2014年5月7日水曜日

2014 G.W. ラ・フォル・ジュルネびわ湖、敦賀観光、おごと温泉湯元館に行ってきた その1

 今年(2014年)のゴールデンウィークは、泊まりの旅行には行かなかったが、日帰りでいろいろなところに出かけた。子ども(小1と4歳)がいると、どこにも出かけないのはイケナイことのような罪悪感を感じてしまう。世間の雰囲気に踊らされているのは分かっているのだが。

◆4月27日(日) ラ・フォル・ジュルネびわ湖◆
 てなわけで、まずは4月27日(日)にラ・フォル・ジュルネびわ湖に行ってみた。ラ・フォル・ジュルネはフランス語で「熱狂の日」の意味。フランスのナントに端を発するイベントで、街中を音楽一色に染めて、さまざまな催しが行われるというもの。大津では5回目の開催となるらしい。

ラ・フォル・ジュルネびわ湖

 プログラムを見て、どれを見たいか娘(小1)に決めさせたところ「書道、スラヴの熱き血潮に出会う~筆と2台のピアノからほとばしる情熱~」というシブイ公演を選んだ。音楽よりもパフォーマンスに興味があるようだ。
 講演の内容は、滋賀県内の高校の書道部が登場し、ピアノの音楽に合わせて大きな作品を完成させるというもの。出場した高校は三つ。どの高校も女子部員がほとんどだ。各校それぞれ、特徴のある作品をその場で描いた。一発勝負なので失敗は許されないところが緊張感を誘う。
 息子(4歳)は飽きて途中で中座したが、娘は最後まで楽しく見られた。

 その前に、龍谷大学吹奏楽部による、子ども向け音楽体験会にも参加した。ライブの吹奏楽はなかなかよかったと私(父親)は思ったのだが、子どもは面白くなかったらしく、着ぐるみと遊んだ後は、お絵かきに熱中していた。どうもわが子たちは、親に似て音楽には興味がないようだ。

ラ・フォル・ジュルネびわ湖、龍谷大学吹奏楽部

 書道の公演の後は、クイズラリーに参加。会場を巡ってクイズに答えると、バッジをもらえる。子どもたちは、音楽よりもこういう催しのほうが楽しいらしい。音楽の血は流れていないようだ…。

ラ・フォル・ジュルネびわ湖、クイズラリー

 敦賀観光へ続く。

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2014年5月6日火曜日

書評 野尻抱介『南極点のピアピア動画』(ハヤカワ文庫JA)

萌えつきました…。オタク色満載、萌え指数Maxの近未来SF。


「ピアピア動画」という架空の動画投稿サイト(ニコニコ動画がモデル)と、「小隅レイ」というこれまた架空のボーカロイド(初音ミクがモデル)を土台にした連作集。四つの短編を並べることにより、近未来のオンラインネットワーク(オタクたちのコミュニティともいう)の世界観を語った作品。オタク色満載だが、時代設定や社会状況設定はしっかりしており、ちゃんとしたSFになっている。さすが野尻氏。
 ニコニコ動画や2ちゃんねるの近未来には、どのような世界が広がっているのか。たとえば、あるプロジェクトの計画をネットに投稿すると、それに賛同したユーザーから寄付が集まり、資金が調達される。その結果、ロケットが飛んだり、潜水艦が出動したり、破天荒なイベントが実現されるのだ。そんな奇想天外な近未来社会が描かれている。
「そんなアホな」
と思う一方で
「でも、ありそうかも」
と思わせられるところが、野尻氏の筆力である。

 また、インターネットが作る新しい社会を描いているのだが、そこではネットによって人間関係は完結しない。生身の人間どうしの血の通った関係が物語を支えているところが興味深い。野尻氏の社会観が現れているのだろう。

