2012年8月4日土曜日

2012小倉記念、レパードS オレの予想を聞いてくれよ

 日曜の小倉メインは小倉記念。今年で48回目を迎える、小倉の名物重賞だ。つい最近まで小倉大賞典、北九州記念と三つの中距離重賞があり「小倉三冠レース」と呼ばれたものだが(ホンマかいな…)、北九州記念がスプリント戦になり、それも昔の話となってしまった。その当時は
「何で三つも中距離の重賞があるねん」
と思っていたが、なくなってしまうと何となく寂しいから勝手なものだ。

 さて今年のレース。例年通り、GI級の馬は夏休み中で
「鬼の居ぬ間に、重賞の一つ、二つとってしまおう」
という馬が張り切って参戦してきた(が、このクラスの馬に、最近は個性的な馬が少なくなった気がするなあ)。
 今年は、57 kg以上の馬が12頭中6頭と半分の割合を占める、珍しいパターン。私の本命も57 kg組から、◎トーセンラー。前走の七夕賞でも本命に推したが、少し窮屈になる場面があり2着まで。しかし、そのお陰で今回のハンデも57 kg止まり。今回は突き抜けてほしい。
 相手も57 kg組のダノンバラード、アスカクリチャンを厚めに。
 推奨穴馬は、これというのが見あたらないが、しいて挙げるならエーシンジーライン。今冬の小倉大賞典の勝ち馬だ。もう一頭は昨年のサマー2000チャンピオンのナリタクリスタル

 レパードSは◎ナムラビクター。破壊力のある馬が、前につけられるようになった。

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2012年8月3日金曜日

2012西部スポニチ賞 オレの予想を聞いてくれよ

 毎日暑いですなあ。暑いのは気温ばかりで、財布が厚くなってくれないのが悲しいところだ。

 土曜の小倉メインは西部スポニチ賞。先週の九スポ杯に続く、九州スポーツ紙レース名シリーズだ。
 九州に行くと、スポーツ紙はホークスの情報が中心だ。西部スポニチも、例に漏れずホークス情報満載のスポーツ紙なのだろう。どの程度、自前の記事でまかなっているのだろうか。
 競馬は、おそらく関西のスポニチと同じ紙面だと思われる。私も、武豊騎手と井上泰司さんのコラムのファンである。スポニチ紙上で金本選手を批判する記事が見られるのは、井上さんのコラムだけだ(とはちょっと言い過ぎか)。

 とりとめのないスポニチの話題はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 1000万条件の定量戦。ここも降級馬と3歳馬が人気を集めそうだ。さてどちらを本命にしたものか。出した結論は、3歳馬◎ジェームズバローズ。今年の3歳はレベルが高いようで、条件戦での活躍が目につく。昨年も、3歳馬(現4歳馬)が頑張っていたが、今年はそれ以上の勢いだ。54 kg、前に行ける脚質と好条件が揃った。前々からの押し切りを期待。
 相手は、オーシャンブルーは押さえざるをえないか。エクセリオンもいいところだし、堅く収まりそうだ。
 無理に挙げるなら、推奨穴馬はリベルタス。実力馬が叩き3走目で変わらないか。

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2012年7月29日日曜日

2012クイーンS、KBC杯、九スポ杯 予想の回顧

 土曜は九スポ杯。
 本命◎イデアは中団からのレース。3コーナーから仕掛け、1番人気のカルドブレッサと併せ馬のかたちで上がっていき、直線入り口では先頭に。
「そのままっ」
と思ったところへ、推奨穴馬のエーシンジャッカルが襲いかかる。
「お、それでもええぞ」
なんて調子のいいことを考えていたら、肝心のイデアが失速して4着。アララ。馬券は外れたが、推奨穴馬が激走したのでよしとしておきたい(いいのか)。

 日曜はクイーンS。◎アイムユアーズは+24 kg。ちょっと焦ったが、太くは見えないので大丈夫だろう。レースは中団から。思ったよりも後ろの位置取りだ。3コーナーから、外を回って差を詰めると、4コーナーでは先頭に並びかけ、直線では突き放す。最後は少し詰め寄られたが完勝だった。秋が楽しみだ。
 しかし、最後に2着に突っ込んできたのはラブフール。札幌大好き牝馬が、格上挑戦ながら激走をみせた。この馬を押さえておらず、馬券はハズレ。

