ)。
 今年は、57 kg以上の馬が12頭中6頭と半分の割合を占める、珍しいパターン。私の本命も57 kg組から、◎トーセンラー。前走の七夕賞でも本命に推したが、少し窮屈になる場面があり2着まで。しかし、そのお陰で今回のハンデも57 kg止まり。今回は突き抜けてほしい。
 相手も57 kg組のダノンバラード、アスカクリチャンを厚めに。
 推奨穴馬は、これというのが見あたらないが、しいて挙げるならエーシンジーライン。今冬の小倉大賞典の勝ち馬だ。もう一頭は昨年のサマー2000チャンピオンのナリタクリスタル

 レパードSは◎ナムラビクター。破壊力のある馬が、前につけられるようになった。

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2012年8月3日金曜日

2012西部スポニチ賞 オレの予想を聞いてくれよ

 毎日暑いですなあ。暑いのは気温ばかりで、財布が厚くなってくれないのが悲しいところだ。

 土曜の小倉メインは西部スポニチ賞。先週の九スポ杯に続く、九州スポーツ紙レース名シリーズだ。
 九州に行くと、スポーツ紙はホークスの情報が中心だ。西部スポニチも、例に漏れずホークス情報満載のスポーツ紙なのだろう。どの程度、自前の記事でまかなっているのだろうか。
 競馬は、おそらく関西のスポニチと同じ紙面だと思われる。私も、武豊騎手と井上泰司さんのコラムのファンである。スポニチ紙上で金本選手を批判する記事が見られるのは、井上さんのコラムだけだ(とはちょっと言い過ぎか)。

 とりとめのないスポニチの話題はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 1000万条件の定量戦。ここも降級馬と3歳馬が人気を集めそうだ。さてどちらを本命にしたものか。出した結論は、3歳馬◎ジェームズバローズ。今年の3歳はレベルが高いようで、条件戦での活躍が目につく。昨年も、3歳馬(現4歳馬)が頑張っていたが、今年はそれ以上の勢いだ。54 kg、前に行ける脚質と好条件が揃った。前々からの押し切りを期待。
 相手は、オーシャンブルーは押さえざるをえないか。エクセリオンもいいところだし、堅く収まりそうだ。
 無理に挙げるなら、推奨穴馬はリベルタス。実力馬が叩き3走目で変わらないか。

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