2019年5月17日金曜日

【中央競馬予想と与太話】平安ステークス(2019)~1着同着だった年~

 梅雨入り前のよい天候だ。競馬観戦には最高の季節といってよいだろう。
 そんな土曜は京都で平安ステークスが組まれている。平安Sがこの時期に移ってから、はや7年目。「中途半端な時期に移ってきたなあ」と思っていたが、意外にもレベルはむしろ高くなった。帝王賞へのステップにちょうどよいからだろう。

 まだ冬に行われていた頃、1着が同着となったことがあった。1997年のレースで、トーヨーシアトルとシンコウウインディが1着を分け合ったのだ。1993年生まれの同い年のこの2頭が、鼻づらを揃えてゴール。写真判定でも決着がつかず、同着となった。
 次走はともにフェブラリーSに向かったが、結果は好対照。シンコウウインディはハナ差で見事に勝利してGI馬となったが、トーヨーシアトルは着外に沈んだ。距離が短かったのかもしれない。
 シンコウの馬もトーヨーの馬も見なくなって久しい。時代も変わったものだ。

シンコウウインディ。気性の激しい馬だった。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。
 今年もハイレベルだ。本命は◎サンライズソア。昨年はこの馬を推奨穴馬にしたところ、激走して穴を開けた。そのレース以降、勝ち星がないが、常に勝ち負けには絡んでいる。すんなり先行したい。展開ひとつ。
 今年の推奨穴馬はモズアトラクション。はまれば。

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2019年5月12日日曜日

【中央競馬予想の回顧】ヴィクトリアマイル、京王杯スプリングC、京都ハイジャンプ(2019)

 今週はヴィクトリアマイル。
 ◎ラッキーライラックは1番人気。そうなるかなあと思っていたら、やっぱりそうなった。レースでは好発から控え、5番手を追走。直線入り口で外から前に並びかける正攻法の競馬。残り400 mから追い出して、いったんは抜け出したが、最後はドドッとかわされて4着。ハイペースの流れを積極的に追いすぎたか。結果論だが、もう少しゆっくり行きたかったし、勝ち馬にはいい目標にされた。石橋騎手には酷だが、このあたりが大レースを勝ち慣れている騎手との違いか。
 勝ったのはノームコアラッキーライラックの直後から、ひと呼吸待ってスパートし、プリモシーンとの接戦をクビ差でものにした。レーン騎手の好騎乗。また上手な騎手が日本に来たものだ。

 土曜は京王杯SC。
 ◎トゥザクラウンは先団で流れに乗る。ペースもそれほど速くない。いい感じだ。直線ではじわじわ外に出して進路を確保すると、残り200 mで先頭に立った。
「よし、もらった。相手は?」
と当たった気になっていたら、最後の最後にドドッと来られた。テレビ画面では2着に残ったように見えたが、2着とハナ、ハナ差の4着。残念。
 勝ったのはタワーオブロンドン。外から一気に突き抜けた。勝つときは非常に強い勝ち方を見せる馬だ。

 京都では京都ハイジャンプ。
 ◎タマモプラネットは快調にハナを切ったが、最後はスタミナ切れで4着。距離が長かった。
 レースはシゲルヒノクニが穴を開けた。

 今週は3戦0勝だったが、土曜の京都最終レースのお陰で、ほぼトントン。

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2019年5月11日土曜日

【中央競馬予想と与太話】ヴィクトリアマイル(2019)~6年前の勝ち馬は~

 今週はヴィクトリアマイル。早いもので、もう14回目だ。

 今年と同じ5月12日に行われたのが6年前。勝ち馬はヴィルシーナだった。桜花賞からエリザベス女王杯まで、なんと5回連続の2着。「ジェンティルドンナと同じ年に生まれていなければ」と関係者も本人(本馬?)も思っていたに違いない。
 古馬になって迎えた最初のGIレースがここだった。ジェンティルドンナのいないレースで、1番人気の支持に応えて見事に初GI勝利。ハナ差でホエールキャプチャを退けたのだった。
 その後は長らくスランプに陥ったが、翌年のヴィクトリアマイルで大復活を演じて2連覇を達成。穴を開けた。母としても成功してほしいものだ。

ヴィルシーナ。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。
 18頭のフルゲート。女王のアーモンドアイは欠席なので、混戦模様だ。本命は人気でも◎ラッキーライラック。この馬もヴィルシーナ同様「アーモンドアイと同じ年に生まれていなければ」な馬だが、実力は確か。前走の8着は、包まれて行き場を失ったためなのは周知の通り。社台系列の馬なので、外人騎手に乗り替わりかと思われたが、引き続き石橋騎手の手綱で臨む。同じ失敗は許されない。
 推奨穴馬はクロコスミア。すんなりなら怖い。

