2015年3月8日日曜日

【予想の回顧】弥生賞、大阪城S、チューリップ賞、オーシャンS(2015)

 今週は弥生賞。
 ◎ベルラップは好位からいい感じで直線を向いたが、バッタリ止まって9着。休み明けにしても負けすぎ。
 勝ったのはサトノクラウンベルラップと同じような位置から、こちらはズバッと伸びて1馬身半差の完勝。皐月賞の1番人気はこの馬になりそうだ。
 今日の結果から判断すると、ホープフルSと京都2歳Sのレベルは低かったのかもしれない。

 大阪城Sは◎エックスマークがいい手応えで4コーナーを回ったが伸びあぐねて5着。渋った馬場はよくなかったか。

 土曜は阪神でチューリップ賞。
 ◎ロカは懸念のスタートを決めると中団後方に待機。3コーナーから徐々に進出し、4コーナーでは外へ。進路もほぼスムーズに確保できたのだが、ズバッとは切れず、4着まで。惜しくも桜花賞の権利を逃した。もたれているのか、騎手に反抗しているのか、手応えほど弾けなかった印象。
 勝ったのはココロノアイ。中団から伸びて差し切った。ルージュバックの対抗1番手に躍り出たと言ってよいだろう。今回の結果から、アルテミスS、阪神JF、クイーンCのレベルが高かったことが伺える。これらのレースの上位馬には今後も注意が必要だ。

 中山ではオーシャンS。
 ◎ベステゲシェンクは予定通り後方待機。外を回って、直線では大外に。いい勢いで伸びたのだが、前には残られ、後ろには差されて3着。重賞でも十分に通用することを示したが、馬券はハズレ。

 今週は4戦全敗。トホホ…。

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2015年3月7日土曜日

【予想と与太話】弥生賞、大阪城S(2015)~オレも重賞勝ち馬~

 今週は中山で弥生賞、阪神で大阪城Sが行われる。
 弥生賞はいわずとしれたスーパートライアル。ここで上位に来た馬がその後に続々とGIを勝っている。昨年もここを2着のワンアンドオンリーがダービーを制したのは記憶に新しいところ。

 今年もこの中からGI馬が出ることは確実だろう、と思わせるメンバーが揃った。重賞勝ち馬が実に7頭。2歳の重賞が増えた結果とはいえ、3歳のこの時期にしては「超」のつくハイレベルのレースと言ってよいだろう。このレースの結果で、ここまでの重賞で、どのレースのレベルが高かったのか(もしくは低かったのか)が分かるだろう。

 この豪華メンバーの中から、本命は◎ベルラップ。使いつつ力をつけ、5走目の前走で重賞を制覇した。そのときにお世話になったこともあり、ここはもう一度本命に推す。その前走のレベルが疑問視されているようだが、その評価をひっくり返すような激走を期待したい。中山2000 mは合いそう。
 推奨穴馬はジャストフォーユー。唯一の1勝馬だが、単騎逃げが見込めるここは、粘り込みがあるかも。

 大阪城Sは人気でもエックスマーク。ハンデ、相手、ともに恵まれた。

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2015年3月6日金曜日

【予想と与太話】チューリップ賞、オーシャンS(2015)~あえて傾向を無視~

 今週からクラシックのトライアルが始まり、それとともに気温も上昇。春が近づいている。

 そんな土曜は阪神でチューリップ賞が、中山でオーシャンSが行われる。今週は、重賞が土曜に2鞍、日曜に1鞍という変則的な日程。弥生賞とチューリップ賞の牡・牝トライアルを同日に行わないという配慮なのだろうが、それなら弥生賞を土曜に、チューリップ賞とオーシャンSを日曜にするほうが分かりやすいと思うのは私だけだろうか。

