2018年2月25日日曜日

【中央競馬予想の回顧】阪急杯、中山記念、仁川S(2018)

 今週は阪急杯。
 ◎ディバインコードは中団から。もう少し前と思っていたが、意外に後ろの位置取りだ。4コーナーで前に並びかけて抜け出しを図ったが、最後は外の差し馬にドドッとかわされて8着。これが重賞の壁か。
 勝ったのはダイアナヘイロー。休み明けの-8 kgを見て軽視していたが、引退する福島調教師が有終の美を飾った。

 中山では中山記念。
 ◎ペルシアンナイトは出足がつかず、後方2番手。不安がよぎる。4コーナーでは大外へ。開幕週の中山で、前が残る展開では届かず、5着まで。いくら何でも外を回しすぎた。人気の馬でこういう結果だと、ガッカリが3倍だ…。
 勝ったのはウインブライト。好位から抜け出して重賞初勝利。先行集団の3頭が1~3着を占める、典型的な前残りのレースだった。

 土曜は仁川S。
 ◎サンライズソアは予定通り前を見る位置取り。直線でもしっかり伸びたが、ナムラアラシの鬼脚に屈して2着。相手を褒めるしかなかろう。
 勝ったのはナムラアラシ。馬群の中を抜けてきた。もう本物か。
 馬券は安かったが馬連をとった。

 今週は3戦1勝。他もイマイチでトータルはマイナス。開幕週からつまずいた…。

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2018年2月24日土曜日

【中央競馬予想と与太話】阪急杯、中山記念(2018)~なんと92回目~

 今週は阪神で阪急杯が、中山で中山記念が組まれている。
 中山記念は少頭数ながら豪華メンバーが揃った。ドバイへのステップにちょうどよいため、近年、非常にレベルが上がった印象だ。
 このレース、今回で92回目なのだが、92年前から行われているわけではなく、年に2回やっていた時期があったのだ。他では京都記念、目黒記念、鳴尾記念、中山大障害がそのパターンなのだそうだ。

 レースにいってみたい。
 上にも書いたように、豪華なメンバー。本命は◎ペルシアンナイト。昨秋は休み明けの富士Sで凡走したが、次走のマイルCSではがらり一変で見事にGI勝ち。皐月賞2着だから、200 mの距離延長は心配なかろう。休み明けの富士Sで凡走しているのが気がかりだが、3カ月半なら大丈夫ということにしておきたい。
 推奨穴馬はショウナンバッハ。追い切りで好時計。右回りをこなせれば一発が。

 阪急杯は◎ディバインコードを狙う。阪神1400 mは先行有利。開幕週ならなおさら。

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2018年2月23日金曜日

【書評】辻村深月『冷たい校舎の時は止まる 上・下』(講談社ノベルズ)

10代の若者たちの瑞々しい感性


 辻村氏のデビュー作。8人の高校生を巡る物語だ。10代の若者たちの、青臭くも瑞々しい感性が見事に表現されている。大人になってもこういう感性を持ち続けることは難しいが、辻村氏は若い頃の思いを忘れずに保っているのだろう。これが、次々と青春小説をヒットさせる秘訣に違いない。
 読み口は軽くなく、むしろ重さを感じるが、それが瑞々しさを際立たせるのかもしれない。独特の雰囲気の小説だ。

 また、青春の機微にミステリーがうなく絡まっているところも見事。『そして誰もいなくなった』を連想させる、クローズドサークルが舞台設定になっている。アッと驚く結末もよく練られていて、ちゃんと話が閉じるのも気持ちよい。
 ただ、最後のシーンはいらなかったような。デビュー作なので、ハッピーエンドにこだわったのかもしれない。

《あらすじ》
 8人の高校生が校舎に閉じ込められる。自殺したクラスメートの記憶をなくした状態で、冷たい校舎に拘束される。いったい誰が8人を閉じ込めたのか。自殺したのは誰なのか。8人は順に姿を消していき、最後に残ったのは…。



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【中央競馬予想と与太話】仁川ステークス(2018)~有村架純の映画デビュー作~

