昨年、
一家四人で初めてパルケエスパーニャに行った。娘(4歳)はそれがたいへん楽しかったらしく
「楽しかったなあ、今年もまた行きたいなあ」
と、しばしば言っていた。就学前の子どもには、UFJやディズニーよりも楽しめるテーマパークだと思う。
「1年経ってもまだ言うなら本物や。よし、そこまで言うなら今年も行こうやないか」
ということで、今年もパルケエスパーニャに行ってきた。宿泊も昨年と同じ、アクアヴィラ伊勢志摩のコテージ。今年はどんな旅になることやら。
以下、一泊二日の旅行の全貌である。
出発前から暗雲が立ちこめる。張り切って3週間前にホテルを予約したのだが、1週間前になり週間天気予報が発表されると、降水確率60%…。
「読書の秋なので、家で読書するのもよいでしょう」
などと言いやがる。大きなお世話だ。しかし2、3日前からは、天気予報は改善の兆し。降水確率も下がり、最悪の事態は免れそうな雰囲気になってきた。
そして当日。何と天気は曇り。わが家に晴れ男(または晴れ女)がいるのか、子どもたちの日頃の行いがよいのか、奇跡的に雨が逃げていった。
10時過ぎにパルケエスパーニャに到着。新名神のお陰だ。到着時は、いつ雨が降ってもおかしくないような曇天。
「雨が降らないうちに、屋外のアトラクションに乗れるだけ乗ろう」
と、さっそく乗り物に向かう。
夏休みが終わって最初の日曜日で、しかも天気予報が悪かったためだろうか、園内はガラガラ。これはラッキーだ。まずは、園内を周回する電車に乗った。
次はザブーン。息子(2歳半)もギリギリで制限身長の90 cmをクリアし、四人で乗ることができた。その後もバルーン、定番のメリーゴーラウンドと、まったく並ぶことなく、次々に乗り物を攻略。さらには、制限身長をこれまたギリギリでクリアした娘が、母親とともにバイキングへ。
「怖かったら下ではなく上を向くように」
という教えを忠実に守る娘だった。少し目はうつろだったが、思ったよりも怖がらずに乗ることができたようだ。
さらにジェットコースターにも挑戦し、無事に生還。こちらは相当に怖がっていた。いまにして思うと、無理に乗るものでもないし、乗らなくてもよかったかな。
以上、何と午前のうちに、屋外のアトラクションは完全制覇。
昼食は娘の「お蕎麦が食べたい」という希望で和食レストランへ入ったのだが、これは少し失敗だった。単品がなく、がっつりした定食のみのメニュー構成。足下見てますなあ…。
気を取り直して、午後は
「ピエロ・ザ・サーカス」へ。こちらは室内アトラクションで、会場内に三つの乗り物と、プレイランドがある。ここでもすべての乗り物を制覇。
「ピエロ・ザ・サーカス」を後にすると、外は晴れていた。こんなこともあるんですなあ。いい天気の中をぶらぶら歩き、宝探しなどを楽しんでいると、ちょうど
「ドンキホーテとみんなの大時計」というショーが始まるところに遭遇。息子はかなり疲れていていまにも寝てしまいそうだったが、せっかくなので見ることにした。
これを最後に、パルケエスパーニャを15時頃に出た。今年は、ほぼ全施設を堪能した。天気予報のお陰(?)で空いており、超快適に楽しめた。「災い転じて福となす」とはこのことか。
車でアクアヴィラ伊勢志摩へ。さっそく大浴場で汗を流す。それほど大きくはないが、清潔で気持ちのよいお風呂だ。
夕食はバイキング。種類はそれほど多くないが、さすが伊勢志摩、鮨や刺身が美味い。バイキングにしてはかなりレベルが高いと思う。
「せっかく旅行に行って、バイキングもねえ…」
という人もいるだろうが、ここのバイキングは一食の価値ありだ。是非お試しあれ。
そして今年は、昨年はパスした
天文館へ。写真は翌日の朝に撮ったもの。
どのようなところかよく分かっていなかったのだが、行ってよかった。大きな天体望遠鏡があり、担当のお兄さんがそれを操って星を見せてくれるのだが、この望遠鏡がすごかった。パソコンと連動しており、お兄さんがパソコンを操作して星を指定すると、望遠鏡が自動で動いてそれを捉えるのだ。天体観測はここまで進歩しているのか。リゾートホテルにこのような望遠鏡があり、それを無料で見せてくれるとはありがたい。いい経験をさせてもらった。
そして、コテージへ帰ってネンネ。普段はマンション暮らしの子どもたちは、一軒家風のコテージが楽しくて仕方ないようだ。
しかし、階段になれていない息子が、案の定、階段を踏み外してゴロゴロ(本当にゴロゴロ回転していた…)と落ちてきた。私が下で見ていたからよかったものの、一歩間違えば怪我をしていたかもしれない。階段に慣れていない子どもを連れて行くときは要注意。
二日目の午前は、
ホテルのプールへ。昨年は有料だったが、今年はJTBのフェアのお陰で無料だった。
名残惜しいがホテルを出発。本日の昼食は、私の希望で鮨屋へ。これが大当たりだった。行ったのは、
鮨暁というお鮨屋さん。本格的な鮨屋のようなので、子連れは嫌がられるかと心配していたのだが、思ったよりもフランクな感じ。チビ二人を連れて行くのは少し迷惑だったかもしれないが、イヤな顔一つせず応対してくれた。
お鮨も美味しく、地元のネタを含めた「上にぎり」は絶品だった。伊勢志摩で美味しい魚を食べたい人にはお薦めです。娘が
「美味しくないお鮨は一つもなかったなあ」
と言っていた。私も同感である。
最後のイベントは
英虞湾クルーズ。
エスペランサ号(写真)に乗り、英虞湾を周遊した。子どもたちは、乗る前はたいそうワクワクしていたのだが、乗ったら5分で飽きた。船ってそんなものなのかもしれない。
以上、一泊二日にわたるパルケエスパーニャの旅でした。えらく長くなってしまった。
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