2014年11月30日日曜日

【予想の回顧】ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳S(2014)

 今週はジャパンカップ。
 本命は◎ジェンティルドンナ。好スタートから中団のインに収まる。道中は折り合いもつき、いい感じに見えた。直線では内を突いて前を行くエピファネイアを追いかけたが、ズバッとは切れず、後ろの馬にも差されて4着。全盛期の切れ味が見られなかった。少し衰えたのかもしれない。
 勝ったのはエピファネイア。かかり気味に2番手を追走しているのを見たときは
「こりゃないな」
と思っていたのだが、直線入り口で抜け出すと独走で4馬身差の圧勝。昨秋の強さが蘇った。今年の4歳はレベルが低いようなので軽視していたのだが、この馬とキズナは別と考えてよさそうだ。
 福永騎手には悪いが、今年はうまく御せていなかったのだろう。折り合いに難のある馬は苦手なのか。
 2、3着のジャスタウェイ、スピルバーグも強さを見せた。とくにスピルバーグは前走がフロックではなかったことを示した。
 外国馬を含め、9着までをGI馬が占めた。過去にこういうレースがあっただろうか。

 京都では京阪杯。
 ◎エピセアロームは逃げる馬を見る絶好の位置取り。直線で前が開いたときは「やった」と思ったのだが、意外に伸びず4着。物足りなかった。

 土曜は京都でラジオNIKKEI杯京都2歳S。
 本命◎ベルラップは3番手から。スローの展開のなか、4コーナー手前からゴーサイン。切れ味勝負は分が悪いので
「もう少し早く仕掛けても」
と思っていたのだが、大きなお世話だった。直線では外に進路をとり、グイグイ伸びて前の2頭をかわすと、最後はダノンメジャーの追撃を退けて見事に1着。審議が長くヒヤヒヤしたが、馬券は単勝と馬連を取り、久々の大当たりとなった。

 今週は3戦1勝。日曜は散々だったが、土曜にポンポンと当たり、収支はプラスを計上。残り一開催、この調子でいきたい。

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2014年11月29日土曜日

【予想と与太話】ジャパンカップ、京阪杯(2014)~消去法な感じ~

 今週は東京でジャパンカップ、京都で京阪杯が行われる。
 昔はジャパンカップになれば
「今年はどんな馬が来るのかなあ」
と楽しみにして注目したものだが、近年はほとんど馬券に絡まない。そうなるとわざわざ日本に負けにくる馬も少なくなり、ますますレベルが下がる、という悪循環に陥っているように見える。それを覆すためにも外国馬には頑張ってほしいのだが…。

 レースにいってみたい。
 ジャパンカップはまれに見る好メンバーといってよいだろう。とはいえ、それは日本馬だけの話。外国馬は蚊帳の外だ。こういうときこそ、ノーマークの外国馬の激走がありそうな気もするが、外国馬を本命にする勇気はない…。
 凱旋門賞帰りで連対した馬は凱旋門賞でも好走していた馬。ジャスタウェイハープスターは評価を下げる。今年の4歳馬はレベルが低いようで、エピファネイアも割引。天皇賞・秋はタイムが遅く、7着馬でも0.2秒差というダンゴのレース。レベルに疑問。
 となると、本命は◎ジェンティルドンナ。休み明けはもうひと息の馬が、低レベルとはいえ天皇賞・秋では2着に頑張った。上積みが見込めるここは3連覇のチャンス。
 推奨穴馬は外国馬からトレーディングレザー。大外枠は痛いが、好走例の多いアイルランドの馬だ。

 京阪杯は◎エピセアロームを狙う。ローブティサージュが本命の予定だったのだが、痛恨の外枠で予定変更。

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2014年11月28日金曜日

【予想と与太話】ラジオNIKKEI杯京都2歳S~今回はちょっと人気薄で~


 紅葉が真っ盛りで京都は観光客で溢れている。そんななか、先週は金閣寺に突撃したのだが、これがなかなかよかった。わざわざ京都まで紅葉を見に来る人たちの気持ちが分かった気がする。