 KBC杯はキラウェアが最後にいい脚で迫るも、4着まで。

 今週は3戦3敗。WIN5も、WIN4までいったのだが、最後の新潟メインが外れてジエンド。散々だった。

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書評 城福浩『Jリーグサッカー監督プロフェッショナルの思考法』(カンゼン)

 J2のヴァンフォーレ甲府の「現」監督である城福さんが、サッカーに対する考え方を一冊の本にまとめたもの。
 何を隠そう私はサッカーよりも野球派なのだが、とても悔しい。何が悔しいって、なぜサッカーにはこんな本があって、野球にはないのか。現役の監督が戦術やチーム運営について、実在の選手やチーム名を出しながら語った本など、日本では前代未聞だろう。野球好きの私にも、存分に楽しめた。サッカーファンには垂涎の一冊だ。

 本書は以下の6章で構成されている。

Chapter 1 チーム編成論(どのような選手を集めるか)
Chapter 2 マネジメント論(チーム運営)
Chapter 3 采配論(メンバー選びと試合中の采配)
Chapter 4 戦術論(チーム戦術)
Chapter 5 システム論(サッカーのフォーメーションについて)
Chapter 6 育成論(特に若手の選手育成)

 1~3と6は、サッカー以外にも応用できるな考え方が多く、管理職などの人には指導者論としておおいに参考になるだろう。
 私が感じたのは「ぶれない」ことの大切さだ。明確な基準(城福さんはこれを「スタンダード」と呼んでいる)を決め、それをいかに徹底するかがチーム運営のキモだと述べている。ベテランの中心選手だろうと、実績のない若手選手だろうと、例外にしない。指導者にとって、この「ぶれなさ」がいかに大切か、本書を読めばよく分かる。

 4と5はサッカーファンにはたまらない部分だろう。現役の監督が、バルサやレアルも例に取り、流行の戦術やシステムを論じた内容には、私もワクワクした。左利きの中村俊輔がなぜ右サイドに使われるのか、なるほどよく分かった。

 本書は、城福さんが2010年にFC東京の監督を辞めて(解任されて)、1年間の浪人生活を送った2011年にコラムやメルマガに書いた文章をまとめ直したものだそうだ。しかし、寄せ集め感はなく、理路整然と構成されており、とてもよくまとまっている。コラムやメルマガも、いかにぶれずに書かれていたかの証明でもあるだろう。

「サッカーの戦術とかシステムの知識がもう少しあれば、もっと楽しめたのに」
ということだけが残念な一冊だった。
 プロ野球の現役監督も、誰かこんな本を書いてくれんかなあ。(今年は低迷してるけど)岡田監督あたり、いかがですか。




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2012年7月28日土曜日

2012クイーンS、KBC杯 オレの予想を聞いてくれよ

 子どもたちと琵琶湖まで歩いたら、私のほうがバテてしまった。軽い脱水症状である。というわけで、今日は短めに。

 今週はクイーンS。もともとは秋華賞トライアルだったのが、古馬にも開放されて札幌に来たのが2000年。もう12年も経つのか。今年からは日程も半月ほど早まり、また傾向も変わってきそうだ。

 昨年は3歳のアヴェンチュラがここをステップに見事にGIを制した。だからというわけでもないのだが、本命は3歳の◎アイムユアーズ。重賞2勝、GIで連対もある馬が52 kgとは恵まれた。スッと好位につけて抜け出すレースぶりは小回り平坦向き。有力馬に差し馬が多いここは、一足早く抜け出して粘り込んでもらいたい。
 相手筆頭は北海道大好きで先行力のあるレインボーダリア
 推奨穴馬は気分良く逃げたときのピュアブリーゼと、北海道大好きレジェンドブルー

