2016年9月28日水曜日

【お父さんの週末料理】2016年9月22、24、25日~手打ちうどんに挑戦~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 手打ちうどんを作ったら大好評だった。

 9月22日(木・祝) 

◆昼ご飯◆
 今週も「みんなのきょうの料理」から「手打ちうどん」。小麦粉と水を袋で混ぜてこねるだけ。粉が残らないようによく混ぜるのがやや難しかったが、意外に簡単にできたので驚いた。娘は
「モチモチして美味しい~」
と大喜び。息子はフガフガと鼻を鳴らしながら瞬殺。息子は、美味しいものを食べるときになぜかフガフガと鼻が鳴る。市販のうどんとは違った、モチモチの感触が好評だった。妻は「ほうとうみたい」と山梨県の名物料理にたとえていた。
 他はサラダ、野菜炒め。

うどんの麺

うどんの完成版。モチモチで美味

みんなのきょうの料理 手打ちうどん

◆晩ご飯◆
 昼に作ったうどん生地の半分は水餃子にして、娘と一緒に包んだ。これも「みんなのきょうの料理」のレシピ。うどんと餃子の皮が同じ生地からできるとは驚いた。市販の焼き餃子の皮とは勝手が違い、包むのが少し難しかったが、味はグー。ちゃんこ鍋にしてモッチリ水餃子をつついた。娘も息子も、大きめの餃子5個をつるっと完食。
 他はモヤシ、白菜、豆腐、エノキを具に加え、ラーメンで締めた。

みんなのきょうの料理 夏野菜の水ギョーザ

 9月24日(土) 
昼は娘の運動会だったので、晩ご飯のみ。

◆晩ご飯◆
 さっと作れて子どもたちも大好きなグラタン。市販のホワイトソースを使い、溶けるチーズをたっぷりかけて、トースターでチン。今日もハフハフと完食。
 他はサラダ、ハムスープ、おにぎり(昼の弁当の残り)。ハムスープはハムで出汁を取ったスープ。子どもたちも「今日のスープ、美味しいで~」と高評価。娘は「カニの味」が、息子は「ベーコンの味」がするとの感想。ベーコンは分かるが、カニですか?… カニの旨味成分とハムの旨味成分は同じなのだろうか.

 9月25日(日) 

◆昼ご飯◆
 エビをマヨ醤油味で炒めたところ、息子が「グー×10」と気に入った。どうも息子は、かなりのマヨラーのようだ…。
 他はサラダ、ハムスープ、炊き込みご飯。炊き込みご飯はキノコとブリ。普通に好評だった。

エビのマヨ醤油炒め。炒り卵を添えた

◆晩ご飯◆
 久々にパリパリチキンを焼いた。鶏もも肉を、水の入った鍋などで上からぎゅーっと押さえて焼くと、パリパリに仕上がる。イタリアン風の仕上がりで、皮が特に美味。お試しあれ。たくさん作って、残った分は翌日のお弁当に回した。
 他はサラダ、ハムスープ、炊き込みご飯。

パリパリチキンのレシピ

パリパリチキン。皮が美味しい

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2016年9月26日月曜日

【書評】平野啓一郎『高瀬川』(講談社文庫)

チャレンジングな試みに注目


 『清水』、『高瀬川』、『追憶』、『氷塊』の四話が収められた短編集。相変わらず、重厚なのにスイスイと読めてしまう平野小説。平野氏の小説を読むといつも、純文学(芥川賞)と大衆文学(直木賞)の区別に何の意味があるのだろうと思ってしまう。

 前半の『清水』と『高瀬川』はもちろん京都を舞台にした物語。京大出身の平野氏が京都を舞台に選んだ話だが、「京都」にはそれほどの意味はない。京都を舞台にした人間関係の機微が平野流に語られる。深いようで軽いような、独特の読後感だ。

 後半の二つは、平野氏の得意技である「レイアウト」を駆使した短編だ。『氷塊』は二段組みになっていて、上段は男子中学生の視点から、下段は不倫女性の視点から、同じ時間軸で話が進む。
 まずは上段を読破してから下段を読むもよし、上段と下段を並行して読むもよし。平野流の挑戦的な作品に仕上がっている。技巧に走るあまりに内容がおろそかにならないところもさすがだ。