 そんな土曜の京都メインはラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス。新設の重賞だ。ラジオNIKKEI杯2歳Sがなくなり、代わりに京都2歳SとホープフルSが重賞に格上げされる。ラジオNIKKEI杯2歳Sの重賞としての歴史は京都2歳Sではなく、ホープフルSのほうに受け継がれるらしい。ややこしいなあ…。
 将来はホープフルSをGIに格上げして、朝日杯をマイル路線の頂点に、ホープフルSを中長距離路線の頂点にという狙いらしいが、どうなることやら…。続きは朝日杯の予想のときにでも書きたい。

 レースにいってみたい。2戦2勝の馬が3頭出てくる。ここも勝てば来年の主役候補の筆頭になるのだろう。
 しかし本命はベルラップ。前走のしぶとい勝ちっぷりはいかにも京都2000 m向き。前々走でダノンメジャーに完敗しているが、上昇度と展開利で逆転がないか。切れ味勝負では分が悪いので、前につけて早めに抜け出してほしい。鞍上にも期待。
 本命が人気薄なので推奨穴馬はなし。この時期の2歳戦だけに、トリガミ覚悟で手広く流したい。

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2014年11月27日木曜日

金閣寺に行ってきた~紅葉の季節に小1(7歳)と年少(4歳)の子どもを連れて~

【いざ出発】
 妻が「京都に紅葉を見に行きたい」と言い出した。子どもたちも「行ってもいいで」ということだったので、一家四人で金閣寺に行ってきた。
 子どもたちは以前なら「行く行く~」とノッてきたのだが、最近は親が行きたいようなところは必ずしも楽しい場所ではないと分かってきたらしく、それほど乗り気ではなかった。
「イズミヤのゲームセンターのほうがいいなあ」
という息子(年少組)の意見を即却下し、京都へ向かった。

 紅葉の季節の3連休の中日。祇園祭ほどではないにしろ、京都では1年で何番目かに人の多い日だろう。かなりの混雑が予想された。
 京都駅に到着。すごい人だ。毎日京都駅を利用しているが、こんな混雑は見たことがない。開店前の伊勢丹には早くも行列ができている。
「いったい、どうなることやら」と心配しながらバスに乗ると、何とか座ることができたのはラッキーだった。
 バスで、その昔に通っていた中学・高校を通り過ぎる。このあたりの風景も、ずいぶん変わったものだ。当時、入り浸っていた書店や飲食店はほとんどが姿を消している。25年も経てば、当たり前か。

【金閣寺に到着】
 金閣寺に到着。確かに人は多いが、身動きが取れないほどではない。入場券(お札)もすぐに買えた。私は40数年間、京都を生活拠点にしているが、ほぼ20年ぶりの訪問だ。子どもたちは、もちろん初めてである。
 いよいよお寺の中へ。池の向こうに金閣寺が見える。金ピカだ(そりゃそうだ)。


 紅葉の時期に来るのは初めてだが、なるほどなかなかいい感じだ。わざわざ京都に紅葉を見に来る人たちの気持ちが分かった気がした。


 その後は金閣寺の周回コースを一周。さすがに人は多いが、自由に歩けないほどではない。紅葉の金閣寺を満喫し、絵はがきを買って金閣寺を後にした。



【帰りは別ルートで】
 帰りは逆向きに北大路まで向かった。ここは観光客とは無縁の、日常の休日モードだ。混んだバスを避けたい人はこのルートもお勧めだ(交通費は少し余分にかかるけど)。
 そこで昼食をとり、地下鉄で京都駅へ。伊勢丹の都路里でパフェを食べようと思ったのだが、とんでもない行列を見て断念。代わりにアイスを食べて電車に乗った。

「いまの時期、どれだけ混雑するのだろう」と戦々恐々としていたのだが、想像していたほどではなく、紅葉の金閣寺を堪能できた。近くにいると、逆になかなか行く機会がないが、ベタな観光地もときにはよいものだ。子どもたちにも、思いのほか好評だった。
 次はどこに行こうか。

