2014年9月11日木曜日

白浜でアドベンチャーワールド、エネルギーランド、魚釣りに行ってきた 一日目~小1(6歳)と年少(4歳)の子どもと一緒に~

 今年の夏の家族旅行は、白浜へ行ってきた。
 娘が1歳のときにも行ったのだが、娘(いまは小1の6歳)はそのときのことは覚えていないと言うし、当時はまだ生まれていなかった息子(いまは年少で4歳)もパンダを見てみたいと言うし、5年ぶりに再訪した。

【出鼻をくじかれる】
ほぼ予定通りの時刻に出発。高速道路を乗り継いで、約3時間の予定だ。ところが出発してすぐ、ラジオで交通情報が入った。
「阪和道で火災が発生。渋滞10 km」
とのこと…。いま、まさにそこを目指して走っているのに、何てこった。後で調べると、トラックが炎上し、阪和道が通行止めになっていたらしい。

阪和道下り線で車両火災 和北IC~和歌山IC間が一時通行止め

 そこへ着くまでに渋滞が解消されていることを期待したのだが、そうは問屋が卸さず、見事に渋滞に巻き込まれた。久しぶりに大きな渋滞に巻き込まれた。小学生以来かもしれない。火災現場では、真っ黒なトラックが横たわっていた。いったい、何が原因だったのだろう。

【海の幸で昼食】
 30分以上ロスしたが、ようやく白浜に到着して昼食。海鮮問屋丸長という店で寿司や刺身を堪能した。値段はそれなりにしたが、さすが白浜、海の幸が美味い。
娘が選んだのは手巻き寿司セット。


 自分で手巻き寿司を作って食べるという、なかなか楽しそうなメニューだ。ところが、娘のテンションがいまいち上がらず、食が進まない。申し訳なかったが、少し残して店を後にした。

【エネルギーランドへ】
 続いて、白浜エネルギーランドへ。関西電力関連のミニテーマパークなのだが、ここがなかなか面白い。まずは「トリックアートハウス」へ。


 板の上を歩いているように見えないだろうか。でも実はこれ、すべて平面なのである。落ちそうになっている息子が平然としているのも、そのためなのだ。立体的に見えるのは目の錯覚なので「トリックアート」というわけだ。

 続いて体力測定コースへ。写真のような遊具(?)をいくつクリアできたかで、体力を測定するというもの。



体力測定というよりも、アスレチックに近い感覚だった。10歳くらいの子どもなら存分に楽しめるだろう。4歳の息子には、ちと早かったようだ。

 そしてミステリーゾーンへ。写真はわが家のものではなく、エネルギーランドのウェブサイトに載っていたもの。


人が傾いているように見えるだろうが、そうではなく、建物のほうが傾いているのだ。写真の人は笑っているが、これがなかなか気持ち悪い。平衡感覚が狂わされて、フラフラしてしまう。娘は
「もうイヤや~」
と半泣きだったし、息子はバランスを失って派手に転んでいた。また行きたいとは思わないが、人には
「けっこう面白いで。行ってみたら?」
と勧めたくなる施設である。

【夕食はホテルでコース料理】
 たっぷり遊んだ後はホテルへ。さっそく大浴場で気持ちよく汗を流した。
そして夕食。当初は外で夕食の予定だったのだが
「ホテルで食事をしてくれる方を優先的に予約します」
ということだったので、渋々ホテルのレストランを予約していた。足下を見てるなあ(怒)。
 ただ食事は美味しかった。フレンチとイタリアンをミックスさせたコース料理で、前菜からメインまで、どれも絶品。特にエビを使ったパスタは美味だった。もし近辺に住んでいたら、間違いなく行きつけにするのになあ。ご馳走様でした。


【最後にまたアクシデントが】
 一日目も無事に終了し、ネンネタイム…と思っていたら、どうも娘の様子がおかしい。熱があるようだ。昼食が進まなかったのも、エネルギーランドで「もう帰りたい」とか言い出したのも、このせいだったようだ。気づかなくて悪かったね。
 明日はメインイベントのアドベンチャーワールドなのに、娘はホテルで静養かも…。

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2014年9月9日火曜日

書評 佐々木譲『人質』(ハルキ文庫)

携帯電話OK、トイレも自由に行けるという、ちょっと変わった監禁もの


 札幌のレストランで起きた人質監禁事件と、政治家が不法に得た大金を奪い取ろうとする恐喝事件。この二つの事件が背後で絡み合いつつ、息詰まる駆け引きが繰り広げられる。
 人質事件を担当するのは、北海道警の佐伯や津久井のチーム。佐々木氏の作り出した名キャラクターたちが、今回はどのように事件を解決するのか。佐々木氏お得意の、緊迫スリルサスペンス。

