2015年9月6日日曜日

【予想の回顧】小倉2歳S、新潟記念、札幌2歳S、北九州短距離S

 今週は小倉2歳S。
 ◎シュウジは出遅れ。ちょっと焦ったが、二の脚で先団にとりつくと、3コーナーで逃げ馬を捉まえにいき先頭へ。そのまま押し切って2馬身半差の完勝。力が違った。今回、1200 mを使ってしまったので、次走以降の折り合いが心配。
 2着争いはレッドラウダが粘るところを、外から推奨穴馬のサイモンレーゼがクビ差で交わしたところがゴール。お陰で馬連が的中。

 新潟では新潟記念。
 ◎マジェスティハーツは先頭集団の一角。4コーナーでは先頭を射程圏に捉え、いい感じで直線を向いたのだが、失速して10着。距離延長でかかったのか、またもたれたのか、緩い馬場が向かなかったか。いずれにしろ、何の見せ場もなかった。惨敗。
 勝ったのは6番人気のパッションダンス。最後もデムーロマジックが炸裂した。掲示板の5頭がすべて6番人気以下で、3~5着は2桁人気という大荒れの結果となった。

 土曜は札幌で札幌2歳S。
 本命◎スパーキングジョイは予定通り後方から。前走よりはすんなりついて回れているようだ。3コーナーから進出し、4コーナでは大外へ。
「さあ、前走の再現だ」
と期待したのだが、思ったほど伸びず、6着。もう少し流れてほしかった。
 レースは直線入り口で抜け出した、人気のプロフェットアドマイヤエイカンが併せ馬のままゴールイン。ハナ差でアドマイヤエイカンが1着。ちょっと馬場と展開に恵まれたような気も。

 小倉では北九州短距離S。
 ◎アットウィルは離れた2番手から。ペースはスロー。3コーナー過ぎから前を捉まえににいったが、外からピタリとメイショウライナーがついてくる。最後はこの2頭の一騎打ちとなり、メイショウライナーがグイッと抜け出したところがゴール。アットウィルは、目標にされた分、競り負けたか。

 今週は4戦1勝。その1勝も、単勝1倍台の馬が本命ではトータルはマイナス。3週連続プラスとはならなかった。

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2015年9月5日土曜日

【予想と与太話】小倉2歳S、新潟記念~来年には結びつかなくても~

 今週は小倉で小倉2歳ステークスが、新潟で新潟記念が行われる。
 小倉2歳Sは小倉の2歳チャンピオン決定戦。新潟や札幌の2歳Sがクラシックとの結びつきが強いのに対して、こちらはサッパリ。過去の優勝馬を見ても、2006年のアストンマーチャンが後にスプリンターズSを制したのが目立つくらいで、来年に結びつくとは言い難いレースだ。
 しかし、これはこれでよいということにしておきたい。早熟馬が小倉でスピードを競う夏の風物詩を楽しもう。

 レースにいってみたい。
 昨年こそ15番人気のオーミアリスが激走したが、意外に平穏に収まっている。それなら本命は◎シュウジ。前走は距離が懸念されたがあっさり逃げ切った。1200 mはむしろ歓迎。外差しの決まる馬場での内枠は心配材料だが、そこは鞍上の手腕に期待したい。
 推奨穴馬はサイモンゼーレ。前走の勝ちっぷりがよかった。外枠も魅力。

 新潟記念は◎マジェスティハーツが本命。前走から着用している馬具が効いているようだ。まっすぐ走れば。

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2015年9月4日金曜日

【予想と与太話】札幌2歳S、北九州短距離S~そんなに前だったか~

 気がつけば9月。2学期がスタートし、運動会の練習も始まった。競馬も今週で小倉・新潟・札幌開催が終了。来週からは秋競馬だ。毎週のように書いているが、早いものだ。

 そんな土曜の小倉メインは北九州短距離S。札幌では重賞の札幌2歳Sが組まれている。
 札幌2歳Sは今年でちょうど50回目を迎える伝統の2歳重賞。札幌に芝コースがなかった頃からあるレースなので、当初はダートの重賞だったそうだ。その後、芝1200 mで定着し、1800 mに距離が延長されたのは最近…と思っていたら、1997年。そんなに前から1800 mだったかなあ。
 距離延長後は(延長前もなんだけど)数々のGI馬を排出する出世レースとなった。今年もここからA級馬が出るのだろうか。

 レースにいってみたい。
 このレース、前走で逃げ切った馬は苦戦の傾向にある。また、不良馬場で行われた一昨年を除くと、牝馬も分が悪い。
 これらの傾向を考慮し、本命は思い切って◎スパーキングジョイ。前走はもっさりと出て行き脚もつかなかったが、向こう正面から徐々に進出すると、4コーナーでは大外に持ち出して差しきった。決め手はここでも通用するはず。流れが向いてほしい。
 本命が人気薄なので、推奨穴馬はナシ。相手筆頭は○アラバスター
 いま、「夏の2歳単勝」のキャンペーン中なので、馬券は単・複を中心に勝負する予定。

