今週から京都・東京開催が開幕。京都はついに改修前の最後の開催だ。これが終わると2年半の大改修に入るので、いちど行きたいのだが、コロナで入場制限もあり、難しそうだ。
そんな開幕週の土曜は東京でサウジアラビRCが組まれている。
このレースは長らくオープン特別として行われていた、いちょうSの流れを汲むレースである。
そのオープン特別時代の1991年の勝ち馬がサンエイサンキュー。北海道でデビューし、函館3歳Sで2着して、いちょうSへ駒を進めた。距離経験が1200 mまでしかなかったわりには4番人気と人気を集めた。レースでは好位から抜け出して2馬身半差の圧勝。
その後はクイーンC、札幌記念、サファイヤSと重賞を三つも勝ったが、GIは阪神3歳牝馬Sとオークスで2着と惜しくも手が届かなかった。
この馬が世間に知られるようになったのは、引退後。3歳の有馬記念で重度の骨折で競走中止。通常なら安楽死のレベルの重症だったが、馬主の強い希望で闘病生活に入った。何度も手術が行われたが、回復はかなわず2年後に亡くなってしまった。
ちなみに、有馬記念の前には田原騎手を中心とする「サンエイサンキュー事件」もあった。
サンエイサンキュー。netkeiba.comより
レースにいってみたい。地方からの転入馬を除く馬はすべて賞金が400万円と1勝クラス状態だが、今年もA級馬が出るのだろうか。
本命は◎スペシャルトーク。初戦は2着に惜敗したが、2走目で2馬身差の完勝。父がリーチザクラウンなら、雨馬場はむしろ歓迎か。そんなに人気はなさそうなので、これを推奨穴馬とする。
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