2013年7月20日土曜日

2013 中京記念、函館2歳S オレの予想を聞いてくれよ

 中京最終週のメインレースは中京記念。昨年から1600 mにリニューアルされた重賞だ。それ以前はずっと春(3月)の中京開催で行われていたらしいのだが、あまり記憶にない。GIやそのトライアルの陰に隠れていたのだろう(馬券を当てていないから覚えてないだけという話もあるが…)。今後は、サマーマイルの開幕戦として存在感を示していってほしいものだ。

 さて、レース。
 実績馬は夏休み中なのか、オープン特別レベルのメンバー構成という印象。このメンバーなら◎フレールジャックで何とかならないか。重賞勝ちのあるこの馬が56 kgは恵まれた印象。外差しのきくいまの中京もよさそう。どこかで外に出したい。康太くん、頼みまっせ。
 推奨穴馬はランリョウオー…と思っていたら、何と現時点では3番人気。穴ではないが、是非狙いたい。

 函館2歳Sは◎トーセンシルエット。東京での新馬勝ちを評価。

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2013年7月19日金曜日

2013 桶狭間S、白河特別、函館日刊スポーツ杯 オレの予想を聞いてくれよ

 中京、福島開催は今週で終わり。来週からは小倉、新潟競馬が開幕する。早いなあ…。
 そんな中京最終週の土曜メインは桶狭間S。中京競馬のレース名には(というか東海地方には)、合戦の舞台となった場所が多いですな。
 桶狭間といえば、織田信長が今川義元を討ち取ってスターダムへ登った合戦の地だが、どのあたりにあって、いまはどうなっているのだろうか。そういえばよく知らなかったので、今週もグーグル先生に教えを請うた。すると、何とっ

桶狭間の戦いの場と伝わる丘は (中略) 中京競馬場前駅西の豊明市栄町にある高徳院境内の西南に広がる丘に到る。(wikiより)

中京競馬場のすぐ近くということらしい。それは知りませなんだ。メインレースという扱いにも納得である。
 信長が義元を討ち取って歓声を上げた地で、約450年後に馬の競走で歓声が上がっているとは誰が想像しただろうか。歴史のロマンを感じさせる(?)。

 レースにいってみたい。準オープンのハンデ戦。ハンデ頭が56 kgということからも分かるように、ややレベルが低い印象。
 本命は◎ケイト。前走は昇級初戦。着順こそ6着といま一歩だったが、0.3秒差なら上出来だ。着順が悪かったお陰で、ハンデも52 kgと恵まれた。「夏は牝馬」の格言通りの快走を期待したい。
 推奨穴馬はこれという馬がいないが、しいて挙げるならトゥザサミット

 白河特別は◎フレデフォートが、函館日刊スポーツ杯は◎アットウィルが本命。

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2013年7月16日火曜日

書評 横溝正史『獄門島』(角川文庫)

 金田一シリーズの例に漏れず、オカルトチックな雰囲気のストーリー。複雑な婚姻・親子関係、妄執・嫉妬、気の触れた当主など、背筋がゾワゾワするような舞台が用意されている。
 そこへ乗り込んだ金田一が、ちょっとピントの外れた、剽軽(ひょうきん)なキャラクターを見せつつ事件を解き明かす。舞台設定はオカルトだが、謎解きは論理的だ。このギャップが、金田一シリーズの真骨頂である。最後は、さまざまな伏線が回収され、すべての謎が明らかになる。お見事。

 私にとって本書は、中学生の頃に『八つ墓村』ともう一冊(何かは忘れた)を読んで以来、三つ目の横溝作品。当時は親から
「怖いで~」
とビビらされていたのでホラー作品なのかと思っていたが、読んでみるとそれほど怖さは感じなかったため、拍子抜けした記憶がある。
 いまではもちろん分かるのだが、横溝作品の本質はホラーではない。オカルトかと思わせつつ、最後には動機やトリックがきちんと明らかになるところが、巨匠と評価されるゆえんであろう。
「東西ミステリーベスト100」第1位の評価に違わぬ名作だった。

 粗筋はこんな感じ。
 瀬戸内海に浮かぶ獄門島。その名の示すように、罪人の流刑地としての歴史を持つ島だ。金田一耕助が、戦友の遺言を託されて向かったその島には、よそ者を寄せ付けない雰囲気を持つ住民たちが暮らしていた。
 そこで起こった連続殺人事件。金田一の滞在中に、網元の三姉妹が奇妙な姿で殺害される。動機は網元どうしの争いなのか、それとも色恋沙汰か。金田一が明らかにする、悲劇の結末とは。



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2013年7月14日日曜日

予想の回顧 2013 函館記念、関ヶ原S

 日曜は函館記念。
 ◎トウカイパラダイスは、4、5番手の位置で折り合う。4コーナー手前で前の2頭にとりついたときには「いい感じ」と思ったのだが、直線にはいると脚があがり、前には残られ、後ろには差されて5着。絶好の展開に見えたのだが、物足りない内容だった。
 勝ったのは逃げたトウケイヘイロー。トップハンデが嫌で軽視していたのだが、危なげなく逃げ切った。すんなりハナを切れれば中距離でも通用することを改めて証明した。

