2014年5月18日日曜日

予想の回顧 ヴィクトリアマイル、京王杯スプリングC、都大路S 2014

 ヴィクトリアMの本命は◎スマートレイアー。懸案のスタートを決めると、中団に待機し、持ったままで4コーナーへ。ここから前走、前々走と同じ脚を使えば圧勝だ。残り400 mで先頭を射程圏に捉える。
「よし、もらった」
と、もう勝ったつもりでいたのだが、そこからジリジリになり、8着に沈んだ。左回りがよくないのか、馬群の外に出さないと伸びないのか。スタートの悪い馬がスタートを決めると、逆にリズムを崩す場合がある。先週(サトノルパンが本命)も同じことを書いた。そういえば両馬とも武豊騎手だ。スタートが上手なことがあだになったか。
 勝ったのはヴィルシーナ。ハナを叩いたのにも驚いたが、まさかそのまま逃げ切るとは。それほど前有利の流れでもなかっただけに、恵まれた勝利ではないだろう。逃げたのがよかったのかもしれない。

 京王杯SCは◎クラレントが本命。前につけ、直線は内に潜り込むといういつもの競馬。ジリジリ伸びたのだが、前のレッドスパーダを捉まえきれず惜しくも2着。馬券は単勝で勝負していたため、ハズレ。
 勝ったレッドスパーダには驚いた。展開に恵まれた面はあったにしろ、見事な復活。揉まれなければこれくらいは走るということか。

 都大路Sは◎ディサイファが中団から鋭く追い込んだが、グランデッツァに5馬身差の2着。グランデッツァの日本レコード更新の大復活劇には驚いた。思えば皐月賞、ダービーでともに本命に推した馬だ。鞍上が秋山騎手だったことも嬉しい。
 馬券はグランデッツァを押さえておらず、ハズレ。グランデッツァが出走していることに気づいていなかった。馬柱はよく見ないと…。

 今週は3戦0勝の惨敗。今開催はサッパリだった。来週から開幕も変わるので、ツキも変わることを期待したい。

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2014年5月17日土曜日

ヴィクトリアマイル 予想と与太話2014

 今週はヴィクトリアマイル。ついこの前できたGIだと思っていたら、今回でもう9回目。早いものだ。ところで「ヴィクトリア」とはどういう意味なのだろうか。ヴィクトリア朝は関係なさそうな…。ということで、昨日に続いてJRAの特別レース名解説で調べてみると。

競走名のヴィクトリア(Victoria)は、ローマ神話に登場する勝利の女神のこと。

だそうだ。知りませなんだ。勉強になりました。

 レースにいってみたい。
 1番人気は9回のうち5回で連対しているからまずまず頑張っているのだが、ヒモがよく荒れる。また、連対した5回のうち4回はウオッカとブエナビスタが2回ずつ。このレベルの馬でないと人気に応えるのは難しいということなのだろうか。

 今年は面白いメンバー構成になった。昨年と一昨年の覇者、昨年の最優秀3歳牝馬、登り馬、前走でGIで1番人気の馬など、どこからでも狙えそうだ。
 本命は◎スマートレイアー。1番人気になりそうだが、その期待に応えられるだけの馬だと見た。前走と前々走が圧巻の内容。出遅れも何のその、豪快に差しきった。着外の2走がいずれも左回りなのは少し気がかりだが、東京は勝鞍もあるし、問題ないということにしておきたい。
 相手は8枠の2頭。馬券でたびたびお世話になっている馬が同じ枠に入った。フーラブライドウリウリは厚く押さえたい。
 推奨穴馬はエクセラントカーヴ。前走だけで評価が下がりすぎていないか。

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2014年5月16日金曜日

京王杯スプリングC、都大路S 予想と与太話2014

 もう5月も半分が終わった。早すぎる…。娘、息子とも、五月病とは無縁で、楽しく小学校と保育園に通ってくれるのはありがたい。
 来週はオークス、再来週はダービーと、競馬界が最も盛り上がる時期だ。その前に、資金を調達したいところ。