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2014年11月24日月曜日

娘が7歳になりました~小学生になってややこしいことも出てきたけれど~

 もう3週間ほど過ぎてしまったのだが、娘が7歳の誕生日を迎えた。小学生になって迎える、初めての誕生日でもあった。

【プレゼント】
 誕生日プレゼントは冬用のジャンパー。ジャンパーは必要なものだから、それとは別に何か買ってもよいと言ったのだが、欲しいものがないのでこれでいいと言う。ちょっと窮屈に育ててしまったかなあ…。
 本当に何でも好きなものを買ってよいと言ったら、ゲームとかタブレットとか、何か欲しいものがあるのかもしれないが、そういうものは親に却下されると直感的に分かっているのだろう。で、ああじゃこうじゃ言っているうちに、親が買いたいものに誘導されることまで感じているのかもしれない。ちょっと反省。
 買ったのはこのジャンパー。


親から見ると、もっと可愛らしいのもあったように思うのだが、本人は大満足で、早く着たくて仕方ないらしい。とにかく「柄のついたもの」が欲しかったそうだ。

【学校生活・友人関係】
 小学校に入学して半年が経った。勉強面に問題がないのは一安心だが、他の子を注意することが目立つそうだ。口うるさい親に育てられた影響があるのだろう…。すんません。友達に「うっとうしい子」と思われなければよいのだが。でも、まっすぐな正義感は大事に育ててあげたい。

 小学生になり、子どもどうしで関係を築いていくようになってきた。これまでは「あれ?」と思うような子がいても、親がある程度は遠ざけることができたが、これからはそうもいかない。
 ややこしい子と付き合わなければならないことも出てくるだろう。友人関係はなるべく子どもどうしに任せるのが筋なのだろうが、分かっていてもこれがなかなか難しい。本人がイヤな思いをしないように、つい介入したくなってしまう。我慢、我慢。

【偉いぞ】
 娘は、少しうまくいかないことがあると、すぐすねたりイヤになったりするのだが、決して投げだそうとはしないのが偉いところだ(親バカ)。水泳もピアノも、前向きに頑張っている。こういう地道な努力を重ねていく姿勢は、私にはない。おそらく母親のDNAによるものなのだろう。私も見習わなければ。

 誕生日ケーキは、お母さんとの手作り。美味しくできました。




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【予想の回顧】マイルCS、東京スポーツ杯2歳S、醍醐S(2014)

 日曜はマイルCS。
 本命◎ミッキーアイルは1番人気だった。いつものように二の脚でスーッと上がっていくが、ハナは切らず、ホウライアキコの後ろに収まる。しかし、かなり行きたがっている様子で、我慢できずに3コーナー過ぎに先頭に並びかける。前走もこんな感じだったので、何とか押し切ってくれないかと期待したのだが、4コーナーで引き離すどころか、後続に被せられると早々に失速して13着に惨敗。控える競馬の練習が足りなかった。結果論だが、ハイペースになってもハナを切ったほうがよかったのかもしれない。
 勝ったのは内を抜けてきたダノンシャーク。メンバーに恵まれた感はあるが、6歳にして念願のGIを取った。2着には先に抜け出していたフィエロ。今週も内をシュッと抜けてきた馬が上位を占めた。

 月曜は東京スポーツ杯2歳S。
 ◎クラージュシチーは中団のやや後ろ。スローで馬群がダンゴになる展開のなか、直線ではうまく外に出して進路を確保したが、伸びそうで伸びきれず、5着まで。力は出し切ったか。上位の馬とは決め手の差があった。
 1、2着は最後の最後に馬群をこじ開けてきたサトノクラウンアヴニールマルシェ。両馬ともいい切れ味を持っている。

 京都では醍醐S。
 本命◎シゲルカガは+26 kgで少し心配したのだが、休み前は馬体を減らしていたので許容範囲内と判断。予定通りこの馬から勝負した。
 レースでは好発を切り、すんなりハナを切る。競りかけてくる馬もいず、絶好の展開だ。直線でもリードを保ち逃げ混みを図ったが、寸前で人気の2頭にかわされて3着。展開が向いたのは確かだが、よく頑張ってくれた。
 馬券はワイドで勝っていたのが正解で、1-3着、2-3着のワイドをとった。人気馬との組み合わせだったのでそれほどつかなかったが、競馬は当たってナンボ。よしとしておきたい。