 今週から阪神・中山開催がスタート。気温も少しずつ上がってきて、春の訪れを感じる。
 そんな土曜は重賞は組まれておらず、阪神のメインは仁川Sである。

 仁川は阪神競馬場のある地名で「にかわ」ではなく「にがわ」と読む。六甲山から流れてくる仁川という川もあり、武庫川に合流するそうだ。
 阪神競馬場に最寄りの駅が、阪急今津線の仁川駅だ。そして、その今津線を舞台にした小説が、有川浩氏の『阪急電車』。映画化もされ、有村架純がこの映画でデビューしたことでも知られる。
 クスッと笑えたり、ホロッときたり、人間の機微がうまく描かれた良作だ。短編の連作集になっているので、読みやすいのもよい。普段、あまり本を読まない人にもお勧めしたい一冊だ。

 レースにいってみたい。
 ダート2000 mのオープン特別のハンデ戦。フルゲートの16頭が揃ったが、近走が冴えない馬が多く、混戦模様だ。
 本命は◎サンライズソア。前走の大敗の原因がいまいちはっきりしないが、それまでは堅実に走っていた馬。前々走では、まだ本調子ではなかったとはいえ、ノンコノユメにも先着した実力は、ここでは1枚上。もう一度、本命に推す。前につけたい。
 推奨穴馬はアドマイヤロケット。すんなりなら前々走の再現が。

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2018年2月21日水曜日

【書評】大川慎太郎『不屈の棋士』(講談社現代新書)

「最強」の座をソフトに譲り渡した棋士の行方は


 羽生、渡辺を初めとする11名の棋士が、将棋ソフトについて語った本。(本書ではまだ認めていない棋士もいるが)将棋ソフトの実力が人間を超え、「最強」の集団ではなくなってしまった棋士たちに、存在意義はあるのか。悩める様子が伝わってくるが、結論はみんなほとんど同じで
「それでファンが離れるなら仕方ない」
という考えだ。
 それはそうだろう。そしておそらく、私も含めて将棋ファンはずっと残るだろう。

 もう一つの大きなテーマがソフトの使い方。ソフトが見つけた手は、果たして自分が編み出した手と言えるのか。ソフトに検索させてすぐに答えが出ると、自分の頭で考えなくならないか。このあたりのバランスは、それぞれの棋士で違うようだ。
 積極的にソフトを活用するのは、やはり若い棋士に多く、奨励会ではもはやほぼ全員が使っているようだ。話題の藤井聡太も、ソフトを活用してメキメキと実力をつけたらしい。
 一方、年配の棋士には、ソフトは詰めがあるかないかを確認する程度にしか使わないという人が多い。「自分の頭で考えてナンボ」ということなのだろう。

 興味深かったのは、強いソフトをもっている棋士は、格段に有利だ(だった)ということ。ポナンザを初めとする最強レベルのソフトは一般公開されていないのだが、電王戦でソフトと対局した棋士は、相手ソフトを手に入れることができる。このレベルのソフトをもっている/いないで、大きな差があるらしい。ただ、本書は2016年に出た本なので、現在では公開されているソフトでも十分なのかもしれない。

 本書の刊行後の2017年春に、大一番があったのはご存じだろう。現役の名人である佐藤天彦とポナンザがぶつかり、結果はポナンザの2連勝。人間vsソフトの戦いは決着がついたと断じてよいだろう。
 さらに、囲碁界でも衝撃が走った。グーグルが開発したアルファ碁というソフトが突然現れ、最強棋士をぶち破った。囲碁は将棋よりも場合の数がはるかに多いので、ソフトが人間に追いつくにはまだ時間がかかると思われていたが、その予想はあっという間に覆されてしまった。

 しかし私は、だからといって、将棋や囲碁の魅力が損なわれるとは思わない。人間vsソフトの勝負は、ファン離れよりも、むしろ新たなファンの獲得につながったのではないだろうか。棋士たちは、これからもわれわれを楽しませてくれるに違いない。



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2018年2月19日月曜日

【お父さんの週末料理】2018年2月17、18日~ケンミンショーを見たら食べたくなった~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小4)、息子(小1)の4人である。
 最近は、特に息子の野球のある日は、朝をしっかり食べて昼を軽めにというパターンが定着。

 日曜の昼は外食した。

 2月17日(土) 

◆朝・昼ご飯◆
 土曜の朝と昼は妻が担当。朝はししゃもと卵焼きを、昼はクリームパスタを作ってくれた。息子の野球があるので、昼は毎週慌ただしい。

◆晩ご飯◆
 ケンミンショーで石狩鍋を見た妻が「食べたい」とリクエスト。番組によると「鮭のあらは必須」とのことなので、楽天で鮭を注文した。値段の割に立派な鮭が来た。
 鮭の頭、玉ねぎ、大根、ニンジンを煮込んでから、鮭の切り身やその他の野菜を投入。牛乳+味噌で豆乳鍋のような風味だ。娘と私が頭を担当。ホジホジと堪能した。全体的には好評だったのだが、肝心の鮭があまり売れなかったのは残念。次回はもう少し牛乳を減らして、味噌を増やしてもよいかも。
 他はトマト。

