2014年5月1日木曜日

書評 喜多喜久『化学探偵Mr.キュリー』(中公文庫)

化学の世界とその魅力が、一般人にも分かりやすく伝わるほんわかミステリー.

『ラブ・ケミストリー』『猫色ケミストリー』に続く、化学ミステリー第三弾。今回の主役は天然物化学の研究者である沖野春彦。イケメンだが化学研究オタクの若手准教授という設定だ。この沖野を探偵役にした短編が五つ収められている。
 それぞれの話には科学(化学)が絡んでおり、謎も科学的に解き明かされる。とはいえ、本書を楽しむのに科学知識はいらない。「すい、へい、りー、べ」で挫折した人でも十分に楽しめる。
「理系の研究者の世界って、どんな感じなのだろう」
というのをチラ見できるコミカルミステリーなのだ。

 前二作の書評でも書いたが、ミステリーに出てくる科学者のほとんどは、数学者、物理学者、医学者などだった。そこに化学者を持ってきたのが喜多氏である。
 数学や物理学に比べ、化学にはちょっと怪しく暗い印象をもつ人も多いかもしれない。化学には、華やかさや注目度に欠ける面があるのだろう。しかし本書を読めば、化学の魅力が伝わってくる。
 元素記号や化学式の世界に住む、理系オタクの生態をチラ見したい人にお勧め。



2014年4月28日月曜日

息子が4歳になりました

 先日、息子が4歳の誕生日を迎えた。保育園でも今春から年少組に昇格し、新しい制服も買った(一緒に写っているのは3歳上のお姉ちゃん)。


 息子の誕生日のたびに書いているが
「いつの間にこんなに大きくなったんや」
「早いなあ」
と思うことばかりである。いつの間にかひらがなを読んでいるし、あまり練習した記憶もないのにお箸でご飯を食べている。塗り絵もいつの間にかきれいに塗れるようになっていた。豆腐が大の苦手という変わった子なのだが、嫌いなものでも残さず食べる(食べさせている)。トイレトレーニングもいつの間にか済んだ(保育園がしてくれた)。
 下の子ってこんなもんなのか、それともウチの息子が優秀なのか(たぶん違う)。

 先月からは、お姉ちゃんと二人で寝ることになった。以前から寝かしつけ不要の楽ちん姉弟だったのだが、ついに母親が一緒に寝る必要もなくなった。夜中に「お母さ~ん」と起きてくるのかと思いきや、朝まで一人で寝てくれる。大したもんだ(お母さんは少し寂しく思っているかも)。

 いまはまだ素直な甘えん坊だが、じきに少し生意気になり、ひねくれていくのだろう。あまりに素直な男の子も気持ち悪いもんね。お父さんもお母さんも口うるさいのでたいへんだろうが、それに負けることなく生意気になっていってください。

 一つ苦言を呈しておくなら、家の中でお姉ちゃんと本気ではしゃぎ回るのはいただけない。以前に額をしたたかに割ったのに、まだ懲りないらしい。また怪我するぞ。外で泥んこになって遊ぶこともないし、エネルギーが有り余っているのだろうか…。もっと外で思う存分遊ばせてやればよいのかもしれないが、いまの時代、それもなかなか難しい。

 今年の誕生日ケーキは、コンビニでトッキュウジャーケーキを取り寄せた。


 去年はお姉ちゃんに手伝ってもらわないとロウソクを消せなかったが、今年は一人で上手に消せました(後ろにいるのは背後霊ではなくお姉ちゃん)。


 世話好きのお姉ちゃんにも見守られつつ、これからも健やかに成長してください。

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村

2014年4月27日日曜日

予想の回顧 マイラーズC、フローラS、福島牝馬S、錦S 2014

 日曜は京都でマイラーズC。
 本命◎オースミナインは縦長の展開の5、6番手から。いい位置取りだ。4コーナーではワールドエースの後を追うようにして先頭に並びかけるが、スパッとは切れず、5着まで。レコード決着の切れ味勝負ではここまでが精一杯だったか。
 ワールドエースの勝利に驚きはないが、前につけて抜け出すというレースぶりにはビックリした。一皮むけた印象。

