今週は西でフィリーズレビュー、東で中山牝馬ステークスが行われる。
フィリーズRは桜花賞のトライアルで唯一のGIIなのだが、なぜだか本番に結びつかない。ここをステップに本番を制した馬は、5年前のレジネッタまでさかのぼるらしい。おそらく距離(1400 m)のせいではないか。チューリップ賞(GIII)と格付けを入れ替えるべきだと思うのは私だけではないだろう。
今年のメンバーは、この流れを変えられるか。
さて予想にいってみたい。
本命は◎メイショウマンボ。2戦目のGIこそ10着と崩れたが、新馬勝ち直後では荷が重かった。前走は牡馬相手に見事な差しきり勝ち。前残りの馬場はやや気がかりだが、この相手なら突き抜けないか。
推奨穴馬はハイマウンテン。無理なく先行できれば面白い。
中山牝馬Sは◎サンシャイン。前走で馬券を獲らせてもらった恩返しの意味も含めての◎印だ。もう少し内の枠を引きたかったが、スッと前に行ければ。
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2013年3月9日土曜日
2013年3月8日金曜日
2013中日新聞杯、ポラリスS、アネモネS オレの予想を聞いてくれよ
クラシックのトライアルが始まるとともに気温も上昇。春が近づいてきた。
そんな土曜の中京メインは中日新聞杯。夏になったり春になったりしているレースらしいが、これといった印象がない。
「何だか前にも同じようなことを書いたような…」
と思って調べてみると、昨年の7月に
「印象の薄い重賞だ」
と書いた記事を発見。そのレースは中京記念だった。どうも私にとって、中京の芝中距離重賞は印象が薄いようだ。なぜなんだろう。
予想にいってみたい。
中京競馬場が新装されて直線が長くなったが、なぜか前がよく残る。開幕週の今週は、その傾向に拍車がかかるだろう。前に行く馬を狙いたい。そこで今回は、前に行く馬のボックス馬券で勝負する。
内から順に、トウカイパラダイス、パッションダンス、ドリームセーリング、ゲシュタルト。この4頭をボックスで。アドマイヤタイシが怖いが、5頭ボックスは予算オーバーなので、泣く泣く切った。
ポラリスSはトウショウカズン、アネモネSはクラウンロゼ。
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そんな土曜の中京メインは中日新聞杯。夏になったり春になったりしているレースらしいが、これといった印象がない。
「何だか前にも同じようなことを書いたような…」
と思って調べてみると、昨年の7月に
「印象の薄い重賞だ」
と書いた記事を発見。そのレースは中京記念だった。どうも私にとって、中京の芝中距離重賞は印象が薄いようだ。なぜなんだろう。
予想にいってみたい。
中京競馬場が新装されて直線が長くなったが、なぜか前がよく残る。開幕週の今週は、その傾向に拍車がかかるだろう。前に行く馬を狙いたい。そこで今回は、前に行く馬のボックス馬券で勝負する。
内から順に、トウカイパラダイス、パッションダンス、ドリームセーリング、ゲシュタルト。この4頭をボックスで。アドマイヤタイシが怖いが、5頭ボックスは予算オーバーなので、泣く泣く切った。
ポラリスSはトウショウカズン、アネモネSはクラウンロゼ。
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2013年3月3日日曜日
2013弥生賞、大阪城S、チューリップ賞、オーシャンS 予想の回顧
今週はクラシックのトライアル2レースを含む、三つの重賞が行われた。
土曜の阪神メインはチューリップ賞。◎ローブティサージュは中団の後ろからレースを進めたが、それほど切れる脚を持っている馬でもなく、9着に惨敗。展開もあったが、外々を回る王道の競馬をして勝ちきるほどの力はなかったということだろう。外枠もあだになったか。この馬は、内をついて抜け出す競馬があっているように思う。ちょっと自信を持って乗りすぎた印象。
オーシャンSは、直線で◎ダッシャーゴーゴーと○サクラゴスペルが抜け出し、一騎打ちのかたちに。馬券はこの2頭を軸とした3連複で勝負しており、3着争いに目を移すと、ノーマークのポアゾンブラックが粘っている。
