2016年5月20日金曜日

【中央競馬予想と与太話】平安ステークス(2016)~泣くよウグイス平安京~

 梅雨前の爽やかな気候が続き、馬券も当たりそうな気がする。気のせいにならないよう、張り切って予想していきたい。

 そんな土曜の京都メインは平安S。1月からこの時期に移って、今回で4回目になる。
「なんか中途半端な時期に移ったなあ」
と思っていたのだが、帝王賞へのステップにちょうどよいのか、意外にもレベルの高いレースになっている気がする。

 平安と言えば「泣くよウグイス平安京」の語呂合わせが有名だ。そして、われわれの世代(アラフォー)にとって、もう一つ有名な語呂合わせが「いい国作ろう鎌倉幕府」の1192年。ところが現在の教科書では、これは1185年に変わっているというではないか! まあ驚いた。
 で、語呂合わせも「いい箱作ろう鎌倉幕府」なのだとか。箱作ってどないするねん…。史実なので仕方ないとは言え、1192年ではなくなり、何だか寂しい気持ちなのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 断然の1番人気になるはずだったアゥオーディーが回避したら、とたんに混戦模様になった。本命は◎アスカノロマン。昨秋からの充実振りは、ここでは1枚上。前走も勝ち馬にはかなわなかったが、3着馬には3馬身差をつけており、同斤量のここは負けられないところ。極端に速いペースにならなければ。
 推奨穴馬はアムールブリエ。牝馬の56 kgが嫌われているのか、あまり人気がないようだ。

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2016年5月18日水曜日

【書評】柳広司『百万のマルコ』(創元推理文庫)

ナゾナゾを解く面白さ


 『ジョーカーゲーム』でブレイクする前の柳氏の作品。史実と虚構をうまくミックスさせて舞台を作り、シンプルな謎を投げかける。柳氏の原点とも言える手法だ。
 謎解きが本作のキモなのだが、その謎が単純というかナゾナゾ的なのが面白い。子どものころ、ナゾナゾに頭をひねった感覚が思い出される。

 舞台は中世ヨーロッパの牢獄。詰め込まれた男たちは、暇をもてあましている。そこに新たに入ってきたのが「百万のマルコ」。本人曰く、東方のフビライ・ハーンに仕え、周辺のエキゾチックな国々を訪れ、さまざまな体験を通して大金を得たのだという。
 その大金を得た過程をマルコが語りはじめる。たとえばこんな感じ。
 マルコがフビライ・ハーンと出会ったときのこと、ひょんなことから馬を競わせることになった。マルコは風来坊で駿馬など持っていない。一方のフビライは騎馬の民の大王。勝負になるわけがない。ところがマルコは
「というわけで私は勝負に勝ち、大王から巨万の富を与えられたのでした」
と話を終える。
「なんでやねんっ」
読者も、牢獄で話を聞いていた男たちも、同時にツッコミを入れる。いったいどうやって勝ったのか。大王の馬に毒を盛るとか、レース中に分からないように妨害するとか、いろいろな説が出るが、どれも不正解。最後にマルコがナゾナゾの答えを出して一件落着。
 こんな小話が13話収められている。ミステリーというよりもナゾナゾ遊びに近いが、それがいい。「やられた」感が気持ちいい連作短編集。




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2016年5月15日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年5月14・15日~ネバ三の兄弟が登場~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。なお、朝ご飯は妻が早起きして作ってくれている。


 5月14日(土) 
昼は外食した。

◆晩ご飯◆
 この日は息子と二人で買い物に。鮮魚コーナーに行くと、いつも息子のことを気にかけてくれていたお兄さんがいなくなっていた。異動があったのだろうか。息子が選んだ本日の魚はカマス。この前、娘も選んでいた魚だ。美味しく見えるのだろうか。確かに、実際に美味しいよね。はらわたを取ってもらって、塩焼きにして食べた。グー。
 他はカツオたたき、サラダ、鶏ガラスープのにゅうめん。カツオが旬で美味しい。

カツオたたきとカマスとサラダ

 5月15日(日) 

