2016年11月30日水曜日

【書評】宮部みゆき『魔術はささやく』(新潮文庫)

宮部氏お得意の「背筋の凍る狂人的な殺人者」が登場


 こちらの言葉は決して通じない、狂人的な殺人者が登場するのは、後の模倣犯などを連想させる。宮部氏お得意の人物像だ。あんなに人のよい宮部氏に、どうしてこのような背筋の凍る人物が描けるのかいつも不思議だ。
 また犯罪者の家族や被害者への社会的な仕打ちが読者の心をむち打つ。家族や被害者への悪意が広がって定着していく様にはいつもムカムカさせられる。これも後の宮部作品につながるテーマの一つだろう。
 決して読後感のよい作品ではないが、また読みたくなるのが宮部小説。

《あらすじ》
 1989年に出版された、宮部氏の最初期の作品。横領犯を父に持つ男子高校生の守が主人公。守は義父の巻き込まれた連続殺人事件の謎を追ううちに、自らの人生の核心に近づいていく。全く独立だったはずの事件と人生が徐々に重なり合い、ついには一つになる。人はどこまで人を赦せるのか。



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2016年11月27日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年11月26・27日~今季初おでん~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 11月26日(土) 
昼は保育園のお祭りだったので、晩ご飯のみ。

◆晩ご飯◆
 この日も息子と買い物へ。選んだ「今日の魚」はタチウオ。立派なのが1匹398円とお買い得だった。やや骨に苦戦したが、塩焼きを美味しくいただいた。
 他はサラダ、和風スープ、里芋とダイコンの煮物。パスタ。煮物が意外に好評だった。

 11月27日(日) 

◆昼ご飯◆
 娘がたいそう気に入った手打ちうどんと水ギョウザをリピートした。小麦粉をこね、同じタネからうどんとギョウザの皮を作る。
 まずはうどん。ぎゅうっと締まった、モチモチの食感だ。娘はこれが好きらしい。具だくさんにして食べた。ツルツルと完食。
 他はサラダ。

手打ちうどん。モチモチ

みんなのきょうの料理 手打ちうどん

◆晩ご飯◆
 タネの残りを水ギョウザに。包むのは娘が手伝ってくれた。上手に包めたのだが、数が多くて煮込むときにくっついてしまい、ぼろぼろになってしまった。残念。見た目はいまいちだったが味は大好評で、20個のギョウザを食べ尽くした。
 この日はおでんも作った。前日から昆布とスルメとネギのダシを取り、牛すじと手羽元を煮込んだスープも加え、卵、ゴボウ天、下茹でしたダイコンなどを煮込んだ。手間はかかったが、美味しく仕上がった。子どもたちの人気はモチ巾着、タコ、卵。ギョウザだけで満腹になるだろうと思っていたら、おでんもいくつか食べた。よく食べました。今週いっぱいで食べきる予定。
 他はサラダ。

水ギョウザ。見た目はイマイチだが味はグー

みんなのきょうの料理 夏野菜の水ギョーザ

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【中央競馬予想の回顧】ジャパンカップ、京阪杯、京都2歳S(2016)

 今週はジャパンカップ。
 ◎ゴールドアクターは逃げたキタサンブラックの直後につけた。狙ったとおりの展開だ。直線へ向き、いったんは内を狙ったが外に切り替えてキタサンに並びかける。「さあ、いけっ」と声を出したのが悪かったのか、そこでキタサンに突き放され、最後は2、3着馬にもかわされて4着。絶好の展開だっただけに、今日のところは力負けだろう。
 勝ったのはキタサンブラック。平均ペースに持ち込み、直線入り口で後続を引き離して2馬身半差の完勝。これは強かった。よほどのハイペースに巻き込まれない限り、これからも強さを見せてくれそうだ。
 馬券は2着のサウンズオブアースを押さえておらず、ハズレ。

 京都では京阪杯。
 ◎ネロは好スタートからハナを切ると、スイスイ逃げて後続を突き放し、何と4馬身差をつけて重賞初勝利。重馬場も鬼なのだろう。
 馬券は2着のエイシンスパルタンとの馬連をとったが、2-3番人気の決着ではトントン。

 土曜は京都2歳S。
 ◎プラチナヴォイスは3番手で直線を向き、前走の再現を狙ったが、今回は伸びず、6着に終わった。もう少し早めにスパートするほうがよいタイプなのか。
 勝ったのはカデナ。外から一気に差しきった。結果的には切れ味が2枚も3枚も上だった。前走はチグハグだっただけなのだろう。
 馬券は1着馬を買っておらず、ハズレ。

 今週は3戦1勝。他も散々で大幅マイナスを食らった。来週からは今年最後の開催。巻き返したい。

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2016年11月26日土曜日

【中央競馬予想と与太話】ジャパンカップ、京阪杯(2016)~厳しい検疫~

 今週は東京でジャパンカップ、京都で京阪杯が組まれている。
 ジャパンカップは外国の有力馬が来なくなって久しい。JRAもあの手この手を打っているのだろうが、香港に持っていかれている。いちばんの障壁は日本馬の強さ(出ても勝てない)だが、検疫の厳しさも大きな理由の一つなのだそうだ。
 日本に来た外国馬はまず白井で検疫を受け、その後に競馬場に移動する。白井では満足な調整ができず、しかもその後にまた環境を変えなければならない。これはかなりの負担だろう。せめて競馬場で検疫を受けるようにできないのだろうか。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ゴールドアクター。昨年の有馬記念を勝ち、今年の日経賞も制したときには、もうしばらく負けないのではと思ったが、天皇賞で大惨敗。かなりイレ込んで、精神面の課題が浮きぼりになった。しかし前走のオールカマーではピタリと折り合い、着差以上の強さを見せた。長距離輸送のない府中なら、実力発揮。
 推奨穴馬はレインボーライン。何度好走しても人気にならない姿は、昨年までのキタサンブラックと重なる。

