2016年5月23日月曜日

【書評】東野圭吾『白銀ジャック』(実業之日本社文庫)

珍しく犯人を当てた! と思わせておいて、さらにその上をいくのが東野小説



 スキー場に埋めた爆弾をネタに、大金を要求する脅迫状が届く。スキー場側は、警察には内密に処理することを決め、秘密裏に現金を用意する。現金の受け渡しはもちろんゲレンデ。スキーヤーとボーダーの、追いつ追われつの滑走劇が本作の見所の一つだ。
 主要登場人物は、少数精鋭。3名のスキー場職員を軸に、ゲレンデで家族を亡くした父子、謎の老夫婦、大会に出場するためにゲレンデにこもる女性ボーダーとその従兄弟。怪しいようで怪しくないようなメンツが絡み合う。

 犯人との駆け引き、脅迫、民間人の保護など、昨年映画化された「天空の蜂」と重なる雰囲気だった。
「映像化に向いた作品だよなあ」
と思っていたら、案の定、ドラマ化されていた。

 脅迫者はどこにいるのか。そして、その真の目的は。ページをめくる手は止まらず、あっという間に終盤へ。ここで珍しく
「脅迫者は、おそらくこのあたりかな」
とひらめいた。東野氏のどんでん返しを、ついに読み切ったかも!
 そしてラストへ。脅迫者は私の予想通りだった。
「やった。ついに東野氏を超えた(?)」
という喜びもつかの間。またしても、東野氏にしてやられた。
 むむう。次こそは、どんでん返しを読み切ってみせるぞ。




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2016年5月22日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年5月21・22日~ブリフィレ三昧~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 5月21日(土) 
この日も息子と買い物に行ったところ、鮮魚コーナーに3枚に下ろしたブリが並んでいた。ブリフィレと表記されており、1枚998円。思わず買ってしまった。腹側を刺身用にしてもらった。

◆昼ご飯◆
 まずは刺身を堪能。カツオたたきとともに、豪華2種海鮮丼にした。飲み物のように完食。
 メインはブリの塩焼き。こちらも好評。旬の時期に比べると脂ののりがもう一歩だが、あっさりしているブリも悪くない。
 他はサラダ、和風スープ。

刺身を堪能

◆晩ご飯◆
 晩ご飯も刺身を味わった。半分はヅケにした。子どもたちは昼に続いてご飯にのせて、海鮮丼に。
 メインはブリのオイスターソース炒め。やや大きめの一口大のサイズに切り、塩を振って焼き、最後にオイスターソースを絡めた。少し味が濃すぎたようだ。すみません。
 他はサラダ、和風スープ、ちくわ納豆。

オイスターソース炒めはちょっと辛かった

 5月22日(日) 
昼は外食した。

◆晩ご飯◆
 息子の希望でギョウザ。包むのが好きらしい。息子と一緒にタネをこねて、皮に包んだ。目の前の鉄板で焼いて、さらに美味しさアップ。息子が辛子をつけて「美味しい」と食べていたのには驚いた。子どものころから、辛子などをモリモリ食べてもよいのだろうか。まあ、大丈夫なのかな。
 他はそうめん、サラダ、もずく。もずくはタレに辛子が入っていたようだ。すみません。

ギョウザ

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【中央競馬予想の回顧】オークス、伊勢志摩サミット、平安S(2016)

 今週はオークス。
 ◎シンハライトの馬体重は-4 kgの422 kg。プラスで出てきてほしかったが、ギリギリ許容範囲内か。レースでは中段の後ろから。向こう正面でやや行きたがり、直線でも窮屈になる場面が。
「これは厳しいか」
とヒヤッとしたが、進路が開くとグイグイ伸びて、チェッキーノを振り切り、見事に1着。人気に応えた。人気2頭が1、2着。結果的にはこの2頭が抜けていたということなのだろう。
 馬券は馬連を取ったが、トリガミ。

