2016年12月2日金曜日

【中央競馬予想と与太話】ステイヤーズS、金鯱賞、逆瀬川S(2016)~裏開催で二つの重賞~

 いつの間にやら12月。あっという間の1年だ(まだ終わってないけど)。競馬もラストの阪神・中山・中京開催がスタート。今年の負けも決定的だが、少しでも取り返して終わりたい。

 そんな土曜は中山でステイヤーズステークスが、中京で金鯱賞が組まれている。一方、阪神のメインは逆瀬川ステークス。裏開催の中京で土・日と二つの重賞があるのに、表の阪神は重賞がないという、ちょっと変わった日程になっている。
 金鯱賞が鳴尾記念と入れ替わりでこの時期に来てから、今回で5回目。最初の2回は有馬記念につながった(オーシャンブルーとウインバリアシオン)が、一昨年、昨年はつながらなかった。今年はどうだろうか。

 レースにいってみたい。
 近走が冴えない成績の馬が多く、実績馬も長期休養明け。それなら◎ヴォルシェーブで勝負になる。約1年半ぶりの出走となった3走前でいきなり2着に入ると、前々走で準オープンを卒業。そして前走は、直線半ばまでは「これは突き抜ける」という脚を見せて3着に好走した。その前走も含めて左回りは3-2-1-0と大得意。距離短縮もプラスに働きそう。重賞初制覇のチャンスだ。
 推奨穴馬はシュンドルボン。左回りで一発が。

 ステイヤーズSは人気でも◎アルバート。逆らう理由がない。
 逆瀬川Sは人気薄から◎ティーエスネオバンドワゴンに絡まれず、すんなり行ければ。

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2016年11月30日水曜日

【書評】宮部みゆき『魔術はささやく』(新潮文庫)

宮部氏お得意の「背筋の凍る狂人的な殺人者」が登場


 こちらの言葉は決して通じない、狂人的な殺人者が登場するのは、後の模倣犯などを連想させる。宮部氏お得意の人物像だ。あんなに人のよい宮部氏に、どうしてこのような背筋の凍る人物が描けるのかいつも不思議だ。
 また犯罪者の家族や被害者への社会的な仕打ちが読者の心をむち打つ。家族や被害者への悪意が広がって定着していく様にはいつもムカムカさせられる。これも後の宮部作品につながるテーマの一つだろう。
 決して読後感のよい作品ではないが、また読みたくなるのが宮部小説。

《あらすじ》
 1989年に出版された、宮部氏の最初期の作品。横領犯を父に持つ男子高校生の守が主人公。守は義父の巻き込まれた連続殺人事件の謎を追ううちに、自らの人生の核心に近づいていく。全く独立だったはずの事件と人生が徐々に重なり合い、ついには一つになる。人はどこまで人を赦せるのか。



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2016年11月27日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年11月26・27日~今季初おでん~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 11月26日(土) 
昼は保育園のお祭りだったので、晩ご飯のみ。

◆晩ご飯◆
 この日も息子と買い物へ。選んだ「今日の魚」はタチウオ。立派なのが1匹398円とお買い得だった。やや骨に苦戦したが、塩焼きを美味しくいただいた。
 他はサラダ、和風スープ、里芋とダイコンの煮物。パスタ。煮物が意外に好評だった。

 11月27日(日) 

◆昼ご飯◆
 娘がたいそう気に入った手打ちうどんと水ギョウザをリピートした。小麦粉をこね、同じタネからうどんとギョウザの皮を作る。
 まずはうどん。ぎゅうっと締まった、モチモチの食感だ。娘はこれが好きらしい。具だくさんにして食べた。ツルツルと完食。
 他はサラダ。

手打ちうどん。モチモチ

みんなのきょうの料理 手打ちうどん

◆晩ご飯◆
 タネの残りを水ギョウザに。包むのは娘が手伝ってくれた。上手に包めたのだが、数が多くて煮込むときにくっついてしまい、ぼろぼろになってしまった。残念。見た目はいまいちだったが味は大好評で、20個のギョウザを食べ尽くした。
 この日はおでんも作った。前日から昆布とスルメとネギのダシを取り、牛すじと手羽元を煮込んだスープも加え、卵、ゴボウ天、下茹でしたダイコンなどを煮込んだ。手間はかかったが、美味しく仕上がった。子どもたちの人気はモチ巾着、タコ、卵。ギョウザだけで満腹になるだろうと思っていたら、おでんもいくつか食べた。よく食べました。今週いっぱいで食べきる予定。
 他はサラダ。