 京阪杯は◎ネロを狙う。今の京都は、少々ハイペースでも前が残る。

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2016年11月25日金曜日

【京都文化博物館】黄金のファラオと大ピラミッド展に行ってきた~小3の娘と年長組の息子を連れて~

《わたし、留守番しとくわ…》
 京都文化博物館の「黄金のファラオと大ピラミッド展」の新聞広告を見た息子(6歳、年長組)が「これ見たい」と言ってきた。仮面ライダーゴーストでツタンカーメンが魂となって登場するので、ファラオという言葉を知っていたのだ。黄金の仮面をぜひ見たいらしい。


「じゃあ、みんなで行こか」
と話がまとまりかけたところで、娘(9歳、小学3年)が
「わたし、留守番しとくわ」
と来た…。
「いやいや、家で一人でご飯を食べるの無理やろ」
と説得すると、次は
「じゃあわたし、博物館の外で待っとくわ」
と来た。どうもファラオが怖いらしい…。
「何が怖いねん」
と白状させると、ピラミッドを探索した人たちが次々に謎の死を遂げたという話をどこかで聞いて、ビビっているのだそうだ(笑)。
「発掘するわけじゃないから大丈夫やし」
と言うと、渋々ながらついてきた。可愛らしいが、ちょっとうっとうしい(苦笑)。

《いざ文化博物館へ》
 京都駅で買い物を済ませ、文化博物館へ。けっこうな混雑ぶりだった。エジプト、ピラミッド、ファラオと聞くと、ワクワクする人が多いのだろう。私もその一人だ。
 4階はは紀元前2500年頃の大ピラミッド時代が中心。ピラミッドの構造や作り方などが解説される。3500年も前にこんな巨大建築物を作るとは、どう考えてもアンビリーバブルだ。一度、実物を見てみたいものだ。
 3階は紀元前1500年頃の太陽神信仰時代が中心。ひと言で古代エジプトと言っても2500年以上の歴史があるので、時代によってファラオの権力や人々の暮らしが全く違うことを知った。

 娘が飛んで逃げたのが、ミイラの入っていた棺桶。
「ここに本物のミイラが入ってたらしいで」
と聞くと
「こわっ」
と言って、足早に離れていった(笑)。
 最後に目玉の「アメンエムオペト王の黄金のマスク」とテレビ解説を見て終了。ファラオのマスクは三つしか現存しないそうだ。もっとピカピカに輝いているのかと想像していたが、思たよりもくすんでいた。そりゃそうか。

アメンエムオペト王の黄金のマスク

 見終わったらクタクタになるほどの充実した展示だった。当然、息子は
「早く行こうよ~」
モードだったのだが、それなりに我慢して展示を見ることができたのは映像のお陰。ビデオ映像での解説がいくつかあったので間が持った。

記念撮影コーナーにて

《思い出の焼き鳥店で夕食》
 喫茶店でひと息ついて本屋さんで時間を潰した後、20分ほど歩いて「横浜天下鳥 烏丸五条店」へ。私が15年ほど前にこのあたりに住んでいて、当時、妻と一緒によく通った店だ。店の作りやメニューはほとんど変わっておらず、懐かしい。娘は名物の天下豆腐が激しく気に入ったそうだ。

 秋の京都を満喫した。また行こう。

天下豆腐。冷や奴に卵のタレを絡めた一品

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【中央競馬予想と与太話】京都2歳ステークス(2016)~叩き上げの三冠馬~

 紅葉もピークを過ぎ、冷え込んできた。関東地方では雪が降ったらしい。せめて財布だけでも暖かくしたいところだ。

 そんな土曜の京都メインは京都2歳S。今回、重賞に昇格して3回目を迎える。過去2回はこれといった大物は排出していないが、第1回にシュヴァルグランが3着に入っている。翌日のジャパンカップで、このレース出身馬の初のGI戴冠がなるだろうか。
 このレース、以前はオープン特別であり、1986年に初めて行われた。歴代勝ち馬の中にはシャダイカグラやアドマイヤドン、最近ではエピファネイアなどのGI馬の名が見られる。
 しかし代表格となれば、やはりナリタブライアンだろう。このレースを3馬身差で楽勝し、次走の朝日杯制覇へとつなげた。朝日杯がデビュー7走目という、今では考えられないローテーションで最強馬へと登り詰めた。調教代わりにレースを使っていた時代だったのだろう。


 レースにいってみたい。10頭と、やや寂しい顔ぶれ。2歳のマイル~中距離重賞が増えすぎているのかもしれない。
 本命は◎プラチナヴォイス。前走は2番手から抜け出して、2着に1馬身3/4差をつけた。その脚質はむしろ小回りの2000 m向き。エンパイアメーカーの代表産駒になってほしい。
 その前走で2着だったのが○ヴァナヘイム。思ったほど切れなかったのが気がかりだが、「ヴ」つながりで。
 推奨穴馬は新馬勝ち直後の2頭、ダノンディスタンスベストアプローチ。底を見せていない馬は押さえるに限る。

