2013年3月2日土曜日

2013弥生賞、大阪城S オレの予想を聞いてくれよ

 今週は弥生賞。今年で50回の節目を迎える、トライアル中のトライアルだ。過去の49頭の勝ち馬のうち、何と22頭がGIホースとなっているらしい。すごい割合だ。これはもう、GIに格上げしてもよいのではないか、と思ってしまう。でも、そうするとトライアルじゃなくなってしまうか…。

 与太話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 現時点で今年のクラシックの主役と目されている東西横綱が早くも顔を合わせる。しかし、その2頭を差しおいて、本命は◎バッドボーイ。1着候補という意味ではなく、馬券の軸という意味での◎印だ。
 1勝馬ということが理由で人気を下げているが、2走前はエピファネイアの0.1秒差の2着。前走も重賞で0.2秒差4着と、堅実に走る。陣営の話によると、前走、前々走のようなスローでヨーイドンの競馬よりも、淀みのないペースのほうがよいとのこと。今回はラジオNIKKEI杯のような極端なスローにはならなさそうだし、流れも向きそうだ。
 ◎が人気薄なので推奨穴馬はナシ。手広く流す。

 大阪城Sは◎サクラアルディード。適鞍で一押し。

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2013年3月1日金曜日

2013チューリップ賞、オーシャンS オレの予想を聞いてくれよ

 今日は友人と飲みに行くので、早めに予想をアップしておく。

 3月最初の土曜日は、西でチューリップ賞、東でオーシャンステークスと、二つの重賞が行われる。クラシックのトライアルもスタートし、寒さも少し緩んできた。春近しを感じる今日この頃だ。

 チューリップ賞は本番との結びつきが最も強いトライアルだが、GIII。一方で来週のフィリーズレビューは、GIIなのに本番との結びつきが弱い。「何でこうなるの」状態である。チューリップ賞は、最も格の高いGIIIだと独断しておきたい。

 そのチューリップ賞には今年も2歳女王が登場。阪神改装後、このレースには欠かさず2歳チャンピオンが出走している。そして、その成績は3-2-1-0。逆らわないほうがよさそうだ。
 本命は◎ローブティサージュ前走の阪神JFで◎印に応えてくれたこともあり、ここは応援し続けるのが筋というものだろう。昨年、2歳女王の連続連対がとぎれた(ジョワドヴィーブルが3着)のは少し気になるが、また元の流れに戻ることを期待したい。
 相手は、こちらも人気するだろうがレッドオーヴァルは押さえざるをえまい。雨模様の天候で、重馬場適性をすでに示しているのも心強い。
 推奨穴馬はベアトリッツ。重馬場の鬼かも。

 オーシャンSは◎ダッシャーゴーゴーで仕方あるまい。○サクラゴスペルとの2頭軸で。

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書評 飛鳥井千砂『海を見に行こう』(集英社文庫)

 ちょっと苦く、でもほのぼのとした話が六つ収められた短編集。それぞれの話に海が絡んでいるのが特徴。また、六話とも男女関係がテーマになっており、中学生の恋愛からアラフォーの夫婦関係まで、さまざまな男女のかかわりが描かれている。

 冒頭に収められている『海風』は、高校を出て駆け落ち同然に家を出た茜という女性の物語。茜本人は信念を持って動いているつもりなのに、端から見ればフラフラしている、という様子がよく伝わってくる。駆け落ち相手と仲違いして家を出た茜は、親戚の経営する海辺の民宿へ向かう。ところがその民宿はラブホテルに変わっており、そこで働くことになる。ラブホテルで働く茜の心をよぎるさまざまな思いに
「そうそう」
と相づちを打ちたくなったり
「それは違うやろ」
と突っ込みたくなったりする。
 そんな雰囲気の話が六つ並べられた一冊だ。

 作者の飛鳥井氏が私とほぼ同世代ということもあり、登場人物たちの心情がダイレクトに心に響く。
「その感じ、よく分かる」
と相づちを打ちたくなるシーンが多々あった。

 本書の印象をひと言で言うなら、「セピア色」だ。
 海の登場する、暖かいけれどちょっとはかない、セピア色の物語。読み終えると、何だかふんわりとした気持ちになった。




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2013年2月26日火曜日

書評 夏目漱石『こころ』(青空文庫)

