こんな夏休み、もう二度とないだろうなあ。子どもたち、うらやましいぞ。
《きっかけ》
キッザニア甲子園には、息子が保育園の遠足で行って、とても楽しんできた。とはいえ滋賀県のわが家からはちょっと遠いし、かなり混んでいると聞いていたので、わざわざ行くつもりはなかった。
しかしなんと、ダイワハウスのキャンペーンで見事に入場券が当選。大人2人、子ども2人のチケットが当たった。「こうなったら、行かなしゃあないな」ということで、家族4人で行ってきた。
《噂以上の人気》
車でキッザニアに向かったところ、1時間と少々で到着。意外に早く着いた。
しかしまだ入場まで1時間以上あったのに、すでにこの行列。
開場1時間前から長蛇の列
多くの家族が、ガイドブック(攻略本?)を持っている。噂以上の人気施設のようだ。
「並んでばっかりでほとんど楽しめなかった」
なんてことにならないか、不安がよぎる。
しかし、行列はつねに少しずつ進んでいき、じーっと待っている時間はほとんどなかった。これは精神衛生上、とてもよかった。うまく運営されているなあ。
《二手に分かれて》
姉弟が一緒に行動すると「わたしはこれやりたい」「僕はそんなんイヤや」とケンカになることは目に見えていたので、二手に分かれた。娘も息子も、相手の言うことに乗るのが悔しいのだ。もうちょっと仲良くしてくれんかなあ…。親としては姉弟仲良く楽しんでもらいたいが、姉弟げんかの仲裁にイライラするよりはよかったかも。
父と娘、母と息子の二組に分かれた。父・娘チームはまずはソフトクリーム作りへ。係のお姉さんの話に耳を傾ける娘。親の話もこれくらい真剣に聞いてほしいものだ…。
ソフトクリーム作り
《息つく暇なし》
その後は昼ご飯もそこそこに大使館員、銀行、声優、マヨネーズ作り、新聞記者、水道管工事、テレビ番組スタッフを体験。娘は、空いていそうなところを狙ってサクッと楽しむ作戦だ。これがまずまず当たったように思う。それほど並ぶこともなく、いろいろな職業を体験した。
大使館員。ブレザーがきまってます
マヨネーズ作り。とにかく混ぜるのが大事だそうだ
あまり混雑していない職業が、意外に面白かったのもよかったようだ。小3ともなると
「みんながあまり注目してないのに、実は面白い」
という、穴場を見つけ出す楽しさも分かってきたようだ。このあたりは父親似なのかもしれない…。
娘の最も楽しかったのは水道管工事。キッザニア内の壊れた水道管を見つけて修理するという、RPG的なプログラムがよかったようだ。
水道管工事。なかなか似合ってます
親が見ていて面白かったのは、最後に体験したテレビ番組スタッフ。アナウンサー、コメンテーター、カメラマンなどに分かれ、一つの番組を作る。娘は画像や音声を切り替える内部スタッフを担当した。表に出てくる人だけでは番組は作れないことを学んだのはよいことだ。
下の写真は、天気予報の画面の前で記念撮影する娘とそのパートナー。娘の後ろには緑色のカーテンがあるのに、右のモニターでは背景が世界地図になっていることにお気づきだろうか。天気予報をはじめとする実際のテレビ番組も、このような合成画面で作られているそうだ。親も勉強になりました。
テレビ番組スタッフ。背景に注目
《一方、息子は》
一方の息子は、ホテル従業員、マンガ家、ガソリンスタンド従業員、バスガイド、銀行員、マジシャンを体験。こちらもそれほど並ぶことなく、いろいろ楽しんだようだ。
息子の1番人気はマジシャン。観客にはタネの分からないマジックを見せるのは、子どもながらに快感に違いない。
そんなこんなで、あっという間に退館時間の3時に。怒濤の6時間だった。これほどの長い時間、子どもを(大人も)食いつかせたまま離さないとは恐れ入った。攻略本が出るほどの人気施設なのも納得だ。
また行きたいが、次はできれば平日がいいかなあ…。小学生にも有給休暇があればよいのだが。
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