2017年3月24日金曜日

【中央競馬予想と与太話】毎日杯、日経賞(2017)~初勝利に6戦かかったダービー馬~

 息子の卒園式も終わり、春本番が近い。
 そんな土曜は阪神で毎日杯が、中山で日経賞が行われる。新聞名の重賞が同じ日に組まれているのも珍しい。

 毎日杯が1800 mになってから10年が経った。その10年間の勝ち馬のうち、ディープスカイ、ダノンシャンティ、キズナの3頭がその春にGIを制している。外回りになって、より実力が試されるレースになったと言えるだろう。
 上記3頭で印象に残っているのがディープスカイ。初勝利を挙げるまでに6戦を要したが、アーリントンCで10番人気ながら3着に好走した。そこからこのレースに直行し、6番人気の評価を覆して2馬身半差をつける快勝。返す刀でNHKマイルCとダービーを連勝し、一躍、トップホースに躍り出た。
 軌道に乗ったら一気に力をつけた馬だった。四位騎手のダービー2連覇も見事だった。種牡馬としてイマイチなのは残念。大物が出るとすればダート路線かもしれない。

ディープスカイ。JBIS-サーチより

 レースにいってみたい。
 8頭立ての少頭数ながら、よいメンバーが揃った。本命は◎クリアザトラック。新馬勝ち直後の2戦目こそGIの壁に跳ね返されたが、適鞍に戻った前走はきっちり勝った。スローペースの瞬発力勝負はディープ産駒の得意舞台。鞍上の四位騎手にはスワーヴリチャードというお手馬がいるが、どちらに乗るか迷わせてほしい。
 少頭数でもあり、推奨穴馬はナシ。相手を絞りたい。

 日経賞は◎ゴールドアクターが本命。昨春の天皇賞以外は、一流馬相手に大きく負けていない。得意の中山で。

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2017年3月21日火曜日

子どもたちが部屋をお化け屋敷に改造した~小3の娘と年長組の息子~

 ある休日、娘(小3)と息子(年長組)が突然お化け屋敷を作り始めた。おもちゃ部屋をお化け屋敷に作り替えるという壮大な計画だ(笑)。親を驚かせたいらしく
「お父さんもお母さんも、見んといてや~」
なのだそうだ。

 チョキチョキ、こねこね、書き書きと、いろいろなものを1~2時間かけて作り、ついに完成。招待状が届いたので、さっそく入ってみた。しかし
「懐中電灯を使って、よーくお化けを探すこと」
という指示が。こちらからお化けをよく探す必要があるとは、お化け屋敷の趣旨に反するような…。
 それはさておき、いざ中へ。入ってすぐ、いきなり度肝を抜かれた。

黒ひげ危機一発がお化けに。ウケた

なんと、黒ひげ危機一発がお化けに。これはウケた。
 そして、ぐるりと部屋を一週。途中で待ち受けていたのは粘土のお化け。

お化けにしては可愛らしい

お化けにしては可愛らしい。本人たちも分かっているのか「こちらおばけ」という注意書きでお化けだということを強調している(笑)。
 最後には紙のお化け。疲れたのか、やや手抜き気味だ。

手抜き気味?

 見事な大作(?)だった。楽しかね。ただ一人、本気で怖がったのが、作った本人である娘というオチがついて終了。娘はかなりの恐がりなのだ…。

楽しかったね

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2017年3月20日月曜日

【中央競馬予想の回顧】阪神大賞典、スプリングS、ファルコンS、若葉S、フラワーC(2017)

 今週は変則3日間開催。
 中日の日曜には阪神大賞典が行われた。
 ◎サトノダイヤモンドは1.1倍の人気を集めた。重賞での1.1倍はいつ以来だろうか。レースでは悠然と後方待機。折り合いもばっちり。3コーナーから仕掛けて、4コーナーでは先頭集団に取りつき、先に抜け出したシュヴァルグランをあっさり捉まえて1馬身半差の完勝。役者が違った。
 2着争いは、シュヴァルグランが粘るところに、大外からトーセンバジルが迫る。かわしそうな脚色だったのだが、残り200 mで内に切れ込んで同じ脚色になってしまった。
 馬券は3連単をとったが、3桁配当ではトリガミ。トーセンバジルが2着に上がってくれれば本線的中だったのだが、競馬は当たってナンボ。よしとしておきたい。

 中山ではスプリングS。
 ◎トリコロールブルーはスタートがひと息。大外枠でもあり、無理せず後方から進めた。外々を回って差し込みをはかったが、それほど切れず、5着止まり。最速タイで上がってきているし、大外枠が応えたと言えばそれまでだが、もう少し何とかならなかったか。
 勝ったのはウインブライト。馬体減も何のその。中団から抜け出した。

 土曜は中京でファルコンS。
 ◎ナイトバナレットは1番人気。ちょっと押し出された人気のような…。案の定、出遅れが響いて11着に惨敗。人気の馬を本命にしてこういう結果だとげんなり…。
 勝ったのはコウソクストレート。最速の上がりで外から差しきった。今年のシンザン記念は、よほど特殊なレースだったようだ。

 阪神では若葉S。
 ◎インヴィクタも1番人気。そこまで人気するかなあ…。こちらも不安が現実となり、後方から最速の上がりは使ったものの、2馬身差の3着。前が残る展開ではここまでが精一杯。
 勝ったのはアダムバローズ。2番手でしっかり我慢し、粘り腰を発揮した。2連勝した馬に失礼なのは承知だが、2走とも展開に恵まれた印象。