水ギョウザ。見た目はイマイチだが味はグー

みんなのきょうの料理 夏野菜の水ギョーザ

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【中央競馬予想の回顧】ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳S(2016)

 今週はジャパンカップ。
 ◎ゴールドアクターは逃げたキタサンブラックの直後につけた。狙ったとおりの展開だ。直線へ向き、いったんは内を狙ったが外に切り替えてキタサンに並びかける。「さあ、いけっ」と声を出したのが悪かったのか、そこでキタサンに突き放され、最後は2、3着馬にもかわされて4着。絶好の展開だっただけに、今日のところは力負けだろう。
 勝ったのはキタサンブラック。平均ペースに持ち込み、直線入り口で後続を引き離して2馬身半差の完勝。これは強かった。よほどのハイペースに巻き込まれない限り、これからも強さを見せてくれそうだ。
 馬券は2着のサウンズオブアースを押さえておらず、ハズレ。

 京都では京阪杯。
 ◎ネロは好スタートからハナを切ると、スイスイ逃げて後続を突き放し、何と4馬身差をつけて重賞初勝利。重馬場も鬼なのだろう。
 馬券は2着のエイシンスパルタンとの馬連をとったが、2-3番人気の決着ではトントン。

 土曜は京都2歳S。
 ◎プラチナヴォイスは3番手で直線を向き、前走の再現を狙ったが、今回は伸びず、6着に終わった。もう少し早めにスパートするほうがよいタイプなのか。
 勝ったのはカデナ。外から一気に差しきった。結果的には切れ味が2枚も3枚も上だった。前走はチグハグだっただけなのだろう。
 馬券は1着馬を買っておらず、ハズレ。

 今週は3戦1勝。他も散々で大幅マイナスを食らった。来週からは今年最後の開催。巻き返したい。

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2016年11月26日土曜日

【中央競馬予想と与太話】ジャパンカップ、京阪杯(2016)~厳しい検疫~

 今週は東京でジャパンカップ、京都で京阪杯が組まれている。
 ジャパンカップは外国の有力馬が来なくなって久しい。JRAもあの手この手を打っているのだろうが、香港に持っていかれている。いちばんの障壁は日本馬の強さ(出ても勝てない)だが、検疫の厳しさも大きな理由の一つなのだそうだ。
 日本に来た外国馬はまず白井で検疫を受け、その後に競馬場に移動する。白井では満足な調整ができず、しかもその後にまた環境を変えなければならない。これはかなりの負担だろう。せめて競馬場で検疫を受けるようにできないのだろうか。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ゴールドアクター。昨年の有馬記念を勝ち、今年の日経賞も制したときには、もうしばらく負けないのではと思ったが、天皇賞で大惨敗。かなりイレ込んで、精神面の課題が浮きぼりになった。しかし前走のオールカマーではピタリと折り合い、着差以上の強さを見せた。長距離輸送のない府中なら、実力発揮。
 推奨穴馬はレインボーライン。何度好走しても人気にならない姿は、昨年までのキタサンブラックと重なる。

 京阪杯は◎ネロを狙う。今の京都は、少々ハイペースでも前が残る。

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2016年11月25日金曜日

【京都文化博物館】黄金のファラオと大ピラミッド展に行ってきた~小3の娘と年長組の息子を連れて~

《わたし、留守番しとくわ…》
 京都文化博物館の「黄金のファラオと大ピラミッド展」の新聞広告を見た息子(6歳、年長組)が「これ見たい」と言ってきた。仮面ライダーゴーストでツタンカーメンが魂となって登場するので、ファラオという言葉を知っていたのだ。黄金の仮面をぜひ見たいらしい。


