2013年2月17日日曜日

2013フェブラリーS、小倉大賞典、ダイヤモンドS、山城S 予想の回顧

 土曜は東京でダイヤモンドS。◎アドマイヤラクティは中団でピタッと折り合う。3、4コーナーでスーッと上がっていくと、直線もしっかり伸びて2馬身半差の完勝。見事に期待に応えてくれた。ところが、2着のジャガーメイルを押さえておらず、馬券はハズレ…。

 京都の山城Sは◎ビキニブロンドが直線で伸びを欠き、8着に惨敗。流れが向かなかったにしろ、不甲斐なかった。

 日曜はGIのフェブラリーS。◎ガンジスは予想外の先行策。直線では前も開きいったんは伸びかけたが、最後はジリジリになり10着。もっと脚を溜めたかった。GIの流れでは、1600 mも長いのかもしれない。

 小倉大賞典は、◎ゲシュタルトが4コーナーを先頭で回る。寸前まで粘ったのだが、最後の最後にドドッとかわされ、6着。3着とはハナ、ハナ、クビ差の接戦だっただけに惜しかった。残念。

 今週は4戦4敗。また惨敗モードに入ってしまった。どうもいかん。

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2013年2月16日土曜日

2013フェブラリーS、小倉大賞典 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は、今年最初のGI、フェブラリーステークス。この極寒の時期にGIというのがいまだにピンとこないが、行われる以上は馬券を買わないと仕方がない。いい加減に慣れろ、という話なのだろうが…。

 さて今年のレース。
 例年なら、前走JCDか東京大賞典で勝った馬が人気を集めるのだが、今年は両馬ともに欠席。両レースで3着以内に入った馬もワンダーアキュート一頭のみと、荒れそうな雰囲気が漂っている。堅く収まる傾向の強いレースだが、今年は例外と見たい。
 本命は◎ガンジス。昨夏にダート路線に再転向してからは3-2-1-0と安定した成績を残している。前走は出し抜けを食らったが勝ちに等しい内容。ここも、鋭い末脚で突き抜けてほしい。現在5番人気だが、もう少し人気は上がりそうに思う。
 カレンブラックヒルは何度も馬券を獲らせてもらって、応援しなければならない馬なのだが、実績馬の欠席により、ダート初挑戦のこの馬が押し出されて1番人気になっている。あまり買いたくないパターンだ。気は引けるが評価を下げる。
 推奨穴馬はダノンカモン、エーシンウェズン、テスタマッタの3頭。実績馬に要注意。

 小倉大賞典は◎ゲシュタルトを狙う。小倉大好きホースの一発に期待。調教も動いた。

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2013ダイヤモンドS、山城S オレの予想を聞いてくれよ

 京都・東京開催が今週で終了し、来週からはクラシックのトライアルが始まる。いよいよ真冬も終わりのようだ。競馬カレンダーで季節の移り変わりを感じるのもよいものである。

 そんな土曜の東京メインはダイヤモンドステークス。府中で一番長い距離のレースであり、3000 mを超える重賞はこのレースだけだそうだ(重賞以外には、3000 m超のレースはあるのだろうか)。長距離のレースは近年、その存在感がめっきりと低下しているが、私はけっこう好きだ。騎手の駆け引きが見える(ような気がする)のがいい。
 たしかこのレースだったと思うが、後藤騎手が3コーナー手前から仕掛けてそのまま押し切ったことがあった。調べてみると、2000年のことで、ユーセイトップランという馬に乗って見事に勝利したのだった。印象に残るレースの一つである。

 さて今年のレース。条件戦を勝ち上がったばかりの馬も多く、混戦模様だ。
 そんな中から、本命は◎アドマイヤラクティ。昨秋にオープンに昇級してから三走連続で3着と歯がゆいレースが続くが、距離延長を味方に突き抜けてほしい。内が伸びる馬場で外枠を引いたのは誤算だが、ウチパク騎手の手腕に期待。
 推奨穴馬は準オープンを勝ったばかりの4頭、サクセスパシュート、ノーステア、エーシンミラージュ、メイショウカドマツ。穴ではない馬も混じっているが、押さえておきたい。

 山城Sは◎アグネスウイッシュ。差しの決まる馬場で、切れ味発揮。

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2013年2月14日木曜日

書評 新田次郎『アラスカ物語』(新潮文庫)

 1900年代の初め、ゴールドラッシュに湧くアラスカで、エスキモーの民を率いて安住の地に導いた男がいた。「エスキモーのモーゼ」と言われたその男は、フランク安田という日本人だった。その数奇な運命を描いたノンフィクション。

 安田恭輔は医者の家に生まれたが、三男だったこともあり医者にはなれず、アメリカへ渡る。その後、フランク安田と名前を変え、アラスカのエスキモーたちとともに暮らすことになった。そしてエスキモーの伴侶も得て、次第にエスキモーの一族のリーダーになっていく。
 そんなとき、アラスカで金が出た。ゴールドラッシュに湧くアラスカ。エスキモーたちの主食であるクジラやカリブーは乱獲により獲れなくなり、アラスカの民たちは飢えていく。
 そのエスキモーたちを救うため、内陸の地へと移住を試みた日本人の物語だ。

 本当に実在の人物なのか。数奇な運命もさることながら、その献身ぶりに心を打たれる。
「おれは日本という国から来たエスキモーだ」
と、自らを日本人ではなくエスキモーと名乗るのがかっこいい。
 極北の地で、さまざまな人物たちの協力を得てエスキモーの一族を導いた男の生き様を読むと、自分の小ささを感じてしまう。