 北九州短距離Sはいつの間にか準オープンに格下げされていた。
 本命は人気でも◎アットウィル。前走は着順こそ悪いが差はわずか。相手に恵まれた。

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2015年9月3日木曜日

【書評】秋川滝美『放課後の厨房男子』(幻冬舎)

食べ物×男子高校生=安くて腹一杯


 『バッテリー』や『一瞬の風になれ』をはじめ、『ドカベン』や『タッチ』など、部活男子は小説やマンガの王道テーマである。しかし、文系の部活をテーマにした作品は少ない。ましてや男子校の料理部を扱った小説は、おそらく本邦初だろう。野球やサッカーもよいけれど、料理を媒介にして繰り広げられるちょっとお馬鹿な青春ストーリーが心地よかった。

  食べ物×男子高校生=安くて腹一杯

この永遠不滅の公理を満たす料理が続々登場。それも変に凝ったものではなく、家庭でも作れるようなレシピばかり。海原雄山には一喝されるだろうが、腹の減った男子高校生にはそれでよいのだ。
 部員たちの青春の様子は現代風。先輩・後輩の垣根がなく、和気藹々なのだ。「上下関係」などという言葉はもはや死語なのか。

 ただ、イラストがあまりにもビジュアル系すぎるような…。いくら草食系といえども、男子校の生徒がみんなこんなに爽やかな訳がない。女性目線から見た、あこがれの男子校ってこういうイメージなのかもしれない。
 また(続編を狙っているのか)閉じていないエピソードや展開が散見され、一冊の本としてのまとまりにはやや欠けるように感じた。しかし、これがネット時代の作風なのかもしれない。

【粗 筋】
 男子校である末那(まな)高校には、いわゆる料理部である「包丁部」があり、常に廃部の危機にさらされている。主人公は怪我で陸上を諦めて包丁部に入部した2年生。3年生の先輩二人とともに、廃部を免れるべく部員を勧誘し、なんとか二人の1年生の入部にこぎ着けた。この5名の包丁部員たちが繰り広げる青春・男メシ物語。

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2015年9月1日火曜日

【2015淡路島旅行】ONOKORO、イングランドの丘に行ってきた(三日目)~小学2年と年中組の子どもを連れて~

 今年の夏の旅行は2泊3日で淡路島へ。テーマパークや海の幸、山の幸を満喫した。
 三日目は釣りの予定だったが台風で中止。

◆台風には勝てません◆
 この日は南あわじ市丸山海釣り公園(西淡海釣り公園)で釣りをする予定だったのだが、朝起きると雨。台風が九州に上陸して、大きな被害を出しているようだ。当然、釣りは中止。万が一、帰れなくなっても困るし、途中でお土産でも買いながら、早めに帰ろうということになった。

 まずは昨日のイングランドの丘に併設されているあわじ島まるごと美菜恋来屋(みなこいや)へ向かった。昨日に下見をしたとき、産直の野菜や魚が美味しそうだったので、買って帰ろうと思ったのだ。娘は生のブルーベリーが買いたいらしい。

 昨日と同じルートでいざ到着したところ、なんと休み…。もしかすると、台風の接近に伴って店を閉めていたのかもしれない。なんてこった。

◆急遽、お昼ご飯◆
 ガイドブックで道の駅系の店を探し、産直赤い屋根へ。鮮魚はなく、野菜も少なめで、土産物中心なのが残念だったが、それは贅沢というものか。タマネギスープなどを買っていざ帰路へ…と思っていたのだが、併設されている海鮮料理きとら 津名店が目に入った。


時間がちょっと早かったのだが、子どもたちに聞いたところ
「食べたい~」
と言うし、せっかくなら淡路島で昼食を摂って帰ろうかということになり、入店。
 大人はお寿司を、子どもたちはざるそばを注文。軽めのメニューのつもりだったのだが、ざるそばが意外に多く、満腹になった。

 昼食後は今度こそ帰路へ。台風の影響もそれほどなく、スムーズに帰ることができた。
 釣りに行けなかったのは残念だったが、前半2日間は天気にも恵まれたし、食事も豪勢だった。贅沢旅行で大満足。とくに私は、久しぶりに鉄板焼きを食べられたので超ハッピーだった。子どもたちもずいぶん手がかからなくなってきたので、ようやく旅行が旅行らしくなってきたというか、気をもむことが少なくなってきた。
 淡路島は海の幸・山の幸ともに美味しく、レジャーも満載。子ども連れにはお勧めだ。リフレッシュできた。また行こう。

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【2015淡路島旅行】ONOKORO、イングランドの丘に行ってきた(二日目)~小学2年と年中組の子どもを連れて~

