2016年9月20日火曜日

【映画評】君の名は~子どもと一緒に観にいった~

想定を超える人気も納得の良作


 小学3年と年長組の子どもたちと一緒に観にいった。それぞれの感想は

父親→感動
娘(小3)→なんとか話の筋は理解できた
息子(年長)→10分で飽きた(理解不能)

とう結果に。子どもたち、特に息子にはちょっと早かったようだ。

 高校生のちょっと甘酸っぱい青春物語が主軸。そりゃ思春期前の子どもには早すぎるよな…。直接会うことのできない二人が恋に落ちていく過程がうまく構成されている。またアニメもよく描かれており、彗星の幻想的な輝きや、岐阜の湖の荘厳な美しさがよく伝わってくる。
 最後の「君の名は」にはウルウルした。子どもの前なので涙は見せられなかったのが残念だ(笑)。
 想定を超える人気も納得の良作。日本アニメ界に新たな俊英が登場した。

《あらすじ》
 高校生の男女の中身が入れ替わるというストーリー。かたや東京の男子高校生の瀧、かたや岐阜の女子高生の三葉。何の面識もない二人が、寝ている間に入れ替わるのだ。
 スマホやノートを使ってコミュニケーションをはかりながら、お互いの人生を体験し合う二人。相手の姿は鏡で見えても、その中にいるのは自分。決して「会う」ことができない二人だが、だんだんと恋に落ちていく。
 しかし、ある日を境に入れ替わりが終わってしまう。瀧は三葉に会うために岐阜に向かうが、そこで衝撃の事実が発覚。これまでの入れ替わりは序章に過ぎなかったのか。
 怒濤の展開でラストまで一直線。そして明らかになる「君の名は」に込められた意味。

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【お父さんの週末料理】2016年9月17~19日~東北からサンマが到着~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 今週は3連休。先日注文したサンマが到着した。

 9月17日(土) 

◆昼ご飯◆
 この日は息子と二人で買い物に。息子が選んだ「本日の魚」はタラ。青森産のタラが1匹約500円。2枚に下ろしてもらい、半身をレンジ蒸しにした。今週も「みんなのきょうの料理」のレシピ。材料を切って重ねて、レンジでチンする簡単メニューだ。白菜はキャベツで、しいたけはエノキで代用した。タラはプリプリで美味しかったが、子どもたちは
「普通に美味しいね」
という評価。レンジではここまでが限界なのだろうか。それとも好みの問題か。次は蒸し器でやってみようかな。
 他はサラダ、和風スープ、ざるラーメン。

タラのレンジ蒸し。プリプリで美味しかった

みんなのきょうの料理 たらとたっぷり野菜のレンジ蒸し

◆晩ご飯◆
 夜は肉。鉄板でジンギスカンを焼いた。最近できた最寄りのスーパーで、ジンギスカンがお買い得価格で売っていて、これがけっこう美味しいのだ。モヤシやキャベツもたくさん食べて、みんな満足。ジンギスカンだけでは足りず、豚肉も追加した。
 他はサラダ、和風スープ、ざるラーメン。

 9月18日(日) 

◆昼ご飯◆
 昼は、これまた「みんなのきょうの料理」から「ガパオライス」。ちょっとエスニック風の丼だ。これが大好評で、モリモリ完食。鶏そぼろとお米の組み合わせは、古今東西共通の鉄板メニューなのかもしれない。ただし、子どもたちにはバジルはNGだった。
 他はサラダ、味噌汁。

ガパオライス

みんなのきょうの料理 ガパオライス

◆晩ご飯◆
 前日に買ったタラの残り半分をバターソテーにした。娘は「昨日よりも美味しい」とのこと。子どもたちには、蒸すよりも、バターのほうがよいのだろう。
 他はサラダ、味噌汁、白ご飯、薩摩揚げ。

 9月19日(日) 

◆晩ご飯◆
 昼は外食した。
 仙台社員旅行のときに注文したサンマが届いたので、晩ご飯はサンマづくし。
 新鮮なサンマが届いたとなれば、まずは刺身。3匹分を刺身にした。2匹分は蒲焼きに。2枚に下ろして揚げ焼きにし、醤油とみりんを絡めた。アラは潮汁のダシに使って、隅々まで堪能した。刺身は、ちょっと多すぎたと思ったが、2秒でなくなった。蒲焼きももちろん好評。サンマはまだ残っていて、明日の塩焼きが楽しみだ。
 他はサラダ、パスタ。