 KBC杯はキラウェア

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2012年7月27日金曜日

2012九州スポーツ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 祇園祭が終わり、梅雨が明け、夏休みも始まり、いよいよ夏本番。今週から小倉競馬が開幕する。
 今年は変則日程で、小倉は6週間の開催となってしまった。減った分の2週間を中央開催に回して売り上げを伸ばそうという魂胆なのだろうが、寂しい話だ。
 一方、新潟は8週間で減らないところを見ると、売り上げがよいのだろうか。詳しい事情はわからないが、みなさんもっと小倉競馬場に足を運びましょう。といいつつ、私は改装前に一度いったきりなのですが…。またいきたいなあ。

 さて、土曜の小倉メインは九州スポーツ杯。1000万条件戦がメインレースだと
「夏のローカルやなあ」
と感じるのは私だけではないだろう。
 レース名の九州スポーツ(九スポ)は九州のスポーツ紙だが、どの系列だっただろうか。調べてみると…おお、東京スポーツの系列でしたか。東スポ、大スポというと、芸能欄(とエロ欄)が充実した夕刊紙だが、九スポはそれらとは一線を画した朝刊紙で、野球やサッカーの情報(とくにホークス)も充実しているとのこと。知らなかったなあ。自前で記事を作っているのだろうか。読んでみたくなってきた。

 予想にいってみたい。一つ上のクラスでも実績のあるカルドブレッサが、本来なら抜けているのだろうが、休み明け、57.5 kg、小回り平坦コースの開幕週と、不安材料が多い。それなら◎イデアのほうを本命に推したい。有力馬に後ろから行く馬が多いここ、先に抜け出しての押し切りに期待。54 kgは恵まれた。
 推奨穴馬はスマイルバラッドエーシンジャッカルスマイルは、かわされるとモロいが、開幕週の馬場であれよあれよのシーンがないか。エーシンはオープンからの降級馬。前走は休み明けで道悪の競馬。度外視したい。

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2012年7月26日木曜日

書評 久米田康治『さよなら絶望先生』(講談社コミックス)

 こんなマンガだったとは知らなんだ。
 タイトルから、ちょっと重めの教師物を想像していたのだが、開けてビックリ玉手箱。本作は、中学校を舞台としたブラックユーモアマンガだった。社会や芸能界やスポーツ界やマンガ界をブラックに風刺しつつ、少年誌の基準スレスレのエロやグロをまじえたギャグマンガである。
 無理にたとえるなら「ハイスクール!奇面組」や「伝染(うつ)るんです」と似た雰囲気で、それらをさらにブラックにしたものとでも言えばよいのだろうか。

 画は(著者自ら自虐しているが)キャラの区別が難しいなど、一見うまくないように見えるが、一方で妙にエロっぽかったりする。不思議な画だ。
 しかし本作は、画よりも文字で魅せるマンガである。細かいコマに細かい文字で、ブラックな風刺が書かれている(著者本人は「羅列ネタ」と表現している)。これを読み尽くすのが本作の醍醐味だ。たとえばこんな感じ。

 世間に蔓延する「恩着せがましさ」を取り上げ、「恩着せ社会に絶望した!」として、次のようにネタを羅列する(第10巻より)。

・核廃棄してやるからさ
・アメリカのイラク解放政策
・マガジン、サンデーの特別価格
・オレの美技に酔いな、とか言う
・お医者様の態度(治してやってんだよ、みたいな)
(中略)
・お客さまにお分けしております、というイタリア車メーカー
・この羅列ネタも何か恩着せがましい気がする、ごめん

てな具合である。この例は(私にとっては)まだ分かりやすいほうで、羅列ネタの中には私には意味不明なものも多い。だが
「私には分からないネタがツボにはまる人もいるのかなあ」
など、分からないネタも含めて楽しむのが本書の正しい使用法ということにしておく。

 私が少年誌を買わなくなってから10年ほどになるが、こういうマンガが「少年マガジン」に連載され、人気になるとは、時代も変わったものだ。昨今の小中高生のオタク指向にハマったのだろうか(小中高生には分からないネタがほとんどだと思うんだけどなあ…)。それとも、マガジンの購読層の中心が20代や30代に(もしかすると40代に)シフトしているのか。
 満喫とまではいかなかったが、ツボにはまったネタもあったし、こういうマンガが好きな人がいるのも分かる。ただ、マガジンの連載というのが非常に意外だった。




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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...