2012年8月31日金曜日

2012札幌2歳S、北九州短距離S オレの予想を聞いてくれよ

 札幌、新潟、小倉が今週で終わり、来週からは阪神、中山で秋競馬が開幕。朝晩は秋の虫も鳴き始めたし、夏の終わりが近づいているようだ。

 今週は土曜に札幌で、日曜に小倉で、2歳の重賞がある。昨年までは小倉と新潟で同じ日に2歳Sが行われるのが恒例になっていたが、北海道開催の日程が変わったためか、このようになったようだ。
 この時期の2歳戦は比較が難しい。札幌2歳Sも、1戦1勝の馬が6頭、まだ連を外していない馬が(その6頭を除いて)3頭、しかも1番人気になりそうなのはそれ以外の馬。予想しづらい。
 というわけで、小倉メインの北九州短距離Sを中心に予想する。

 北九州短距離は、長年行われているオープン特別…と思っていたら、準オープンだった。いつの間にそうなったのだろうか。例によってグーグル先生に聞いてみると…2007年から準オープンに格下げとなったそうだ。なぜなのだろうか。
 アグネスワールドが1分6秒5の日本レコードを出したのが1999年のこのレースだったらしい。言われてみれば記憶が蘇ってくる。武豊騎手を背に、逃げてぶっちぎったのだったか。今週、そのアグネスワールドが亡くなったのは何かのサインか。

 さて予想にいってみたい。
 勢いのある3歳馬が人気を集めそうだ。私の本命もその中から◎アースソニック。1200 mでは崩れていないし、ここは展開も向きそう。ハイペースに乗じて、ズバッと差してもらいたい。
 推奨穴馬はケンブリッジエルバンガロール。ともに休み明けの6歳馬だが、ハマれば。

 札幌2歳Sはマイネルホウオウコスモシルバードの同居した5枠から勝負。

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2012年8月30日木曜日

書評 山際淳司『スローカーブを、もう一球』(角川文庫)

 8人のアスリート(一つはチームだが)をとりあげたスポーツノンフィクション。
 江夏投手を除く7名は無名のスポーツマンたちばかりだが、それぞれが実に興味深いスポーツ人生の持ち主である。
 共通点といえば、スポーツが人生そのものということだろうか。人生をスポーツにどっぷりと浸した男たちの物語だ。

 掲載順に概要を示す。

「甲子園で延長18回を戦った簑島-星陵戦」
「日本シリーズ第7戦の9回に見せた江夏豊のピッチング」
「幻のオリンピック代表選手」
「ドラフト外で巨人に入団したが打撃投手へ転身した選手」
「ストイックとは対極にあるチャラボクサー」
「車の販売員をしながらスカッシュの日本一の座を守り続ける男」
「無名進学校野球部の快進撃の立役者であるエース投手」
「黙々と記録を伸ばし続ける棒高跳び選手」

 よくこんなネタを次々に拾ってこれるものだ。そこが、山際さんの目の付け所の良さと、取材力のすごさなのだろう。

 私が特に面白いと思ったのは、三つ目の「幻のオリンピック代表選手」を扱った「たった一人のオリンピック」だ。幻のオリンピック代表選手と聞いてピンとくる人も多いだろうが、彼はモスクワオリンピックの代表選手である。種目は一人乗りボート(シングル・スカル)。しかしこの物語は
「せっかくオリンピック代表になったのに、出られなくてかわいそう」
という話ではない。彼がオリンピック代表になるまでの過程が面白いのだ。彼がオリンピックを目指したのは、学生時代に雀荘に入り浸っていたときに
「おれの人生、これじゃイカン」
と思ったのがきっかけだという。そんな不良大学生がオリンピック代表になっていく様子は、読んでのお楽しみ。

 八つの短編には
「努力したけど結果が出ない」
などというような、ありがちな話は一つもない。根性・努力などの言葉は少なく、ある意味淡々と、スポーツに身を捧げた男たちの物語が綴られる。

 山際さんのネタ集めの能力と、それを読ませる切り口には脱帽だ。早逝が悔やまれる。




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2012年8月27日月曜日

娘とピザ作り

 先週の金曜日、遅めの夏休みをとった。せっかくだからということで、娘(4歳)と息子(2歳)の保育所はお休みにして、親子3人で一日過ごすことにした(お母さんは仕事)。とはいえ、普段の土日でもこういうシチュエーションはよくあるので、それほど特別な一日というわけでもないんだけど。