 根本の「文学」は堅持しつつ、その見せ方にはさまざまなチャレンジを企てる平野氏。これからも、日本文学をリードしていくのだろう。



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2016年9月25日日曜日

【中央競馬予想の回顧】神戸新聞杯、オールカマー、大阪スポーツ杯(2016)

 今週は神戸新聞杯。
 ◎サトノダイヤモンドの単勝は何と1.2倍。レースでは中団で折り合いをつけ、4コーナーでは外を回して抜け出す。内から出し抜けを食らいかけたが、最後はねじ伏せて完勝。本番はディーマジェスティと人気を分け合うだろう。
 2着は内から推奨穴馬のミッキーロケットが抜け出した。
 馬券は馬連を見事に的中…のはずだったのだが、馬体減とイレ込みを見てミッキーロケットを馬券から外していた…。馬券は絵に描いたようなハズレ。

 中山ではオールカマー。
 ◎ゴールドアクターは中団馬群から。この日は折り合いもついていた。3コーナー過ぎから進出開始。直線ではグイッと抜け出して、サトノノブレス追撃をしのいで見事に1着。次走で真価が問われる。
 馬券は、ゴールドアクター-ツクバアズマオーのワイド1点勝負がちょろっと的中。

 土曜は阪神で大阪スポーツ杯。
 ◎ウィッシュハピネスは注文通りハナを切ったが、思ったほど楽には行かせてもらえなかった。つねにプレッシャーを受ける形で4コーナーへ。そこで人気のサウススターマンに被せられてギブアップ。11着に沈んだ。逃げ馬が負けるときはこんなものか。距離よりも、展開が堪えたように思う。

 今週は3戦1勝で、1勝も人気サイドではトータルはマイナス。最終馬連がポツポツ当たっているので大怪我は逃れているが、そろそろスカッと勝ちたいところだ。

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2016年9月24日土曜日

【中央競馬予想と与太話】神戸新聞杯、オールカマー(2016)~この距離にGIを~

 今週は阪神で神戸新聞杯が、中山でオールカマーが行われる。
 神戸新聞杯の距離が2400 mに延長されてから、今回でちょうど10回目。過去9年間の1番人気の成績は5-2-0-2で、現在6年連続で連対中。阪神の2400 mは実力がハッキリと出る、紛れの少ないコースなのだろう。ぜひ、この距離のGIを作ってほしいものだ。

 レースにいってみたい。
 今年はクラシックホースこそいないものの、皐月賞3着、ダービー2着の◎サトノダイヤモンドが出てきた。ダービーの上位馬の信頼度は高く、1番人気の成績もよいとなれば、外す理由が見当たらない。人気でも本命。
 となると相手は絞りたい。対抗はナムラシングン。前走は余裕残しの仕上げできっちり勝ちきった。
 推奨穴馬はミッキーロケット。母父がナムラシングンと同じなのは何かのサインか。

 オールカマーは◎ゴールドアクターが本命。輸送の短い中山なら。

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2016年9月23日金曜日

【中央競馬予想と与太話】大阪スポーツ杯(2016)~2日連続のメイン抜擢~

 お彼岸を過ぎ、かなり涼しくなってきた。寝冷えには気をつけたい。
 そんな土曜の阪神メインは大阪スポーツ杯。ここ数年、神戸新聞杯の前日のメインレースに定着している。2日連続して新聞名を冠したレースがメインに組まれているのには、何か理由があるのだろうか。

 おそらくないだろうということにして、レースにいってみたい。
 ダート1400 mの準オープン戦。3走連続で2着のサウススターマンが人気を集めそうだが、休み明けの成績がいまいちなのがやや不安。少し評価を下げる。
 ならば本命はウィッシュハピネス。今春にすでにこのクラスを勝っている降級馬だ。すんなりハナを切れそうな組み合わせのここは、チャンス十分。前残りの馬場を味方に、逃げ切ってほしい。
 推奨穴馬はガンジー。着順ほど負けていない。