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2016年11月20日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年11月19・20日~風邪で食欲不振~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。

 息子と私が風邪気味で食欲がない。熱や咳はないのだが、胃がむかついていまいち食欲が出ない。

 11月19日(土) 

◆昼ご飯◆
 風邪気味の息子に代わり、この日は娘が買い物に。選んだ「本日の魚」は秋鮭。先週も食べたのだが、とても美味しかったのでリピートした。バター醤油でジュワッと焼いたら、脂がのっていて、とろける美味しさだ。
 他はサラダ、ナメコの味噌汁、白ご飯、里芋の照り焼き。里芋を茹でて、砂糖醤油を絡めた。里芋の煮物はあまり好きではない息子にも好評。

秋鮭。旬で脂がのっている

◆晩ご飯◆
 久しぶりに鉄板焼き。贅沢にも国産牛(特売品ですが)を焼いた。もちろん大好評。娘はさらに豚肉まで食べた。しかし肉好きの息子は風邪で食欲がなく、肉1枚で終了。楽しみにしていたのに残念だった。また焼こう。
 肉以外にはモヤシ、ピーマン、タマネギ、シイタケを焼いた。他はサラダ、ナメコの味噌汁、白ご飯。

里芋の照り焼き。煮物の苦手な息子にも好評

 11月20日(日) 

◆昼ご飯◆
 昨日、鮭と一緒にブリを買った。天然ブリの脂がのってきた。これからどんどん美味しくなっていくのだろう。今回は塩焼きで食べた。魚好きの娘はぺろりと完食。食欲不振の息子も食べきった。
 他はサラダ、ナメコの味噌汁、白ご飯。

ブリの塩焼き

◆晩ご飯◆
 当初はミートローフがメインの予定だったのだが、前日の鉄板焼き用の豚肉が余ったので、里芋と煮込んで肉ジャガ風にした。名付けて「肉さと」。「みんなのきょうの料理」のレシピを参考にした。
 他はミートローフ、サラダ、コンソメスープ、マカロニパスタ。ミートローフも「みんなのきょうの料理」から。ソースを絡めるレシピなので、ミートローフ本体はやや薄めの味付けだ。娘は気に入ったが、息子は「キノコがいまいち」とのこと。たしかに、シイタケがちょっと大きすぎたかもしれない。翌日の弁当にしてもまだ余ったので、残りは冷凍した。

ミートローフ

肉さと。ジャガイモの代わりに里芋もグーだった

みんなのきょうの料理 里芋の肉じゃが風

みんなのきょうの料理 ミートローフ

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【中央競馬予想の回顧】マイルチャンピオンシップ、東京スポーツ杯2歳S、アンドロメダS(2016)

 今週はマイルCS。
 ◎ロードクエストはのんびりゲートを出て、予定通り後方から。しかし、逃げ馬が勝ち、番手の馬が3着に残る流れでは出番なし。9着に終わった。もう少し差しの決まる展開・馬場になると思ったのだが、その前提が間違っていてはドモナラズだった。
 勝ったのはミッキーアイル。最後はヨレて迷惑をかけたが、何とか逃げ切って久々のGI勝利を飾った。
 馬券は1着馬を蹴飛ばしていたため、ハズレ。

 土曜は東京で東スポ杯2歳S。
 ◎スワーブリチャードはほぼ最後方。4コーナーで外に出すと、グイグイ伸びて前に迫る。
「これは突き抜ける」
と思ったところで、外にフラフラ。後ろから来たブレスジャーニーに一気にかわされ、内のムーヴザワールドを何とかハナ差でかわして2着を確保したところがゴール。よく2着に上がってくれた。まっすぐ走れるようになれば、もうワンランク上にいけそうだ。
 馬券は馬連をとった。

 京都ではアンドロメダS。
 ◎オリオンザジャパンは後方のまま見せ場なく、ブービーの15着に惨敗。意外にも渋った馬場は会わなかったか。
 勝ったのは推奨穴馬のレッドソロモン。穴馬ではなかった(3番人気)が、中団からグイッと伸びてドレッドノータスとの叩き合いをハナ差で制した。
 馬券はボックスで買っていた馬連が的中。ドレッドノータスの人気がなかったのは美味しかった。最近は長期休養明けの馬がよく走る。調教技術が進歩しているのだろう。

 今週は3戦2勝。アンドロメダSを引っかけたのが大きく、トータルもプラスを達成した。この調子で有馬記念まで突き進みたいところだ。

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2016年11月19日土曜日

【中央競馬予想と与太話】マイルチャンピオンシップ(2016)~第1回の勝ち馬は~

 今週はマイルCS。今年で33回目だから、比較的若いGIである。1984年、記念すべき第1回の勝ち馬はニホンピロウィナー。河内騎手を背に、1回目と2回目を連覇した。マイラーというよりはスプリンターのイメージだったのだが、改めて調べてみると1400~2000 mが主戦場で、天皇賞・秋3着の実績もあった。スプリンターズSには出走していないことからも、1600 mがベスト距離だったのだろう。
 種牡馬としてもGI馬を複数出すなど成功した。しかし、その父系が途絶えてしまったのは残念だ。

