2012年8月17日金曜日

012TVQ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 今晩は旧友と飲みに行くため、早めに予想をアップしておく。
 お盆も終わり、高校野球も2巡目に入ったが、まだまだ暑いですな。そんな小倉の土曜メインはTVQ杯。TVQとは九州のテレビ局と思われるが、どこの系列なのだろうか。例によってグーグル先生に聞いてみると…TVQとは「テレQ」の愛称で知られるテレ東系列の放送局で、1990に設立された比較的新しいテレビ局だそうだ。この局が土曜競馬を中継している関係で、メインレースという扱いになったのだろう。
 JRAとしては、テレビ放送をBS11競馬中継に集約したいのだろうが、今までの恩義もあるし、なかなかそうはいかないようだ。私としても、KBSや関テレの競馬中継がなくなってしまうのは、ちと寂しいなあ。とはいえ、もしグリーンチャンネルが無料開放されたら、きっとそっちを見てしまうかもしれない…。

 さて、競馬中継談義はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 1000万条件のハンデ戦。ハンデ頭が56 kg(しかも1頭だけ)ということからも分かるように(ちょっと悪い言い方だが)古馬陣はドングリの背比べ状態か。それなら、勢いのある3歳馬が人気するのも当然だろう。
 私の本命は◎ポップアイコン。「夏は牝馬」の格言もあることだし、ダート2-0-1-0のこの馬に期待したい。
 相手は、人気でもダイヴァーダウンは押さえざるを得ないか。
 推奨穴馬は、これというのが見当たらないが、強いて挙げるならイノセントリーサム。休み明けさえ克服すれば面白い。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

書評 柳谷晃『一週間はなぜ7日になったのか』(青春新書)

 タイトルにもある「一週間はなぜ7日なのか」をはじめ、数にまつわる歴史やうんちくが詰まった本。おもに古代エジプト、中世のアラビア、ルネッサンス期のヨーロッパの各時代から、厳選されたさまざまな話題が語られる。

 たとえば、数が生まれた歴史的な経緯、世界中でアラビア数字が使われている理由、キリスト教と数学(科学)の関係、なぜ十進法なのかなど、西洋文明と数(および暦)のかかわりの歴史が書かれている。
「一週間はなぜ7日なのか」の理由は読んで納得。(ちょっとネタばれになってしまうかもしれないが)月の満ち欠けの周期が約29.5日。その半分の半分が約7日になるというわけらしい。カレンダーのない時代だと、太陰暦のほうが直感的にわかりやすいのだろう。
 旧約聖書にある「神が月曜から7日間かけて世界を創ったので一週間は7日」という話は、すでに一週間は7日という文化があったところへの後付けなのだそうだ。
 こういった数のうんちく、とくに歴史的な話に興味のある人は「買い」だ。

 苦言を呈しておくなら、全体の構成があまり整っていないことか。話が散漫で、あっちにいったりこっちに戻ったりと、書籍全体としての流れに欠ける印象だ。目次を立てずに、頭からザーッと書いていくとこういう構成になるのかもしれない。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2012年8月12日日曜日

2012関屋記念、釜山S 予想の回顧

 ロンドンオリンピックも本日で終了。日本は過去最高数のメダルを獲得したらしい。個人的には卓球3人娘がMVPだ。

 土曜の小倉メインは釜山S。韓国の大統領があんなことをしでかしたので、来年はなくなってしまうかもしれない。
 本命◎サトノパンサーは後方3、4番手と、思ったよりも後方からの競馬。3コーナー過ぎからダコールとともに仕掛けていくが、反応が悪い。直線はそこそこの脚は使ったが、あの位置取りからでは4着まで。渋った馬場が合わなかったか。案外な結果に終わった。

 日曜は関屋記念。本命◎エーシンリターンズは思ったよりも人気があり、5番人気。レースでは3番手につけ、絶好の手応えで4コーナーを回る。直線では1番人気のドナウブルーと併せ馬をするようにして抜け出し、2頭のマッチレースに。最後はクビ差屈したが、レコード決着の2着。期待に応えてくれた。
 馬券は、ドナウブルーを軽視していたためトリガミ…のところを、推奨穴馬のスピリタスが内をついて3着に突っこみ、2-3着のワイドをゲット。思ったほどつかなかった(1900円)が、競馬は当たってナンボ。この勢いを来週につなげたい。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2012年8月11日土曜日

2012関屋記念 オレの予想を聞いてくれよ

 今日は午後から出かけるので早い時間に書いておく。

 今週の重賞は新潟の関屋記念のみ。
 関屋とは新潟の地名で、昔はそこに新潟競馬場があったらしい。その名前を冠した伝統のGIIIだ。目黒記念や鳴尾記念と同じですな。
 グーグルマップで関屋の場所を調べてみると…川をはさんで新潟県庁の向かい側という一等地だ。そりゃこんなところにいつまでも競馬場はおいておけないよな。

 さて、レースにいってみたい。
 56 kgならトライアンフマーチで鉄板と思っていたのだが、何と出走回避。とたんに混沌としてきた。それならということで、◎エーシンリターンズを本命に抜擢したい。前走は14着に惨敗したが、太め残りに加えて展開も向かなかったということにしておく。調教で抜群の動きを見せたこの馬に期待したい。
 おそらくそれほど人気しないと思うので、相手は手広く流す。
 スピリタスネオサクセス。近走でそれなりに走っているのに印がない。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2012年8月10日金曜日