「何か差してこいっ」
と、わけの分からない声を上げると、それに応えてくれたのかツルマルレオンが差してきて、無事に3連複をゲット。やはり、3頭を当てるというのはたいへんだ。
日曜は弥生賞。◎バッドボーイは2番手。エピファネイアと併せ馬のかたちで、いい手応えで直線を向く。
「よしっ」
と思ったのも束の間、もたれて失速し、2桁の10着に終わった。もたれ癖があるのか、スタミナ切れか。いずれにしろ、惜しくも何ともないハズレだった。
勝ったのはカミノタサハラ。2着にも人気薄が入り、2強は3、4着に敗れた。皐月賞戦線は一気に混沌としてきた。
阪神メインは大阪城S。◎サクラアルディードが最後に差してきて2着を確保。馬連を獲ったが、1着のエアソミュールはチラッとしか押さえておらず、トリガミ。
今週は4戦2勝。トータルの収支もプラスを計上した。月が変わってツキも変わったか。この勢いを持続していきたい。
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土曜の阪神メインはチューリップ賞。◎ローブティサージュは中団の後ろからレースを進めたが、それほど切れる脚を持っている馬でもなく、9着に惨敗。展開もあったが、外々を回る王道の競馬をして勝ちきるほどの力はなかったということだろう。外枠もあだになったか。この馬は、内をついて抜け出す競馬があっているように思う。ちょっと自信を持って乗りすぎた印象。
オーシャンSは、直線で◎ダッシャーゴーゴーと○サクラゴスペルが抜け出し、一騎打ちのかたちに。馬券はこの2頭を軸とした3連複で勝負しており、3着争いに目を移すと、ノーマークのポアゾンブラックが粘っている。
「何か差してこいっ」
と、わけの分からない声を上げると、それに応えてくれたのかツルマルレオンが差してきて、無事に3連複をゲット。やはり、3頭を当てるというのはたいへんだ。
日曜は弥生賞。◎バッドボーイは2番手。エピファネイアと併せ馬のかたちで、いい手応えで直線を向く。
「よしっ」
と思ったのも束の間、もたれて失速し、2桁の10着に終わった。もたれ癖があるのか、スタミナ切れか。いずれにしろ、惜しくも何ともないハズレだった。
勝ったのはカミノタサハラ。2着にも人気薄が入り、2強は3、4着に敗れた。皐月賞戦線は一気に混沌としてきた。
阪神メインは大阪城S。◎サクラアルディードが最後に差してきて2着を確保。馬連を獲ったが、1着のエアソミュールはチラッとしか押さえておらず、トリガミ。
今週は4戦2勝。トータルの収支もプラスを計上した。月が変わってツキも変わったか。この勢いを持続していきたい。
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2013年3月2日土曜日
2013弥生賞、大阪城S オレの予想を聞いてくれよ
今週は弥生賞。今年で50回の節目を迎える、トライアル中のトライアルだ。過去の49頭の勝ち馬のうち、何と22頭がGIホースとなっているらしい。すごい割合だ。これはもう、GIに格上げしてもよいのではないか、と思ってしまう。でも、そうするとトライアルじゃなくなってしまうか…。
与太話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
現時点で今年のクラシックの主役と目されている東西横綱が早くも顔を合わせる。しかし、その2頭を差しおいて、本命は◎バッドボーイ。1着候補という意味ではなく、馬券の軸という意味での◎印だ。
1勝馬ということが理由で人気を下げているが、2走前はエピファネイアの0.1秒差の2着。前走も重賞で0.2秒差4着と、堅実に走る。陣営の話によると、前走、前々走のようなスローでヨーイドンの競馬よりも、淀みのないペースのほうがよいとのこと。今回はラジオNIKKEI杯のような極端なスローにはならなさそうだし、流れも向きそうだ。
◎が人気薄なので推奨穴馬はナシ。手広く流す。
大阪城Sは◎サクラアルディード。適鞍で一押し。