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2019年5月10日金曜日

【中央競馬予想と与太話】京王杯スプリングC、京都ハイジャンプ(2019)~シンボリルドルフ誕生の鍵となった馬~

 週末は30 ℃近くまで気温が上がるそうだ。ついでに馬券の調子も上がるとよいのだが…。いまの京都・東京開催は12日間のため、今週から後半戦。巻き返しを図りたいところだ。

 そんな土曜の東京メインは京王杯スプリングカップで、京都では障害重賞の京都ハイジャンプが組まれている。
 京王杯スプリングCは、1981年以降、ずっと東京の1400 mで行われている。1400 mになって最初の勝ち馬がシンボリフレンド。父パーソロン、母スイートルナでおわかりのように、シンボリルドルフの全兄で、4歳年上にあたる。
 重賞はこのレースの1勝だけだったが、この馬が重賞を勝っていたから、スイートルナにはこの後もパーソロンがつけられたのかもしれない。シンボリルドルフ誕生の鍵を握る馬だったのだろうか。

 レースにいってみたい。
 以前は安田記念のメイン前哨戦だったが、近年は小粒なメンバーだ。今年もその流れだと見てよいだろう。
 本命は◎トゥザクラウン。母トゥザヴィクトリーの超良血馬だが、初勝利は3歳の秋で、クラシック戦線には全く参加できなかった。その後も条件戦で長く足踏みし、歯がゆい成績が続いていたが、今年に入って3→1→1着の好成績でオープンに上がってきた。2019年になって、何か思うところがあったのだろうか。今週からBコースで、内の先行馬が有利になりそう。流れに乗りたい。
 推奨穴馬はキャナルストリート。1400 mに使い出してから4-1-0-0。

 京都ハイジャンプは人気でも◎タマモプラネットが本命。敵は距離か。

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2019年5月9日木曜日

【お父さんの週末料理】2019年5月2~6日~10連休後半戦~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。

 平成→令和の改元に伴う10連休の後半戦。

 5月2日(木) 
朝は休日出勤の妻が納豆などを出してくれた。
 昼は名古屋土産のすがきやの袋麺。娘と息子が「これ、めっちゃ美味しい!」と感激していた。

名古屋土産のすがきやラーメン

子どもたちが大絶賛

◆晩ご飯◆
 近所の野菜直売所で買ったタケノコを茹でた。毎年この時期に、年に一度、自分で茹でている。息子が公園で取ってきた野生(?)のタケノコも一緒に茹でた。タケノコを茹でたとなれば、まずはタケノコご飯。たくさん作った。子どもたちの好物だ。
 他は鯵の塩焼き、サラダ、鶏ワカー、黒カボチャ、スープ、、タケノコお浸し、タケノコサッと煮。お浸しは息子の取ってきたタケノコ。皮をむいたら、すごくちっちゃくなった(笑)。

大きいのが買ったタケノコ、小さいのが息子がとってきたタケノコ

タケノコご飯とタケノコのサッと煮

鯵の塩焼き

 5月3日(金) 
大阪ドームにオリックス-ロッテ戦を見に行った。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はサラダ、スープ、タケノコご飯、納豆。ササッと済ませた。
 昼はお弁当を持参して球場で食べた。タケノコご飯のおにぎり、鶏照り焼き、スナップエンドウ、キュウリ。球場グルメは高いので、節約になった。

◆晩ご飯◆
 野球の試合が早く終わったので、家で食べた。
 メインは昼と同じ鶏照り焼き。他は、サラダ、鶏ワカー、黒カボチャ、スープパスタ。久々のスープパスタが好評。ズゾズゾと平らげた。

 5月4日(土) 

◆朝・昼ご飯◆
 朝は久しぶりにとろろを作った。娘と私の好物だ。とろろご飯をかきこんだ。他はサラダ、鶏ワカー、黒カボチャ。とろろの苦手な息子は代わりに納豆を食べた。
 昼は前日の野球観戦でもらった永谷園のお茶漬けを食べた。冷たいご飯にお茶漬けの素を振り、冷水をかけた。美味しかったが、餅米入りご飯はお茶漬けには合わなかった。
 他はサラダ、卵焼き、鶏ワカー、黒カボチャ、ワキャタケ煮。ワキャタケ煮は、ワカメとキャベツとタケノコの煮物。春満開メニュー。

ワキャタケ煮

◆晩ご飯◆
 子どもたちが「これにする~」と選んだメバルを煮付けにした。いつも通り、頭は娘と私が担当。「煮魚のなかでは、まあまあ」らしいが、塩焼きのほうがよいそうだ…。息子がコツを覚えて、上手に魚を食べられるようになってきた。
 他はサラダ、鶏ワカー、黒カボチャ、ワキャタケ煮、デミグラスープ、五穀米、つばす刺身。刺身がトロトロで美味。