「平日の休みだから何かやってみるか(土・日はお父さん競馬で忙しいし)」
というわけで「生地からピザを作ってみよう」大会を行うことになった。参考にしたレシピはこれ

基本のピザ生地(All About)

ただ、強力粉が200 gしかなかったので、強力粉200 g、薄力粉100 gで作った。粉をふるって、ぬるま湯と混ぜて、親子でコネコネ…。生地が手にベタッとくっついたりして、なかなか難しい。しかし、最後はうまくまとまった。
 生地を発酵させている間にオヤツ。こちらもお父さんの手作り白玉(あんこは市販品)。


 発酵した生地を打ち付け、空気を抜いて二つに分ける。娘はバンバンやるのが楽しいらしく、大喜び。そして、できた生地がこれ。なかなかいい感じだ(自画自賛)。


 そしてトッピング。娘は、そろそろ飽きたのとテレビが始まったのとで、不参加…。私が一人寂しく飾り付けました。市販のパスタソース(ホワイトなんたら)をベースにしたものがこちら。


 こちらも、ベースは市販のピザソース。


 二つとも、ちょっと張り切って具を乗せすぎた。素人が料理すると、こうなりがちですな。
 オーブンレンジで焼くこと20分。できあがり。


 肝心の味はどうかというと
「なかなかイケる!」
と思ったのは大人だけのようで、子どもの反応は微妙…。特に白いほうは、カルボナーラ系でコショウがきいていたので不評だった。まあ、そんなもんだよね。

 また作りましょう(今度はもうちょっとシンプルに)。

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2012年8月26日日曜日

2012キーンランドC、新潟2歳S、エルムS、宮崎S 予想の回顧

 土曜札幌はエルムS。◎ローマンレジェンドは前を見る位置からレースを進める。3コーナーから進出すると、4コーナーではエスポワールシチーに並びかけ、直線はこの2頭のマッチレースに。最後はクビ差で振り切った。馬券は、エスポワールシチーを押さえておらず、ハズレ。相手を絞っただけに仕方ない。
 59 kgのエスポワールシチーの頑張りには驚いた。まだまだ終わっていないようだ。

 土曜小倉の宮崎Sは、本命◎マイネルバイカが直線入り口で先頭に立ったが、最後は差されて3着まで。前を追いかけすぎたというのは結果論だろうか。

 日曜札幌はキーンランドC。◎ダッシャーゴーゴーは3番手を進み、直線ではパドトロワとの一騎打ち。最後はハナ差届かなかったが力は示したということか。馬券はパドトロワを蹴飛ばしていたため、ハズレ。

 新潟では新潟2歳S。◎カラフルブラッサムは直線でなかなか進路が確保できなかったこともあり、5着まで。スムーズでも勝ち負けまでは厳しかったか。
 勝ったザラストロはともかく、2着のノウレッジにはビックリ。こりゃ獲れん。

 今週は屈辱の4戦4敗。ヒモの選択に失敗した。

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2012年8月25日土曜日

2012キーンランドC、新潟2歳S オレの予想を聞いてくれよ

 今週は小倉では重賞がなく、札幌と新潟で一つずつ。
 札幌ではキーンランドカップ。今年で7回目という、まだ新しい重賞だ。それより前はどうだったかなあと思って調べてみたら、何と1000万条件のレースだったようだ。1000万条件のレースがいきなり重賞に格上げされるのも珍しい。
 現在は、サマースプリントの中では数少ない別定戦ということもあり、スプリンターズSの前哨戦という位置づけである。しかし、ここをステップに本番を制した馬は昨年のカレンチャン1頭だけらしい。さて今年は、このレースから本番の勝ち馬が出るのかどうか。

 レースにいってみたい。
 ここは、56 kgなら◎ダッシャーゴーゴーで仕方ない。北海道で走るのが初めてという点が少し気がかりだが、重賞3勝、GIでも好勝負をしてきた実績は2枚も3枚も上だ。
 推奨穴馬は北海道大好きのグランプリエンゼルテイエムオオタカに加え、前走の敗戦で一気に人気を下げたビウイッチアス