 それまでは平和な村だったエスキモーの集落が、船の発達やゴールドラッシュにより、急速な近代化を迫られる。現代の「グローバリゼーション」と同様のことが、約一世紀前にもあったということなのだろう。
 変化する時代の中で、信念を持ち、実行する人物の生き方は、現代のわれわれにも道しるべとなる。時代や環境のせいにしていては、何もできないのだ。

 ただ、ちょっと読む時期を間違えた。2月初旬という真冬の時期に読むには、あまりにも寒い作品だった…。夏に読めば節電になったのになあ(そんなアホな)。




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2013年2月10日日曜日

2013京都記念、共同通信杯、クイーンS、アルデバランS 予想の回顧

 土曜は東京でクイーンS。◎オーキッドレイは後方から進め、4コーナーでは大外に持ち出すが、内が伸びる馬場では8着まで。馬場を考慮に入れて予想しなければならなかった。
 レースは、内を通った先行馬が上位を占めた中で、唯一スイートサルサだけが後ろからいい足で差してきて2着に入った。今後に注目したい。

 京都ではアルデバランS。◎ナイスミーチューは予定通り中団からレースを進めたが、切れる脚は使えず、8着に惨敗。同じような位置にいた馬が2着に来たのだから、展開の問題ではないだろう。休み明けとはいえ、物足りない走りだった。

 日曜の京都は京都記念。◎ショウナンマイティは後方からレースを進めていたのだが、私が少し目を離したスキに、何と向こう正面で先頭に立った。VTRで見ると、かかって我慢できずに行ってしまったようだ。4コーナーを先頭で回り、トーセンラーにはかわされたものの2着は死守、という体勢だったのだが、最後にベールドインパクトに差されて3着。馬券は惜しくもハズれた。
 ショウナンマイティは、かかりながらも3着に粘ったように、力は見せたというところか。

 東京では共同通信杯。◎ゴットフリートは5、6番手から。3、4コーナーで先頭との差を詰めると、直線では先頭に躍り出る。メイケイペガスターにはかわされたが、2着をキープしてゴール。先行できたのが結果につながった。馬券は馬連をゲット。

 今週は、最後のレースが的中してようやく連敗ストップ。上り調子で来週のGIへ向かいたい。

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2013年2月9日土曜日

2013京都記念、共同通信杯 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は西で京都記念、東で共同通信杯が行われる。ともに、この時期に定着している伝統の重賞だ。いろいろなレースの条件が頻繁に変更される中で、こういうレースはホッとする。
 京都記念は今回が106回目。といっても106年前からあるレースではなく、年に2回行われていた時期があったらしい。いつものようにグーグル先生に聞いてみると、1983年までは春と秋の2回だったそうだ。思ったよりも最近まで、春秋の2回制だったのだなあ。いまは春と秋の2回あるレースというと、天皇賞だけなのだろうか。

 さて、今年の京都記念。手薄なメンバーといえる。かつてはアドマイヤムーンやブエナビスタがここをステップにドバイへ向かったが、今年はそのクラスの馬がいない。また、有力馬に休み明けも多く、混戦模様だ。
 本命は◎ショウナンマイティ。昨春に大阪杯を勝ち、本格化。その勢いで宝塚記念で3着に突っ込んだ実績は、このメンバーなら一枚上だ。このレース、休み明けの馬の成績が悪いのは気がかりだが、ある程度仕上がっていれば勝負になる。
 推奨穴馬はヤマニンファラオカポーティスター。明け4歳馬が怖い。

 共同通信杯はゴットフリート。東京は向きそう。

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2013年2月8日金曜日

2013クイーンC、アルデバランS オレの予想を聞いてくれよ

 真冬の京都開催もあと2週。ラストで逆転といきたいところだ。要するに、現時点ではかなり負けが混んでいるということなのだが…。
 そんな、身も心も寒い私の事情にはお構いなしに、東京では重賞のクイーンカップが行われる。クイーンカップとクイーンステークスがあってややこしい。そして京都のメインはアルデバランステークス。先週のすばるSに続き、星の名前レースシリーズの、ダートのオープン特別だ。
 例によってグーグル先生にアルデバランがどんな星か聞いてみると…おお、何だこのアニメキャラは。何と、聖闘士星矢が最初に戦った黄金聖闘士がアルデバランだったそうだ。どんな星かは来年調べることにしたい。

 さて、重賞ということでクイーンCを中心に予想してみたい。
 2勝馬は2頭のみ。まるで500万条件戦のようだ。重賞勝ちのあるコレクターアイテムが人気を集めそうだが、アルテミスSのレベルが果たしてどうだったか。また、前走フェアリーS組の出走も目立つが、これもレースのレベルに疑問符がつく。
 本命は◎オーキッドレイ。1勝馬だが、前々走は牡馬のクラシック有力候補エピファネイアの0.5秒差4着に健闘した。前走は牝馬限定の条件戦で人気に応えられなかったが、中山1600 mで外枠を引いてしまったのが敗因。東京の1600 mで巻き返すと見た。
 推奨穴馬は、前走で◎に先着したジーニマジック

 アルデバランSはナイスミーチュー。56 kgは恵まれた。

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【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)

 初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。  一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。 「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」 と納得しているうちに...