サンマの蒲焼きと刺身

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2016年9月18日日曜日

【中央競馬予想の回顧】ローズS、セントライト記念、オークランドRCT、阪神ジャンプS(2016)

 今週はローズS。
 ◎シンハライトは単勝1.7倍と人気を集めた。馬体重は+14 kgだったが、これもむしろ好材料。レースは中段の後ろから進め、4コーナー手前から仕掛けはじめ、直線では無理せず大外へ。最後は粘るクロコスミアを捉えて見事に1着。着差以上の強さだった。
 馬券は2着のクロコスミアを買っておらず、ハズレ。穴を開けるなら逃げる馬とは思っていたが、まさかこれが行くとは…。
 ジュエラーは前半掛かったようで、直線は失速。次走の取捨選択が悩ましい。

 中山ではセントライト記念。
 ◎ディーマジェスティも1.4倍の断然人気。レースは後方からひとマクリで楽勝。食らいつく7枠2頭を競り落とした。来週のサトノダイヤモンドの結果にもよるが、本番でも中心に。
 馬券は2着のゼーヴィントをちょろっと押さえていたが、1-2番人気の決着ではトリガミ。

 土曜は阪神でオークランドRCT。
 ◎ミツバは後方から。ちょっと後ろ過ぎないかと心配していると、3コーナー過ぎから一気に進出を開始し、4コーナーでは大外へ。こんな横綱相撲では厳しいだろう…という危惧も何のその。グイグイ伸びて2馬身半差の完勝。溜めるだけ溜めるほうがよい馬なのかもしれない。
 2着争いは、人気のダノンバトゥーラが粘るところにメイショウヒコボシが差してきたが、最後はハナ差でダノンバトゥーラが残した。
 馬券は安かったが馬連をとった。メイショウヒコボシが差してくれたらもう少しついたのだが、競馬は当たってナンボ。よしとしておきたい。

 8Rは障害重賞の阪神ジャンプS。
 ◎リスヴェリアートは、大きく逃げたアップトゥデイトの後ろの馬群から進めた。最後の3コーナーで先頭に並びかけて、いい感じで直線へ。「よしっ」と思ったのだが、最終障害を飛んだところで急失速。6着に終わった。最後の障害で何かあったのか。
 勝ったのはニホンピロバロン。5連勝で重賞連覇を飾った。高田騎手は見事に同一重賞4連覇のJRAタイ記録を成し遂げた。いまから来年のこのレースが楽しみだ。
 馬券は単勝勝負でハズレ。

 今週は4戦2勝で、2勝も人気サイドではトータルはマイナス。

 なお、予想の段階で同一重賞4連覇は武豊騎手と小坂騎手と書いたが、これは間違いだった。すみません。
 過去に達成しているのは岡部騎手、武豊騎手、高田騎手の3人で、高田騎手はこれで自身2度目の達成となった。失礼しました。

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2016年9月17日土曜日

【中央競馬予想と与太話】ローズS、セントライト記念(2016)~昨年に続いて~

 今週は阪神でローズステークスが、中山でセントライト記念が組まれている。今年も春のクラシックホースが登場。GIシーズン近しを感じさせる。
 セントライト記念は、昨年の勝ち馬キタサンブラックが本番の菊花賞も制した。このレースをステップにした馬が菊花賞を勝つのは、なんとマンハッタンカフェ以来、14年ぶりのことだった。その勢いに乗って、今年も勝ち馬を出すことができるだろうか。

 レースにいってみたい。
 今年も、本番でも人気しそうな馬が出走。皐月賞馬のディーマジェスティがここをステップに選んだ。昨年のキタサンブラックをはじめ、イスラボニータ、フェノーメノなど、春の二冠で結果を残した馬が出走したときは、きちんと結果を出している。ディーマジェスティも大丈夫だろう。
 推奨穴馬はキークラッカーネイチャーレット。連勝中の2頭が怖い。