 新潟2歳Sは、本命◎カラフルブラッサム、推奨穴馬モーニングコール

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2012年8月24日金曜日

2012エルムS、宮崎S オレの予想を聞いてくれよ

 暦のうえではもう「残暑」の季節らしいが、まだまだ暑い。

 ところでスポーツ報知の「ケイバ女子会」という連載をご存じだろうか。(少なくとも関西では)毎週水曜日に連載されている記事である。厩務員、装蹄師、獣医、広報など、JRAに所属する女性を特集したものなのだが、これがなかなか面白い。
 取り上げられている女性たちがみな美人だということも大きな魅力の一つだが、それだけではない。JRAにはいろいろな職種があり、さまざまな活動を行っていることが垣間見えるところがいい。興味のある方は(巨人ファンでなくても)ぜひ水曜日のスポーツ報知をご覧いただきたい。

 さて、今週は土曜・日曜と札幌で重賞がある。土曜はエルムS。
「いつの間に重賞になったのだろう。2年前か、それとも3年前か」
と思ったら、今年で17回目。何か別のレースと間違えているのだろうか…。このところ、脳みその劣化がさらに進んでいるようだ。

 レースにいってみたい。
 断然人気だろうが、ここは◎ローマンレジェンドにとって通過点だろう。北海道で走るのは初めてというのは少し不安だが、それさえ克服なら圧勝もあると見た。どこまで登り詰めるのか楽しみだ。
 本命が人気馬なので、相手を絞る必要がある。前走しらかばSで1、2着のサイレントメロディセイリオスを相手に選びたい。
 堅く収まるという見立てだが、しいて挙げるなら推奨穴馬はグランドシチー。ここ3走続けて2着の馬の印が薄い。

 小倉のメインは宮崎S。準オープンのハンデ戦。本命は3歳馬の勢いを重視してマイネルバイカ。4連勝なるか。

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書評 ピーター・グロース『ブラディ・ダーウィン もう一つのパール・ハーバー』(大隅書店)

 まさに「もう一つのパール・ハーバー」だ。
 本書は、第二次大戦の開始直後に、日本軍が圧倒的な空軍力をもってオーストラリアのダーウィンという都市を爆撃した際の詳細な記録である。

 第二次大戦において日本が加害者である出来事の一つにパール・ハーバーがあることは、ほとんどの日本人が知っている。しかしそのすぐ後に、同様の空襲をダーウィンに行ったことを、どれほどの人が知っているだろうか。私は本書を読むまで、その事実はまったく知らなかった。
 日本軍によるダーウィン空襲を、おもにオーストラリアの視点から、さまざまな資料を精査して再現したのが本書である。空襲のリアルさが伝わってくる。

 日本で「空襲」というと、日本が空襲「された」話がほとんどだが、日本も空襲「して」いた事実にも目を向ける必要があるだろう。
 どの国でもそうなのだろうが、自国が被害者となった歴史には多くの目が注がれるが、加害者となった歴史はあまり注目されない。
 たとえば日本でも、原爆の被害に対しては毎年注目が集まり、欧米(とくにアメリカ)の人が原爆の悲惨さを見て涙するシーンなどは、よくテレビでも取り上げられている。しかし一方で、何人の日本人が(たとえば)南京を訪れ、南京大虐殺の悲惨さに涙しただろうか。私が知らないだけでそういう人はたくさんいるのかもしれないが、それを報じたマスコミはどれだけあるのだろうか。
 原爆に対するアメリカの反省を促すことはもちろん必要だが、自分たちの行いにも目を向ける必要があるのではないか。私は戦争報道を見聞きすると、このようなことを思う。
 その意味でダーウィン空襲は、あまり知られていない事実だけに、日本人も比較的フラットな立場で本書を読めるのではないだろうか。加害者としての日本を知るには好適な本だと言えるだろう。

 パール・ハーバーがあれほどまでに知られているのに対し、ダーウィンがまったく知られていないのはなぜか。本書を読むとよく分かる。その最大の理由は、被害者(オーストラリア)側が、この事実を隠したいと考えたからだ。
 歴史の記録は、そのときどきの世論や政治によって、いかようにも変わっていくことが改めて理解できる。



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【お父さんの週末料理】2024年4月13・14日<small>~葉っぱで巻き巻きしました~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  今週も娘は部活、息子は野球の週末。  4月13日(土)   娘は午前と午後で部活を掛け...