2017年4月2日日曜日

【中央競馬予想の回顧】大阪杯、ダービー卿CT、コーラルS(2017)

 今週はGIに昇格した大阪杯。
 ◎サトノクラウンは押して先団へつけ、キタサンブラックを見る位置につけた。想定通りだ。残り600 mでマークしていたキタサンブラックが仕掛けると、それにつれて追い出したのだが、直線半ばで突き放されて勝負あり。最後は後ろから来た馬にも差されて6着に終わった。力負けの印象。デムーロ騎手によると阪神は合わないらしい。それなら、戦前にそう教えてほしかった…。
 勝ったのはキタサンブラック。休み明けで仕上がり途上に見えたが、ピタリと3番手につけ、早めにスパートして最後まで伸びて完勝。ビワハヤヒデを思い出させる勝ちっぷりだった。

 土曜は中山でダービー卿CT。
 ◎ロジチャリスは内枠を利して2番手につけた。レースは予定通りスロー。外からかぶせてきたキャンベルジュニアに合わせてスパート。キャンベルジュニアに並ばれたときは「負けた」と思ったが、そこからもうひと伸びして見事に1着。いい勝負根性をしている。
 2着争いは人気のキャンベルジュニアが制したので安くなったが馬連をとった。20倍ついたら十分。

 阪神ではコーラルS。
 ◎スマートアヴァロンは単勝1.9倍と抜けた人気。1番人気とは思っていたが、ここまでとは。レースではいつも通り後方待機。3コーナーから徐々に進出し、直線では少し窮屈になったが、進路を確保するとスイッと伸びて、最後は持ったままで1馬身1/4差をつけた。ここでは力が違った。
 馬券は2着のマッチレスヒーローを押さえており、馬連をとった。

 今週は3戦2勝。土曜の東西のメインをともに取るという、久々の快挙のお陰でトータルもプラスになった。

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2017年4月1日土曜日

【中央競馬予想と与太話】大阪杯(2017)~大安売りには反対~

 今週は大阪杯。ご存じの通り、今年からGIに昇格した。しかし、私はこれには反対だ。この時期に中距離のGIがないので、有力馬が海外のレースに行ってしまっているというのは分かる。しかしそれなら宝塚記念をこの時期に持ってくればよい。
 宝塚記念は、いつのことだったか、3歳馬の出走を促すために2週間後ろにずらした。しかしその狙いははずれ、3歳馬はほとんど出てこず、暑さを嫌って古馬の有力馬がここを避けた時代もあった。宝塚記念をこの時期に持ってくれば、出走馬の質が上がるに違いない。
 また、GIが増えすぎて、まったくありがたみがないのもGI昇格に反対の理由の一つ。GIの大安売りには賛成しかねる。

 レースにいってみたい。
 いいメンバーが揃った。この時期に中距離GIを作った意味があったというものだ。
 本命は◎サトノクラウン。昨秋は復帰戦の天皇賞・秋こそ惨敗したが、香港でGI初制覇を遂げると、年明けの京都記念ではひと皮むけた勝ちっぷりを見せた。良血馬が海外遠征を経て本格化したと見た。キタサンブラックをマークする位置をとりたい。
 推奨穴馬は、穴というほどではないがヤマカツエース。力をつけている。

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2017年3月31日金曜日

【中央競馬予想と与太話】ダービー卿CT、コーラルS(2017)~成果なし…~

 今年は例年よりも遅いようで、京都の桜はまだつぼみ。来週の桜花賞の頃にちょうど見頃になりそうだ。
 そんな土曜は中山でダービー卿チャレンジトロフィーが、阪神でコーラルステークスが組まれている。

 ところで、レース名の「チャレンジ」はどういう意味なのだろうか。なぜ「ダービー卿トロフィー」ではダメなのだろう。JRAにはもう一つ「チャレンジカップ」というレースがあり、「チャレンジ」のつく重賞が二つある。こちらも合わせて調べたのだが、なぜチャレンジなのかはよく分からなかった。