 そんな土曜の京都メインは都大路S。都大路とは京都の大通りを指す言葉だが「都大路通り」という名前の大通りがあるわけではない。京都の大通り一般を指す言葉だ。確認のため、久しぶりにJRAの特別レース名解説を見てみると

都大路は、京都市内を縦横に走る通りの総称。都の大通り、都の幅広い主要な道路のこと。京都は碁盤の目状に区別された平安京を基に発達した町で、現在でも三条通、四条通といった当時を偲ばせる呼び名の通りが残っている。

ということらしい。

 レースにいってみたい。近走でオープンクラスで好走した馬がほとんどおらず、登り馬にもチャンスがありそうだ。
 このメンバーなら◎ディサイファが抜けている。昨秋に1600万クラスを卒業すると、三走前はGIIIで0.1秒差、二走前もGIIIで0.2秒差、前走は明日のGIでおそらく1番人気になるであろうスマートレイアーから0.2秒差の2着。惜しい競馬が続いているが、相手に恵まれたここは鬱憤を晴らしてほしい。
 推奨穴馬はシャトーブランシュ。前走以外はそれほど大きく負けていない。

 東京では京王杯SC。本命は◎クラレント、対抗は○コパノリチャード。近年荒れ気味なのは気になるが、今年はこの2頭が抜けている。

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2014年5月12日月曜日

書評 東野圭吾『新参者』(講談社文庫)

下町情緒あふれる連作ミステリー


 東京の人形町を舞台にした、加賀刑事物の連作集。人形町のアパートで、中年女性が殺害される。その殺人事件を巡る短編が九話収められており、読み進めていくにつれて事件の真相が徐々に明らかになっていく。
 1~5章は、煎餅屋、料亭、瀬戸物屋、時計屋、洋菓子屋という、人形町の店が舞台。下町情緒あふれる小話を読んでいくと、殺人事件の輪郭が浮かび上がっていく。相変わらずお見事。
 後半の6~9章は、いわば解決編。加賀刑事が事件の核心に迫る。

 得意のどんでん返しこそないが、人間味にあふれた下町の様子にしみじみとさせられる。加賀刑事物の真骨頂だ。初めてでも楽しめるが、加賀刑事物をいくつか読んでいると、さらに味わいがアップすること間違いなし。
 また加賀刑事の描写が、阿部寛を意識したものになっているところにはニヤッとしてしまった。東野氏はこういうところもうまいなあ。

 本書は妻が買ってきたのだが
「しんざんしゃ、しんざんしゃ」
と連呼していたので、最初は何の本のことやらさっぱり分からなかった。指摘すると逆ギレされそうなので、そのまま放置しているのだが、教えてあげるほうがよいのだろうか…。



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2014年5月11日日曜日

予想の回顧 NHKマイルカップ、新潟大賞典、京都新聞杯 2014

 NHKマイルCの本命は◎サトノルパン。心配されていたスタートを決めると、中団より前へ。しかし口を割って、かなりかかっている。何とか折り合いはついたように見えたが、直線では馬群に包まれ、ジエンド。進路が開いてからも伸びなかったので、スムーズでも厳しかったか。前半に折り合いを欠いたのが応えたかもしれない。いつもスタートが悪い馬が普通にスタートを切ると、逆にリズムに乗れない場合がある。今回がまさにそれだったか。
 勝ったのは断然人気のミッキーアイル。最後はギリギリで後続の追撃をしのぎきった。スタートがよくて二の脚も速いから、他馬が競りかけられない。そのため、自分のペースでレースを作れるのだろう。今後どういう路線を選ぶのか楽しみだ。意外と、中距離のほうが持ち味をさらに発揮できるかもしれない。
 2、3着は1枠の人気薄2頭が突っ込んだ。タガノブルグは3勝馬なのに17番人気とは、人気の盲点だった。
 惜しかったのは推奨穴馬のホウライアキコミッキーアイルについていき、ゴール寸前まで2着に粘っていた。1600 mまでなら牡馬相手でも十分通用しそうだ。