 人質事件では、犯人たちが人質に携帯やスマホを使わせるのが、本作品の特徴。武器や暴力で威嚇するわけでもなく、人質にはあくまで「協力」という形を取らせるのだ。しかし、決してユルイわけではない。現場の緊張感がビシバシ伝わってきて、ページをめくる手が止まらない。謎解きやどんでん返しがあるわけではないが、あっという間に読み終えてしまった。
 限定された空間を設定し、そこで起こる事件の緊迫感を書ききる手腕には「毎度お見事」としか言いようがない。

 今回も、佐伯の「男っぷり」がいい味を出している。初期の頃よりも、ハードボイルド指数がかなりアップしているように感じるのは私だけだろうか。




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映画評『四十九日のレシピ』

共感できないシーンや、ストーリーのつながらないところはたくさんあるのに、なぜかポロポロと涙がこぼれてくる


 威張っているくせに、妻にはおんぶに抱っこだった初老の男。その妻とは血のつながっていない娘。そこへ天然ボケのメイド風ギャルと、日本語のあまり話せない日系ブラジル3世の青年が加わって、奇妙な共同生活が繰り広げられる。なんとなく、ありがちな設定なのだが、そこがいい。

「これはないやろう」
「なんか話がよくわからないなあ」
と思っていると、突然、不意を突かれて涙がポロポロ落ちてしまう。ありがちな設定で油断させられるため、そうなってしまうのかもしれない。
「こんな太陽のような、すべてを包んで背後から優しく見守ってくれる人なんているわけないやん」
と思いつつ、その女性の生前の姿が蘇ってくる度に、涙腺が熱くなってしまうのだ。
 普通なら「ありがちやなあ…」としらけてしまうのに、そうならないところが不思議な映画だった。

 一つ苦言を呈しておきたい。見る前には知らなかったのだが、本作は原作小説を映画化した作品である。なるほど、だから腑に落ちない展開がたびたび見られるのだろう。時間の制限もあるのだろうが、そこはもう少しうまく処理するなり、割愛するなりして、ストーリーに整合性を持たせてほしかった。




2014年9月7日日曜日

【予想の回顧】小倉2歳S、新潟記念、札幌2歳S、北九州短距離S(2014)

 日曜の小倉メインは小倉2歳S。◎セカンドテーブルは後方から。逃げるとは思っていなかったが、ここまで後ろとも思わなかった。3コーナーから差を詰めて、馬群を縫うように差してきたが7着まで差を詰めるのが精一杯だった。結果論だが、外を回したほうがよかったのかもしれない。
 勝ったのは大外を回ったオーミアリス。15番人気で単勝万馬券。やはりこの時期の2歳戦は難しい。国分優作騎手は重賞初制覇だったらしい。まだ勝っていなかったとは意外だった。

 新潟では新潟記念。◎マーティンボロは1番人気。人気するだろうとは思っていたが、1番人気とは…。このレース、1番人気が10年以上勝っていないのだ。
 マーティンボロは好発を切るが、スッと下げて中団から。直線入り口では内に押し込められ、直線半ばではかなり窮屈になったが、狭いところを抜けてきて見事に差しきった。なかなかの勝負根性だ。ローウィラー騎手の手綱さばきも冴えた。欧米の騎手は狭いところでも強引に抜けてくる。1番人気連敗のジンクスもストップさせた。
 馬券は2着のクランモンタナを押さえており、馬連を取った。

 土曜は札幌で札幌2歳S。
 本命◎ミュゼエイリアンは行き脚がつかず、後方から。しかしこれは想定内だ。3コーナー過ぎから仕掛けて、4コーナーでは大外へ。
「いくら何でも外を回しすぎやろ」
と諦めかけていたら、グイグイ伸びてきた。
「差せ~」
という声とともに突っ込んできたのだが、アタマ差の4着。ワイドで流していたので惜しかった。
 勝ったのはミュゼエイリアンと同じようなコースを走ったブライトエンブレム。2着争いを尻目に、1馬身4分の1差の完勝。今後が楽しみだ。

 北九州短距離Sは◎ロードガルーダがいい位置で直線を向いたのだが、前にはつき離され、後ろには差されて6着。人気(3番人気)の馬でこういう結果だと、ヘコみますなあ…。

 今週は4戦1勝だが、他がまずまずだったのでチョロ負けで済んだ。札幌2歳Sが惜しかったなあ…。

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2014年9月6日土曜日

【予想と与太話】小倉2歳S、新潟記念(2014)~新人騎手の重賞制覇へ~

 小倉の最終日を飾るのは、例年通り小倉2歳S。同じ頃に行われる新潟2歳Sや札幌2歳Sがクラシックにつながるレースなのに対し、こちらはさっぱり結びつかない。1200 mという距離のためだろう。
 しかし、小倉2歳Sはそれでよいのだ。クラシックには結びつかない、夏の2歳チャンピオン決定戦として、これからも続いていってほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 本命は◎セカンドテーブル。前走は2番手につけて、直線で抜け出すと、0.8秒差をつける圧勝劇。血統的にも早熟の短距離馬で、まさにこのレース向け。今回は減量の恩恵がなく、斤量が3 kg増えるのは心配だが、新人である義騎手の重賞初制覇に期待したい。
 推奨穴馬はタムロダイチ。前走で馬券を取らせてもらった。