 前振りで何の結論も得られなかったことは気にせず、レースにいってみたい。
 16頭のフルゲートが勢揃い。金曜にかなりの降雨があったので、馬場状態も考慮した予想が必要だ。
 本命は◎ロジチャリス。前々走こそ大敗したが、それ以外は安定して走っている。前走は勝ち馬にこそかなわなかったが、2着とはクビ差。好枠を引いたここは重賞初制覇のチャンス。スタートを決めてほしい。
 推奨穴馬はロイカバード。前走は展開が全く向かなかった。

 コーラルSは人気でも◎スマートアヴァロン。展開・馬場が向きそう。

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【書評】木村凌二『競馬の世界史─サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで─』(中公新書)

なんとうらやましい…


 古代ギリシャオリンピックや古代ローマの戦車競争(ベン・ハーだ)から始まり、17世紀のサラブレッド誕生を経て、近代競馬の体系が作られていき、そして現代の競馬に至るまでを解きほぐした好著。各時代の名馬も紹介され、血統についても学べる本に仕上がっている。現代の競馬体系や血統がどのように成り立ってきたかがとてもよく分かった。

 何を隠そう(隠してないけど)私は競馬オヤジで、ほぼ毎週、競馬を楽しんでいる。競馬歴も20年を超え、オールドファンの領域に入りつつあるが、本書の著者である木村氏にはとうてい及ばない。
 今年で70歳を迎える木村氏は、若い頃から競馬が好きだったというから、数少ない、シンザンの現役時代を知る競馬ファンの一人であろう。しかも元東京大学教授で、専門は古代ローマ史。そのため、毎年のように数カ月間海外に滞在して研究しており、その間に主にイギリスやフランスの競馬場に足を運んでいたそうだ。ダンシングブレーヴの伝説の凱旋門賞大外一気、シーキングザパールによる日本調教馬初の海外GI制覇、最近ではオルフェーヴルが惜しくも2着に敗れた凱旋門賞などを生で観戦しているのだ。きっと、競馬の時季を狙って海外に出かけていたに違いない。
 うらやましいにもほどがあるが、「競馬の世界史」を書くのにこれ以上の適任がいるだろうか。うんちくをひけらかすことなく、静かに筆を進めていく様子にも好感を持った。

 血統の知識があると、本書をより楽しむことができるだろう。私はダビスタにハマった口なので、血統はそれなりに知っている。サラブレッドの長い歴史のなかでは、ノーザンダンサーはもちろん、ネアルコやニアークティックなどの名馬も、わりと最近の馬であることが実感できる。

 競馬ファンは必読の書。特に競馬を単なるギャンブルと捉えるのではなく、そこにドラマを感じる人にはぜひ読んでほしい。競馬に興味のない人には…まずは競馬場に行って、競馬の魅力を知ってから読んでください。



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2017年3月29日水曜日

【お父さんの週末料理】2017年3月26日~揚げ物大会~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 土曜は昼は外食、夜は中食だったので、日曜のみ。

 3月26日(日) 

◆昼ご飯◆
 午後に息子が用事があり「早く食べられるものがよい」とのことだったので、焼きそばを作った。野菜たっぷり焼きそばをモリモリ食べて、出かけていった。ただし娘は
「ソースが辛い」
とのこと。普通のウスターソースなんですけど…。ピリ辛が極端に苦手なのも考え物だ。
 他はサラダ、中華風スープ、から揚げ。から揚げは晩ご飯用を、一部だけ先に作った。

野菜たっぷり焼きそば

◆晩ご飯◆
 翌日の弁当分も含めた揚げ物大会。春巻き2種類と、鶏のから揚げ。春巻きは、春雨を使ったノーマルなものと、ひじきとツナ缶のちょっと変わったものの2種類。ノーマルバージョンは普通に好評。ひじきバージョンはちょっと甜麺醤が多かったかも。
 から揚げはいつものごとくバカ食いモードに突入。娘も息子も、途中でストップをかけた。
 他はサラダ、中華風スープ、マカロニ、ゴボウサラダ。