 今週は3戦1勝で、トータルもややマイナス。今年も残り5週。スカッと当てたい。

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2014年11月23日日曜日

【予想と与太話】東京スポーツ杯2歳S、醍醐S(2014)~追い切りで猛時計のこの馬で~

 今週は土・日・月の3日間開催。最初は目新しい感じもしたが、近頃はあまりニュースにもならなくなった。ローカルの開催を削ってこちらに充てているのだろうが、効果はどうなのだろう。短期的には馬券の売り上げは多少増えるのかもしれないが、ローカル開催を盛り上げる方策を練るほうが、長期的にはファン開拓に結びつくのではないだろうか。

 そんな月曜は、東京で東京スポーツ杯2歳ステークスが、京都で醍醐ステークスが行われる。この時期の2歳戦は難しいので、予想は醍醐Sを中心に。
 醍醐は京都府宇治市の地名。その昔、この地で湧いていた水を「醍醐味だ(最高に美味い)」と飲んでいた神様に出会った僧が醍醐寺を開いたのが地名の由来だそうだ。

山科・醍醐の歴史

 いま調べてみると、醍醐寺は世界遺産だそうだ。かなり由緒のあるお寺らしい。長年、京都周辺に暮らしながら知りませなんだ。

 レースにいってみたい。
 準オープンの芝1200 m戦。好メンバーが揃った。その中から、本命はシゲルカガ。今年の3歳はかなりレベルが高そう。4歳のレベルが低いこともあり、条件戦では3歳勢が幅をきかせている。休み明けは少し心配だが、前に行けそうな組み合わせなら。
 推奨穴馬はシゲルアセロラ。シゲル丼がないか。

 東京スポーツ杯2歳Sは、追い切りで好時計をマークしたクラージュシチーを狙う。

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2014年11月22日土曜日

【予想と与太話】マイルCS(2014)~アグネスデジタル以来~

 昨日は予想をアップできなかった。

 日曜は京都での今年最後のGI、マイルCSが行われる。京都の1600 mは紛れの少ないよいコースだと思うのだが、GIはこのレースだけ。もったいない気がしないでもない。
「紛れが少ない」ことを示すように、このレースはここ10年で1~3番人気が揃って連を外したのは1回だけ。しばしば穴馬が激走するが、人気馬が総崩れすることはない。今年もその傾向は続くと見た。
 本命は◎ミッキーアイル。現在1番人気だ。今年の3歳はレベルが高く(というか、4歳のレベルが低く)、ここでも勝負になると見た。外枠を引いたときは本命から外そうと思ったのだが、すんなりハナを切れそうなこの組み合わせなら何とかならないか。アグネスデジタル以来の3歳馬の戴冠を期待したい。
 推奨穴馬はホウライアキコ。3歳がレベルが高いのは牝馬も同様。春はパッとしなかったが着順ほど負けていない。ミッキーアイルとの行った行ったがないか。

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2014年11月16日日曜日

【予想の回顧】エリザベス女王杯、福島記念、デイリー杯2歳S、武蔵野S(2014)

 京都のメインはエリザベス女王杯。本命◎ショウナンパンドラはポンと出たが後ろからになってしまった。スローペース見込みだったので
「後ろすぎないか…」
と心配していると、4コーナーでは馬群がダンゴに。浜中騎手は内を突きたかったのだろうが、これでは無理。スムーズに外には出せたのだが、内を走った馬が上位を占める流れでは6着まで。前につけたかった。
 ラキシス、ヌーヴォレコルトと、内をスイッと抜けてきた馬が1、2着を占めた。今年のGIは「内を通る」ことが勝利の条件になる展開が多い。来週も頭に入れておきたい。
 そういう意味では、外から追い込んで3着に入ったディアデラマドレは強い競馬だった。もう目が離せない。

 福島記念は◎アロマカフェの末脚が不発に終わり、6着。見せ場がなかった。

 土曜は京都でデイリー杯2歳S。◎ケツァルテナンゴが折り合いを欠き、6着。気性の成長が待たれる。

 東京では武蔵野S。こちらは◎エアハリファが好位追走から直線半ばで抜けだして勝利をものにした、と思ったところに飛んできたのがワイドバッハ。最後はワイドバッハが半馬身かわしたところでゴール。
 馬券は馬連を厚めに押さえていたのでけっこう浮いた。