 レースにいってみたい。
 モーリスとロゴタイプが天皇賞に回ったため、大混戦。前日時点では単勝1番人気が4.5倍。どの組み合わせでも、そこそこつきそうだ。
 本命は◎ロードクエスト。前走の惨敗で評価を下げているが、超スローの展開に泣かされたもので力負けではない。今回はミッキーアイルがハナを切ることが予想され、スローペースは考えにくい。渋った馬場も歓迎か。大外一気を決めてほしい。
 推奨穴馬はマジックタイム。力をつけた。馬場が悪化すればさらに怖い。

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2016年11月18日金曜日

【中央競馬予想と与太話】東京スポーツ杯2歳S、アンドロメダ(2016)~アンドロメダといえばあのアニメ~

 11月も半分が終わり、京都のGIも今週で最後。あっという間に2016年も終わってしまうのだろう。そんな土曜は東京で東京スポーツ杯2歳ステークスが行われる。一方の京都メインはアンドロメダステークス。
 アンドロメダといえば思い出すのが銀河鉄道999。哲郎とメーテルを乗せた999が向かう先、すなわち目的地がアンドロメダだったのだ。機械の体を手に入れるために到着したアンドロメダでの、哲郎とメーテルの別れにはウルウルした。復路の999に、一人で乗る哲郎の姿に涙したものだ。また見たくなってきた。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの18頭が勢揃いしたが、近走の成績が冴えない馬がほとんど。この時期は重賞が多いし、好成績の馬はそちらに向かうのだろう。本命は◎オリオンザジャパン。20走以上ずっとダートを使ってきた馬が、4走前にはじめて芝を走ったが着外。ところがその2走後に七夕賞に挑戦すると、3着に好走した。そこからダートを一戦挟んで今回を迎える。この相手なら、重賞3着の実績は一枚上。ダートを走ってきたこの馬にとって、雨予報も好都合か。ハンデの53 kgもかなり恵まれた印象。6歳にしての芝初勝利なるか。
 推奨穴馬はレッドソロモン。前走は歯が立たなかったが、この相手なら。

 東スポ杯2歳Sは◎スワーブリチャードを狙う。前走の勝ちっぷりが上々。渋った馬場もこなしそうだ。

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2016年11月13日日曜日

【お父さんの週末料理】2016年11月12・13日~から揚げなら毎日でもいいで~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 11月12日(土) 
昼は外食(マクド)した。

◆晩ご飯◆
 この日は息子と買い物に。選んだ「本日の魚」はカマス。いつものスーパーの魚屋で、息子が
「ここにカマスがあるで~」
と教えてくれた。2匹で198円とお買い得。2匹を4人で食べた。旬のカマスは安くて美味い。
 他はサラダ、ハムスープ、炊き込みご飯。炊き込みご飯はソーセージとコンニャクと油揚げ。炊き込みご飯はいつも人気なのだが、今回は「普通やな」という反応。ソーセージは合わなかったか。

炊き込みご飯

 11月13日(日) 

◆昼ご飯◆
 メインは旬の秋鮭。脂がのって美味しそうな鮭を見つけ、前日にカマスと一緒に買った。塩焼きにしたら、とろける美味しさ。息子が
「バターの味がしたで」
というほど脂がのっていた。
 他はサラダ、ハムスープ、炊き込みご飯、油揚げのカリカリ。油揚げを細かく刻んでカリカリに焼いて、おろし醤油で食べた。大好評。

◆晩ご飯◆
 平日に、息子と二人で買い物に行く機会があった。スーパーでから揚げ粉が並べられているのを見た息子が「から揚げ食べたいなあ~」とひと言。から揚げそのものではなく、から揚げ粉を見ただけで食べたくなるらしい(笑)。
 今回使ったのは「日清 からあげグランプリ 最高金賞店監修 から揚げ粉 塩味 コク旨仕上げ」(長い…)。「元祖中津からあげ もり山」監修。モチッとした食感で、ややスパイシーな味わい。

モチッとした食感

 もも肉2枚を揚げたのだが、お弁当分を除いてぺろりと完食。息子は金曜の給食がから揚げだったのだが
「毎日から揚げでもいいで~」
なのだそうだ(w)。作った人としては、嬉しくなる食べっぷりだった。
 娘と私は「やっぱ、カリッとした食感のほうがいいなあ」と思ったのだが、息子は「こっちのほうが美味しい」とのこと。
 他はサラダ、ハムスープ、たらこパスタ。パスタは市販の「たらこパスタの素」を使った。こちらも大好評。娘の「たらこパスタ食べたい欲」も満たされたようだ。

から揚げ。これを、ほぼすべて食べ尽くした

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【中央競馬予想の回顧】エリザベス女王杯、福島記念、デイリー杯2歳S、武蔵野S、京都ジャンプS(2016)

 今週はエリザベス女王杯。
 ◎クイーンズリングはスタートで出遅れ。スローが見込まれるだけに「これは痛い」と思っていると、内を上がって中団へつけられた。結果的にはこれが大きかった。マリアライトミッキークイーンの二強を見る位置につけると、直線は内に進路を選択。内回りの切れ込みを利用してインを突き抜け、粘るシングウィズジョイを捉えたところがゴール。見事に初GI勝利を飾った。さすがミルコ。
 馬券は2着に残ったシングウィズジョイを買っておらず、ハズレ。終わってみればデムーロ-ルメールのワンツー…。