 東京ではフローラS。
 ◎マイネグレヴィルはハナを主張。さほど絡まれることもなく、スムーズに直線へ。直線半ばまでは頑張ったのだが、ラスト200 mあたりで後続にドドッとかわされ、8着。もう少しパワーのいる馬場のほうが持ち味が生きるのだろう。
 勝ったのは良血サングレアル。2着のブランネージュとともに、本番でも注目したい。

 土曜は福島で福島牝馬S。
 ◎キャトルフィーユは前につけてスムーズに流れに乗る。しかし、直線では前を捉まえられそうで捉まえられず、ケイアイエレガントに残られてしまった。これで重賞で3連続2着。堅実だが詰めが甘い。
 勝ったケイアイエレガントは前走がフロックではなかったことを示した。今後も楽しみだ。
 馬券は馬連をチョロッと取った。

 京都のメインは錦S。
 ◎ダイナミックガイは後方から直線にかけるが、前残りの馬場では7着まで。
 逃げて3着に粘ったのが推奨穴馬のニシノカチヅクシ。こちらを狙うべきだったか。
 負けはしたが、1、2番手の2頭が3、1着に残る展開で、ただ1頭後方から差してきたフィエロの強さが目についた。

 今週は4戦1勝。他のレースもチョロチョロで、大怪我こそしていないが、トータルもマイナス。ここ何週か同じような結果が続いている。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2014年4月26日土曜日

マイラーズC、フローラS 予想と与太話2014

 今週は京都でマイラーズC、東京でフローラSが行われる。
 マイラーズCは一昨年に阪神から京都に移り、今回で3回目だが、まだ慣れない…。この歳になると、新しいことに馴染むのに時間がかかる。
 阪神の1600 mと京都の1600 mでは、距離は同じでも要求される能力はやや違うので、傾向も変わってきそうだ。今後は京都金杯とのかかわりが深くなるように思う。
 本命は◎オースミナイン。その京都金杯で2着した馬だ。その2着のレースも直線で包まれて少し待たされたもの。スムーズなら突き抜ける。
 推奨穴馬はラトルスネーク。個人的に追いかけている馬だ。前走で1600 mに目処。スタートを決めて流れが向けば。

 フローラSは◎マイネグレヴィル。ブライアンズタイム産駒、最後の大物になってほしい。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2014年4月25日金曜日

福島牝馬S、錦S 予想と与太話2014

 今週から京都・東京開催が開幕。気候的にも過ごしやすく、競馬観戦には絶好の時季だ。
 私には二人の子ども(小1の娘と4歳の息子)がいるのだが、私の影響を受けてかなりの競馬好きになってしまった。競馬は基本的に「駆けっこ」なので、小さい子どもにも分かりやすいのだろう。なので、競馬場に連れていけば大喜びするのは分かっているのだが、あまりに競馬が好きになりすぎても困るしなあ…(お母さんもやや怒り気味)。どうしようか。

 そんな土曜は福島で福島牝馬Sが行われ、京都のメインは錦Sである。
 錦Sは今回でまだ3回目という新しいレース。錦とは京都の錦通りのことだ。烏丸Sや堀川特別と同じ、京都の通り名レースシリーズということになる。
 過去2回ともこの時期に行われている。開幕直後の京都なら前に行く馬が有利かと思ったのだが、中団あたりから差してくる馬が上位にきている。
 本命は◎ダイナミックガイ。前走は外枠で溜めがきかなかったとのこと。内目の枠を引いた今回はチャンスだ。ハンデは少し見込まれたが、それだけ実力を評価されているのだと考えたい。
 推奨穴馬はニシノカチヅクシ。前走、逃げて勝利した。単騎が見込めそうなここは、もう一丁があるかも。

 福島牝馬Sは◎キャトルフィーユ。このレースは中山牝馬Sとの関連が深い。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2014年4月20日日曜日

予想の回顧 皐月賞、アンタレスS、中山GJ 2014

 今週は皐月賞。まれに見る大混戦で、5頭が単勝10倍以下だった。
 ◎ワンアンドオンリーはスタートで行き脚がつかず、最後方から。結果的にはこれが痛かった。3コーナーから外をマクっていき、4コーナーでは大外をブン回す。
「そりゃ届かんやろ…」
と思っていたが、残り1ハロンからグイグイ伸びて、最速の上がりで0.3秒差の4着に突っ込んだ。もう少し前にいけていたら…残念だ。ダービーでは人気になりそう。
 勝ったのはイスラボニータ。中団の外でピタリと折り合った。GIの速い流れで、むしろ折り合いがついたのかもしれない。4コーナーでは外に持ち出し、直線でトゥザワールドをねじ伏せると、1馬身1/4差で完勝。距離延長も右回りも問題なかった。フジキセキ産駒が最後の世代で念願のクラシックを制覇。おめでとう。