「じゃあ、みんなで行こか」
と話がまとまりかけたところで、娘(9歳、小学3年)が
「わたし、留守番しとくわ」
と来た…。
「いやいや、家で一人でご飯を食べるの無理やろ」
と説得すると、次は
「じゃあわたし、博物館の外で待っとくわ」
と来た。どうもファラオが怖いらしい…。
「何が怖いねん」
と白状させると、ピラミッドを探索した人たちが次々に謎の死を遂げたという話をどこかで聞いて、ビビっているのだそうだ(笑)。
「発掘するわけじゃないから大丈夫やし」
と言うと、渋々ながらついてきた。可愛らしいが、ちょっとうっとうしい(苦笑)。

《いざ文化博物館へ》
 京都駅で買い物を済ませ、文化博物館へ。けっこうな混雑ぶりだった。エジプト、ピラミッド、ファラオと聞くと、ワクワクする人が多いのだろう。私もその一人だ。
 4階はは紀元前2500年頃の大ピラミッド時代が中心。ピラミッドの構造や作り方などが解説される。3500年も前にこんな巨大建築物を作るとは、どう考えてもアンビリーバブルだ。一度、実物を見てみたいものだ。
 3階は紀元前1500年頃の太陽神信仰時代が中心。ひと言で古代エジプトと言っても2500年以上の歴史があるので、時代によってファラオの権力や人々の暮らしが全く違うことを知った。

 娘が飛んで逃げたのが、ミイラの入っていた棺桶。
「ここに本物のミイラが入ってたらしいで」
と聞くと
「こわっ」
と言って、足早に離れていった(笑)。
 最後に目玉の「アメンエムオペト王の黄金のマスク」とテレビ解説を見て終了。ファラオのマスクは三つしか現存しないそうだ。もっとピカピカに輝いているのかと想像していたが、思たよりもくすんでいた。そりゃそうか。

アメンエムオペト王の黄金のマスク

 見終わったらクタクタになるほどの充実した展示だった。当然、息子は
「早く行こうよ~」
モードだったのだが、それなりに我慢して展示を見ることができたのは映像のお陰。ビデオ映像での解説がいくつかあったので間が持った。

記念撮影コーナーにて

《思い出の焼き鳥店で夕食》
 喫茶店でひと息ついて本屋さんで時間を潰した後、20分ほど歩いて「横浜天下鳥 烏丸五条店」へ。私が15年ほど前にこのあたりに住んでいて、当時、妻と一緒によく通った店だ。店の作りやメニューはほとんど変わっておらず、懐かしい。娘は名物の天下豆腐が激しく気に入ったそうだ。

 秋の京都を満喫した。また行こう。

天下豆腐。冷や奴に卵のタレを絡めた一品

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【中央競馬予想と与太話】京都2歳ステークス(2016)~叩き上げの三冠馬~

 紅葉もピークを過ぎ、冷え込んできた。関東地方では雪が降ったらしい。せめて財布だけでも暖かくしたいところだ。

 そんな土曜の京都メインは京都2歳S。今回、重賞に昇格して3回目を迎える。過去2回はこれといった大物は排出していないが、第1回にシュヴァルグランが3着に入っている。翌日のジャパンカップで、このレース出身馬の初のGI戴冠がなるだろうか。
 このレース、以前はオープン特別であり、1986年に初めて行われた。歴代勝ち馬の中にはシャダイカグラやアドマイヤドン、最近ではエピファネイアなどのGI馬の名が見られる。
 しかし代表格となれば、やはりナリタブライアンだろう。このレースを3馬身差で楽勝し、次走の朝日杯制覇へとつなげた。朝日杯がデビュー7走目という、今では考えられないローテーションで最強馬へと登り詰めた。調教代わりにレースを使っていた時代だったのだろう。


 レースにいってみたい。10頭と、やや寂しい顔ぶれ。2歳のマイル~中距離重賞が増えすぎているのかもしれない。
 本命は◎プラチナヴォイス。前走は2番手から抜け出して、2着に1馬身3/4差をつけた。その脚質はむしろ小回りの2000 m向き。エンパイアメーカーの代表産駒になってほしい。
 その前走で2着だったのが○ヴァナヘイム。思ったほど切れなかったのが気がかりだが、「ヴ」つながりで。
 推奨穴馬は新馬勝ち直後の2頭、ダノンディスタンスベストアプローチ。底を見せていない馬は押さえるに限る。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...