 福島では福島記念。
 ◎ゼーヴィントは3コーナーからムチが入り、手応えが悪い。それでも最後は2着に上がったところは地力のなせるわざか。
 馬券は、逃げ粘ったマルターズアポジーを買っておらず、ハズレ。すんなりなら走る。

 土曜はデイリー杯2歳S。
 ◎ジューヌエコールは3番手で折り合いをつけた。直線では狭くなりかけたが、間を割って出てくると、逃げた馬をクビ差でかわしたところがゴール。いい勝負根性を見せて見事に3連勝。次のGIでのミスエルテとの激突が楽しみだ。
 馬券は2着に残ったボンセルヴィーソを抑えておらず、ハズレ…。

 東京では武蔵野S。
 ◎ゴールドドリームはちょうど中団から。押し込めらて少し待たされたが、前が開くとグイッと伸びて抜け出した。しかし、勝った馬ははるか前。1馬身1/4差まで詰め寄るのが精一杯だった。とはいえ古馬相手に56 kgで力を見せたのだから、今後が楽しみだ。
 勝ったのはタガノトネール。2番手追走から早めに抜け出して、スイスイと粘りこんだ。すんなり行ければ強い。
 馬券は1着馬を買っておらず、ハズレ…。

 障害の京都ジャンプSも行われた。
 ◎ニホンピロバロンは単勝1.2倍の人気に応えられず、2着まで。ゆっくり構えすぎたように見えるのは結果論か。残念ながら連勝ストップ。
 勝ったのはドリームセーリング。スイスイ逃げて穴を開けた。

 今週は5戦で◎が2-3-0-0と、人気どころとはいえ抜群の成績。しかし、馬券は一つも当たらず、痛恨のヒモ抜け5連チャンとは…。

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2016年11月12日土曜日

【中央競馬予想と与太話】エリザベス女王杯、福島記念(2016)~ドンカスターとは~

 今週はエリザベス女王杯。イギリスのエリザベス女王が来日したのを記念して、このレース名になった。そして、ここ数年ずっと女王杯と同じ日に行われているのがドンカスターS。今年は女王杯の後の、最終レースに組まれている。
 それもそのはず、ドンカスターはイギリスの都市なのだ。イギリスつながりということで、同じ日の行われているのだろう。なかなかオシャレな試みと言えるかもしれない。ちなみに、JRAの特別レース名解説によると、以下の通り。

本競走は、ドンカスター競馬場と京都競馬場が姉妹競馬場となったことを記念して、平成元年に創設された競走。1595年から競馬が行われていたとされる同競馬場では、最古のクラシックレースであり、イギリスの三冠競走の 1 つである『セントレジャーステークス』が実施される。
ドンカスター(Doncaster)は、イギリスのイングランド中北部、サウス・ヨークシャー州北東部の都市。ドーン川下流域に位置し、古くは織物や炭鉱の町として栄えていた。

 レースにいってみたい。
 フルゲートに満たないのは少し寂しい。例年に比べ、3歳馬の参戦が少ないためかもしれない。本命は◎クイーンズリング。昨年のこのレースで8着に敗れた後はマイル路線に回ったが、前走で府中の1800 mを見事に克服。血統的には距離延長はむしろ歓迎のはず。馬体減さえなければ、初タイトルの大チャンス。
 推奨穴馬はシュンドルボン。思いのほか人気がない。

 福島記念は人気でも◎ゼーヴィントで大丈夫だろう。菊も盾もパスしてここを使う以上、負けられない。

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2016年11月11日金曜日

【中央競馬予想と与太話】デイリー杯、武蔵野S、京都ジャンプS(2016)~住みたい街の1位常連~

 11月も半ばになり、木々が色づき始めてきた。子どもたちを連れて紅葉狩りに行くのもよいかもしれない。そのための資金を確保したいところ。

 そんな土曜の京都メインはデイリー杯2歳ステークス、東京メインは武蔵野ステークスである。また、京都では障害重賞の京都ジャンプステークスも組まれている。
 武蔵野Sは今回で21回目を迎える。わりと最近できた重賞だと思っていたら、もう20年以上前の話とは…。
 武蔵野市の中心である吉祥寺には、仕事の関係で何度か行ったことがある。新宿から15分の大繁華街なのだが、どこか下町の雰囲気を残している。アーケード街がそう感じさせるのかもしれない。「住みたい街ランキング」1位の常連なのも分かる気がする。とはいえ私の給料では、とても吉祥寺には住めないのだが…。

 レースにいってみたい。
 フルゲートの16頭が揃った。ここで賞金を稼いでチャンピオンズCへの出走を狙う馬と、実績十分でここは叩き台の馬が激突するという、例年通りの構図といえるだろう。
 本命は◎ゴールドドリーム。先週のみやこSでグレンツェントが2着に入ったように、今年の3歳のダートのレベルはかなり高そうだ。その代表格の一頭が本馬で、通算成績は4-1-1-0、中央のレースに限れば4戦4勝だ。広いコースがあうのだろう。初の古馬相手で55 kgは楽ではないが、それをはねのけるだけの力がある。川田騎手が京都メインのタイセイスターリーを選んだのは残念だが、デムーロ騎手なら不足なし。中段から突き抜けてほしい。
 推奨穴馬も3歳のロンドンタウン。走るときと走らないときの差が激しかった馬が、ここ3走は2→1→1着と急上昇。競馬を覚えてきたか。