鍋の締めのうどん。カルボナーラ風になった

 2月18日(日) 
この日は息子の野球はなく、私を除く3人はBリーグ観戦。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は石狩鍋の残りの鮭を焼いた。身が厚く、食べ応えがある。お値打ち品だった。
 他は、サラダ、カボチャ、とりわかポン、スープ、パン。とりわかポンはダシを取った後の鶏むね肉をワカメとポン酢で和えたもの。鉄分たっぷりメニューだ。
 昼は3人はバスケ会場でジャンクフード三昧。私はレトルトカレーとから揚げ。ちょっと食べ過ぎた。

鮭の塩焼き。肉厚

◆晩ご飯◆
 今週も「みんなのきょうの料理」から鶏むね肉のしょうが焼き。むね肉をマヨ風味の衣でコーティングするレシピだ。肉好き、マヨ好きの息子が飛びつくはずだったのだが、昼のジャンクフードでお腹が重かったのが残念。娘がたいへん気に入り、たくさん食べた。
 他はネギベーコン、サラダ、カボチャ、とりわか、スープ、ベイクドポテト。ネギとベーコンがあったので、ネギをベーコンで巻いて焼いた。息子はむね肉のしょうが焼きよりも、こちらに飛びついた。

鶏むね肉のしょうが焼き

ネギベーコン。息子が食いついた

ベイクドポテト。ちょっと加熱しすぎたか

◆番外編◆
 ほぼ毎週、日曜の夜に、リサイクル炒めなるものを作っている。ダシを取った後の昆布や大根の皮や葉など、捨てることも多い部分を再利用するので「リサイクル炒め」なのだ。娘が命名した、妻のお気に入りメニュー。
 今週のリサイクル炒めは大根の皮、ダシを取った後のネギ、昆布。味付けはトンカツソース。

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2018年2月18日日曜日

【中央競馬予想の回顧】フェブラリーS、小倉大賞典、京都牝馬S、ダイヤモンドS

 今週はフェブラリーS。
 ◎テイエムジンソクは好スタート。内の馬が前へ殺到し、4頭で先行集団を形成。その最外へ位置取ったが、前半3ハロンが34.1秒の超ハイペース。これはマズイ。そのハイペースを、4コーナーで先頭に並びかける強気のレース運び。これで勝てば相当だが、やはり直線は失速。12着に終わった。結果論を承知で言うと、先頭集団を見る位置で進めるべきだったか。
 勝ったのはノンコノユメ。ハイペースに乗じて鬼脚で差しきった。去勢してから不調に陥っていたが、完全復活。

 小倉では小倉大賞典。
 ◎スズカデヴィアスは後方集団。前に行く馬ではないにしても、後ろ過ぎるような。最後はいい脚で追い込んだが、離れた3着が精一杯。もう少し前につけたかった。
 勝ったのは1番人気のトリオンフ。3連勝で重賞制覇。

 土曜は京都牝馬S。
 ◎ワンスインナムーンはすんなりハナへ。手応えよく4コーナーを回り、ラスト1ハロンでもまだ先頭。
「そのままっ」
と声をかけたが、ラスト50 mでドドッとかわされて、5着まで。最終週で外差しが決まる馬場だったようだ。
 勝ったのは1番人気のミスパンテール。ダイワメジャー産駒らしからぬ切れ味で差しきった。これで重賞2連勝。軌道に乗ってきた。

 東京ではダイヤモンドS。
 ◎リッジマンは内で息を潜める。4コーナー手前からするすると進出し、直線では外へ出すと、馬の間を割ってしぶとく伸び、2着に頑張った。
 1番人気のフェイムゲームが勝ったので安くなったが、馬連をとった。
 フェイムゲームは58.5 kgを背負って勝ちきった。立派。3連勝「ではない」同一重賞3勝は初のことだそうだ。

 今週は4戦1勝で、他もいまいちだったところ、京都の最終レースで大きいのが当たり、逆転でプラスを達成。終わりよければすべてよし、ということにしておきたい。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...