2015年2月1日日曜日

【予想の回顧】シルクロードS、根岸S、北山S(2015)

 日曜は京都でシルクロードS。
 本命の◎アンバルブライベンは2番人気。てっきり1番人気と思っていただけに、おいしく映った。スタートはいつもほどの出脚ではなかった感じもしたが、押して押してハナへ。前半の3ハロンは33.9秒。思ったよりもスローだ。余力十分に直線を向くと、後続との差を広げ、最後はサドンストームの追撃を抑えて見事に1着。着差以上の強さだった。
「この馬についていったら、共倒れになる」
と周囲に思わせていることが好結果の要因の一つだろう。
 高松宮記念には向かわないとのことだったが、路線変更があるかもしれない。
 馬券は馬連を取った。1600円もつくとは思わなかった。ラッキー。

 東京では根岸S。
 こちらの本命◎エアハリファは1番人気。こちらは1番人気になるとは思わなかった。
 道中は中団の後ろあたりにつける。想定よりもやや後ろだ。直線を向いてもまだ後方。しかも外の馬が寄せてきて進路が狭くなりかける。
「ヤバイ」
と思ったのだが、狭いところを抜けてきて、一気に差しきった。強かった。
 2着争いはアドマイヤロイヤル(買ってない)が抜け出たところに、ワイドバッハ(買っている)が襲いかかる。
「差せ差せ~」
という声に応え、2着に浮上してくれた。
 馬券は馬連を取った。人気の組み合わせだったが、本線だったのでけっこう浮いた。

 土曜の京都メインは北山S。
 本命の◎ワンダーアシャードは1番人気。スタート直後には2番手につけ「よしよし」と思っていたのだが、テレビカメラが後方を映してから前方に返ってくると、なぜか3列目に下がっていた。
「あら? でも、まあ大丈夫だろう」
4コーナーで外に持ち出すが、前が開くのに少し時間がかかった。その間に、逃げたキクノソルがセーフティリードを確保し、焦点は2着争いに。粘るヒラボクプリンスワンダーアシャードが迫るが、ハナ差及ばず3着。無念の結果に終わった。
 結果論だが、向こう正面でポジションを下げたことが敗因につながったか。ちょっと余裕を持って乗りすぎたかもしれない。

 今週は3戦2勝。東西重賞を二つとも当てたのはいつ以来だろうか。トータルもプラスになた。

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2015年1月31日土曜日

【予想と与太話】シルクロードS、根岸S(2015)~血統がシブすぎる~

 今週は京都でシルクロードS、東京で根岸Sと、GIの前哨戦が行われる。
 シルクロードSはGIのステップレースなのになぜハンデ戦なのだろうと、毎年不思議だったのだが、その謎が解けた。JRAとしては、阪急杯とオーシャンSをステップレースと位置づけており、優先出走権も与えている。それに対してシルクロードSは、単なる冬のスプリント重賞に過ぎないということなのだそうだ。確かに、納得できないことはないかなあ。
 しかしロードカナロアやドリームバレンチノなど、ここをステップに本番で結果を出している馬も多く、事実上は有力な前哨戦と言える。今年もここから有力馬が出るだろうか。

 レースにいってみたい。
 土曜のレースを見ていると、コース替わりの影響か、京都の芝はかなり前が残る。それでなくても、京都の芝1200 mは内の先行馬が有利なコース。となれば本命は人気でも◎アンバルブライベン。昨夏から力をつけてきた、遅咲きの牝馬だ。55.5 kgのハンデは楽ではないが、このレースは重ハンデの馬が結果を出しているし、大丈夫ということにしておきたい。クラウンドプリンス、スプレンディドモーメント、ルールオブローとつけられてきた超シブシブ血統の快足馬に期待。
 推奨穴馬はバクシンテイオー。休み明けの前走で好走した。ハンデ据え置きも有利。

 根岸Sはエアハリファ。落ち着いた流れになると見た。

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2015年1月30日金曜日

【予想と与太話】北山ステークス(2015)~洛中か洛外か~

 毎週のように書いているが、本当によく雨が降る。1月の(降雪ではなく)降雨量としては異例なのではないだろうか。
 そんな東京出張を控えた土曜の京都メインは北山S。京都の通り名シリーズの一つである。北山通りは洛中に入るのか洛外になるのか微妙なラインだ。洛中という言葉には厳密な定義はないので、人によって意見が異なるのだろうが、個人的には地下鉄も延伸したし、洛中に入れてよいのではないかと思う。

 レースにいってみたい。
 ダート1800 mの準オープン戦。かなり長い間、この時期と条件で行われているレースだ。
 本命は昨年の2着馬◎ワンダーアシャード。前走は、勝ち馬にはちぎられたが2着を確保。いつもとは違う差しの競馬でも結果を出した。なかなか勝ちきれない馬だが、今度こそを期待したい。
 推奨穴馬はヒラボクプリンス。着順ほど負けていない。

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2015年1月25日日曜日

書評 夏樹静子『二人の夫をもつ女』(講談社文庫)

昭和の香りがぷんぷん漂ってくる短編集


 1980年に発売された短編集。表題の「二人の夫をもつ女」を含めた八つの短編が収められている。主人公は全て女性で、みんなハイミスまたはミセスである。彼女たちの一人称で話は語られる。
 各話の根底には「感情のもつれ」がある。主人公の女性たちはみんな、嫉妬、猜疑心、憎しみなどの気持ちを抱いており、それが事件の遠因となっている。そして最後に全てが明らかになったときの、彼女たちの思いが同じなのだ。
「ああ、知らなければよかった」

