2012年11月16日金曜日

2012東京スポーツ杯2歳S、花園S オレの予想を聞いてくれよ

 マイルCSの前日は、東京で東京スポーツ杯、京都で花園Sが行われる。いつものごとく「この時期の2歳戦は何が来るかわからん」ということで花園Sを中心にしようかとも思ったのだが、先週、京王杯を当てたのに気をよくして、2歳戦を狙ってみる。

 東京スポーツといえば、芸能欄とエロ欄が充実した夕刊紙だ。関西では系列の大阪スポーツがある。こっちも大阪スポーツ杯というレースがあるのだが、こちらは1600万下の条件戦。えらく扱いが違うものだ。
 東京スポーツ杯は、ついこの前までは「1800 mという距離のわりにはなんだかクラシックに結びつかないなあ」という地味な重賞のイメージだった。ところが昨年の勝ち馬がダービーを制したように、ここ数年は出世レースになりつつあるようだ。さて今年はどうだろうか。

 本命は◎サトノノブレス。今をときめく池江厩舎の期待馬だ。前走は窮屈になりまともに追えなかったらしいが、それでも33.9秒の上がりで2着に食い込んだ。まともならここでも好勝負だろう。
 推奨穴馬はタカノハーバー。この時期の2歳戦は、新馬勝ち直後の馬は押えておくに限る。

 花園Sは◎マルカプレジオ。体質が弱く順調に使えなかった馬が軌道に乗ってきた。

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2012年11月13日火曜日

娘が5歳になりました

 先日、娘が5歳の誕生日を迎えた。娘が生まれてから、もう5年が経つのか。早いものだ。

 5歳ともなると、誕生日の数週間前からウキウキして仕方がないらしい。
「あと何日で誕生日かなあ」
と、毎日、指折り誕生日を待っていた。
 生まれた当初は、誕生日を楽しみに待つことができるようになるなんて想像もつかなかったなあ。それが今や、ひらがなを書いたり、簡単な足し算ができたり、保育所の様子を詳細に報告したり、成長したものだ。

 自分が子どもの頃は、人に会うたびに
「大きくなったねえ」
などと言われるのが不思議で仕方なかったが、今なら気持ちが分かる。子どもの成長を見るのは楽しい。

 親バカを承知で書くと、娘の偉いところは、家族との日々の生活など「日常」が大好きなことだ。
「いつまでも4人(弟もいます)で一緒に暮らしたいなあ」
などと折々に口にする。偉いねえ、優しいねえ。
 日常を楽しんで、前向きに生きていけるのは何事にも代え難いことだと思う。ともすれば日々の生活に飽いてしまう私もおおいに見習わなければならない。

 写真は、お母さんの手作りのプリキュアバースデーケーキが嬉しくて仕方ない娘。お気に入りのキュアビューティだ。



 弟のことも常に気にかけてくれる、優しいお姉ちゃんだ。これからも頼りにしてまっせ。今のまま、優しく前向きに育っていってください。

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2012年11月11日日曜日

2012エリザベス女王杯、武蔵野S、ファンタジーS、京王杯2歳S 予想の回顧

 土曜の京都メインはファンタジーS。本命◎プリンセスジャックは想定外の1番人気。スタートがひと息で中団後方の位置取りに。直線では外に持ち出してジリジリと迫るが首位争いには加われず、4着。もう少し前につけたかった。

 東京では京王杯2歳S。◎エーシントップは好発からスッと2番手につけるとピッタリと折り合う。ペースが予想外にスローだったことも味方し、直線ではズバッと弾けて見事に1着。ただ、最後はやや止まり加減だったことを考えると、距離延長はやや不安。2着のラブリーデイを押さえており、馬券は馬連をゲット。

 日曜は京都でエリザベス女王杯。本命◎ヴィルシーナは、3コーナーから手が動き始めて冷や冷やさせるが、しぶとく伸びて2着は確保。勝ちきれないが、実に堅実だ。相手筆頭の○フミノイマージンが後方のまま不発に終わったため、馬券はハズレ。重馬場が応えたのかだろうか。それにしてもまったく見せ場がなかった。

 武蔵野Sは◎ナムラビクターが良い手応えで直線を向き、逃げた馬の内を強引に突いて抜け出しをはかるが、最後は失速してブービーに惨敗。内を突いたときに何かアクシデントでもあったか。行き場がなかったのは分かるが、和田騎手はちょっと強引すぎたかもしれない。

 今週は4戦1勝。GIの連勝も途絶えたが、本命は連を確保した勢いを来週につなげていきたい。

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2012年11月10日土曜日

2012エリザベス女王杯、武蔵野S オレの予想を聞いてくれよ

 今週はエリザベス女王杯。3歳牝馬限定戦だった頃が懐かしい。その頃は2400 mだったらしいのだが、そういう記憶がない。なぜなのだろう。ずっと2200 mだったようなイメージだ。

 このレース、クイーンスプマンテのときのイメージが強烈で、荒れるレースという印象が強いが、その年以外は堅く収まっている。今年もその流れは続くと見た。
 今年は上位の3頭が抜けている、というかそれ以下のメンバーが極端に薄い。格上挑戦の馬が何頭もいて、しかもそれらの馬にちょろちょろ印のついているGIなど記憶にない。
 というわけで本命は◎ヴィルシーナ。ここで惜敗続きに終止符を打ちたいところ。少なくとも連は確保してくれるだろう。
 相手筆頭は○フミノイマージン。前走京都大賞典組の成績がよいこともあり、◎と同等の評価としたい。この2頭の馬券をガッツリと押さえる。
 三強のもう一頭、ホエールキャプチャは前2走がともに二桁着順なので評価を下げる。
 しいて挙げるなら、推奨穴馬はオールザットジャズ。登り馬に目を取られて、重賞勝ちのある実力馬が人気の盲点になっていないか。体が戻っていれば。