 今週は4戦1勝だが、そこそこついたのでトータルもトントンだった。

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2014年11月15日土曜日

【予想と与太話】エリザベス女王杯、福島記念(2014)~今年も再び~

 今週は、7週連続GIの初戦、エリザベス女王杯。その昔、エリザベス女王が来日したのを記念して、このレース名になった。女王は大の競馬好きで、昨年、所有馬がGIを制したのは記憶に新しいところ。女王の馬が日本に遠征してきたら盛り上がるだろうなあ。

 レースにいってみたい。
 例年通り、3歳か古馬か、どちらを取るか悩ましい。普通に考えれば、ここを一番の目標にしている古馬が有利だ。しかし実際は、秋華賞でピークに仕上げた3歳馬が、疲れをものともせずここでも激走するパターンが多い。昨年、もう上がり目はないと見られていたメイショウマンボが勝ったのが代表例だ。
 今年もこのパターンになると見て、本命は◎ショウナンパンドラ。前走のGI勝利がフロックなのかどうか、今回で明らかになるだろう。休み明け4走目だが、月に一度の出走ペースを守っており、まだ上積みが見込めそうという中間のコメント。2年連続での秋華賞馬の戴冠を期待したい。課題は距離延長と長い直線か。
 推奨穴馬は1枠の2頭、ラキシスフーラブライド。ともに叩き2走目の実力牝馬が怖い。もう一頭、大穴ならオメガハートロック。長期休養明け2走目で激走があるかも。

 福島記念は◎アロマカフェ。3歳時にラジオNIKKEI賞を制したこの地で、最後にひと花咲かせたい。

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2014年11月14日金曜日

【予想と与太話】デイリー杯2歳S、武蔵野S(2014)~初重賞制覇なるか~

 今週から有馬記念まで、GI七連戦。好スタートを切りたいところだ。
 そんな土曜の京都メインはデイリー杯2歳ステークス、東京メインは武蔵野ステークスである。

 デイリー杯は長い間、その世代の最初のGIIだったのだが、2歳戦線の番組変更に伴い、京王杯にその座を譲ることになった。何だか残念だが、こんなことを残念に思っているのは私だけかもしれない。
 デイリー杯は「デイリースポーツ」の名前を冠した競争である。デイリースポーツは神戸新聞の発行するスポーツ紙で、阪神タイガースを応援するための新聞である。シーズンオフも連日、阪神の話題で紙面が埋まっている。このレースに、ぜひトラキチシャチョウに出てもらいたかった。

 この時期の2歳戦はワケワカメなので、予想は武蔵野Sを中心に。
 今年から東京中日の冠がついたこのレース。チャンピオンズCの前哨戦のわりには手薄なメンバー構成か。それなら本命は◎エアハリファ。左回りのダートは2-1-0-0で休み明けも得意。最内枠はちょっと誤算だが、このメンバーなら。初重賞制覇を期待。
 推奨穴馬はトウショウフリーク。前走の大敗で人気を下げそうだが、休み明けは大の得意。

 デイリー杯2歳Sは◎ケツァルテナンゴが本命。

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2014年11月10日月曜日

書評 落合博満『采配』(ダイヤモンド社)

オレ流采配は、実は普通の采配だった


 落合氏がドラゴンズの監督を退任直後に、8年間の監督生活を振り返りつつ、選手の育成法や常勝チームの作り方などについて語った本である。
 落合氏の指導法や采配は「オレ流」と呼ばれ、慣例にとらわれない斬新な発想によるものだと思われている。しかし本書を読むと、このオレ流が突飛な発想ではなく、むしろ当たり前のことのように思えてくる。
 川崎投手の開幕投手抜擢、完全試合目前の山井投手の交代劇などなど、オレ流の例はいくらでも出てくるが、それぞれにちゃんとした根拠があるのだ。本書でその根拠がていねいに説明されているので
「なるほどなあ」
と感じると同時に
「オレ流って、むしろ普通じゃん」
と思えてしまうのだ。

