2013年4月14日日曜日

2013皐月賞、アンタレスS、中山GJ 予想の回顧

 土曜の阪神はアンタレスS。◎ホッコータルマエニホンピロアワーズを見る位置から。3コーナーから徐々に上がっていき、直線ではニホンピロとの一騎打ちに。これを外からねじ伏せて快勝。2 kgの斤量差のお陰もあるだろうが、強い勝ち方だった。
 もう一頭の軸○バーディバーディはハナではなく3番手から。直線では粘りがきかず、6着に終わった。やはりハナを切るほうがよさそうだ。
 馬券は2頭軸で買っていたため、ハズレ。

 中山GJは◎バアゼルリバーが後方のまま伸びず、6着に完敗。どこかで飛越に失敗でもしていたのだろうか。見せ場がなかった。
 勝ったブラックステアマウンテンは前走から一変の内容だった。イギリスの障害馬の底力を見せつけられた。

 日曜は皐月賞。
 ◎タマモベストプレイは中団の後方から。有力馬を見る位置取りでレースを進める。3コーナーから仕掛けて、カミノタサハラと併せ馬のかたちで差してきたが、5着まで。もうひと伸びが足りなかったが、健闘したと言えるのだろう。馬券はハズレ。
 勝ったロゴタイプは中団のインから、直線は馬場の半ばに持ち出して突き抜けた。お手本のような競馬で優勝。次走のダービーは距離との戦いになりそうだ。
 結果は、1~4着に1~4番人気が人気順に入り、堅く収まった。荒れるという前提で予想したのだが、その前提が間違っていたのだからトホホである。皐月賞は、本命サイドのレースに変わってきているようだ。

 ちょっと早いが、ダービーの展望を。
 ロゴタイプは上にも書いたように、距離との戦いになりそう。とはいえ3歳のこの時期なら、こなせてもおかしくない。
 エピファネイアコディーノも、折り合いに難があり、距離延長歓迎のタイプではなさそうだ。
 そうすると浮上するのが4着のカミノタサハラか。上位馬では唯一この馬だけが、距離が伸びてよさそうだ。といっても、まだ2000 mまでしか走ったことがないのだから、いざ走ってみると「アレレ」ということもありそう。
 誤算だったのがレッドルーラー。皐月賞でも、最後まで本命にするかどうか迷った馬で、ダービーでは是非狙いたいと思っていたのだが、皐月賞で最下位に終わってしまった。なんぼ何でも、皐月賞最下位からの巻き返しはないだろう。
 現時点で本命候補を挙げるならカミノタサハラだが、別路線組にもチャンスがありそうだ。

【追記】
 レッドルーラーはレース中に故障していたらしい。

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2013年4月13日土曜日

2013皐月賞 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は牡馬クラシック第一弾、皐月賞。ここ何年か、馬券が当たった記憶がない。アグネスタキオンが勝ったときに当たったのは覚えている(何年前の話やねん…)が、それ以降、的中の記憶がないのだ。
 ヴィクトリーを見事に本命に抜擢したときも、2着馬が抜けてハズレ。昨年も、迷ったあげくにゴールドシップを本命にせず、ハズレ。どうも相性が悪い。
 それに加えて、ここ3週間ほど、馬券の調子がさっぱりである。今開催の収支は、30%台という超低空飛行。
 そんな低空飛行オヤジの予想を公開する意味があるのかどうか、われながら疑問だが、「こいつと同じ本命は避ける」という使い道もあるかもしれない。

 さて皐月賞。かなり荒れるイメージなのだが、意外にも、ここ3年は馬連が1200円台。堅い決着が続いている。この流れが続くと見るか、そろそろまた荒れると見るか、難しいところだ。
 私は後者と見て、穴っぽいところを抜擢する。

 このレースは、トライアルで権利を獲った馬がかなり優勢である。その中から、本命は◎タマモベストプレイ。まだ4着以下になったことのない堅実派で、前走、前々走と1800 mの重賞で1、2着。人気の盲点になっている。距離延長が心配されているが、中山の2000 mならこなせないか。
 推奨穴馬も、トライアルで権利を捕ったのにさっぱり人気のないミヤジタイガクラウンレガーロ