メバルの煮付け

 5月5日(日) 
用事があったので、娘の昼ご飯はお弁当。

◆朝・昼ご飯◆
 せみ餃子が格安だったので、朝から焼いた。安くて美味い餃子は庶民の味方だ。他はサラダ、鶏ワカー、ワキャタケ煮、デミグラスープ、五穀米。
 昼はサンドイッチ。娘は弁当としてもっていった。卵とハムチーズの2種類。他はキュウリとズッキーニ。

◆晩ご飯◆
 メバルと一緒に買った鮭を焼いた。肉厚の鮭は好評。「やっぱ、塩焼きやな」だそうだ。どんだけ塩焼き好きやねん…。
 他はサラダ、ワキャタケ煮、ゴボウサラダ、赤だし、五穀米。名古屋土産の八丁味噌で赤だしを作った。娘がおおいに気に入った。

鮭の塩焼き。肉厚

 5月6日(月) 
昼は外で食べた。

◆朝・昼ご飯◆
 先週湯がいたタケノコがまだ残っていた。どうしようか尋ねると「もう一度、タケノコご飯が食べたい!」だそうだ。芸がない気もしたが、リクエストに応えた。餅米を少し加えたタケノコご飯は好評。また作ろう。他はサラダ、赤だし、納豆。
 昼は、娘と私は、私の友人とランチ。山科の洋食屋でご馳走をいただいた。息子と妻は皇子山球場へ高校野球観戦。タケノコご飯をおにぎりにしてもっていった。
タケノコご飯と赤だし

◆晩ご飯◆
 スーパーに行くと、ちょうど半額シールがペタペタと貼られているところだった。「半額シール貼りますので、好きなのを選んでください~」というサービスのよさ。こく旨ポークとスパイシーポークを買った(同じ味を選んだつもりが、違う味だった…)。
 こく旨のほうは、モヤシと舞茸と炒めた。なるほどこく旨だ。子どもたちのツボにはまったらしく「お腹がむかっとする」と調子の悪かった息子もモリモリ食べた。何か中毒性の成分でも入っているのだろうか?…と思うくらいの食べっぷりだった。
 スパイシーのほうは、玉ねぎと炒めた。こちらも好評だったが、娘も息子もこく旨に軍配。
 他はサラダ、赤だし、餅米入りタケノコご飯、肉なしチャプチェ。チャプチェは翌日からの弁当用。ツナ缶、人参、玉ねぎと春雨を炒め、オイスターソースで味をつけた。息子の好物だ。

こく旨ポーク。子どもたちはこちらに軍配

左が肉なしチャプチェ、右がスパイシーポーク

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2019年5月8日水曜日

子どもたちのゴールデンウィーク【小6の娘と小3の息子の10連休】

 今年は平成→令和の改元に伴い、GWは10連休。混雑は苦手なのであまり予定は立てていなかったのだが、結果的にはけっこう出かけた。

◆なんと不戦勝◆
 27(土)は、通常通り息子の野球の練習。普段の土曜日と同じだった。
 28(日)は私の会社の野球チームの試合に、娘と息子がついてきてくれた。試合の結果は、なんと不戦勝…。相手チームのメンバーが8人しか揃わず、わがチームの勝利となった。
 せっかくだから練習試合をすることになり、息子も含めた子どもたちも打たせてもらった。カープの帽子をかぶっていた息子が審判のおじいさんにえらく気に入られ、世話を焼いてもらった(笑)。
 チームは数年ぶりのベスト4入り。子どもたちが来てくれたお陰だろうか。

私の華麗な打撃フォーム。ただし結果は三塁フライ…

◆自転車を買った◆
 29(月)は、息子の誕生日プレゼントに新しい自転車を買った。近所の自転車屋でまたがったところ、26インチでちょうどいい感じ。赤のマウンテンバイクをチョイス。6段変速の高性能(?)自転車だ。小学校卒業くらいまでは乗ってください。

赤のマウンテンバイクを選んだ。なかなかかっちょいい

◆久しぶりの妻の実家◆
 31(火)から1(水)にかけて、久しぶりに妻の実家にお邪魔した。令和への改元の瞬間は、おじいちゃん・おばあちゃんの家で迎えることになった。
 晩ご飯は従兄弟一家も一緒にひつまぶしをご馳走になり、大満足。みんな元気そうで何よりだった。今度はグローブをもっていって、従兄弟とキャッチボールをしよう。
 妻が泥酔するのは、もはやお約束…。もう少し考えて飲みましょう。

