そんな夏休みモードの土曜小倉メインは釜山(プサン)ステークス。今年でまだ3回目の新しいレースだ。釜山とはもちろん韓国の都市だが、どういう経緯でこのレースが設立され、この時期に小倉で行われることになったのか、例によってJRAの特別レース名解説で調べてみた。
釜山は、大韓民国南東部に位置する広域市。韓国の主要都市の中では最も日本に近く位置し、国内第二の都市として古くから栄えてきた。日本との関係も古く、小倉競馬場と釜山競馬場は姉妹競馬場として提携している。
九州北部と韓国は位置的に近く、そのため小倉競馬場と釜山競馬場が提携したのだろうと推察される。そして、その提携が2009年に行われ、その翌年から釜山ステークスができた。したがって、今年が3回目というわけである。一件落着ということにしておきたい。
韓国は、ほとんど行っていなかった競走馬の生産を1990年代になって急増させるなど、国策として競馬および馬産を盛り上げようとしているようだ。李明博大統領の意向なのだろうか。カジノをどんどん作っていることとも関連があるのかもしれない。
しかし、よりによって、釜山Sの前日に韓国大統領が竹島を訪問するとは…。サイン馬券の好きな人は、1-4-8(イ・ミョン・パク)のボックスなんてどうだろうか。
韓国競馬事情を推察するのはこれくらいにしておき、レースにいってみたい。
小頭数だが、骨っぽいメンバーが集まった。ダコールが人気を集めそうだが、57.5 kgは微妙だし、直線が長いコース向きという印象もある。本命は◎サトノパンサー。このクラスでの実績もあるし、小倉も得意。何より55 kgは恵まれた。相手は前に行けるエーシンジャッカル、ミカエルビスティーを厚めに押さえる。
今週は推奨穴馬はナシ。小頭数だし堅く収まりそう。
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