 各話とも、最後は全てのピースがきっちりはまって話は閉じる。込み入ったトリックはないが、簡潔に、分かりやすく全てがつながる。非常に気持ちよく話が閉じるのだ。構想の段階で、プロットがよく練られているのだろう。
 また郊外団地、夢のマイホーム、公衆電話など、昭和のど真ん中の香りがぷんぷん漂ってくるのもよかった。スーパーマーケットが当たり前になり、核家族化が進み、女性の社会進出も進み始め、女性の立ち位置がおおいに変化した時代だったのだろう。
 私は幼少期を大阪のベッドタウンの新興マンションで過ごしたのだが、その頃の雰囲気を思い出した。妙に懐かしい作品だった。




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【予想の回顧】東海S、AJCC、京都牝馬S(2015)

 日曜の中京メインは東海S。
 ◎コパノリッキーはスタートはそれほどよくなかったが、二の脚で前へ。ニホンピロアワーズの番手に収まる。3コーナーから動き始め、ニホンピロアワーズをかわして先頭に出ると、直線は独壇場。4馬身差の完勝だった。番手で競馬ができたのも収穫だったか。
 2着争いはグランドシチー(押さえてない)が抜け出したところに、最後方からインカンテーション(押さえている)が襲いかかる。
「差せ差せ~」
という声も虚しく、ハナ差及ばなかった。馬券はハズレ。

 中山ではAJCC。
 ◎ゴールドシップは後方から。向こう正面で手綱が動き始め、4コーナー前からムチが入るという惨敗時のパターン。久々に気の悪いところを見せて7着に惨敗。
「もう、マジメに走らないことはないだろう」
と油断させておいて、人気を裏切った。お見事…。
 馬券は、こういうこともあろうかとタテ目も押さえていたのだが、クリールカイザーはノーマークでハズレ。4番人気とは意外だった。みんなよく見ているなあ。ゴールドシップの陰に隠れたが、フェイムゲームの凡走も意外だった。

 土曜は京都で京都牝馬S。
 ◎ベルルミエールは、スタート直後に、外の馬に寄られたのかふらついてしまい後方へ。3コーナーから外を回って追い上げたが、そんな横綱相撲が通用するはずもなく、10着に終わった。内を突いた馬が上位を占めた馬場では厳しかったか。
 レースの結果は、大荒れ。逃げた1着馬(ケイアイエレガント)に続いて、後方から2、3着馬(ゴールデンナンバーパワースポット)が内から差してきた。何回買っても取れそうにないなあ…。

 今週は3戦3敗。年初の一開催が終わったが、さっそく負債を抱えてしまった…。

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2015年1月24日土曜日

【予想と与太話】東海S、AJCC(2015)~人気でも~

 今週は中京で東海ステークス、中山でAJCCが行われる。この時期に横綱(ゴールドシップ)が出走する。よほど元気が有り余っているのだろうか。

 東海Sは平安Sと入れ替わりでこの時期に移ってから3回目。1回目からグレープブランデーがここをステップにフェブラリーSも制した。平安Sはステップレースとしてあまり機能していなかったが、左回りになってどうなるだろうか。

 今年も本番を狙えそうな馬が出てきた。本命は◎コパノリッキー。前々走は崩れたが、スタートでつまずいたのが全てだったか。前走はきっちり巻き返したし、ここも力を見せてくれるだろう。武豊騎手との新コンビにも期待。
 推奨穴馬はランウェイワルツ。安定感が光る。この相手でも。

 アメリカジョッキークラブカップは◎ゴールドシップで仕方なかろう。普通に走れば。相手はフェイムゲーム、ディサイファ、ミトラに絞る予定。

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2015年1月23日金曜日

【予想と与太話】京都牝馬ステークス(2015)~今週は人気薄から~

 数週間前にも書いたが、今冬は雨が多い。雪にならず雨ということは、やはり暖冬なのだろうか。
 この雨のせいか、今年の京都はわりに差しが決まる。例年の正月開催は極端な前残りの馬場になることが多いのだが、今年は少し傾向が違うようだ。

 そんな土曜の京都メインは京都牝馬S。京都牝馬特別(略称、京都牝特)と呼ばれていた頃が懐かしいが、名前が変わってから今回で15回目だそうだ。ところで、どうして名称が変わったのだろう。気になっていた「ステークス」と「特別」の違いを調べてみた。
 結論としては、ステークスも特別も、レースとしての条件は同じで、単に呼び方が違うだけらしい。それなら、なぜこのレースはわざわざ特別からステークスに呼び名を変えたのだろうか。それは、JRAでは準オープン以上のクラスのレースを「~ステークス」に、それより下のクラスを「~特別」に統一したのだそうだ。それまではごちゃ混ぜになっていたのを、この基準ではっきり分けたのが15年前だったらしい。そういえば、4歳牝馬特別がフローラSなどの名に変わったのも同じときだったような気がしてきた。

 前置きが長くなったがレースにいってみたい。
 今年はGI級がおらず、やや手薄なメンバーか。ヴィクトリアマイルには結びつかないかもしれない。この相手なら、◎ベルルミエールで足りないか。このレース、重賞実績のある4歳馬の成績がよいのだ。昇級初戦だが、昨春には重賞で掲示板に載っていたこの馬を狙ってみたい。逃げ馬不在で展開も向きそうだ。
 推奨穴馬も4歳からフォーエバーモア。長期休養明けだが、一発あるならこれか。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...