 土曜の京都メインはアンタレスS。
 本命◎ナムラビクターは中団でニホンピロアワーズを見る位置から。3コーナー手前で動き始め、ニホンピロアワーズに馬体を併せに行く。そのまま2頭で併せ馬のかたちで直線へ。残り1ハロンでナムラニホンピロを競り落としてそのままゴール。横綱にケンカを売って、見事に勝ちきった。
 ところが、2着にトウショウフリークが差し込んできたため、馬券は単勝(馬券道場)を取っただけに終わった…。前に行く馬は厳しいと思っていたのだが、意外にスローな流れになった。逃げ馬が揃っていると、時としてこういう流れになる。

 中山では中山GJ。アポロマーベリックが先手を取ると、他馬を寄せ付けずそのままゴールへ。影も踏ませぬとはこのことか。「障害界のサイレンススズカ」と呼びたくなる勝ちっぷりだった。
 本命◎アドマイヤトライは最後から二つ目の障害の着地でバランスを崩し、8着に敗れた。ただ、それがなくても2着争いまでだっただろう。

 今週は3戦1勝で、1勝も単勝をチョロッと取ったのみ。他がちょこちょこ当たって惨敗は免れたが、負けは負け。来週から開催も変わり、ツキも変わることを期待したい。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

2014年4月19日土曜日

皐月賞 予想と与太話2014

 今週は牡馬クラシック第一弾の皐月賞。しかしここ数年、当たった記憶がない。はっきりとは分からないが、おそらく10年以上連続でハズれ続けている。その間、ヴィクトリーを本命にしながら馬券を取り逃がしたことが、相性の悪さに拍車をかけた。
 ビシッと当てて、今年でこの流れを断ち切りたいところ。

 レースにいってみたい。
 まれに見る混戦模様だ。その理由は、有力馬どうしの直接対決が少ないためだ。具体的には、トーセンスターダムイスラボニータが暮れの重賞やトライアルを使わなかったため、その他の有力馬と初めての手合わせとなる。そのため力の比較が難しく、混戦ムードとなっているわけだ。
 こういうときは、人気の盲点になる馬や、忘れられたトライアルが出やすい。積極的に探していきたい。

 本命は◎ワンアンドオンリー。ラジオNIKKEI杯の覇者だ。そのラジオNIKKEI杯のレベルが疑問視されていた(私もしていた)が、前走の末脚を見て考えを改めた。掲示板を二度も外していること、「ダービーでこそ」という陣営のコメントなど心配な点もあるが、最内枠から道中は死んだふりをして、直線で少し外に持ち出して、ズバッと差してほしい。
「そんなにうまくいくんかいな」
という声が聞こえてきそうだが、ノリならやってくれるはずだ。

 怖いのは若葉S組。推奨穴馬はアドマイヤデウスウインフルブルーム。両馬ともまだ底を見せていないのに、現在7、8番人気。メイショウサムソンが勝ったときを思い出す。
 もう一頭、大駆けがあるなら◎と同厩のスズカデヴィアスか。

 最後に人気馬について、難癖をつけておきたい。
 イスラボニータロサギガンティアはフジキセキ産駒。種牡馬としてクラシックに縁のなかったフジキセキが最後の世代で皐月賞制覇、なんてうまい話はないだろう。
 うまい話といえば、トゥザワールドもそう。川田騎手の二週連続GI制覇も、そううまくはいかないだろう。
 アジアエクスプレスは距離が、トーセンスターダムは初輸送が不安。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
にほんブログ村

【福知山マラソン走ってきました~】滋賀のおっさんランナーのランニング週報:2024年11月18~24日の記録

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた。現在は52歳。  2020年12月の神戸トライアルマラソンでサブ3を達成! 自己ベストは2024年3月のびわ湖マラソンの2時間54分台。 ◆総 評◆  土曜に、福知山マラソンを走ってきた。果たして結果はいかに。キロ...