今週はエリザベス女王杯。そしてその裏ではひっそりと福島記念が組まれている。秋の福島開催には、その昔、福島記念とともに、カブトヤマ記念という名物重賞があった。私はてっきり山の名前だと思っていたら、そうではなく馬名だと知ったのはずいぶん後になってからだった。
カブトヤマは1933年の第2回の日本ダービーを制した馬。戦前の名馬だったのだそうだ。そして、その産駒のマツミドリが1947年のダービーに優勝。内国産種牡馬として初の偉業を成し遂げた。そのためかどうかは分からないがカブトヤマ記念はマル父限定重賞だった。いまやマル父やマル外の表記は馬柱からも姿を消し、すっかり死語となってしまって久しい。カブトヤマ記念も2003年を最後になくなってしまった。サンデーサイレンスが日本の競馬を変えたということなのだろう。
レースにいってみたい。予想はエリザベス女王杯を中心に。
報道にもあるように、好メンバーが揃った。迷いに迷った本命は◎モズカッチャン。良馬場になりそうなのを確認して、最終決定した。本命の理由の一つは3歳であること。古馬はこのレースが大目標。一方、3歳馬は秋華賞でいったんピークに仕上げてからこのレースなので、古馬のほうが有利に見えるのだが、なぜかこのレースは3歳がよく走る。
そこで本命は秋華賞1~3着馬に絞られた。ディアドラは秋華賞で本命にしてお世話になったのだが、重馬場が味方したような。リスグラシューは豊騎手にふられたのがやや気がかり。
というわけでモズカッチャンが本命。今回も得意の内枠を引いた。いつものように、内をスルスルと抜けてほしい。和田騎手が降ろされたのは残念だが、デムーロ騎手なら抜かりなく乗ってくれるだろう。馬券は、枠連で勝負するかも。
推奨穴馬はジュールポレール。昇級は形だけ。
福島記念は人気でも◎サンマルティン。ただし、大外枠は誤算。
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