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与太話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
現時点で今年のクラシックの主役と目されている東西横綱が早くも顔を合わせる。しかし、その2頭を差しおいて、本命は◎バッドボーイ。1着候補という意味ではなく、馬券の軸という意味での◎印だ。
1勝馬ということが理由で人気を下げているが、2走前はエピファネイアの0.1秒差の2着。前走も重賞で0.2秒差4着と、堅実に走る。陣営の話によると、前走、前々走のようなスローでヨーイドンの競馬よりも、淀みのないペースのほうがよいとのこと。今回はラジオNIKKEI杯のような極端なスローにはならなさそうだし、流れも向きそうだ。
◎が人気薄なので推奨穴馬はナシ。手広く流す。
大阪城Sは◎サクラアルディード。適鞍で一押し。
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2013年3月1日金曜日
2013チューリップ賞、オーシャンS オレの予想を聞いてくれよ
今日は友人と飲みに行くので、早めに予想をアップしておく。
3月最初の土曜日は、西でチューリップ賞、東でオーシャンステークスと、二つの重賞が行われる。クラシックのトライアルもスタートし、寒さも少し緩んできた。春近しを感じる今日この頃だ。
チューリップ賞は本番との結びつきが最も強いトライアルだが、GIII。一方で来週のフィリーズレビューは、GIIなのに本番との結びつきが弱い。「何でこうなるの」状態である。チューリップ賞は、最も格の高いGIIIだと独断しておきたい。
そのチューリップ賞には今年も2歳女王が登場。阪神改装後、このレースには欠かさず2歳チャンピオンが出走している。そして、その成績は3-2-1-0。逆らわないほうがよさそうだ。
本命は◎ローブティサージュ。前走の阪神JFで◎印に応えてくれたこともあり、ここは応援し続けるのが筋というものだろう。昨年、2歳女王の連続連対がとぎれた(ジョワドヴィーブルが3着)のは少し気になるが、また元の流れに戻ることを期待したい。
相手は、こちらも人気するだろうがレッドオーヴァルは押さえざるをえまい。雨模様の天候で、重馬場適性をすでに示しているのも心強い。
推奨穴馬はベアトリッツ。重馬場の鬼かも。
オーシャンSは◎ダッシャーゴーゴーで仕方あるまい。○サクラゴスペルとの2頭軸で。
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3月最初の土曜日は、西でチューリップ賞、東でオーシャンステークスと、二つの重賞が行われる。クラシックのトライアルもスタートし、寒さも少し緩んできた。春近しを感じる今日この頃だ。
チューリップ賞は本番との結びつきが最も強いトライアルだが、GIII。一方で来週のフィリーズレビューは、GIIなのに本番との結びつきが弱い。「何でこうなるの」状態である。チューリップ賞は、最も格の高いGIIIだと独断しておきたい。
そのチューリップ賞には今年も2歳女王が登場。阪神改装後、このレースには欠かさず2歳チャンピオンが出走している。そして、その成績は3-2-1-0。逆らわないほうがよさそうだ。
本命は◎ローブティサージュ。前走の阪神JFで◎印に応えてくれたこともあり、ここは応援し続けるのが筋というものだろう。昨年、2歳女王の連続連対がとぎれた(ジョワドヴィーブルが3着)のは少し気になるが、また元の流れに戻ることを期待したい。
相手は、こちらも人気するだろうがレッドオーヴァルは押さえざるをえまい。雨模様の天候で、重馬場適性をすでに示しているのも心強い。
推奨穴馬はベアトリッツ。重馬場の鬼かも。
オーシャンSは◎ダッシャーゴーゴーで仕方あるまい。○サクラゴスペルとの2頭軸で。
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書評 飛鳥井千砂『海を見に行こう』(集英社文庫)