 デイリー杯2歳Sは◎ジューヌエコール。近年はオープンで実績のある馬がよく来る。
 京都ジャンプSは◎ニホンピロバロンに逆らう必要はなかろう。どこまで連勝を伸ばすだろうか。

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2016年11月9日水曜日

娘が9歳になりました【もう小学3年生】

 今月の初めに、娘が9歳になった。いま小学3年生。もうすぐ小学校も半分が終わりとは、早いものだ。
 学校に楽しく通ってくれているのはありがたい。勉学面でも交遊面でも、問題なく過ごしているようだ。しかし春に、ちょっとしたハプニングがあった。ブランコで1年生の子とぶつかったにもかかわらず、そのまま置き去りにして教室へ帰ったのだ…。後で先生とお母さんにこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
 勉強面で困っていることもないようで、テストもあまり間違えない。ただ、今年から3段階になった通知表は、意外に○(2番目)が多かった。私の子どものころとは、付け方の基準が違うのだろうか。
 友人とも仲良くやっているようだ。ただ、遊ぶのは近所(同じマンション)の子がほとんどで、行動範囲が広がらない。そういう時代なのかもしれないが、もう少しいろんな友達と、いろんなところに行ってもよいような…。

 誕生日の翌日は休みだったので、お母さんとケーキを作った。ドイツで買った9歳のロウソクを吹き消してご満悦。



 習い事はプールとピアノと塾を週に1回ずつ。それとベネッセのチャレンジ。ぜんぶ前向きに取り組んでいるが、特に頑張っているのがピアノ。毎日こつこつと練習を続けている。努力を継続できることは大きな才能だ。
 塾は、児童クラブの代わりになると思って入ったのだが、その方面ではあまり役に立っていない…。楽しく通っているし、勉強の足しにはなっているのでまあよいのだが、これなら入れなくてもよかったかな。

ピアノの発表会

 自分でやろうと決めたことを、前向きに、地道に取り組むことができるのは偉い。その長所を伸ばしていってください。お父さんも見習います。

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2016年11月7日月曜日

【お父さんの週末料理】2016年11月3・5・6日~蒸し物連発~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小3)、息子(年長組)の4人である。


 11月3日(木・祝) 

◆昼ご飯◆
 市販のチャプチェの素を使ってチャプチェを作った。牛肉とピーマンを炒めてタレを絡めるだけの簡単メニュー。その割には美味しいので、こういう「即席の素」が売れるのもなるほどだ。私もひとり暮らし時代には麻婆豆腐の素によくお世話になった。
 他はサラダ、スープ、パスタ。


◆晩ご飯◆
 この日は家族みんなで買い物に。選んだ「本日の魚」はカマス。いつもとは違うスーパーに行ったら、大きなカマスが1匹298円。2匹を4人で食べた。カマス大好きの娘はモリモリと完食。わざわざつけてもらった頭も食べた。目玉が美味しいらしい…。
 他はサラダ、スープ、白ご飯。スープの豆腐をいつもより小さく切ったところ、娘が
「この豆腐の切り方、美味しい!」
と意外な高評価。豆腐嫌いの息子もこのほうがよい(ましだ)そうだ。

 11月5日(土) 
風邪気味の息子に代わり、この日は娘が買い物に。

◆昼ご飯◆
 娘が選んだ「本日の魚」はサンマ。娘は魚のなかでサンマが1番、カマスが2番目に好きらしい。今日もサンマを見るなり「これにする」と2秒で決まってしまった。娘が
「わたし、1匹食べる~」
と張り切っていたので、丸のまま1匹を焼いて食べさせたのだが、内臓は苦手で、けっこう残してしまった。次からは内臓を抜いてあげるので、もっとちゃんと食べましょう…。
 他はサラダ、和風スープ、ハマチの刺身、白ご飯。ハマチの刺身は先日購入した「りゅうきゅうのタレ」に漬け込んだところ、娘はとても気に入った。息子は、どちらかというと生の刺身のほうが好みらしい。
 りゅうきゅうとは、大分の郷土料理で、刺身を醤油、みりん、ごまなどに漬け込んだもののこと。私の母が大分の生まれなので、実家にいたころは余った刺身を「りゅうきゅう」にして、お茶漬けでよく食べたものだ。りゅうきゅうという名前は知らなかったのだが、タレが売っているのを見て、つい買ってしまった。

りゅうきゅうという名前は知らなかった

フンドーキン りゅうきゅうのたれ

◆晩ご飯◆
 娘が「骨付きの鶏肉が食べたい」と言い出した。手羽元なのか、手羽中なのか、それともチキンレッグなのか、よく分からなかったのだが、手羽元をポン酢で煮込んだ。娘が食べたかったのはどうやら手羽中だったらしいが、手羽元も好評だった。ポン酢の風味が軽やか。
 他はサラダ、ハマチの刺身、白ご飯。

ポン酢の風味が爽やか

みんなのきょうの料理 鶏手羽元のやわらか煮

 11月6日(日) 
この日は蒸し物で攻めてみた。昼も夜も、「みんなのきょうの料理」のレシピから。

◆昼ご飯◆
 みんなのきょうの料理から、「ねぎだれでおいしい根」。鶏肉と野菜を蒸して、ねぎだれで食べるレシピ。このレシピのキモはねぎだれ。ネギとニンニクとショウガをじっくり炒めて旨味を出したタレだ。鶏肉も野菜も、美味しく完食。とくにサツマイモが好評で、「もっと食べたかった~」らしい。
 他はサラダ、和風ラーメン。

