2012年7月22日日曜日

娘の不気味な「幸せ~」

 先日、コンビニで
「好きなお菓子を買っていいよ」
とお母さんからお許しが出た。お姉ちゃん(4歳半)は
「ヤッター!!」
と驚喜して、いそいそとお菓子を選ぶ。「弟(2歳)と一緒に食べられるもの」というのが条件らしい。そして選んだのがラムネ。
「晩ご飯を上手に全部食べられたら、その後に少し食べてよし」
ということになった。

 ところが、帰ってお菓子をよく見てみると、なんとラムネではなくグミだった。




 娘は以前にグミを食べたときのこと(あまりお気に召さなかった)は忘れており
「グミってどんなお菓子~?」
と晩ご飯前からワクワクしている。
 しかし、ここで大問題が発覚。グミを2歳半の息子に食べさせるのは危ない(のどに詰まらせる)ことに気づいたのだ。
「食後にお姉ちゃんだけお菓子を食べるのは可哀相だよね(弟、絶対キレるし…)」
という言葉に(理解はできるものの)娘は悲しくて仕方がないようだ。涙目である。

 そして夕食。息子が先に食べ終わった。娘は先ほどのショックが尾を引いているのか(いつものこと、という話もあるが)食べるのが遅い。
 ところがここで、千載一遇の大チャンスが到来。息子が
「ウンチ~」
とトイレに行ったのだ。
「おい、グミを食べるなら今のうちやで」
と娘を促すと、超スピードで残りのご飯を平らげた(今までのは何やったんや…)。そして待望のグミをゲット。
 息子のトイレの世話やら晩ご飯の後片付けやらで、みんないなくなり、テーブルには娘一人がポツンと座ってグミを(超ゆっくり)食べている。そこで、誰に言うでもなく、ボソッとひと言。

「幸せ~~」

 あまりにも幸せそうで、ちょっと不気味だった…。グミでそこまで幸せになれるのか。そんなにひもじい思いはさせてないはずなんだけど…。

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