 オレ流の人の育て方の極意は
「自分で考えることのできる選手にする」
ということに尽きる。当たり前といえば当たり前のことなのだが、かといってなかなかできることではない。指導者はえてして、自分の成功手法を持ち出して、選手に手をさしのべてしまいがちだ。人を育てる(率いる)立場の人には思い当たる節があるだろう。
 しかし落合氏は「自分で考えさせる」ことを徹底する。そのため「冷たい」という印象を持たれてしまうのだろう。だがこれは反対で、手取り足取り指導することはむしろスポイルであり、突き放して自分で考えさせることが本当の愛情なのだということがよく分かる。
 この指導法は、最近読んだ森繁和氏の『参謀』に書かれていることと全く同じである。監督である落合氏と、その腹心である森氏の考え方に全くズレがないのだ。こういう組織は強い。部長と課長の考え方が違う組織などは、歯が立たないだろう。8年間で4回優勝という圧倒的な実績が、その証拠である。

 しかし私が最も印象に残ったのは、指導法や采配ではなく、最後の節に書かれていることだった。
「仕事の成果と幸せにに生きることは、別軸で考える」
というタイトルの最終節が心に響いた。
「自分の人生、自分で責任を持って、自分で考えろよ」
と言われたような気がした。



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2014年11月9日日曜日

【予想の回顧】みやこS、アルゼンチン共和国杯、ファンタジーS、京王杯2歳S(2014)

 日曜は京都でみやこS。
 本命◎ナムラビクターは先行集団を見る外の位置をキープ。3コーナーから得意の外マクリを決め、直線半ばで先頭に立ったが、後ろから来た1、2着馬にかわされて、惜しくも3着。結果論になるが、先頭に立つのが少し早かったか。
 1着のインカンテーション、2着のランウェイワルツは展開が向いた感。次走では過信は禁物かも。

 東京ではアルゼンチン共和国杯。
 ◎フェイムゲームは中団馬群の後方のインを追走。4コーナーもラチ沿いを回り、ラスト250 mで外に持ち出して前をかわしてゴール。2馬身半差の完勝だった。次走はJCか。一発があるかもしれない。
 2着に、前に行ったクリールカイザーが残り、馬連を取った。

 土曜は京都でファンタジーS。
 ◎ダノングラシアスは中団のやや後ろ。直線では窮屈なところを抜けてきて前の馬を追ったが、半馬身差まで迫ったところがゴール。スムーズにさばければもう少し際どかったかもしれない。
 勝ったのは最低人気のクールホタルビ。前走の大敗で評価を下げていたが、最低人気とは。
 馬券はクールホタルビを押さえておらず、ハズレ。

 東京では京王杯2歳S。
 ◎ロンバルディアが直線入り口で早くも脱落。ブービー(最下位の馬は故障だったので実質最下位)に終わった。何かあったのか。

 今週は4戦1勝。他もチョロッと当たり、チョロ負け。大負けよりはよいのだが、スカッと勝ちたいものだ。

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2014年11月8日土曜日

【予想と与太話】みやこS、アルゼンチン共和国杯(2014)~安定感を買う~

 今週はGIはひと休み。京都でみやこSが、東京でアルゼンチン共和国杯が行われる。
 みやこSはJCダート(今年からチャンピオンズC)の前哨戦として作られた重賞で、今年で5回目。以前はオープン特別だったのが、重賞に格上げされた。
 重賞格上げ後はトランセンド、エスポワールシチー、ニホンピロアワーズ、ローマンレジェンドなどのGI馬を輩出し、レベルの高いレースとなっている。今年も実績馬と登り馬が入り混じり、今冬のダートGI戦線を占う一戦になりそうだ。

 レースにいってみたい。
 古豪ニホンピロアワーズに、これからGIを狙っていこうという登り馬が挑戦するという構図。本命は◎ナムラビクター。重賞を含む7勝の実績はここでは上位。ダートで掲示板を外したのは1回だけという実力馬だ。ここを勝って、胸を張ってGIへ。
 推奨穴馬はサトノプリンシパル。いまいち期待に応え切れていない現状だが、人気の下がったここでポンとハナを切れれば。