春巻きひじきバージョン

から揚げ。いつものようにバカ食い…

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2017年3月28日火曜日

【映画評】『ちはやふる』上の句、下の句

高校青春映画の王道に、競技カルタがアクセントを加えた良作


 恋、仲間、部活、ライバルと、学園映画四大要素が勢揃い。そしてご存じの通り、その中心にあるのが競技カルタ。この組み合わせがばっちり決まったのが本作だ。
 カルタ部を作るために無理矢理集めた仲間が、練習を通じて結束を強め、いざ大会へ。そこではさまざまなライバルが登場…という、ぶっちゃけありがちなストーリーなのだが、マンネリ化を防いでいるのがカルタの存在。知っているようであまりよく知らない百人一首。そして、ほとんど知らない競技カルタの世界。これらのお陰で
「ありがちなストーリーやなあ…」
感を全く感じさせない。
 サブの登場人物たちもキャラが立っていて、ついつい応援したくなってしまう。スポ根マンガにありがちな「理不尽な障壁」もなく、気持ちよく鑑賞できた。
「青春っていいなあ」
と元気の出る作品だ。
 原作がまだ連載中であることからも分かるように、本作品も完全には閉じていない。続編にも期待したい。


 残念だったのは、千早役の広瀬すずに関する2点。一つは、やっぱショートカットのほうがいいよなあ…。好みの問題なのか、それともカツラのせいなのか。もう一つは、千早を保護者として見ている自分に気づいたこと(涙)。年は取りたくないものだ…。
そして、本作を見て思い出したのが「うっちゃれ五所瓦」。1988年から少年サンデーに連載されていた相撲マンガだ。相撲部を創設するために仲間を集め、結束を強めて大会へ、という流れが同じなのだ。こちらもお勧め。

《あらすじ》
 主人公は競技カルタ好きの千早。高校に入学し、競技カルタ部を作ろうとする。この千早に片思いするのが太一。同じ高校に入学し、二人でカルタ部の創設に奔走する。ここに3人の仲間が加わり、合計5名のカルタ部が誕生。
 5人は練習を重ね、絆を深めていく。そしていざ公式戦へ。ライバルを退け、近江神宮への切符を勝ち取ることができるのか。


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2017年3月26日日曜日

【中央競馬予想の回顧】高松宮記念、マーチS、毎日杯、日経賞

 今週は高松宮記念。
 ◎ナックビーナスは12番人気。人気がないのは分かっていたが、ここまでとは。レースでは先頭集団を見る位置取り。いい感じだったのだが、4コーナーでは大外を回す羽目に。これでは届かず、8着まで。内枠ならもう少しやれたかも。
 レースは内枠の馬が掲示板を占めた。勝ったのはセイウンコウセイナックビーナスと同じような位置取りから、馬場の真ん中に持ち出して突き抜けた。1馬身1/4差は完勝といってよいだろう。今年の4歳は強い。

 中山ではマーチS。
 ◎コスモカナディアンは1番人気。レースでは中団から進めて3コーナーから外を回したが、手応えが悪い。案の定、直線ではバッタリで、12着に惨敗。人気の馬を本命にしてこの結果だとへこむなあ…。
「目に見えない疲れが」
みたいなコメントが出るのだろう…。
 勝ったのはインカンテーション。3番手から抜け出して押し切った。昨秋に復帰後の着順が8、12、13着ではとても手が出なかった。

 土曜は毎日杯。
 ◎クリアザトラックは3番手から進め、4コーナーでは逃げ馬をかわして先頭に立った。あとは弾けるだけだったのだが、ズルズル失速して6着。かかっていたようだ…。
 結果はアルアイン-サトノアーサーで、ディープ産駒のワンツー。「スローペースの瞬発力勝負はディープ産駒の得意舞台」という予想はよかったのだが…。

 中山では日経賞。
 ◎ゴールドアクターは3番手で折り合いをつけ、持ったままで4コーナーへ。絶好の展開で勝利を確信したのだが、前には残られ、後ろには差されて5着。4、5歳世代にはかなわないということなのだろうか。
 勝ったのはシャケトラ。前残りの展開のかなか、一頭だけ別次元の脚を見せて突き抜けた。これは次走が楽しみだ。

 今週は4戦0勝。4戦中2戦で1番人気を本命にしても、掲示板すら載らない惨敗。来週から月が変わってツキも変わることを期待するしかなさそうだ…。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...