ちょっと苦く、でもほのぼのとした話が六つ収められた短編集。それぞれの話に海が絡んでいるのが特徴。また、六話とも男女関係がテーマになっており、中学生の恋愛からアラフォーの夫婦関係まで、さまざまな男女のかかわりが描かれている。
冒頭に収められている『海風』は、高校を出て駆け落ち同然に家を出た茜という女性の物語。茜本人は信念を持って動いているつもりなのに、端から見ればフラフラしている、という様子がよく伝わってくる。駆け落ち相手と仲違いして家を出た茜は、親戚の経営する海辺の民宿へ向かう。ところがその民宿はラブホテルに変わっており、そこで働くことになる。ラブホテルで働く茜の心をよぎるさまざまな思いに
「そうそう」
と相づちを打ちたくなったり
「それは違うやろ」
と突っ込みたくなったりする。
そんな雰囲気の話が六つ並べられた一冊だ。
作者の飛鳥井氏が私とほぼ同世代ということもあり、登場人物たちの心情がダイレクトに心に響く。
「その感じ、よく分かる」
と相づちを打ちたくなるシーンが多々あった。
本書の印象をひと言で言うなら、「セピア色」だ。
海の登場する、暖かいけれどちょっとはかない、セピア色の物語。読み終えると、何だかふんわりとした気持ちになった。
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冒頭に収められている『海風』は、高校を出て駆け落ち同然に家を出た茜という女性の物語。茜本人は信念を持って動いているつもりなのに、端から見ればフラフラしている、という様子がよく伝わってくる。駆け落ち相手と仲違いして家を出た茜は、親戚の経営する海辺の民宿へ向かう。ところがその民宿はラブホテルに変わっており、そこで働くことになる。ラブホテルで働く茜の心をよぎるさまざまな思いに
「そうそう」
と相づちを打ちたくなったり
「それは違うやろ」
と突っ込みたくなったりする。
そんな雰囲気の話が六つ並べられた一冊だ。
作者の飛鳥井氏が私とほぼ同世代ということもあり、登場人物たちの心情がダイレクトに心に響く。
「その感じ、よく分かる」
と相づちを打ちたくなるシーンが多々あった。
本書の印象をひと言で言うなら、「セピア色」だ。
海の登場する、暖かいけれどちょっとはかない、セピア色の物語。読み終えると、何だかふんわりとした気持ちになった。
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2013年2月26日火曜日
書評 夏目漱石『こころ』(青空文庫)
先日、タブレットなるものを購入。じゃあ電子ブックデビューでもしてみるかということで、本書を読んでみた。
友情、恋愛、死。人間の「こころ」にかかわる三大テーマが、これでもかと読み手を突き動かす。読み味は軽いが、それが逆に心を締め付けてくる。卑怯な手を使って、女をものにした自分。潔く身を引いて自死を遂げた親友。これほど重い状況はないだろう。これらの他にも、親子関係、夫婦関係、社会との関係など、人間の「こころ」を形成するテーマが重層的に混ざり合い、ズシズシと心に響く。
「こころ」をテーマにした小説に、新しいも古いもない。いいものはいい、ということを改めて感じた。
著作権が切れたためとはいえ、こんな名作が無料で読めるのだから、素晴らしい時代になったものだ。読まなきゃ損だ(←いままで40年間読んでなかったくせに)。
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友情、恋愛、死。人間の「こころ」にかかわる三大テーマが、これでもかと読み手を突き動かす。読み味は軽いが、それが逆に心を締め付けてくる。卑怯な手を使って、女をものにした自分。潔く身を引いて自死を遂げた親友。これほど重い状況はないだろう。これらの他にも、親子関係、夫婦関係、社会との関係など、人間の「こころ」を形成するテーマが重層的に混ざり合い、ズシズシと心に響く。
「こころ」をテーマにした小説に、新しいも古いもない。いいものはいい、ということを改めて感じた。
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