◆昼ご飯◆
 ドリアを作った。好評だったのだが、子どもたちは「多すぎる~」とのこと。ホワイトソースを入れすぎたかも。すみません。
 他は鶏ガラスープとサラダ。

◆晩ご飯◆
 メインは、今週もみんなのきょうの料理から「鶏むねの揚げない酢豚風」。鶏むね肉に下味をつけて片栗粉をまぶし、茹でてから甘酢ダレに絡めるというヘルシー酢豚。しかし意外にも娘には不評だった。鶏むね肉のぱさつきが気になるそうだ。
 他は白ご飯、サラダ、鶏ガラスープ、冷やしナスのごまソース、ネバ二郎。ネバ二郎はネバ三の兄弟メニュー。二つのネバネバ食材を混ぜるのでネバ二郎と命名した。といっても、納豆とめかぶを混ぜ合わせるだけの簡単メニュー。手軽に作れるので「もう一品」というときに重宝しそうだ。

左下が冷やしナスのごまソース、右下がネバ二郎

鶏むね肉の揚げない酢豚風

みんなのきょうの料理 鶏むねの揚げない酢豚風
みんなのきょうの料理 冷やしナスのごまソース

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【中央競馬予想の回顧】ヴィクトリアマイル、京王杯スプリングC、都大路S(2016)

 今週はヴィクトリアマイル。
 ◎スマートレイアーは好発を切った。行くかもと思われていたレッツーゴードンキが控えたためすんなりハナへ…と思ったところに主張してきたのがレッドリヴェール。武豊騎手と石川騎手が
「お前、行くの?」
「はい、行かせてくださいっ」
なんて会話をしているように見えた。その後さらにカフェブリリアントが先頭に立つなど、出入りの激しい展開に。直線に向き、スマートレイアーは持ったままでスパートのタイミングをはかる。いい感じだ。満を持して追い出したが、外から来た1~3着には抵抗できず、4着に終わった。前にいた馬で上位に来たのはこの馬だけだし、力は見せたか。上位の馬も強かった。
 勝ったのはストレイトガール。持ったままで前に並びかけると、残り300 mで一気に突き抜けて独走。2馬身半差の完勝だった。昨年の勝ち馬が、昨年と同じく人気の盲点になっており、穴を開けた。怖いと思っていたのだが、藤原師の弱気のコメントを見て馬券から外していた。
 馬券はハズレ。今回は「怖いなあ」と思いつつ手が伸びなかった馬がたくさんいて、馬券的にはたいへん面白いレースだった。

 土曜は京都で都大路S。
 ◎ガリバルディは2、3番手と思ったよりも前の位置取り。しかし直線ではジリジリとしか伸びず、5着。勝ったのが逃げたナムラアンだったのだから、展開は向いたはず。不甲斐なかった。
 馬券は単勝勝負だったので、ハズレ。

 東京では京王杯スプリングC。
 ◎ロサギガンティアは好位のインでじっと我慢。直線に向き、馬混みをうまくさばいて抜けてきたのだが、勝ち馬にはあっという間にかわされた。それでも2着は安泰か…と思いきや、最後は脚が上がって2着馬の強襲に屈した。
 勝ったのはサトノアラジン。今までの惜敗ぶりが嘘のように、馬場の真ん中を突き抜けた。勝つときはこんなものか。
 馬券は2着のサンライズメジャーを買っておらず、ハズレ。

 今週は3戦0勝だったが、他がポツポツ当たり、トータルはプラスを達成。オークス、ダービーにつなげたい。

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2016年5月14日土曜日

【中央競馬予想と与太話】ヴィクトリアマイル(2016)~10年ひと昔~

 今週はヴィクトリアマイル。歴史の浅いGIで…と書こうと思ったら、今回で11回目。10年も経てば、もう新設とは言わないよな。
 ちょうど10年前の記念すべき第1回の勝ち馬はダンスインザムード。4戦4勝で桜花賞馬となった馬で、4歳の1年間はやや冴えなかったが、5歳のときにこのレースを制して二つ目のGIタイトルを手にした名牝だ。
 しかし産駒がもう一つ走らないのが残念だ。キングカメハメハが一度も種付けされていないのは何か理由があるのだろうか。

 レースにいってみたい。
 牝馬の一線級がほぼ勢揃い。馬券的にも面白いメンバーとなった。
 本命は◎スマートレイアー。昨年のこのレースの後から脚質転換をはかり、前につけるレースを覚え、ここ2走は逃げ切り勝ちを見せるまでになった。切れ味を武器としていた馬が、古馬になってこれほど変わるとは驚いた。レッツゴードンキの出方次第で位置取りは変わりそうだが、武豊と岩田ならガリガリやり合うことはないだろう。左回りも得意だし、念願のGI勝利を果たしてほしい。
 推奨穴馬はウインプリメーラ。本命馬と同厩の馬が同枠に入った。前々で流れ込むシーンがないか。