 新潟記念は◎マーティンボロが本命。前々走、前走と続けて馬券を取らせてもらった。ハズれるまでは追いかけるのが筋だろう。

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2014年9月5日金曜日

【予想と与太話】札幌2歳S、北九州短距離S(2014)~差し脚に期待~

 今週で小倉と札幌は終わり、来週からは阪神開催がスタート。秋競馬の開幕である。今年はサンマが遅れているが、もう夏も終わりだ。秋のGI戦線を前に軍資金を確保しておきたい。

 ところで、来週からまた「最終馬連」がスタートする。私は
「払い戻し率アップ(控除率ダウン)に勝るファンサービスはない」
と考えているので、この手のキャンペーンは大歓迎だ。CMにお金をかけるよりも、こういう方面にもっと資金を回してほしいものだ。
 とはいえ、馬券を当てないことには恩恵にはあずかれない。ビシバシ当てていきたい。

 レースにいってみたい。
 夏競馬最終週の土曜日は、札幌で札幌2歳Sステークスが行われる。このレースが1800 mになったのが1997年のこと。それ以降はジャングルポケットとロジユニヴァースのダービー馬を初め、数々のGI馬を送り出した。1200 mの時代にもニシノフラワーやビワハイジを出しており、昔から出世レースだったが、距離が伸びてクラシックに直結するレースになったと言えるだろう。今年も出世する馬が出るのだろうか。

 今年も1戦1勝の馬ばかりで、どこからでも狙えそうだ。本命は◎ミュゼエイリアン。前走は福島の新馬戦を後方から差しきった。前走で逃げ・先行で勝った馬が多く、差しの決まる展開にならないか。父スクリーンヒーロー、母父エルコンドルパサーというJC勝ち馬の組み合わせも渋い。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。手広く流したい。

 北九州短距離ステークスは◎ロードガルーダが本命。ハンデ55 kgは恵まれた印象。1200 m二走目で前進。

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2014年9月1日月曜日

書評 吉川英治『三国志』(講談社)

25年前の興奮が蘇る。


 吉川英治氏の著作物の著作権が切れた。そんな昔に亡くなった方だとは知らなかった。これからは吉川氏の小説が安価に読めるということだ。ありがたい話だ。
 約25年前の中学・高校生の頃、吉川氏の「三国志」をむさぼるように読んだ。行き帰りの通学電車で、一気に読み終えたのを覚えている。
 その思い出の本を再読した。
「再読してがっかり」
ということにならないか心配していたのだが、まったくの杞憂だった。25年前の興奮が蘇ってきた。

 前半は、主人公である劉備、関羽、張飛の三兄弟に、呂布、曹操、孫堅などが絡み合う、争乱の時代をのし上がっていく男たちの物語だ。後漢が滅びた後の乱世を、それぞれのやり方でのし上がっていく奸雄たち。下克上など当たり前。生き馬の目を抜くような駆け引きが繰り広げられる。
 後半は一転、諸葛亮孔明が主人公を演じる。天才軍師の諸葛亮の知謀・策謀が冴えわたる。敵が裏をかけば、さらにその裏をかき、敵が裏の裏をつけば、さらにそのまた裏をつく。
 数々の武将たちが織りなす歴史大河小説の魅力は、25年経っても色あせることはなかった。

 初読から25年が経ったいま「蒼天航路」という曹操を主人公にしたマンガが人気を博している。吉川三国志以降、この他にも、曹操を扱った小説などがいくつか書かれた。吉川三国志は「三国志演義」を元に、蜀の国の側から書かれた物語なので、魏の国や曹操は、どうしても悪者扱いになる。それに異を唱えて
「いやいや、曹操はそんな軽い人物じゃないでしょう」
と、曹操の違う側面を書きたくなる気持ちが、再読してよく分かった。
 私も、光栄のゲーム「三国志」では、よく曹操を選んでプレイしたし、魏の武将にはよくお世話になった。「三国志」の時代の中心は、やはり蜀ではなく魏だったということなのだろう。

 ちなみに私のお気に入りの武将は、初読時は趙雲、再読時は荀彧である。曹操が身を起こして以来の、荀彧の知謀と忠誠に心を打たれた。

 最初に読んだときは
「オレも諸葛亮のような軍師になってみたい」
と思ったものだ。いや、再読した今も再び
「軍師になってみたい」
と思ってしまう(やめとけ)。




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【お父さんの週末料理】2024年4月13・14日<small>~葉っぱで巻き巻きしました~</small>

 わが家では土曜、日曜の晩ご飯は主に父(私のこと)が担当している、そのメニューを絶賛(?)公開中、  家族構成は父(アラフィフ)、母(年齢非公表)、娘(高2)、息子(中2)の4人、  今週も娘は部活、息子は野球の週末。  4月13日(土)   娘は午前と午後で部活を掛け...