「SFは好きだけど、萌えはどうもなあ…」
という人にもお勧めできる一冊。



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2014年5月4日日曜日

予想の回顧 天皇賞・春、青葉賞、天王山S 2014

 今週は天皇賞・春。ゲートの中で、ゴールドシップが吠えて暴れていたのには驚いた。普段はゲートがアップになることがないので、知らないだけなのだろうか。
 レーススタート。そのゴールドシップは大きく出遅れ。◎ウインバリアシオンは中団につけたのだが、徐々に位置を下げていき、2周目の3コーナーでは後方4、5番手。さらにその後ろにキズナゴールドシップ。1~3番人気が後方と、不穏な空気が漂う。今年も荒れるのか。
 真っ先に動いたのはウインバリアシオン。坂の下りでスパート開始。結果的にはこれが好判断だった。先に動いた分、4コーナーで外に振られるのも最小限に抑えられ、直線ではフェノーメノと併せ馬の形に。いったんは前に出たように見えたが、最後はフェノーメノに突き放されて2着。またもやGIには手が届かなかったが、力は示した。結果論になるのかもしれないが、スタート直後の中団の位置をキープしたかったか。
 馬券はフェノーメノ(とゴールドシップ)を蹴飛ばしていたため、ハズレ。

 土曜は東京で青葉賞。◎ラングレーはスタートで後手を踏み、後方から。3コーナーでも包まれてポジションを上げられず、4コーナーではやむを得ず内を突いた。直線ではグイッと伸びて一瞬「オッ」と思ったのだが、最後は息切れして11着。スムーズなレースができなかったにしろ、見せ場がなかった。
 今年の青葉賞は、ダービーにはつながらなさそうに思う。

 土曜の京都メインは天王山S。◎ダノンレジェンドは道中から押っつけっぱなし。最後は伸びていたが8着まで。1200 mは短いのか。

 今週は3戦全敗。他のレースもいまいちで、トータルもマイナス。京都開催になってから、低空飛行が続いている。立て直しを図りたい。

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2014年5月3日土曜日

天皇賞・春 予想と与太話2014

 今週は天皇賞・春。菊花賞とともに、京都の誇る伝統の長距離GIだ。京都には他にもいろいろGIがあるが、この二つはやはり別格である。
 ところが格の高さとは裏腹に、近年、天皇賞・春は荒れ気味である。イングランディーレが横山典騎手の口笛とともに逃げ切ったのがちょうど10年前。それから昨年まで、馬連万馬券が5回、しかもそのうち2回は5万円超えだから、最も荒れるGIと言えるだろう。昨年も、2、3番人気の馬で決まったが、1番人気のゴールドシップに人気が集中していたため、馬連は30倍を超えた。
 強い馬が強い勝ち方をするレースであってほしい気持ちもあるが、馬券的には非常に面白い。

 レースにいってみたい
 現時点で単勝10倍以下が3頭。4、5、6歳の代表が1、2、3番人気となっている。その中から本命は◎ウインバリアシオン。6歳、すなわちオルフェーヴル世代の代表だ。屈腱炎を患った馬だが、先週の追い切りでは超抜時計を叩き出した。再発の不安もあるだろうが、陣営も勝負に出ているのだろう。乗り替わりと追い込み一手の脚質は不安材料だが、他の人気馬も同様の不安は抱えている。悲願のGI奪取のチャンス。
 人気馬ですんなり収まるとは思えないので、相手は手広く流したい。推奨穴馬はちょっと多めの3頭。前走の負けで2、3走前がすっかり忘れられているサトノノブレス、前走で◎の2着だったホッコーブレーヴ、相手が軽かったとはいえ前走の長距離レースで強い勝ち方を見せたフェイムゲーム

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2014年5月2日金曜日

青葉賞、天王山S 予想と与太話2014

 気温もぐんぐん上昇して、四連休はお出かけ日和になりそうだ。わが家も日帰り小旅行に行く予定である。

 そんな土曜は京都メインに天王山Sが、東京メインに青葉賞が組まれている。
 天王山Sは2012、2013年は行われなかった。代わりに同条件の天保山Sというレースができたので、てっきり名前が変わったのだと思っていたら、復活した。何か理由があるのだろうか…。ややこしいなあ。
 ちなみに昨年の天保山Sの予想でも書いたのだが、天王山と天保山の関係は面白い。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ダノンレジェンド。2連勝中の登り馬だ。今年の4歳馬のダートのレベルはかなり高いと見た。同じく4歳のハーロンベイが強敵。この2頭の馬券が本線。
 推奨穴馬はエーシンビートロン

