2020年10月11日日曜日

【中央競馬予想と与太話】京都大賞典、毎日王冠(2020)~逃げるステイヤー~

 今週は京都で京都大賞典が、東京で毎日王冠が組まれている。

 京都大賞典は今回で55回目を迎える。71回目の毎日王冠よりけっこう少ないのは意外だ。
 ゾロ目繋がりで、第33回の勝ち馬がセイウンスカイ。スペシャルウィーク、キングヘイローと3強を形成して1998年のクラシックを戦った。皐月賞は人気こそスペシャルウィークに譲ったが、見事に勝利。ダービーはスペシャルウィークの4着に終わり、迎えた秋初戦が京都大賞典だった。なぜトライアルの京都新聞杯ではなく、こちらを選んだのかは記憶にない。スペシャルウィークを避けたのだろうか。
 レースでは、メジロブライトやステイゴールドなどの古馬の強者を尻目に逃げ切り勝ち。そして迎えた菊花賞は、スペシャルウィークを3馬身半千切って逃げ切り、見事に二冠を達成。逃げるステイヤーという、異色の馬だった。

セイウンスカイ。うみねこ博物館より

 レースにいってみたい。
 本命は◎パフォーマプロミス。前走は1年ぶりのレースで重賞3勝目を飾った。休み明けは得意。8歳でもまだまだやれる。
 ○キングオブコージと本命を迷った。枠連で勝負するかも。
 推奨穴馬はカセドラルベル。牝馬でも侮れない。

 毎日王冠は人気でも◎サリオスが本命。ここは通過点にしてほしい。

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2020年10月10日土曜日

【中央競馬予想と与太話】サウジアラビアロイヤルカップ(2020)~過酷な闘病生活を送った牝馬~

 台風が来ているが、無事に競馬が行われてほしいものだ。
 今週から京都・東京開催が開幕。京都はついに改修前の最後の開催だ。これが終わると2年半の大改修に入るので、いちど行きたいのだが、コロナで入場制限もあり、難しそうだ。

 そんな開幕週の土曜は東京でサウジアラビRCが組まれている。
 このレースは長らくオープン特別として行われていた、いちょうSの流れを汲むレースである。
 そのオープン特別時代の1991年の勝ち馬がサンエイサンキュー。北海道でデビューし、函館3歳Sで2着して、いちょうSへ駒を進めた。距離経験が1200 mまでしかなかったわりには4番人気と人気を集めた。レースでは好位から抜け出して2馬身半差の圧勝。
 その後はクイーンC、札幌記念、サファイヤSと重賞を三つも勝ったが、GIは阪神3歳牝馬Sとオークスで2着と惜しくも手が届かなかった。
 この馬が世間に知られるようになったのは、引退後。3歳の有馬記念で重度の骨折で競走中止。通常なら安楽死のレベルの重症だったが、馬主の強い希望で闘病生活に入った。何度も手術が行われたが、回復はかなわず2年後に亡くなってしまった。
 ちなみに、有馬記念の前には田原騎手を中心とする「サンエイサンキュー事件」もあった。

サンエイサンキュー。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。地方からの転入馬を除く馬はすべて賞金が400万円と1勝クラス状態だが、今年もA級馬が出るのだろうか。
 本命は◎スペシャルトーク。初戦は2着に惜敗したが、2走目で2馬身差の完勝。父がリーチザクラウンなら、雨馬場はむしろ歓迎か。そんなに人気はなさそうなので、これを推奨穴馬とする。

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2020年10月6日火曜日

【読書メモ】原尞『そして夜は甦る』(ハヤカワ文庫)

 原尞氏のデビュー作にして、沢崎シリーズの第一弾。
 行方不明のジャーナリストを探す仕事を引き受けた沢崎。しかしその仕事の糸は、とんでもないところにつながっていく。最後は二転三転して怒濤のラストへ。そこまで転がさなくてもよいのではと思うほど、話が何度もひっくり返る。

 どんな権威にも臆せず、どんな大金にも揺らがない沢崎のハードボイルドぶりが光る。随所に出てくるニヒルな台詞もグー。私が真似しても「さむっ」と引かれるだけだが、沢崎だと渋く決まるのが腹立たしい(笑)。

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【お父さんの週末料理】2020年10月3・4日~そろそろ温かいほうがええなあ~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中1)、息子(小4)の4人。

 今週はずっと家で食べた。

 10月3日(土) 