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【書評】ハマザキカク『ベスト珍書 このヘンな本がすごい!』(中公新書クラレ)

もう、この本自体が「ベスト珍書」


 社会評論社の編集者であるハマザキ氏が珍書、すなわち珍妙な本を紹介した本。珍写真集、珍図鑑、珍デザイン書、珍造本書、珍理工書、珍語学書、珍人文学書、珍医学書、珍エロ本、珍専門書の各ジャンル別に、数冊ずつの珍書が掲載されている。なるほど確かに「珍」だ(笑)。
 たとえば珍デザイン書に分類されている一冊が、『九相図資料集成─死体の美術と文学』。この本は、「出家者が性欲を断つための死体腐乱仏教画集」なのだ。仏教の出家者は性欲を断つ必要があるのだが、それを手助けするための本である。九相図とは死体が腐乱していく様子を九段階で描いたものであり、生きているときは美しかった女体が腐乱していく様子を見せることで、性欲に対する煩悩を捨てさせようとするのだ(笑)。なお、この本に掲載されている九相図は現代に描かれたものではなく、昔に描かれたものを集めたものである。そりゃ、いま九相図を描いている人なんていないよね。
 なお、この本は8900円という高値にもかかわらず増刷を重ね、版元の社長と執筆陣で旅行に行ったそうだ(驚)。

 こんな感じの珍書が次々と紹介される。ハマザキ氏の軽妙な解説も手伝い、インパクト大の本に仕上がっている。本書自体も、「ベスト珍書」に入る資格は十分だ。

 驚いたのはハマザキ氏の珍書にかける情熱だ。現在の日本では、普通に流通している本だけでも、年間に8万冊以上の新刊が出版されているそうだ。ハマザキ氏は、その情報を漏らさず拾い上げる。それに加えて、同人誌や自家製本も過去にさかのぼってチェックし、珍書を発掘する。情報源を取得する嗅覚と、それを継続する根気には脱帽した。オタクも、ここまで来れば立派な才能である。
 継続は力なり。そして、その継続を支えるのは情熱なのだろう。同じ編集者として、私もおおいに勉強させてもらった。とはいえ、珍書コレクターにはならないだろうけど…。



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2016年9月20日火曜日

【映画評】君の名は~子どもと一緒に観にいった~

想定を超える人気も納得の良作


 小学3年と年長組の子どもたちと一緒に観にいった。それぞれの感想は

父親→感動
娘(小3)→なんとか話の筋は理解できた
息子(年長)→10分で飽きた(理解不能)

とう結果に。子どもたち、特に息子にはちょっと早かったようだ。

 高校生のちょっと甘酸っぱい青春物語が主軸。そりゃ思春期前の子どもには早すぎるよな…。直接会うことのできない二人が恋に落ちていく過程がうまく構成されている。またアニメもよく描かれており、彗星の幻想的な輝きや、岐阜の湖の荘厳な美しさがよく伝わってくる。
 最後の「君の名は」にはウルウルした。子どもの前なので涙は見せられなかったのが残念だ(笑)。
 想定を超える人気も納得の良作。日本アニメ界に新たな俊英が登場した。

《あらすじ》
 高校生の男女の中身が入れ替わるというストーリー。かたや東京の男子高校生の瀧、かたや岐阜の女子高生の三葉。何の面識もない二人が、寝ている間に入れ替わるのだ。
 スマホやノートを使ってコミュニケーションをはかりながら、お互いの人生を体験し合う二人。相手の姿は鏡で見えても、その中にいるのは自分。決して「会う」ことができない二人だが、だんだんと恋に落ちていく。
 しかし、ある日を境に入れ替わりが終わってしまう。瀧は三葉に会うために岐阜に向かうが、そこで衝撃の事実が発覚。これまでの入れ替わりは序章に過ぎなかったのか。
 怒濤の展開でラストまで一直線。そして明らかになる「君の名は」に込められた意味。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...