パーティーが始まる前に、さまざまな客が登場。みんな怪しいような、怪しくないような(どっちやねん)。このなかに、殺人犯はいるのか。
そしてパーティーが始まる。殺人犯と情報提供者、そして警察が入り乱れる大活劇。新田は犯人の仮面を喝破できるのか。
今回も、ホテルを舞台にしたスリル満点の展開を堪能した。しかし、新田刑事のキムタク化には、ちょっと苦笑い。ガリレオ湯川の福山化、加賀刑事の阿部化など、小説のキャラを映画のキャストに似せていくのは東野氏の得意技だが、本作はちょっとやりすぎのような(笑)。
ミステリーとしての結末にはやや無理があるような気もするが、そこに至るまでのハラハラドキドキと、高級シティホテルの舞台裏を楽しむ小説だということにしておきたい。

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