そんな開幕週の土曜メインは紫苑S。重賞に格上げされてから、早くも5回目になる。重賞になってからはヴィブロス、ディアドラ、ノームコアなどのGI馬を輩出する、出世レースになった。それまでの、最も影の薄いトライアルからの変貌ぶりには驚くばかりだ。
ダメダメだったOP特別時代で、その後もわりと頑張ったのがオースミコスモ。2002年の勝ち馬だ。
常石騎手が主戦で、桜花賞では2番人気になったが11着。スイートピーSは勝ったがオークスでは14着と、GIでは歯が立たなかった。
3歳秋の初戦に選んだのが紫苑S。好位から抜け出して勝利を飾った。しかし秋華賞では着外に破れて、またもGIの壁にはね返された。
その後、関屋記念、中山牝馬S、福島牝馬Sと重賞を3勝。6歳の暮れに引退するまで、40戦を走り抜いたタフな牝馬だった。
まだこれといった子に恵まれないが、1歳にモーリスの産駒がいるようだし、活躍を期待したい。
レースにいってみたい。今年も楽しみなメンバーが揃った。
本命は◎マルターズディオサ。桜花賞8着、オークス10着とGIの壁にはね返されたのは、上記のオースミコスモと一緒だ。しかし、桜花賞は重馬場、オークスは距離と、敗因は明らか。その前のチューリップ賞ではレシステンシアを負かしたように、力はある。距離短縮で能力全開。
推奨穴馬はクロスセル。底を見せていない馬は押さえるに限る。

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