ねぎだれ

◆晩ご飯◆
 蒸し物第2弾はレンコンシュウマイ。エビとレンコンを加えた肉だねを、レンコンで挟んで蒸すレシピ。しゃきしゃきのレンコンがポイントだ。お弁当用にたくさん作った。コネコネと成形を、子どもたちが担当してくれた。自分で作ると美味しさが増すのか、特に娘が気に入った。
 他は里グラ、サラダ、和風スープ。里グラもみんなのきょうの料理のレシピ。里芋と肉だねとチーズを重ねて、オーブンで焼く。やや汁っぽかったが、モリモリ食べた。

レンコンシュウマイ。レンコンのシャキシャキ感がグー

みんなのきょうの料理 一度でもサンドシューマイ

みんなのきょうの料理 里グラ

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2016年11月6日日曜日

【中央競馬予想の回顧】みやこS、アルゼンチン共和国杯、ファンタジーS、京王杯2歳S(2016)

 今週はみやこS。
 ◎ラニはスタートから押して押していったが、進んでいかず後方へ。向こう正面で早くもムチが飛び、ウチパク騎手が何とかエンジンをかけようとしたが、エンジンがかかることなくレース終了。13着に終わった。全く走る気を見せなかったように、ウチパク騎手とは手が合わなかったか。
 勝ったのはアポロケンタッキー。中団からグイグイ伸びてグレンツェントの追撃をクビ差でしのいだところがゴール。
 馬券はボックスの馬連が的中。

 東京ではアルゼンチン共和国杯。
 ◎ヴォルシェーブは後方から。同枠のレコンダイトと併せ馬のように大外を回って伸びたが、最後は内をすくわれて3着まで。重賞級の力は示したが、もうひと頑張りしてほしかった。
 勝ったのはシュヴァルグラン。好位から抜け出して半馬身の差をつけた。ここでは1枚上だった。
 馬券は2着のアルバートを買っておらず、ハズレ。

 土曜は京都でファンタジーS。
 ◎ブラックオニキスはちょうど中団から。直線でもスムーズに進路を確保したが、伸びがなく8着。初めての輸送が応えたか。
 勝ったのは断然人気のミスエルテ。出遅れたときは「しめしめ」と思っていたのだが、4コーナーで大外を回して追い出すと、すさまじい切れ味で逃げた2着馬をかわし去った。これは強い。
 2着に逃げたショーウェイが粘り、馬券はハズレ。

 東京では京王杯2歳S。
 ◎コウソクストレートは出遅れ。道中は外を回って徐々に順位を上げ、直線では勝ち馬の後を追うように伸びたが、4着まで。もっと距離があるほうがよいのかもしれない。
 勝ったのはモンドキャンノ。先に抜け出した人気のレーヌミノルに馬体を併せにいって、ねじ伏せた。1400 mに伸びて良さが出た。
 馬券はボックスの馬連が的中したが、3-1番人気の組み合わせではトントン。

 今週は本命馬は全滅したが、ボックス買いのお陰で4戦2勝。しかし本命サイドの決着ではトータルはマイナス。開催が変わっても、パッとしませんなあ…。

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2016年11月5日土曜日

【中央競馬予想と与太話】みやこS、アルゼンチン共和国杯(2016)~父子で例外~

 今週は京都でみやこステークスが、東京でアルゼンチン共和国杯が組まれている。
 アルゼンチン共和国杯は今年で54回目を迎える、伝統のハンデGIIだ。ハンデ戦のGIIは、このレースの他には日経新春杯と目黒記念の二つだけである。すべて長距離のレースというのは何かの偶然なのだろうか。
 このレースは、勝ち馬が有馬記念やJCで穴人気して惨敗するのが基本であり、GIにはあまり結びつかないレースといえる。その例外が、スクリーンヒーローとゴールドアクターの父子。父はこのレースに続いてJCを、息子は有馬記念を勝ってGI馬となった。強くなるときは一気に力をつける血統なのかもしれない。

 レースにいってみたい。
 ハンデ戦のわりにはそれほど荒れないレース。本命は◎ヴォルシェーブ。約1年半ぶりに復帰していきなり2着に激走したのが前々走。続く前走で人気に応えて準オープンを卒業し、ここに駒を進めてきた。昇級初戦にしてはハンデが見込まれたが、それだけ実力が評価されているということにしておきたい。オーナーは大魔神佐々木氏。馬名にヴをつけるのがお好きなようだ。
 推奨穴馬はプレストウィック。ひと叩きで上昇。

 みやこSは◎ラニが本命。予定通りの中1週。

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2016年11月4日金曜日

【中央競馬予想と与太話】ファンタジーS、京王杯2歳S(2016)~すばらしいメイスをてにいれた~

 今週から開催が変わり、今年の京都・東京開催もあと4週間。この調子で、あっという間に年末になってしまうのだろう。その前に財布を膨らませたいところだ。

 そんな土曜の京都メインはファンタジーステークス、東京メインは京王杯2歳ステークスである。
 ファンタジーSで人気を集めそうな一頭がブラックオニキス。その昔、同名のゲームがあったのをご存じだろうか。本邦初のRPGといってよいゲームで、MSXやPC8800などでプレイできた。友人がこのゲームをもっていて、たびたびプレイさせてもらったものだ。
 主人公の自分を含むパーティーを組み、地下のダンジョンを探索するというストーリー。いつも
「すばらしいメイスをてにいれた」
までは調子よく進むのだが、その後にクラーケンが出てきて全滅。その先には進めなかった(うろ覚え)。おそらく攻略法があったのだろうが、当時は攻略本も少なく、もちろんインターネットもなかったので、中学生が自力で進めるのは難しかった。
 ちなみにJRAの馬名意味の欄には「黒瑪瑙」とあるが、馬主の岡田牧雄氏は、きっとゲームから名づけたに違いないと独断しておく。