 新潟では新潟大賞典。
 本命◎タマモベストプレイは中団の内を追走。直線でもうまくさばいて内を伸びてくるが、外から差した馬が上位を占める展開では7着まで。内枠があだになったか。

 土曜は京都新聞杯。
 本命◎ミヤビジャスパーは内を突いたが伸びきれず、5着。距離か、休み明けの分か。いずれにしろ、物足りなかった。

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2014年5月10日土曜日

NHKマイルカップ、新潟大賞典 予想と与太話2014

 今週から東京で5週連続GI。しかもそのうち三つが1600 m。どれか一つ関西へもってくるべきだろう。ヴィクトリアマイルを作ったときに、どうして東京にしたのかなあ。

 今週はNHKマイルC。マル外ダービーなどと言われていたのは昔の話で、最後に外国産馬が勝ったのは2001年のクロフネ。今年も内国産馬の争いになりそうだ。
 昔は内国産限定の重賞などもあったのだが、いつの間にやらなくなった。カブトヤマ記念が懐かしいが、日本の競走馬のレベルが上がっているのは喜ばしいことだ。サンデーサイレンスが日本の競馬を変えたと言えるだろう。

 レースにいってみたい。
 個人的には、このレースでミッキーアイルとバンドワゴンとイスラボニータに激突してほしかったのだが、かなわなかった。いつか実現してほしいものだ。そのミッキーアイルが抜けた人気になっているが、メンバーを見るとそれも納得。
 そんな前振りとは関係なく、本命は◎サトノルパン。きさらぎ賞で掲示板を外したのは減点材料だが、休み明けの分だったということにしておきたい。中京競馬場がリニューアルされ、タフなコースに変身した。そのため、ファルコンSとこのレースの結びつきが強くなるだろうと見込む。昨年、さっそくインパルスヒーローが2着に来たのは記憶に新しいところ。ファルコンS最先着のサトノルパンに期待したい。
 推奨穴馬は同枠のホウライアキコ。脚質転換に成功し、桜花賞でも結果を出した。馬券は、枠連での勝負も考えている。

 新潟大賞典は◎タマモベストプレイを狙う。叩き2走目と距離短縮で。

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2014年5月9日金曜日

京都新聞杯 予想と与太話2014

 大型連休も終わり、季節は初夏。暑くもなく寒くもなく、気候的には一番よい時季だ。馬券も当たりそうな気分になってくる。

 そんな土曜の京都メインは京都新聞杯。
「やはり京都新聞杯は菊花書のトライアルであるべきで…」
とはさすがにもう言わないが、もう少し格の高いレースにできないものだろうか。何頭ものスターホースが菊花賞へのステップとした時代との格差が何だか寂しいのは私だけではないだろう。

 毎年恒例の繰り言はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 皐月賞組は14着のスズカデヴィアスのみ、毎日杯組も5着のアズマシャトルと13着のリーゼントロックの2頭。重賞実績のある馬がほとんどおらず、前走で500万条件戦を勝ち上がってきた馬が大挙出走してきた。
 このメンバーなら、本命は◎ミヤビジャスパー。ラジオNIKKEI杯でワンアンドオンリーから0.3秒差の4着、若駒Sでトゥザワールドから0.2秒差の2着の実績は、ここなら一枚上。距離がカギになるが、母父のスペシャルウィークの血が後押ししてくれないか。
 推奨穴馬はダンディーズムーンモーリスダンディーズムーンは阪神の2400 mで2連勝中。スタミナが生きるレースになれば。モーリスは重賞でそれほど差のない競馬をしてきた馬。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...