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2013年4月12日金曜日

2013アンタレスS、中山GJ オレの予想を聞いてくれよ

 明日の皐月賞で、阪神・中山開催も終了。その前日は阪神でアンタレスS、中山で中山グランドジャンプが行われる。

 アンタレスとは星の名前で、サソリ座の中でキラリと輝く一等星だ。赤く輝く、インパクトの強い星である。
 グーグル先生に、より詳しく聞いてみると…太陽の600~800倍もある大きな星で、めちゃめちゃ明るいそうだ(だから赤く見えるのか)。また、非常に珍しい実視伴星(目で伴星が見える星)とのこと。天文観測では人気者のようだ。
 ところで、アンタレスと聞くと「あんたバカよね~おバカさんよね~」という歌が思い浮かぶのは私だけだろうか(何の歌だっけ?)。

 星の話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 昨年、京都から阪神に移ってきて今年で2回目。この手の番組変更には、もう頭がついていかない。
 本命は◎ホッコータルマエ。ダートでは、3歳冬から4歳春頃の馬は古馬の壁にぶち当たることが多いが、この馬はそんな壁も感じさせず、一線級の馬と常に接戦を演じている。前走、前々走と交流重賞を圧勝し、さらに力をつけた印象。GI馬がいるが、2 kgの差があれば逆転可能。
 相手本線は、○バーディバーディ。前残りに期待。
 推奨穴馬はグラッツィア。いつも差のない競馬をする堅実派だ。

 中山GJは◎バアゼルリバー。昨年暮れの中山大障害の2着馬だ。1着馬がリタイヤで不在なら、順番が回ってこないか。

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2013年4月8日月曜日

書評 新田次郎『孤高の人 上・下』(新潮文庫)

 こんな山男が本当にいたのか。
 昭和初期、第二次大戦間近の日本に、当時の常識を覆す山男がいた。その名を加藤文太郎。パーティを組んで登山をするのが常識だった時代に、単独行で数々の冬山を制覇したスーパー登山家を描いた作品だ。

 しかし本作品を読んでいると、このスーパー登山家が、普通の人に見えてくる。普通の人が、どんどん山にのめりこんでいくうちに、いつの間にか注目を集める登山家になってしまうのだ。
「僕、そんな大したことはしてないんですけど」
という、加藤のつぶやきが聞こえてくる。
 大人物になってしまった普通の人。このプレッシャーに押しつぶされる人は、いまでもたくさんいる。そういう人たちの心の動きが伝わってくる作品だ。

 また、加藤の残した功績はもう一つある。それは、当時、セレブの趣味だった登山を、庶民、とくにサラリーマンへと広げたことだ。
 加藤はサラリーマンであり、仕事はきちんとこなしつつ、有休を使って登山を行っていた。これは当時としては珍しいことであり、登山の普及に大いに貢献したのだそうだ。

 しかし山男たちは、どうして山に登るのだろう。
「それは、そこに山があるからだ」
という、有名な台詞では説明がつかない何かがあるにちがいない。その「何か」が少し見えた気がした。



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2013年4月7日日曜日

2013桜花賞、阪神牝馬S、NZT 予想の回顧

 土曜の阪神メインは阪神牝馬S。
 ◎アイムユアーズは好発を切り、先頭集団を見る好位置でレースを進める。よい手応えで直線を向き、一瞬伸びかけたのだが、直線半ばで失速して10着。外差しで決まるレースだったにしても、物足りなかった。早熟だったのか。
 1、2着を8枠の差し馬が占めたように、いまの阪神は外差しの決まる馬場のようだ。

 中山メインはNZT。
 ◎ゴットフリートはスタートが決まらず後方から。これが最後まで響いた。
 道中は腹をくくって後方からレースを進め、3、4コーナーで外をマクっていったが、直線では息が続かず失速して9着。中山の1600 mで前が残るレース。外を回ってはノーチャンスだった。
 勝ったエーシントップは、3番手につけて抜け出すというお利口さんな走りで見事に1着。本番の1番人気は決定か。