◆名古屋城と明治村◆
 妻の実家の行きと帰りに、名古屋城と明治村を訪れた。
 行きは名古屋城へ。道が混まなかったのはラッキーだった。妻を除く3人は、初めての名古屋城だ。なるほど、金の鯱(しゃちほこ)が輝いている。新しく作られた本丸は2時間待ちだったので、ぐるりと1周して、きしめんを食べた。

名古屋城。金の鯱が輝いている

 帰りは明治村へ。道路は少し混んだが許容範囲内。こちらも、妻以外は初めてだ。明治時代の建物がずらりと並んでいる。文明開化の時期の生活振りが垣間見えた。
 入ってすぐに「明治探偵ゲーム」というイベントを発見。前回、似たようなイベントで謎を解けなかったわれわれは、難易度1をチョイス。しかし、それでも十分に難しかった…。娘が暗号を解き、息子が地図を解読し、今回は何とか謎解きに成功。お土産を買って明治村を後にした。
 混まずに家まで帰れたのはラッキー。10連休の真ん中で、空いていたのかもしれない。

明治時代の牢屋に入った娘(笑)

明治探偵ゲーム。こんな謎を解いていく

◆プロ野球観戦◆
 2(木)は娘と息子は友だちの家に遊びに行かせてもらい、妻は休日出勤。私はランニングと料理に精を出すことができた。
 3(金)は大阪ドームにオリックス-ロッテ戦を見に行った。無料招待券で内野自由席へ。けっこうよい席をキープできた。
 試合は、山岡投手が絶好調。キレキレの投球で8回を1失点に抑えた。最後はバテて完封できなかったのは少し残念だったが、3-1で見事にオリックスの勝利。気分よく帰路についた。

山岡投手の好投が光った

◆友人とランチ・高校野球観戦◆
 4(土)はピエリで娘の靴を買った。オシャレなアシックスのシューズを買って、気に入っているようだ。
 5(日)は娘はジュニアドクターで浜大津へ。息子は妻がバッティングセンターに連れていってくれた。たくさん打ち過ぎて手の皮がむけたが、皮のむけない野球選手などいない。誰もが通る道だ。
 6(月)は娘と私は、私の友人とランチ。高槻に住む友人との中間点ということで、山科で食事をした(京都駅はすごい混雑と思われたので避けた)。炎の池という洋食屋で、娘と私はタンシチューと生姜焼き定食(日替わり)をシェア、友人はロールキャベツのホワイトシチュー(料理名は忘れた)を食べた。
 娘は「焼き肉のタンのように、歯ごたえのある食感だと思っていたので、想像とは違った。でも、まあまあ気に入った」とのこと。生姜焼きも美味しかった。
 息子と妻は、高校野球観戦。春の滋賀県大会の3位決定戦と決勝戦が皇子山球場で行われていた。3位決定戦の彦根東-綾羽戦は、延長タイブレークに突入する大熱戦を彦根東が制した。決勝戦は林投手を擁する近江が滋賀学園を下して見事に優勝。近畿大会への出場を決めた。

 なかなか盛りだくさんな10連休だった。週が明けて7日からは通常運転。リフレッシュして頑張りましょう。

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2019年5月6日月曜日

【読書メモ】中橋孝博『日本人の起源─人類誕生から縄文・弥生へ─』(講談社学術文庫)

 いわゆる「日本人」の成り立ちを、最新の知見をまじえて解説した良書。前半は人類、すなわちホモ族誕生までの進化の歴史が描かれる。チンパンジーなどの霊長類と分かれてから、たくさんのホモ族が誕生し、世界へ拡散した様子がよく分かる。しかし、その詳細は不明な点も多く、鍵となる化石の発見が待たれているそうだ。
 そして、数十万年前にわれわれホモ・サピエンスが誕生。アフリカで誕生したホモ・サピエンスが世界に拡散したという説が有力だが、これもまだ決定的ではないらしい。

 後半は日本が舞台。現在のいわゆる「日本人」が、どのように形成されていったのかが書かれている。とはいえ、こちらもまだ分かっていないことがたくさんあるのだそうだ。定説では、数万年前に縄文系の人類が、ホモ・サピエンスとしては初めて日本列島に入り、数千年前に稲作技術を携えた弥生系の人類と混血しつつ置き換わっていき、現在の日本人になったと言われている。
 この定説が有力ではあるのだが、これもまだ決定的ではないらしい。縄文人が「進化」していまの日本人になったという説もまだ残っているのだ。また、渡来した弥生系の人類の出身地や大規模な渡来の回数などについては、いまでもさまざまな説がある。

 これらのことが、最新の知見を含めて解説されている。つい最近分かったことも数多く紹介されていて、興味深く読めた。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...