 アルゼンチン共和国杯は◎フェイムゲームを狙う。こちらの推奨穴馬はラブリーデイ

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2014年11月7日金曜日

【予想と与太話】ファンタジーS、京王杯2歳S、京都ジャンプS(2014)~外回りに変わって~

 今週から開催が変わり、京都競馬もラスト4週。早いものだ。
 GIは一休みだが、今週は土曜に三つ、日曜に二つ、合計五つの重賞が行われる。こんな週も珍しい。来週からのGI七連戦に向けて弾みをつけたいところ。

 そんな土曜は京都でファンタジーSと京都ジャンプSが、東京で京王杯2歳Sが行われる。しかし
「同じ日に同じ距離の2歳重賞をしなくてもいいのに」
と思うのは私だけだろうか。
 ファンタジーSは「KBS京都賞」の冠がつくレースである。KBS京都は土曜競馬を中継している京都のローカルテレビ局だ。今でこそ土曜の15:00~16:00しか中継していないが、かつては午後のレースをすべて生中継していた。私も、昼飯を食べながら『バラエティー生活笑百科』を見て、12時半からKBSの競馬中継という生活パターンを長らく送っていた。懐かしいなあ。今いくよ・くるよのコンビが千代原口交差点の工事のCMをずーっとやっており
「いつになったら工事が終わるのか…」
と思っていたものだが、数年前に完成したようだ。

 レースにいってみたい。
 今年は例年にもまして1勝馬が多い印象。どこからでも入れそうだ。本命は◎ダノングラシアス。前走は追い出しを待たされた分だけ届かなかったが、いい末脚を見せた。外回りに変わってさらに前進を期待したい。
 推奨穴馬はニューエディション。前走が好時計だった。

 京王杯2歳Sは◎ロンバルディアが本命。2走目の上積みで逆転まで。

 京都ジャンプSは障害3走目でまだ上積みが見込める◎トウカイルーチェを狙う。

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2014年11月6日木曜日

書評 東野圭吾『怪しい人びと』(光文社文庫)

たしかに「怪しい」。しかし、わざとらしい怪しさではないところが、さすが東野氏。


 1998年に刊行された、東野氏の初期の短編集。いずれも一人称で語られる、ミステリー色の濃い短編が七つ収められている。各話には「怪しい人」が出てきて、もちろん事件の鍵を握っているのだが、この怪しさが自然というか何というか、わざとらしくない怪しさなのだ。そのため
「何がどうなったんだろう」
とついつい読んでしまう。

 いかにも怪しい人びとを登場させて、いかにもミステリーな舞台を構築し、読者をグイグイ引き込む古典的なミステリーもいいが、それとはちょっと違う。
「ん? なんかヘンだなあ…」
という感じなのだ。
 それでいて「引き」が弱いことはなく、ページをめくる手が止まらない。あっという間に読み終えてしまった。

 東野氏の作品は、毎度毎度あっという間に読み終えてしまうので、コストパフォーマンスが低いのが難点だ…。



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2014年11月3日月曜日

娘(小1)のピアノの発表会

 先日、娘(小1、6歳)のピアノの発表会があった。娘は今年の春からピアノを習い始めたので、ピアノ歴は約半年。初めての発表会だ。
 曲目はアントレ。数ヶ月前から練習を重ねていた。最初はうまく弾けずにグズることもあったのだが、じきにひと通り弾けるようになり、最後は「聴かせる演奏」を意識できる程度になった。とはいえ、ノーミスで弾き終えられることは少なく
「こんなんで大丈夫なのかなあ」
と親は少し心配していた。

 そして本番。娘は下っ端なので2番目の演奏だ。1番目の子がたどたどしい演奏をしてくれたので、ちょっとホッとした。「みんな、完全な状態で出てくるのかも」と考えていたのだが、そうではないらしい。
 いよいよ娘が登場。