 土曜の中京メインは関ヶ原S。
 ◎ジェントルマンは中団を追走。4コーナーではスムーズに外に持ち出せたのだが、1、2着馬は捕まえられず、3着まで。3、4コーナーでグーンと上がっていければいい勝負だったのだろうが、そこでの加速が足らなかった印象。

 土曜は、福島の安達太良Sは◎アンアヴェンジドが4着、函館の函館スポニチSはゴーイングパワーが3着と、ともにハズレ。

 今週は4戦4敗。他がちょろちょろ当たったので惨敗は免れたが、いまだにスランプから抜け出せない。

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2013年7月13日土曜日

2013 函館記念 オレの予想を聞いてくれよ

 外出の用事があるので簡単に。
 今週は函館記念。伝統のハンデ戦だ。本命は◎トウカイパラダイス。中間に一頓挫あって巴賞を使えなかったのは少し気がかりだが、一皮むけたのか、今年に入ってから安定して走っている。ハンデは昨年と同じ56.0 kg。昨年(1番人気4着)の雪辱を果たしてほしい。

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2013年7月12日金曜日

2013 関ヶ原S、安達太良S、函館スポニチ賞 オレの予想を聞いてくれよ

 7月に入り、京都では祇園祭の「コンチキチン」が鳴りはじめたのだが……暑い。とにかく暑い。宵山が始まる前からこんなに暑いのは、あまり記憶にない。早く暑くなった分、早く涼しくなってくれればよいのだが…。みなさん、夏バテしないように気をましょう。

 そんな土曜の中京メインは関ヶ原S。天下分け目の合戦が行われた地だ。関ヶ原の戦いと聞くと思い出すのが、小早川秀秋。この小早川秀秋が裏切ったことが東軍の勝利を決定づけたのは有名な話だ。
 この小早川秀秋のメージが、なぜか私は元広島カープの小早川毅彦氏と重なる。決して、小早川毅彦氏が裏切り者だというわけではない。小早川秀秋は関ヶ原のあと、現在の岡山県の藩主となった。一方、小早川毅彦氏は広島カープの元主力選手だ。私の脳内では、両者は「中国地方つながり」でリンクされているのだ。なんのこっちゃ。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ジェントルマン。人気しそうだが、ここ3走を見ると、逆らえない。左回りも得意だし、ここは決めてくれないか。実は、昨年もこの馬を本命に推したのだが、4着に敗れて馬券はハズれた。昨年の借りを返してもらいたい。
 推奨穴馬は堅実なロードエアフォース

 安達太良Sは◎アンアヴェンジドを、函館スポニチ賞は◎ゴーイングパワーを狙う。函館スポニチという、函館周辺限定のスポーツ紙があるのだろうか?

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2013年7月11日木曜日

書評 三宅博『虎のスコアラーが教える「プロ」の野球観戦術』(祥伝社黄金文庫)

 約25年間、阪神タイガースのスコアラーを務め、その後、北京オリンピック日本代表チームのスコアラーとして働いた三宅氏が、スコアラー的視点で、さまざまな角度から日本プロ野球を論じた本。
 抽象的な総論ではなく、具体的な個々の選手に対する論評がふんだんに述べられている。いまや日本のエースとなったマー君、マエケンはもちろん、阿部、内海、山口、長野、坂本といった原巨人の中心選手から、売り出し中の菊池雄星や武田翔太まで、さまざまな選手をスコアラーの目で評価する。彼らの活躍できる理由や、どこが変わったことによって一皮むけたかなどが、的確に論じられている。つい最近まで現場にいた三宅氏にしかできない分析だろう。野球好きの私にはたまらない一冊だった。

 また、それぞれの選手やチームについて、今年(2013年)のシーズンに活躍できるかどうか、簡単な予想もつけられていたりする。現段階(7月)での大当たりの一つは、楽天の躍進を予言しているところだ。パリーグの優勝の本命はソフトバンクであるとしつつ
「私は案外と楽天がダークホースだと睨んでいる」
とハッキリと書いている。その他の今シーズンの予想も当たっているものが多く、さすがである。
 かといって百発百中というわけにはいかず、肝心の阪神については
「今年は厳しい」
と書いているが、3位を大きく引き離して2位につけているのは周知の通りだ。三宅氏にとっては嬉しい誤算といったところか。

 ところで、本書に最もよく出てくる名前は、現役選手ではない。それはノムさん、そう元阪神監督の野村克也氏である。野村氏が阪神にもたらしたものがいかに大きく、革命的なものであったかが、そこかしこに書かれている。2003年に阪神が優勝したときの監督は星野氏だったが、その前の監督である野村氏の残したものがいかに大きかったかがよく分かる。
 そういえば、楽天も野村氏→星野氏という監督の流れだ。今年の楽天の躍進は、2003年の阪神と似た部分があるに違いない。

 阪神が(今年は頑張っているが)ダメになった原因、佑ちゃんが伸び悩んでいる理由など、まだまだ紹介したいことがたくさんあるのだが、あとは本書を読んでいただきたい。

「投げた、打った」を楽しむのも野球観戦の醍醐味の一つだが、もう一歩踏み込んだ「通」(オタクともいう)の観点から野球を見るには絶好のテキストである。




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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...