2012釜山ステークス オレの予想を聞いてくれよ

 お盆を間近に控え、仕事も大きな山場を越え、ちょっと気の抜けた状態になっている私であるが、皆さんはいかがお過ごしだろうか。
 そんな夏休みモードの土曜小倉メインは釜山(プサン)ステークス。今年でまだ3回目の新しいレースだ。釜山とはもちろん韓国の都市だが、どういう経緯でこのレースが設立され、この時期に小倉で行われることになったのか、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみた。

釜山は、大韓民国南東部に位置する広域市。韓国の主要都市の中では最も日本に近く位置し、国内第二の都市として古くから栄えてきた。日本との関係も古く、小倉競馬場と釜山競馬場は姉妹競馬場として提携している。

 九州北部と韓国は位置的に近く、そのため小倉競馬場と釜山競馬場が提携したのだろうと推察される。そして、その提携が2009年に行われ、その翌年から釜山ステークスができた。したがって、今年が3回目というわけである。一件落着ということにしておきたい。

 韓国は、ほとんど行っていなかった競走馬の生産を1990年代になって急増させるなど、国策として競馬および馬産を盛り上げようとしているようだ。李明博大統領の意向なのだろうか。カジノをどんどん作っていることとも関連があるのかもしれない。
 しかし、よりによって、釜山Sの前日に韓国大統領が竹島を訪問するとは…。サイン馬券の好きな人は、1-4-8(イ・ミョン・パク)のボックスなんてどうだろうか。

 韓国競馬事情を推察するのはこれくらいにしておき、レースにいってみたい。
 小頭数だが、骨っぽいメンバーが集まった。ダコールが人気を集めそうだが、57.5 kgは微妙だし、直線が長いコース向きという印象もある。本命は◎サトノパンサー。このクラスでの実績もあるし、小倉も得意。何より55 kgは恵まれた。相手は前に行けるエーシンジャッカル、ミカエルビスティーを厚めに押さえる。
 今週は推奨穴馬はナシ。小頭数だし堅く収まりそう。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2012年8月7日火曜日

教育委員会なんて、ないほうがよろしいのでは? 大津いじめ事件に思う

 普段はブログに政治的なことは書かないのだが、大津市在住ということもあり、いじめ事件について触れておこうと思う。事件のことは報道を通じてしか知らないので事実を誤認している部分もあるかもしれないが、そこはご容赦を。

 いじめそのものとは別の話だが、今回の事件、とにかく行政側の対応が最悪である。マスコミの報道によるバイアスを考慮するとしても、相当にひどい。校長の会見をテレビで見たが、失礼を承知でいうと
「この校長なら、さもありなん」
という印象だった。保身に加え、加害者側を擁護したい気持ちが見え見えなのだ。

 その校長とともに加害者を擁護しているのが、PTAと教育委員会。加害者側の親に有力者がいるという話はおそらく本当なのだろう。加害者側にも言い分があるのはもっともだし、加害者やその親が「裁判で争う」という姿勢を取ることも理解できないではない。
 しかし、警察が介入して逮捕者が出るような、ある意味「明らか」な事態に対して、PTAや教育委員会が加害者側に肩入れするとは、いったいどういう事態なのか。まったく理解できない。そんな組織など必要ない。

 私は以前から教育委員会は不要じゃないかと考えていたが、今回、その思いをいっそう強くした。その意味でも、越市長の「教育委員会不要発言」には大いに賛同したのだが、その後、市長がトーンダウンしたのかマスコミに統制が入ったのかは知らないが、このニュースがあまり報じられなくなったのは気持ち悪い。何かの圧力がかかったのか。

 地方公務員の友人に昔聞いたところによると、教育行政は通常の行政組織とはかなり切り離されており、ほとんど別組織になっているらしい。同じ公務員試験を通って公務員になっても、いったん教育行政に配属されると、ずっとそのままなのだそうだ。これもなんだか怪しい話である。
 この事件が、教育委員会制度を考え直すきっかけにならないかなあと期待していたのだが、どうも難しいようだ。残念。

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

書評 綾辻行人『Another(上・下)』(角川文庫)

 先日、映画が公開されたばかりの学園ホラー小説。
 呪われた学級である夜見山北中学校の3年3組には「ある年」と「ない年」があり、「ある年」はクラスの生徒およびその家族が次から次に変死する。「ある年」には、本来いないはずの生徒が3年3組に混ざっているが、それに誰も気がつかないのだという。
 その3年3組に転校してくることになった少年を主人公に話は進む。鳴という不思議な少女を初めとするクラスメイトたちが主要登場人物である。

 5月、6月と、次々と死んでいくクラスメイトやその家族たち。そう、今年は「ある年」だったのだ。
「次は自分かもしれない」
という恐怖が生徒たちを(そして読者を)襲う。クラスメイトの誰が「本来いないはずのもう一人」なのか。みんなが疑心暗鬼になる中、災厄を終わらせるための合宿が行われるが、そこで待っていたのは…。

 綾辻さんの小説は「館シリーズ」の2冊に続く3作目。「館シリーズ」が最後にすべての謎が明らかになる本格推理小説なので、本書もそうだと勝手に思っていた。しかし本書では、(一つを除き)謎はほとんど明らかにならない。ちょっと消化不良な印象。
 しかし、恐怖やスリルは満点である。
「次は誰が殺されるのか」
という、王道とも言えるドキドキ感が堪能できる。
「謎解き」ではなく「ドキドキ」(おおっ、韻を踏んでいる)を求めている人にはお薦めの一冊。

 蛇足だが、本書の映画が先日公開された。しかし、ただ一つ明かされる謎(本書のオチと言ってもよい)をどのように取り扱っているのだろうか。たいへん気になる。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...