2016年3月24日木曜日

【映画評】『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)

圧巻の映像が支える、極上のエンターテインメント

 マッドマックスシリーズははじめて観た。正直、いままでは観ようとも思わなかったシリーズだ。いまさら、それをなぜ観たか。理由はもちろん、アカデミー賞。なぜこの作品が、アカデミー賞で高い評価を得たのか、それを知りたかった。

 結論は「観て納得、観てなるほど」の大スペクタクルだった。広大な砂漠、深い山岳地帯、そこにそびえる要塞や、走り回る二輪車。圧巻の映像に圧倒される。
 本作品が受賞したアカデミー賞は編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞、録音賞、音響効果賞。いずれも、映像と音響に関する部門だ。この映像と音響を背景に、ハラハラ・ドキドキの追走劇が繰り広げられる。(失礼だが)ストーリーは二の次。シリーズ前三作品の知識が皆無の私にも十分に楽しめた。


 この映画を観て連想したのが「北斗の拳」。環境が破壊された後の世界で、暴力とカリスマで人々を支配する悪組織。広がるのは広大な砂漠とオアシス。子を産める女は貴重品で、庶民の手には届かない。雑魚キャラがジープやバイクで走り回り、庶民を虐げる。
 北斗百裂拳や「ひでぶ」こそ出てこないが
「お前、北斗の拳、読んだやろ」
とツッコみたくなった。




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