 ローズSはシンハライトが本命。馬体減さえなければ。

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2016年9月16日金曜日

【中央競馬予想と与太話】オークランドRCT、阪神ジャンプS(2016)~偉業達成なるか~

 台風の接近で天気が心配だが、無事に開催されることを願いたい。
 そんな土曜の阪神メインはオークランドレーシングクラブトロフィー。そして8Rに阪神ジャンプステークスが組まれている。こっちがメインでもよいと思うんだけどなあ。
 阪神ジャンプSは前身の阪神障害ステークスも含めると、たいへん歴史の長い障害レースである。また阪神の障害コースはタスキなので、右に行ったり左に行ったり、うねうねと走る。やっぱ障害はタスキのほうが面白いよね。中山の大障害コースもよいが、阪神にも大障害コースを作って、GIを一つこちらにもってきてはどうだろうか。

 レースにいってみたい。
 今年は高田騎手が偉業にチャレンジする。ここを勝てば、阪神ジャンプSを4連覇となるのだ。同一重賞4連覇は、岡部騎手、武豊騎手(複数回達成、すごい…)と高田騎手自身(小倉サマージャンプ)に並ぶ、JRAタイ記録だ。今回の相棒はニホンピロバロン。入障後の成績は5-1-0-0で現在4連勝中。前走の京都ハイジャンプで重賞初制覇を果たした障害のニューヒーローだ。アップトゥデイトという横綱を退けての偉業達成なるか。
 という前振りとは関係なく、本命は◎リスヴェリアート。前々走で障害初勝利をあげると、前走ではオープンで2着に頑張った。北沢騎手とのコンビになってからは2、1、2着の好成績。手が合うのだろう。
 推奨穴馬はナシ。人気が割れそうなので、人気どころに流してもそこそこつきそう。

 オークランドRCTは◎ミツバを狙う。得意の阪神でひと押し。

※同一重賞4連覇に関する記述について、誤りがありましたので、2016/9/18に修正しました。失礼いたしました。

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【書評】東野圭吾『パラレルワールド・ラブストーリー』(講談社文庫)

どちらが夢でどちらが現実なのか。それとも、そのような区別に意味はないのか


 愛する女性と同棲をしている世界と、愛する女性は他人のものである世界。この二つの世界が交互に描かれる。どちらが夢でどちらが現実なのか。どちらが先で、どちらが後なのか。どちらが本物で、どちらが改竄された世界なのか。それとも、そのような区別に意味はないのか。
 「記憶の改変」という、ありそうでなさそうな科学技術を巧みに用い、パラレルワールドへと読者を誘い込む筆力は、さすが東野氏。ラストは
「なるほど、よくできた話だなあ」
と思わせたところに、読者の想定のさらに上をいくどんでん返し。またも、してやられた。
 ただ「パラレルワールド」というと、時間的にもパラレル(並行している)と思い込んでいたので、最初は少し混乱した。本書の二つの世界は時間的には前後しているので、勘違いしないように。

《あらすじ》
 親友が紹介してくれた彼女は、かつて通学電車でひと目ぼれした女性だった。その女性にどんどん惹かれていく。場面はもう一つの世界に切り替わり、こちらの世界ではその女性と自分が同棲生活を送っている。どこまでが現実でどこからが夢なのか。
 記憶改変技術をからませながら、二つの世界が交互に語られる。その二つの世界がついに交わるとき、衝撃の事実が明らかになる。



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2016年9月14日水曜日

【書評】横山秀夫『ルパンの消息』(光文社文庫)

尋問により事件が語られる、横山スタイルの原点


 横山氏のデビュー作。警察署内での尋問をベースに話を進めていく、横山小説の原点がここにある。
 尋問を介した、警察官と容疑者の駆け引きと心の動きが本書の醍醐味。敵対するだけでは情報は引き出せない。容疑者にときには寄り添い、ときには同調し、ときには脅し、容疑者の供述を引き出す。
 容疑者の供述によって、事件の皮が一枚ずつはがれていく。まるでマトリョーシカのような小説だ。最後に出てくるマトリョーシカは誰なのか。最後のどんでん返しはちょっとやり過ぎの気もするが、すんなり収まらないところも見事。

《あらすじ》
 15年前に、女性教師の自殺として片付けられた事件が蒸し返される。死んだ女性教師の勤め先であり、死亡現場でもあった高校に、当時通っていた元悪ガキ3名が取り調べを受ける。女性教師が死んだまさにその日に時効を迎えた3億円強奪事件も絡み、事件は混迷の度合いを深めてゆく。
 尋問の様子と、事件当時の場面が交互に語られ、少しずつ状況が明らかになっていく。いったい誰が何を隠し、何を企んでいたのか。ようやく事件の全貌が見えたと思われたとき、捜査主任の警察官に閃いたのは…。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...