「従来のマクりの競馬では通用しない。先行させたい」
という陣営のコメント。しかし、ゲートは普通に出たものの、騎手が押しても押しても前へ進んでいかない。馬が
「最初はゆっくりでエエんやろ」
と思ってしまっているようだ。四位騎手が
「アホ。そんなんじゃ通用せえへん」
と叱る意味も込めたのかどうかは分からないが、向こう正面でグイグイと順位を上げ、3、4コーナーで1番人気のワンダーアキュートの外をかぶせていくという強引な競馬。よほど力がないと、こんな競馬では勝ち負けできない。案の定、直線は失速し、11着に終わった。ある意味、見せ場はあったが、ハチャメチャなレースだった。この経験が次に生きるかどうか。
日曜はオークス。本命◎ヴィルシーナは2番人気。道中は先団を見る位置取り。いい感じだ。ところが、向こう正面ですでに手綱が動き始める。4コーナー手前では早くもムチが入り、直線入り口ではウチパク騎手が激しく追い始める始末。
「こりゃアカン」
と、ほぼ諦めムードだったのだが、追い通しでしぶとく伸びて2着を確保。よく2着に来たもんだ。よほどズブい馬なのだろうか。
1着はジェンティルドンナ。お姉ちゃん(ドナウブルー)が輸送が苦手な馬なので「この馬も初の関東遠征で馬体を減らすかも」と評価を下げていた。しかし、馬体重は+4 kg。パドックでも落ち着いており、抜群の気配。
「こりゃ押さえなイカン」
と厚めに買っておいて正解だった。結果は5馬身差の圧勝。強かった。
安いとはいえ、オークスは的中。この勢いで来週のダービーも連続的中といきたい。
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