 先日、タブレットなるものを購入。じゃあ電子ブックデビューでもしてみるかということで、本書を読んでみた。

 友情、恋愛、死。人間の「こころ」にかかわる三大テーマが、これでもかと読み手を突き動かす。読み味は軽いが、それが逆に心を締め付けてくる。卑怯な手を使って、女をものにした自分。潔く身を引いて自死を遂げた親友。これほど重い状況はないだろう。これらの他にも、親子関係、夫婦関係、社会との関係など、人間の「こころ」を形成するテーマが重層的に混ざり合い、ズシズシと心に響く。
 「こころ」をテーマにした小説に、新しいも古いもない。いいものはいい、ということを改めて感じた。

 著作権が切れたためとはいえ、こんな名作が無料で読めるのだから、素晴らしい時代になったものだ。読まなきゃ損だ(←いままで40年間読んでなかったくせに)。




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2013年2月24日日曜日

2013阪急杯、中山記念、アーリントンC 予想の回顧

 阪神、中山開幕週の土曜京都メインはアーリントンC。レースは予想通りスローペース。◎レッドアリオンは中団から、いい手応えで直線を向く。最後はカオスモスにクビ差まで迫ったが3着。もう少し前につけたかった。
 勝ったコパノリチャードは、ここでは力が一枚上だった。2番手で折り合えたのも収穫。次走が楽しみだ。

 日曜の阪神は阪急杯。◎ロードカナロアは5番手でレースを進め、余裕十分に直線を向くと、スパッと抜け出して完勝。こんなレースができるのなら、1600 mもいけるんじゃないかと思わせる内容だった。
 2着には中団から抜けてきたマジンプロスパー。馬券は安かったが馬連を獲った。3着に推奨穴馬のオリービンが入っただけに、3連複、3連単を買わなかったのが悔やまれる。

 中山記念は、◎リアルインパクトはあまり行き脚がつかず、中団後方の位置取り。直線でも大して伸びず、8着。もっと前につけてほしかった。この馬、いつか激走しそうで追いかけていたのだが、しばらくは馬券の対象から外そうと思う。
 勝ったのはナカヤマナイト。大外枠を克服して差しきった。馬名の通り、中山は走る。

 今週は3戦1勝も、1-2番人気の馬連を獲っただけでは、当然マイナス。巻き返しを図りたい。

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2013年2月23日土曜日

2013阪急杯、中山記念 オレの予想を聞いてくれよ

 阪神、中山開催開幕週は、西で阪急杯、東で中山記念が行われる。
 中山記念は別定のGIIだが、例年、一線級の参戦はそれほど多くない。最も渋い別定GIIと独断したい。
 一昨年こそ、ヴィクトワールピサがここをステップにドバイWCを制したがこれは例外で、この時期はGI級の馬はたいてい冬休みということなのだろう。今年もそういう感じのメンバーが揃った。GI予備軍が勢揃いといったところ。
 このレース、内枠の先行馬が好成績を残している。もともと前に行ける馬が有利な中山で、開幕週のレースでその傾向に拍車がかかっているのだろう。

 今年、それに該当するのは◎リアルインパクト。3歳の春に安田記念を獲ったときには、マイル戦線の王者になるかと思わせたが、その後はイマイチ伸び悩んでいた。その間、私も何度か本命に推し、その度に裏切られたものだ。今回は、その借りをまとめて返してもらおう。前走こそ崩れたが、昨秋から復活の兆しを見せているディープ産駒に期待したい。
 推奨穴馬はスマイルジャック。いつ走るか分からない馬だ。そろそろアッと言わせる頃かも。

 阪急杯は◎ロードカナロアで仕方あるまい。ヒモ穴に期待したい。推奨穴馬はオリービンスギノエンデバー

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2013年2月22日金曜日

2013アーリントンカップ オレの予想を聞いてくれよ

 今週から阪神・中山開催が開幕。春の足音が聞こえてきた。だんだんと寒さも緩んでいくことだろう。

 そんな阪神初日のメインレースはアーリントンC。アメリカのアーリントンパーク競馬場と阪神競馬場が姉妹競馬場として提携していることからできたレースだ。
 昨年も書いたが、アーリントンはダルビッシュ投手の所属するレンジャーズの本拠地である。メジャー2年目で、ダルビッシュはどれくらい勝つのだろうか。私は、かなりやるんじゃないかと見ている。

 競馬と関係のない話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 今年は10頭立てと小頭数になった。本命は◎レッドアリオン。3勝馬はおらず、重賞勝ちがあるのはテイエムイナズマだけ。それなら1勝馬でも勝負になる。前走は前残りの展開の中、後ろからよく差を詰めた。相手なりの堅実な走りに期待したい。
 推奨穴馬も1勝馬からメイショウヤマホコ。底を見せていない馬は押さえるに限る。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...