 日曜は桜花賞。
 ◎クラウンロゼは好スタート。逃げる1番人気を見る絶好の位置につける。4コーナーでは逃げた馬が空けた最内をついたが伸びを欠き、下から3番目の16着。内が荒れていて外差しの決まる馬場だったので、どこかで外に出したかった。とはいえ負けすぎだなあ…。
 レースは、終わってみれば、ディープ産駒、デムーロ兄弟のワンツー。後方から外に出して差してきた馬が上位を占めた。そんな中、逃げて4着に粘ったクロフネサプライズはさすがだった。
 オークスは、展開一つで順位が入れ替わりそうだ。

 今週は3戦3敗。馬場の傾向に泣かされた2日間だった。
 他のレースも散々で、2週連続の大負け。今年の収支はついに70%を切りそうだ。トホホ…。

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2013年4月6日土曜日

2013桜花賞 オレの予想を聞いてくれよ

 今週は桜花賞。このレースを迎えると
「さあ、今年も始まるぞ」
という気持ちになるのは私だけではないだろう。
 毎年しつこいが、やはりGIはこの桜花賞からスタートするのがよいと思う。ちょっと悪いが、フェブラリーSと高松宮記念には時期を移ってもらってはどうだろうか。JRAの番組変更には批判的な私だが、この移動案にはぜひ賛成だ。でも、フェブラリーSが2月でなくなるのは、ちとマズイか。

 さてレース。
 前哨戦で有力馬が凡走し、大混戦である。しかし、昨年のジェンティルドンナのように、終わってみれば実は強い馬がいるのかもしれない。
 このレース、けっこう荒れているイメージだったのだが、過去10年間で馬連が万馬券になったのはレジネッタが勝った5年前のみ。阪神コース改修により、実力馬が力を発揮しやすいレースに変わったということなのだろう。
 データからは、その年の最多勝馬が好成績を残している。その他のファクターとしては、トライアルでの入着、1600 m実績が挙げられる。そうすると、浮かび上がってくるのが◎クラウンロゼ。父ロサード、母父ヒシアケボノという、超シブシブ血統の馬だ。
 ここまで3戦3勝だが、アネモネSをステップにした馬がここ10年連対していないことが嫌われているようで、4番人気にとどまっている。確かに中山の1600 mと阪神の1600 mでは要求される能力が違うのだろうが、初戦で東京の1600 mを勝っているこの馬には心配無用。阪神に変わっても連勝を伸ばしてほしい。
 相手筆頭には○メイショウマンボ。こちらは1600 m実績がないためか5番人気だが、父が天皇賞春を勝ったスズカマンボならスタミナの心配はなかろう。この馬が1番か2番人気になると思っていたので、この人気は美味しく見える。シブシブ血統どうしのワンツーがないか。
 推奨穴馬は多め。トライアルで上位に来たのに印がない馬がたくさんいる。データからは完全に「消し」なのだが、今年は1勝馬にもチャンスがあると見る。アネモネS2着のジーニマジック、フィリーズRで2、3着のナンシーシャインティズトレメンダス、チューリップ賞2、3着のウインプリメーラアユサン

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2013年4月5日金曜日

2013阪神牝馬S、ニュージーランドT オレの予想を聞いてくれよ

 今週はいよいよ桜花賞。春本番だ。その前日の土曜日は阪神牝馬Sとニュージーランドトロフィーが行われる。

 阪神牝馬Sは、かつては阪神牝馬特別というレース名で、阪神牝特と略称されていた(懐かしい)。暮れの阪神開催で行われていた別定GIIで、牝馬の頂上決戦の一つだった(昨年も同じことを書いたような)。
 それがいつの間に桜花賞の前日になったのだろうかと調べてみると、ヴィクトリアマイルの創設に伴い、その前哨戦としてこの時期に移ってきたのだそうだ。なるほど。

 今年も、ヴィクトリアマイルを狙う馬が顔を揃えた。
 その中から、本命は◎アイムユアーズ。前走、前々走と掲示板を外したが、両方ともGIで、牡馬相手のマイルCSが0.7秒差、ジェンティルドンナの勝った秋華賞が0.3秒差なら悪くない。ポン駆けも得意だし、器用なレースぶりは内枠も歓迎。雨予報はなんともいえないが、それは他馬も同じだろう。
 推奨穴馬は道悪・鉄砲ともに得意のアスカトップレディ。桜花賞で1番人気になりそうな武豊が、その前日に穴をあけないか。

 ニュージーランドTは◎ゴットフリートが軸。相手筆頭は○レッドアリオン

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...