 月曜祝日は中山でフラワーC。
 ◎デアレガーロは前で流れに乗っていたが、直線は全く反応せず、11着惨敗。いままでとは相手が違ったということなのだろう。
 勝ったのは1番人気のファンディーナ。2番手で折り合いをつけ、4コーナー入り口で前に並びかけると、あとは馬なりで独走。大楽勝の1馬身3/4差。打倒ソウルスターリングの1番手に浮上した。

 今週は5戦1勝で、1勝もトリガミでは、トータルはマイナス。ズルズルいかないようにしたい。

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2017年3月19日日曜日

【中央競馬予想と与太話】フラワーカップ(2017)~こういうレースこそ見直しを~

 変則3日間開催最終日は阪神はお休みで、中山と中京での開催。重賞は中山でフラワーCが組まれている。
 フラワーCは、昔はクラシックに出られないマル外馬がこぞって出走する、それなりにハイレベルなレースだった。ところが現在は、マル外が特別視されることもなくなった。その結果、最後のトライアルの翌週に行われるこのレースは、なんとも中途半端な位置づけになってしまった。例年、1勝馬がほとんどで、まるで500万条件戦。こういうレースこそ時期や条件の見直しが必要だと思うのだが…。

 レースにいってみたい。
 前振りとは裏腹に、今年は大物候補がエントリー。とはいえ、1勝馬が過半数という構図は相変わらずだ。
 本命は◎デアレガーロファンディーナが人気を集めそうだが、こちらも同じ2戦2勝馬。中山なら勝機あり。
 推奨穴馬はサンティール。前走は牡馬相手に善戦。

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2017年3月18日土曜日

【中央競馬予想と与太話】阪神大賞典、スプリングS(2017)~変わりゆく主流ローテーション~

 変則3日間開催の中日は、西で阪神大賞典が、東でスプリングSが組まれている。
 阪神大賞典は伝統の長距離重賞。長距離戦は疲労が懸念されるのか、メンバーがそろわないことが多かったが、2~4年前はゴールドシップが出走して盛り上げてくれた。そして今年はサトノダイヤモンドが登場。次走は天皇賞・春でキタサンブラックと再戦の予定。長距離戦線が盛り上がるのはうれしいものだ。
 一方、スプリングステークスは、弥生賞を抜いて、皐月賞・ダービーと最も結びつきの強いレースといってよいだろう。しかし、その座を脅かしているのが共同通信杯。ここ数年、ここから直行する馬の成績がよいのだ。時代とともに主流ローテーションも変わっていくということなのだろう。

 レースに行ってみたい。
 阪神大賞典は◎サトノダイヤモンドで堅そう。

 一方のスプリングSは混戦模様。昨年の2歳チャンピオンが出てくるが、すんなりとは収まりそうにない好メンバーが揃った。
 本命は◎トリコロールブルー。ひと息入れた前走が快勝。前々走は勝ち馬に逃げ切りを許したが、これは展開のアヤ。まだ底を見せていない素質馬に期待したい。ただし、大外枠は痛い。
 推奨穴馬はエトルディーニュ。人気の盲点か。

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2017年3月17日金曜日

【中央競馬予想と与太話】若葉S、ファルコンS(2017)

 出先なので簡単に。
 今週は三場×2日=6回の開催を、2回ずつ3日に分ける変則3日間開催。
 そんな土曜の阪神メインは若葉ステークス、中京メインはファルコンステークスと、3歳戦がメインに組まれている。
 若葉Sの本命は◎インヴィクタ。休み明けの前走が鮮やかな勝ちっぷりだった。上積みを見込めるここはもう一丁を期待。
 推奨穴馬はエクレアスパークル…と思っていたら、かなり人気しそうだ。

 ファルコンSは◎ナイトバナレットが本命。スタートが課題だが末は確か。

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2017年3月16日木曜日

【書評】橘玲『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)

ミステリー感覚で、ありとあらゆる金融テクニックが読める


 2002年に上梓された経済小説。ミステリー感覚で、ありとあらゆる金融テクニックが読める希有な作品だ。
 軸になるのは50億円の行方。謎の美女はどんな方法で、どこにこの超大金を隠したのか。この謎解きが本作の柱である。

 それに付随して、さまざまな金融テクニックが紹介されるのが本書のキモ。資金隠し、合法的な節税、贈与税のかからない相続など、驚きの手法が次々と披露される。橘氏が半端ではない知識の持ち主だということが分かる。
 本書によると、最も有効な資産運用法は「運用しないこと」と「税金を払わないこと」なのだそうだ。ホンマかいな。

 最後はしっかり話しも閉じ、気持ちよく読了。黒幕の正体はちょっと反則な気もするが、意外といえば意外。月並みな言い方だが、とてもよくできた小説だ。
 ひとつ残念なのは、安月給サラリーマンである私には、本書で得た知識を生かす機会がないことだ…。

《あらすじ》
 香港で自由気ままに金融コンサルトを営む秋生を訪れたのは、超美女の麗子。公には分からない形で、5億円の大金をある人物に渡したいのだという。秋生は不本意ながらその方法を麗子に伝授する。
 ところが、日本に帰った麗子はその大金を持ち逃げする。「ある人物」とは自分自身のことだったのだ。しかも、大金は5億円ではなく50億円だった。麗子はどのような方法で、どこにこの大金を隠したのか。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...