 武蔵野Sはナムラビクター。前走の勝ちっぷりが鮮やかだった。もう一丁。

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2012年11月9日金曜日

2012ファンタジーS、京王杯2歳S オレの予想を聞いてくれよ

 今週から有馬記念まで、7週間連続のGIだ。よい流れでGIに向かうためにも、土曜の予想をばっちり的中させたいものだ。

 土曜の京都メインはファンタジーステークス。KBS京都賞ということで、KBSの競馬中継が局地的に盛り上がりを見せる日だ。当日は、何か特別な仕掛けが用意してあるのだろうか。内炭重夫氏と井上泰司氏のダブルスペシャルゲストなどはどうだろうか、などと勝手妄想していたら、内炭氏は2006年に逝去されたらしい。知らなかった。あの飄々とした語り口が懐かしいなあ。謹んでご冥福をお祈りしたい。

 さて予想にいってみたい。
 この時期の2歳戦、何が来てもおかしくない。底を見せていない馬がゴロゴロいる。
 そんな中から本命は◎プリンセスジャック。前走を勝ったときに気づいたのだが、あのゴールデンジャックの娘だというではないか。ゴールデンジャックといえば四位騎手の出世馬(こんな言い方あるのかな)で、オークストライアル、オークスと続けて馬券を獲らせてもらったこともあり、応援していた馬だ。繁殖に上がってからは、初子のサイドワインダーこそ重賞を勝ったが、他の子はもうひとつパッとしない。
 そこへ出てきたのがプリンセスジャック。ここをステップに、お母さんへGIをプレゼントしてほしい。
 推奨穴馬は1戦1勝の3頭。負け知らずの馬は、人気がなくても押さえておくに限る。

 京王杯2歳Sはエーシントップ。追い切りで抜群の速力を見せたこの馬に期待したい。タメがきけば。

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2012年11月8日木曜日

書評 夏目漱石『坊ちゃん』(角川文庫)

 古典を侮ってはいけない。いや、私が勝手に苦手にしていただけなのだが…。

 少し前に読んだ芥川龍之介『羅生門・鼻』が面白かったので、調子に乗って夏目先生の本にも手を出してみた。何を読もうか迷ったのだが、選んだのは『坊ちゃん』。小学生の頃に児童書として読んだだけで、ちゃんと読んだことがなかったのだ。

 これがすこぶる面白かった。
「そんなこと知ってるよ」
という人が大半なのだろうが、私は知らなかった(読んでなかったから、当たり前なんだけど)。今まで、いわゆる「古典」に属する本は苦手にしていたのだが、なぜ苦手だったのだろう。本書を読んだ後では不思議で仕方がない。

 ストーリーについては説明の必要はないだろう。赤シャツや山嵐を初めとする個性的なキャラクターが繰り広げるドタバタ劇。当時はなかった「キャラが立っている」という言葉がぴったりくる。そして痛快なラストシーン。スカッと爽やかコ○コ○ラだ。
 また、「マドンナ」は一度しか登場しないにもかかわらず、その存在感の大さは何だ。「秘するが花」とはまさにこのことか。お見事。

「不朽の名作」という評価もなるほどである。また別の夏目作品にもチャレンジしてみたい。




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2012年11月7日水曜日

書評 根岸規雄『ホテルオークラ総料理長の美食帖』(新潮新書)

 2001年から2009年までホテルオークラ総料理長を務めた根岸氏が、その半生を振り返りつつ、ホテルの料理およびサービス全体の極意を語った本。こういう本はえてして自慢話や苦労話に陥りがちだが、まったくそうなっていないところが素晴らしい。

 ホテルオークラ開業時から同ホテルで腕をふるってきた根岸氏にしか書けないであろうホテルオークラの歴史、レシピの秘密、名物料理誕生の裏話などが次々と披露される。
 たとえば、今のフレンチレストランでは当たり前に使われるフォン・ド・ヴォーを、日本で最初に使い始めたのはホテルオークラなのだそうだ。ホテルオークラでは、開業後間もない1960年代に本場フランスから一流料理人を呼んできて、その料理を学ばせた。その一つがこのフォン・ド・ヴォーだというのだ。ホテルオークラの心意気が感じられる逸話である。
 その他にも、ダブルコンソメスープ、ローストビーフ、フレンチトースト、(長嶋茂雄氏の大好きな)アップルパイなど、数々の料理とそれにまつわるエピソードが紹介されている。ヨダレを流さずに読むことは不可能だ。決して電車では読まないことをお薦めする。

 さらに本書が素晴らしいのは、話題が料理にはとどまっていないところだ。料理に限らず、ホテルオークラのサービス全般についての思想も語られている。
 たとえば、予約を入れずに訪れた客から、失礼にならないように名前や住所を聞き出すにはどうすればよいか。それには、今でこそケータイにもその機能がついているが、当時はまだ高価だったある機器を使っていたのだそうだ。答えは本書の「11 お客様をお名前で呼ぶために」を読んでほしい。
 もちろん、根岸氏にはこういったサービス部門の経験はない。しかし、本書を書くためにわざわざサービス部門のOBなどに話を聞きにいき、その逸話を本書で紹介しているのだ。根岸氏の
「ホテルオークラの良さを知ってもらいたい」
という熱意が伝わってくる。

 本書を読めば、ホテルオークラで食事をして、一泊してみたくなる。誰か連れて行ってくれんかなあ。




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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...