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2016年5月13日金曜日

【中央競馬予想と与太話】京王杯スプリングC、都大路S(2016)~京王電鉄と1400 m~

 今週末は気温が上がり、汗ばむほどの陽気となりそうだ。爽やかな初夏の空気を楽しむためにも、馬券をばっちりと当てたいものだ。

 そんな土曜の京都メインは都大路ステークス、東京メインは京王杯スプリングカップである。今週は京都で重賞がなく、東京は土・日連続で重賞が組まれている。GIも5週続けて東京で行われるし、何だかアンバランスだなあ…。NHKマイルCかヴィクトリアマイルのどちらか(もしくは両方)を関西にもってくるべきだろう(何度でも書きます)。

 京王杯スプリングCは、京王電鉄の名を冠したレース。秋には京王杯2歳Sもあり、京王の名のついた重賞が二つあるのだが、そのいずれもが1400 mである。京王電鉄と1400 mという距離には何かつながりがあるのだろうか。

 おそらくないだろうという結論にして、レースにいってみたい。
 連勝中の馬が複数いたり、GI馬がいたりと、好メンバーが揃った。本命は◎ロサギガンティア。スプリングSの優勝以来、しばらくパッとしなかったが、昨秋に復帰後は2連勝。前走で負かした馬が後にGIを制したのだから、フロックではなかろう。左回りも問題ないし、同距離のここはもう一丁を期待したい。
 推奨穴馬はダイワリベラル。距離短縮が吉と出れば怖い。

 都大路Sは◎ガリバルディが本命。叩き2走目で本領発揮。鞍上のお手並みにも注目。

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【2016 G.W. その2】ラ・フォル・ジュルネびわ湖、実家訪問~3年連続の参加~

 今年(2016年)のゴールデンウィークも、ぼちぼちいろんなところに出かけた。「わざわざ混んでるときに行かなくても」と思わないでもないが、子どもがいると、出かけないのも悪い気がする。

【ラ・フォル・ジュルネびわ湖】
 4月30日の釣りに続き、翌日の5月1日は妻と子ども二人でラ・フォル・ジュルネびわ湖へ出かけた(私は不参加)。
 ラ・フォル・ジュルネとは

音楽プロデューサーのルネ・マルタン氏が、1995年にフランス北西部の港町ナント(人口約30万人)で始めたクラシック音楽祭。
 「世界の優れた音楽家の演奏を誰もが楽しめるよう、比較的短い演奏時間で、しかも低料金で多くの公演を提供することで、これからのクラシック音楽を支える新しい観客の創造を目指す」というコンセプトのもと、45分から1時間程度のコンサートが並行して、数日間にわたって繰り広げられます。

というイベントで、大津では毎年G.W.に開催されていて、今回が7回目。わが家は3年連続の参加である。

ラ・フォル・ジュルネびわ湖2016

 昨年はプロのピアノ演奏を聴いたのだが、娘がまったく興味を示さず、がっかりだった。そこで今年は、音楽はそこそこにして、皿作りと鉛筆作りに参加した。本来の趣旨とは外れるが、こういう参加の仕方もありということにしておきたい…。
 写真は皿作りの様子。皿にシールを貼って模様を作り、家でオーブントースターで焼いて完成というもの。

お皿にシールを貼っていく

 ピタッと貼るのが意外に難しかった。特に息子は出来栄えが不満だったらしく
「来年は行かへん」
と怒っていた(笑)。
 その他にも、恒例のクイズラリーを完走し、屋台で昼ご飯を食べるなど、いろいろ楽しんだようだ。音楽に関係ないことばかりでよいのだろうか…という気はするが、こういう楽しみ方もありということで。

【祖父母のお家へお邪魔した】
 5月3・4日は祖父母のお家(私の実家)にお邪魔した。
 3日の夜は中華料理店で息子の誕生祝いをしてもらい、誕生日プレゼントの妖怪PADや新しい洋服を買ってもらい大満足。「こどもの日」ということで、娘もついでに服を買ってもらった。ありがとうございました。

中華料理店にて

 翌日の4日は、おじさん(私の弟)の家族が合流。生後4カ月の赤ちゃんと初対面。

赤ちゃんはポチャポチャでした

 他にも、私や弟が通っていた小学校に遊びに行くなど、おおいに楽しんだ。お世話になりました。

 G.W.最終日の5月5日は家でゆっくり過ごした。写真は読書家のわが家の様子。読書家といっても、一人はマンガですが…。


読書好きのわが家

 今年のG.W.も楽しめたかな。翌週からは通常運転。リフレッシュして頑張りましょう。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...