 娘は朝から部活の練習試合。息子はいつも通り午後から野球の練習。

◆朝・昼ご飯◆
 朝と昼は妻が食パンや野菜炒めを作ってくれた。お陰でサクッと走れた。

◆晩ご飯◆
 ホッケが2枚で500円とお買い得だったので、1人半匹を食べた。ホロホロで美味。娘の好物だ。
 他はサラダ、スープ、ご飯、肉団子。サラダは娘が作ってくれた。肉団子は作り置きメニュー。豚ミンチが安かったので団子にし、ナス・はんぺんと煮た。

妻が平日に作ってくれている弁当。右は娘の分

ホッケ。ほろほろ

肉団子とナスとはんぺんの煮物。作り置き

 10月4日(日) 

 娘は午後から座学。息子はいつも通り午後から野球の練習。たまたま近い場所だったので、2人まとめて車で送った。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はサゴシを焼いた。娘の希望で照り焼きに。朝ご飯にピッタリ。他は五穀米。
 昼は冷製ダシ茶漬け。今回は贅沢にも牛ステーキだ。ズゾズゾと瞬殺したが
「そろそろ温かい茶漬けのほうがええなあ」
だそうだ。

サゴシの照り焼き。付け合わせはゴーヤとニラ

◆晩ご飯◆
 豚ブロックが安かったので、グツグツ煮込んだ。2時間煮ると、ふわふわになる。ナスとコンニャクと厚揚げを加えた。それなりに好評だったが、八角の香りはイマイチらしい。
 他はサラダ、そば、高級納豆。納豆は1パック150円の高級品。半額になっていたので買った。やはり3パック80円のより美味しかった。違うものだ。

豚肉のふわふわ煮とそば

2020年10月5日月曜日

【読書メモ】瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文春文庫)

 主人公の森宮優子の、主に高校3年生の1年間と並行して、その生い立ちが綴られた物語。優子は生まれの両親に始まり、義理の母、義理の父、新しい義理の父と、5人の親をもつ。この設定だと、血の繋がらない親に冷たい仕打ちを受けて…というパターンかと思いきや、その真逆を行くのが瀬尾流。

 5人の親がバトンをつなぎ、アンカーへと渡される。ラストはひとひねりした構成になっていて、涙なしに読むのは不可能。「無償の愛って、どんなん?」という質問の答えは、この小説を読めば分かる。

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2020年10月4日日曜日

【中央競馬予想の回顧】スプリンターズS、シリウスS(2020)

 今週はスプリンターズS。
 ◎ダノンスマッシュはスタートで後手を踏んだが、押して好位へ。ここで上がっていけたのが大きかった。飛ばす3頭を見る位置で進め、直線は馬場のいい外へ。ジリジリと前に迫ったが、そこに飛んできたのが1番人気のグランアレグリア。これには屈したが、前は捉えて2着を確保。
 馬券は馬連をとったが、トントン。
 グランアレグリアは+12 kgの馬体重で、道中も後方2番手。「これはないな」と思っていたら、大外を一頭だけ別次元の脚で追い込んだ。これは強かった。

 土曜はシリウスS。
 ◎ダイメイコリーダは好位につけたが、4コーナーで外から来られると早くもギブアップ。その後は少しごちゃついて、松山騎手が追うのをやめて大差の最下位入線。アクシデントがなくても、見せ場はなかっただろう。なぜこんな馬を本命にしたのだろうか…。
 勝ったのはカフェファラオ。内枠の馬が上位を占めるなか、ピンク帽で勝ちきったのだから、ここは力が違った。
 推奨穴馬のサクラアリュールが2着に激走したが、本命がベベでは意味なし…。

 今週は2戦1勝だが、1勝がトントンではトータルはマイナス。低空飛行が続いている…。

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【中央競馬予想と与太話】スプリンターズステークス(2020)~悲願の親子制覇へ~

 今週は早くもGI。スプリンターズSが行われる。このレースはまだ親子制覇の例がないらしい。今年はロードカナロア産駒のダノンスマッシュとダイアトニックが偉業に挑む。

 ロードカナロアがこのレースを制したのは2012、13年。4歳だった12年の高松宮記念は3着に敗れてGI初制覇を逃し、その後、重賞を連続で2着して迎えたのがここだった。レースでは同厩舎のカレンチャンを退けてついにGI制覇。素質が花開いた瞬間だった。  その後の活躍は周知の通り。海外も含めてGIを6勝した。種牡馬としても、初年度からアーモンドアイを出して着々とスーパーサイヤーへの道を歩んでいる。今後も、どんどんGI馬を出してくれることだろう。

 レースにいってみたい。
 本命はそのロードカナロアの子、ダノンスマッシュ。ここまで重賞を6勝しているが、GIにはなかなか手が届かない。父より1年遅れで、悲願のGI制覇・親子制覇へ。
 推奨穴馬はクリノガウディ。人気のないときが怖い。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...