昨年の大阪マラソン以来、約1年ぶりのフルマラソンの大会。このコロナ禍のなか、大会を開催してくれて、たいへんありがたい。
今回、初めてサブ3を目標に走った。結果はいかに。
◆調整とコンディション◆
4週前に30 km(ロケットマラソン)、2週前に20 km、1週前に10 kmのペース走をして、走る距離を減らしながら疲れを抜いた。体重を増やさずにプチカーボローディングもでき、痛いところもなく、体調も良好。いい感じで調整できた。
当日も、新快速でスムーズに明石駅に到着。新快速停車駅から歩いてすぐとは交通の便がよい。
気温が上がる予想だったが、スタート時は肌寒いくらい。風もほとんどなく、コンディションは良好だ。
発着点のきしろスタジアム。明石城も見える
◆序 盤◆
簡単な開会式を終えて、いざスタート。フルの参加者は300名程度なので、ほとんど混雑なし。すぐにばらけて、自分のペースで走れた。
この大会は、2 kmを21周する、周回コースだ。競技場を出ると、いきなり現れたのが急坂。なんじゃこれは。聞いてませんけど…。この急坂を登り切ったら、次は一気に下る。息は楽だが、脚にはかなりのダメージが。後半にも登りと下りがあり、競技場へ戻る。こんな厳しいコースだとは知らなんだ…。
前半は急坂でペースが落ちるので、後半でそれを取り戻さねばならない。4:25→4:05と、速いラップと遅いラップを繰り返して、4:15のペースを維持。下りがあるので息は入るが、脚がキツい。サブ3は、早くも諦めモードが漂う…。
◆中 盤◆
それでも、サブ3を少し上回るペースで中間点を通過。もしかすると、このまま走りきれるかも? いや、いつもの中間点よりも、かなりキツいような? あまり考えても仕方がない。1周2 kmを8分半のペースを刻み続けるのみだ。
◆30 kmへ◆
何とかペースを維持して30 kmへ。残りは6周だ。
しかし16周目の急坂で、ついに大幅にペースダウン。32 km地点で、サブ3のペースを割ってしまった。そこから再びペースを上げて巻き返す気力・体力は残っておらず、17周目の急坂でノックアウト。目標を完走に切り替えた。
◆ラスト10 km◆
ラスト10 kmはジョグペース。19年の京都マラソンはスタミナ切れで失速して朦朧(もうろう)とした。今回はそのときとは違って、体力は残っているが脚が動かない感じ。失速にも何種類かあるのだろう。
もうタイムは気にする必要はないので、しっかり給水しながら淡々とジョグ。急坂も何とか歩かずに走りきり、3時間10分切りでゴール。完走賞が「オリバー 麻辣(マーラー)どろソース」だったのも、リタイヤせずに走りきるモチベーションになった(笑)。
◆シューズ◆
残念だったのはシューズ。今回、アディゼロプロで走ったら、足の甲に痛みが出た。前回のロケットマラソン(30 km)と同様、15 kmくらいから違和感が出た。今回もフルを走り切れたように、それほど激しく痛むわけではないのだが、足の甲にアッパーが当たってしまう。
今回は下り坂がきつかったことも痛みの原因だろうが、長い距離を再びこのシューズで走るのは厳しい。ワンサイズ上げるか、他のシューズにするか。また考えよう。
◆まとめ◆
いやあ、まさかこんな激坂難コースだとは知らなかった。知っていれば、おそらく出ていなかったと思う。サブ3が達成できなかったのは残念だが、仕方がないと割り切れる難コースだった。
32 kmクロカン走+10 kmジョグの練習をしたと思うことにしよう。失速したので、ダメージは少なめ。今回はトレーニングと位置づけてもう一度走るか、いったんリセットするかは、レース後の回復なども見て考えたい。
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