少しミスはあったが、上手に弾き終えた。よくできました。一生懸命、練習した甲斐があったね。
 後で聞くと
「別に緊張せんかったで」
とのこと。鈍感なのか剛胆なのか微妙なところだが、練習を積んで自信があったのだと、前向きに解釈しておこう。それとも、本人がそうとは認識していないだけで、それなりに緊張していたのかもしれない。私も、このくらいの年の頃はそうだったように思う。


 いままでは私が学生時代に買ったキーボードで練習していたのだが、これを期に電子ピアノを買おうと思う。楽譜も読めるようになってきて、かなり一人で練習できるようになってきた。両親の厳しい指導にもめげず、よく頑張っている。自分でやると言い出したことを続けていこうという姿勢は、おおいに評価してあげたい。

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2014年11月2日日曜日

【予想の回顧】天皇賞・秋、スワンS、アルテミスS(2014)

 天皇賞・秋は予想に反して良馬場で行われたため、本命をエピファネイアからフェノーメノに変えた。そのフェノーメノは中団の後ろにつけた。4コーナー手前から外に持ち出すが、直線は不発で14着に終わった。直線入り口で同じような位置にいた馬が勝ったのだから、流れもそれなりに向いたはず。何かあったのだろうか…。
 勝ったのはスピルバーグ。後方待機から外に持ち出して一気に差しきった。昨年のジャスタウェイを思い起こさせる勝ちっぷりだった。名門、藤沢厩舎が久々のGI制覇。今後が楽しみだ。

 土曜は京都でスワンS。
 ミッキーアイルが控えたため、本命のベルカントがハナを切った。「シメシメ」と思っていたのだが、3コーナーでミッキーアイルが先頭に立つという変則的な流れになり、早々に手応えをなくして7着に惨敗。リズムを狂わされたか。
 勝ったミッキーアイルは強かった。序盤は控える競馬を試したのだろう、ハナを譲ったのだが、押さえきれなくなったのか3コーナーで先頭に。直線では前に行った馬が失速するなかで、最後まで先頭を守りきった。マイルCSの1番人気は確定か。

 東京ではアルテミスS。
 本命◎レッツゴードンキは直線で窮屈になりながらもグイグイ伸びて2着に差し込んだが、1着のココロノアイを押さえておらず、馬券はハズレ。

 今週も3戦3敗。他がチョロチョロ当たっているので惨敗は免れているが、パッとしないなあ…。

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2014年11月1日土曜日

【予想と与太話】天皇賞・秋(2014)~消去法で…~

 今日は所用があるので手短に。
 今週は天皇賞・秋。下半期の三大GI開幕戦だ。このレース、外枠が不利なのは周知の通り。この10年、8枠からの連対はなし。7枠で連対したのもゼンノロブロイ(2回)、ダイワメジャー、ウオッカと超のつく一流馬ばかり。それも6年前以前の話で、ここ5年は7、8枠は連対していない。いかに不利かが分かる。

 有力馬は4頭で、そのうち3頭は休み明け。それなら3歳でもイスラボニータを狙おうと思っていたのだが、痛恨の外枠。評価を下げる。
 すると浮上するのがフェノーメノ。まずまずの枠を引いたし、休み明けは得意。これを本命に…と思っていたのだが、天気は雨模様。これも評価を下げる。
 残る2頭のうち、ジェンティルドンナは絶好の最内枠を引いたのだが、宝塚記念9着という成績が気にかかる。宝塚記念からの直行組で結果を残した馬は、いずれも掲示板は確保していた。また、この馬も渋った馬場が得意とは思えず、評価を下げる。
 となると残るのが◎エピファネイア。海外遠征明け初戦というのはやや気がかりだが、角居厩舎ならしっかり仕上げてくれないか。菊花賞馬だが、距離はむしろこれくらいのほうがよさそう。その菊花賞勝利が不良馬場でのもの。馬場も向きそうだ。他の馬の脱落により、押し出された本命というのがどうもパッとしないが…。
 推奨穴馬はデニムアンドルビー。重馬場は鬼かも。

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【お父さんの週末料理】2024年3月20・23・24日<small>~今月のから揚げ大会~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高1)、息子(中1)の4人、  雨の多い一週間だった。  3月20日(水・祝)   娘は早朝から部活で神戸へ。息子の野...