 京都では伊勢志摩サミット。
 ◎ウェスタールンドは後方から。最後はいい脚を使って最速で上がって来たのだが、好位の馬が上位を占める流れでは5着まで。
 レースはマイティスコールが大逃げを打ち、直線を向いても5馬身以上のリード。
「これは、もしかして残っちゃうの?」
と思ったが、最後は力尽きた。果敢な逃げには賛辞を送りたい。
 馬券はハズレ。

 土曜は平安S。
 ◎アスカノロマンは好発から周囲の出方を伺う。行く馬がいないと見ると、果敢にもハナを切った。競りかけてくる馬もいず、楽な手応えで4コーナーへ。後続の手綱は動いているが、こちらは持ったままだ。直線では独走に入り、5馬身差の圧勝。展開にも恵まれ、力の差を見せつけた。
 しかし馬券は、相手の馬(3頭)が掲示板にすら載ることができず、ハズレ。

 今週は3戦1勝で、とったレースもトリガミではトータルはマイナス。

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2016年5月21日土曜日

【中央競馬予想と与太話】オークス、伊勢志摩サミット(2016)~略し方に違和感あり~

 今週はオークス。ご存じ、牝馬の世代ナンバーワン決定戦である。
 そして、その裏番組である京都のメインは「伊勢志摩サミット」。末尾に「特別」も「ステークス」も「賞」も「カップ」も、何もつかないレース名は異例である。ものすごい違和感だ。「なんかヘンやなあ…」と思ったのでJRAの出馬表を見てみると、正式名称は「伊勢志摩サミット2016開催記念」だった。そりゃそうだよな。変な略し方をしないでほしいものだ。

 レースにいってみたい。予想はオークスを中心に。
 今年は桜花賞馬不在のオークスとなった。このパターンは意外に少なく、今世紀に入ってからは02年、05年、07年の3回だけなのだそうだ。そして、その3回とも桜花賞組が勝利を収めている(スマイルトゥモロー、シーザリオ、ローブデコルテ)。
 それなら今回も桜花賞組から◎シンハライトが本命。かなり抜けた人気になりそうだが、それも納得。デビューから3連勝でチューリップ賞を制覇。4戦目の桜花賞は首の上げ下げでハナ差の惜敗。本命に推さない理由が見つからない戦績である。不安は馬体重。もともと馬体の維持に気を遣うのに加えて、初めての長距離輸送。当日の馬体重には注目したい。
 推奨穴馬はロッテンマイヤー。オークスの合言葉は「忘れな草賞を忘れるな」だ。

 伊勢志摩サミットは◎ウェスタールンドを狙う。差しが決まれば。

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2016年5月20日金曜日

【中央競馬予想と与太話】平安ステークス(2016)~泣くよウグイス平安京~

 梅雨前の爽やかな気候が続き、馬券も当たりそうな気がする。気のせいにならないよう、張り切って予想していきたい。

 そんな土曜の京都メインは平安S。1月からこの時期に移って、今回で4回目になる。
「なんか中途半端な時期に移ったなあ」
と思っていたのだが、帝王賞へのステップにちょうどよいのか、意外にもレベルの高いレースになっている気がする。

 平安と言えば「泣くよウグイス平安京」の語呂合わせが有名だ。そして、われわれの世代(アラフォー)にとって、もう一つ有名な語呂合わせが「いい国作ろう鎌倉幕府」の1192年。ところが現在の教科書では、これは1185年に変わっているというではないか! まあ驚いた。
 で、語呂合わせも「いい箱作ろう鎌倉幕府」なのだとか。箱作ってどないするねん…。史実なので仕方ないとは言え、1192年ではなくなり、何だか寂しい気持ちなのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 断然の1番人気になるはずだったアゥオーディーが回避したら、とたんに混戦模様になった。本命は◎アスカノロマン。昨秋からの充実振りは、ここでは1枚上。前走も勝ち馬にはかなわなかったが、3着馬には3馬身差をつけており、同斤量のここは負けられないところ。極端に速いペースにならなければ。
 推奨穴馬はアムールブリエ。牝馬の56 kgが嫌われているのか、あまり人気がないようだ。