◆イングランドの丘 イングランドエリア◆
 台風が接近中で天気を心配したが、この日も快晴。いざイングランドの丘へ。「お花、動物ふれあい、島グルメ、収穫体験!一日ゆったり遊べます」という施設だ。
 園内は乗り物を中心としたイングランドエリアと、動物を中心としたグリーンヒルエリアに分かれている。子どもたちに、どちらに行きたいか尋ねたところ
「乗り物~」
と即答。シャトルバスに乗って、イングランドエリアへ。


 乗り物の中で気に入ったのは「おもしろ自転車」。ちょっと変わった自転車がたくさんあって、時間内は何回でも乗り換え可能。いろいろなおもしろ自転車に乗れるというわけだ。
 いま息子が駒なし自転車の練習中なのだが、「漕ぐ」ことがうまくできない。おもしろ自転車はすべて三輪車(または四輪車)なので、漕ぐ練習にちょうどよかった。


 娘は普通に自転車に乗れるので、いろいろな自転車を楽しんだ。3人乗りにも乗って、大満足(息子は漕いでいませんが)。


 その次は乗馬へ。競馬好きの私の影響(悪影響?)を受けた子どもたちは乗馬が大好き。娘は以前ほど競馬には興味を示さないが、馬は好きなようだ。競馬はともかく、動物と触れあって楽しむのはよいことだ。



 ちょっと時間が余ったので、娘は迷路へ、息子はアンパンマンの乗り物へ。息子は、自分で動かせるのがとても嬉しかったらしい。


 その後はアスレチック。


 続いては、羊にえさをあげた。娘は動物は好きなのだが、ちょっとビビリでへっぴり腰。息子のほうがへっちゃらだった。


◆イングランドの丘 グリーンヒルエリア◆
 昼食(ピザとソーセージ)を食べて、イングランドエリアを後にした。午後はグリーンヒルエリアへ。目玉はコアラだ。


他の動物たちは屋外なのに、コアラだけは室内で大事に飼育されている。しかしコアラは(パンダと同じく)見ていてそれほど楽しい動物ではない。ほとんど動かないのだ…。珍しいことに価値があるのだなあ。

 最後は体験教室で、娘は豚の貯金箱を、息子は風鈴を作った。子どもたちは、自由に絵の具が使えて大喜び。


 以上、イングランドの丘を満喫した。乗り物あり、動物たちとの触れ合いありで、親も子も楽しめる施設だ。グリーンヒルエリアにもうひと工夫あって、動物たちともっと触れあえればさらにいいのに…というのは贅沢な要望だろうか。

◆ホテルでプールと晩ご飯◆
 当初の予定にはなかったが、ホテルに帰ってプールへ。子どもたちはプール教室に通っているのでプールはお手の物。大喜びだった。


 夕食はホテルのバイキング。子ども連れには、バイキングが気を遣わなくていい。娘はデザートのかき氷が、息子はパスタ(ペペロンチーノ)が一番美味しかったそうだ。親は飲み放題をオーダーして、ほろ酔い(泥酔寸前?)モード。
 部屋に帰って、世界陸上を見ながら入眠。寝かしつけもいらないので、親も楽ちんだ。
 今日も盛りだくさんで贅沢な一日だった。

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2015年8月31日月曜日

【書評】東野圭吾『虚像の道化師』(文春文庫)

さすがの東野氏も、ついにネタ切れ?…


 ガリレオ湯川の短編集。このところ、福山雅治とのコラボ(?)もあって湯川学のキャラが際だってきているガリレオシリーズ。湯川が主役の長編にはちょっと食傷気味な感じがしなくもない。そんなときに出版された、久々の短編集。原点回帰し、科学を用いたあっと驚くトリックを期待していた。

 全部で7話が収録されている。最初の「幻惑す」がタイトルの「虚像の道化師」にまつわる話だ。しかし、話としてはよくできているのだが、そのトリックにはちょっと疑問…。架空の発明をトリックに使うのは、ちょっと反則のような。
 そして第2話、第3話も同様に、ストーリーはいいのだが、肝心の科学トリックにやや難があるように感じた。
「これは、さすがの東野氏もついにネタ切れか? 今後のガリレオシリーズは、湯川のキャラに頼った話ばかりになっていくのかなあ」
と、少し寂しい気持ちで後半へ。
 ところがどっこい、いい意味で期待は裏切られた。ネタは尽きていなかったのだ。後半戦は、科学トリックにも納得。短編でしか味わえない魅力を堪能した。ガリレオシリーズの原点はやはり短編だということを再確認した。

 ただし少し残念だったのは「科学」がトリックの鍵を握る展開や、あっと驚くどんでん返しが減っていることか。シリーズ誕生当初は、謎が「科学的に」解けるストーリーがもっと多かったように思う。
 今後も福山雅治、ではなく湯川学のキャラに頼らないストーリーを期待したい。




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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...