 青葉賞は◎ラングレーを狙う。東京の2400 mは向きそう。

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2014年5月1日木曜日

小1の娘と4歳の息子にウルトラセブンを見せてみた

 娘が絵を見るのがけっこう好きなので、先日、佐川美術館を再訪した。すると「ウルトラマン創世紀展 ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ」という特別展示が行われていた。

ウルトラマン創世紀展 ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ,佐川美術館


◆私(父親)とウルトラマン◆
 いやいや懐かしい。小さい頃、ウルトラマンシリーズをよく見たものだ。
 ウルトラマンを見るようになったきっかけもはっきり覚えている。4~5歳頃のある日、友達に、夕方にウルトラマンが放送されていることを教えてもらったのだ。家に帰って新聞のテレビ欄でそれを確認。すぐさま母親に許可を求めたところ、OKが出た。
 最初に見たのは、たしか「帰ってきたウルトラマン」だったと思う。当時はなぜ「帰ってきた」なのかはよく分かっていなかった。その後も、同じ時間の再放送枠でウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンAなどを熱心に見た。
 印象に残っている怪獣は、ゼットン、ピグモン、エレキングあたりだ。おっと、忘れてはいけないのがジャミラである。

ジャミラ

服から頭を出さず
「ジャミラじゃ~」
とやって
「服が伸びるでしょっ」
と怒られた人も多いに違いない。

◆子どもに見せてみた◆
 佐川美術館のウルトラマン展で思い出を刺激された私は、さっそくウルトラセブンをレンタルした。けっこう貸し出されていたのは、私と同様にウルトラマン展に刺激された人が多かったためだろうか。


 そして子ども(小1の娘と4歳の息子)と一緒に見たところ、子どもたちが
「こーわーいー」
と騒ぎ出した。たしかに映像が陰鬱で、ちょっと怖い。さらに音楽も暗く、これも恐怖心をあおるようだ。またストーリーもけっこう複雑で、息子はあまり理解できなかった。
 ウルトラマンの出てくるシーンは最後の5分程度で、そこまではSFドラマ仕立てになっている。昔は特撮に手間や費用がかかったので、このような構成になっているのだろう。ウルトラマンが3分間しか戦えないのも、このあたりの事情によるのかもしれない。
 子どもの頃はそれが普通と思っていたのだが、改めて見てみると印象が違うものだ。いまの戦隊シリーズや仮面ライダーと比べると、ずいぶん雰囲気が違う。

 40年近く前に見ていた番組を、こうして子どもと一緒に楽しめるのだから、いい時代だ。懐かしいひとときを堪能した。

 後日、「こーわーいー」と騒いでいた息子が「また見たい」と言ってきた。ようわからん。

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書評 喜多喜久『化学探偵Mr.キュリー』(中公文庫)

化学の世界とその魅力が、一般人にも分かりやすく伝わるほんわかミステリー.

『ラブ・ケミストリー』『猫色ケミストリー』に続く、化学ミステリー第三弾。今回の主役は天然物化学の研究者である沖野春彦。イケメンだが化学研究オタクの若手准教授という設定だ。この沖野を探偵役にした短編が五つ収められている。
 それぞれの話には科学(化学)が絡んでおり、謎も科学的に解き明かされる。とはいえ、本書を楽しむのに科学知識はいらない。「すい、へい、りー、べ」で挫折した人でも十分に楽しめる。
「理系の研究者の世界って、どんな感じなのだろう」
というのをチラ見できるコミカルミステリーなのだ。

 前二作の書評でも書いたが、ミステリーに出てくる科学者のほとんどは、数学者、物理学者、医学者などだった。そこに化学者を持ってきたのが喜多氏である。
 数学や物理学に比べ、化学にはちょっと怪しく暗い印象をもつ人も多いかもしれない。化学には、華やかさや注目度に欠ける面があるのだろう。しかし本書を読めば、化学の魅力が伝わってくる。
 元素記号や化学式の世界に住む、理系オタクの生態をチラ見したい人にお勧め。



【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...