 ゲーム話はこれくらいにして、レースにいってみたい。
 2勝馬は2頭だけで、他の10頭は本賞金400万円の1勝馬。人気は偏っているが、今年も荒れそうな雰囲気が漂っている。
 本命は与太話のネタにした◎ブラックオニキス。ここまで北海道で4戦して2-1-0-1。前走は重賞で2着に頑張った。小柄な牝馬で京都の軽い芝はむしろ向きそう。関東馬がここを使うということは、おそらくレース後は栗東留学でGIを目指すのだろう。長距離輸送をクリアできれば好勝負必至。
 推奨穴馬はモンロー。前走でダートの未勝利戦を勝ち上がった馬だが、新馬戦は芝で素質馬の0.3秒差に頑張っている。

 京王杯2歳Sは◎コウソクストレートが本命。ここまで左回りの1400 mを2戦2勝。もう一丁。

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2016年11月2日水曜日

【書評】小川一水『天冥の標I メニー・メニー・シープ 上・下』(ハヤカワ文庫JA)

小川氏の気合いが感じられる一冊


 小川一水氏による、長編大河SFシリーズの最初の一話。全十話で完結予定で、現在は第九話まで出版されている。完結してから一気に読もうと思っていたのだが、我慢しきれず読み始めてしまった。

 前半はやや退屈だったのだが、物語が動き始めると、そこからは一気呵成に最後まで一直線。そしてラストシーンには唖然呆然。小川氏の気合いを見て取った。
「これから、やりまっせ」
という、読者への宣言なのだろう。
 多くの謎が残されているが、最初の一話なのだから当たり前。これらの伏線がどのように回収されていくのか、小川氏の腕の見せ所だ。

 さっそく第二話を買って読み始めてしまった。やばい…。

【あらすじ】
 時は29世紀初頭。地球から遠く離れた植民星では、若き統治者がすべての資源を握って独裁体制を築いていた。ついに人々は立ち上がり、革命を志す。そこにアンドロイドである《恋人たち(ラバーズ)》、原住生物の《石工(メイスン)》、謎の生物である《咀嚼忍(フェロシアン)》などが絡み、いかにもSF的な多彩なキャラクターが物語を彩る。敵(統治者)側の面々も個性的で、いい味を出している。
 果たして革命は成功するのか。そして、この星には何が隠されているのか。大河小説の冒頭を飾るにふさわしい、壮大なストーリー。

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2016年11月1日火曜日

娘のピアノの発表会【小学3年生、ピアノ歴2年半】

 先日、小3の娘のピアノの発表会があった。小学校に入学してすぐに習い始めたので、ピアノ歴は約2年半だ。
 楽譜がある程度読めるようになるまで、最初の半年ほどはたいへんだった。母親(ピアノ経験者)の鬼レッスンに、涙を流しながら練習していたものだ。それがいまや「お父さん、なんで楽譜読めへんの?」と、読めずに涙していた頃のことなど、すっかり忘れている。練習の成果だねえ。
 最初の半年を乗り越えた後は、自ら練習するようになった。親が言わなくても、ちゃんとピアノに向かって練習している(時間は短いけど)。偉い。ピアノに限らず、地道に練習できることは大きな才能だ。
 そんな感じで当日に。おばあちゃんに買ってもらった発表会用の洋服を着て、準備万端だ。

左胸のお花がポイント

 今年の曲目はショパンのワルツ19番・イ長調。右手が流れるように動くかどうかがポイントだ。半年ほど前から練習を始めたのだが、なかなか流れるようにはいかない。
「でお毎日練習してるし、いずれなんとかなるやろ」
と親も子も油断していたら、いつの間にか夏休みが終わって10月になっていた。
「あと1カ月で大丈夫なのだろうか…」
と不安になってくると練習にも身が入るのか、最後の1カ月でずいぶん上手になり、本番もいい感じで演奏できた。

ショパンを上手に弾いた

 後で調べてみると、この曲はショパン入門としてお勧めの一曲だそうだ。親のひいき目かもしれないが、同じ年頃の子が弾く曲よりも、少し難しいように思った。ピアノを始めてから2年半。しっかり練習して、よくショパンまでたどり着いた。
 練習熱心な娘が来年はどのような曲を聴かせてくれるのか、今から楽しみだ。

 そして今年は、母親との連弾にも挑戦した。「海を見たくま~ピアノ連弾とお話~」という、ピアノの連弾とお話の朗読を組み合わせた、物語風の構成になっている。
 妻と娘は、そのトリを担当。どちらかというと妻のほうが練習不足で心配していたのだが、本番は無難にまとめて最後を締めた。

連弾も無事に成功

 妻も娘もお疲れ様でした。二曲ともなかなかいい感じだったと思う。ただ、来年も連弾に出るなら、もう少し早くから熱心に練習するほうがよいかもね(笑)。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...