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2016年5月18日水曜日

【書評】柳広司『百万のマルコ』(創元推理文庫)

ナゾナゾを解く面白さ


 『ジョーカーゲーム』でブレイクする前の柳氏の作品。史実と虚構をうまくミックスさせて舞台を作り、シンプルな謎を投げかける。柳氏の原点とも言える手法だ。
 謎解きが本作のキモなのだが、その謎が単純というかナゾナゾ的なのが面白い。子どものころ、ナゾナゾに頭をひねった感覚が思い出される。

 舞台は中世ヨーロッパの牢獄。詰め込まれた男たちは、暇をもてあましている。そこに新たに入ってきたのが「百万のマルコ」。本人曰く、東方のフビライ・ハーンに仕え、周辺のエキゾチックな国々を訪れ、さまざまな体験を通して大金を得たのだという。
 その大金を得た過程をマルコが語りはじめる。たとえばこんな感じ。
 マルコがフビライ・ハーンと出会ったときのこと、ひょんなことから馬を競わせることになった。マルコは風来坊で駿馬など持っていない。一方のフビライは騎馬の民の大王。勝負になるわけがない。ところがマルコは
「というわけで私は勝負に勝ち、大王から巨万の富を与えられたのでした」
と話を終える。
「なんでやねんっ」
読者も、牢獄で話を聞いていた男たちも、同時にツッコミを入れる。いったいどうやって勝ったのか。大王の馬に毒を盛るとか、レース中に分からないように妨害するとか、いろいろな説が出るが、どれも不正解。最後にマルコがナゾナゾの答えを出して一件落着。
 こんな小話が13話収められている。ミステリーというよりもナゾナゾ遊びに近いが、それがいい。「やられた」感が気持ちいい連作短編集。




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2016年5月15日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年5月14・15日~ネバ三の兄弟が登場~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。


 5月14日(土) 
昼は外食した。

◆晩ご飯◆
 この日は息子と二人で買い物に。鮮魚コーナーに行くと、いつも息子のことを気にかけてくれていたお兄さんがいなくなっていた。異動があったのだろうか。息子が選んだ本日の魚はカマス。この前、娘も選んでいた魚だ。美味しく見えるのだろうか。確かに、実際に美味しいよね。はらわたを取ってもらって、塩焼きにして食べた。グー。
 他はカツオたたき、サラダ、鶏ガラスープのにゅうめん。カツオが旬で美味しい。

カツオたたきとカマスとサラダ

 5月15日(日) 

◆昼ご飯◆
 ドリアを作った。好評だったのだが、子どもたちは「多すぎる~」とのこと。ホワイトソースを入れすぎたかも。すみません。
 他は鶏ガラスープとサラダ。

◆晩ご飯◆
 メインは、今週もみんなのきょうの料理から「鶏むねの揚げない酢豚風」。鶏むね肉に下味をつけて片栗粉をまぶし、茹でてから甘酢ダレに絡めるというヘルシー酢豚。しかし意外にも娘には不評だった。鶏むね肉のぱさつきが気になるそうだ。
 他は白ご飯、サラダ、鶏ガラスープ、冷やしナスのごまソース、ネバ二郎。ネバ二郎はネバ三の兄弟メニュー。二つのネバネバ食材を混ぜるのでネバ二郎と命名した。といっても、納豆とめかぶを混ぜ合わせるだけの簡単メニュー。手軽に作れるので「もう一品」というときに重宝しそうだ。

左下が冷やしナスのごまソース、右下がネバ二郎

鶏むね肉の揚げない酢豚風

みんなのきょうの料理 鶏むねの揚げない酢豚風
みんなのきょうの料理 冷やしナスのごまソース

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【福知山マラソン走ってきました~】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年11月18~24日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  土曜に、福知山マラソンを走ってきた。果たして結果はいかに。キロ...