 レースにいってみたい。
 チューリップ賞は、押しも押されぬ桜花賞のメインステップレース。なぜかGIIIだが、来週のフィリーズR(GII)よりも格は上と断じてよいだろう。
 阪神競馬場が改修された2007年以降は、前年の阪神JFで連対した馬が登場し、人気して期待に応えるというパターンが定着している。今回、それに当てはまるのは○レッツゴードンキ。2戦2勝の新星が人気して、こちらのオッズが上がるようならお買い得だ。
 しかし今年は、それ以上に狙いたい馬がいる。本命は◎ロカ。期待の素質馬が、今回は初めてビシッと追い切り、全力で権利を取りに来た。本番にお釣りが残るかどうか心配だが、このレースに限ってはプラスに働くだろう。和田騎手には悪いが、乗り替わりも魅力。スタートを決めて、まっすぐ走れば圧勝も。
 推奨穴馬はノーブルリーズン。底を見せていない馬は押さえるに限る。

 オーシャンSは◎ベステゲシェンクが本命。前走は昇級初戦で強敵相手に善戦した。もうひと押しを期待。

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2015年3月5日木曜日

【書評】宮尾しげを『すし物語』(講談社学術文庫)

現代すし本の原点ともいえる古典的名著


 1960年初版刊行の、すし本の古典的名作。すしの食べ方、すしねた、にぎり方から、すしの歴史やすしの登場する落語などの豆知識まで網羅した、すし大事典である。江戸文化研究家の著者が豊富な文献をあたって書いた本であり、資料的な価値も高い。こういう本が新たなレーベルで復刊されるのは、喜ばしいことだ。

 刊行当時は、冷蔵・冷凍技術が現在ほど発達していなかったなど、現在とはいろいろ異なる点も多い。たとえばウニは、当時はおもに巻物のねただったようだ。軍艦巻きという手法が、まだ登場していなかったのだろう。マグロもいまほど高級ではなく、漁船で冷凍するという技術もなかったため、いまとはずいぶん食べ方も違ったようだ。こういう違いを知るのも楽しい。
 もちろん古いばかりではなく、いまでも通用することがたくさん書いてある。たとえばガリは、その頃から外注品が出回りはじめたそうだ。本書ではそれを
「ちゃんとしたすし屋なら、自分で作るべし」
と厳しく批判する。なるほど、その通りだ。
 何を守って、何を変えていくのか。すし屋だけでなく、すべての業界に共通のテーマだろう。そういう目で読むのも楽しい。
「女性よりも男性が握ったすしのほうが美味い気がする」
「箸で食べるなどもってのほか」
など、ちょっとどうかなあと思う記述も見られるが、時代の違いということにしておきたい。

 本書が刊行されてから50年以上が経過したが、すしはいまでも日本の国民食だ。海外にも「Sushi」が広まり、回転寿司の店があちこちにできた。そんな現代すし事情を見たら、宮尾氏はどう感じるだろうか。
「そんなのは、すしじゃない」
と思うんだろうか。いや、きっとそうではなく
「みんながいろんな形ですしを楽しめる、いい時代じゃないか」
と仰るに違いない。




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2015年3月4日水曜日

【書評】アラン・ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』(創元推理文庫)

11歳のリケジョ(理系女子)が父の疑念を晴らす


 主人公は11歳の少女。しかし、普通の少女ではない。とんでもない化学オタクなのだ。母を亡くし、二人の姉とは折り合いが悪く、自宅の化学実験室にこもってバーナーやフラスコと戯れるのが好きという、よく言えばリケジョ、悪く言えば化学オタクの少女。特に好きなのが毒物で、植物を蒸留して毒を作るのが大好きというところが、オタクぶりに輪をかけている。
 かなり異質な主人公なのだが、そこが本作のキモ。「可憐」などの言葉とは対極にあるオタク少女の奮闘ぶりが描かれる。
 さまざまな物質の変化(これが化学の本質だ)から、偉大な化学者の豆知識まで、随所に「化学」が登場する。はっきり言って、とても「怪しい」雰囲気だ。

 しかしミステリーの本筋と化学は切り離されており、化学が理解できなくても全く問題ない。濡れ衣を着せられた父を救うべく、末娘が立ち回り、事件は少しずつ明らかになっていく。父の少年時代に何があったのか。鍵を握るのは、ある切手。それらがつながったとき、全てのピースがあるべきところに収まる。
「じゃあ、化学は別にいらないじゃん」
と思うことなかれ。本筋に化学が色を添えることにより、ストーリーが呼吸し、動き出すのだ。
「スイヘーリーベー…何だったっけ」
という人にも十分に楽しめる小説に仕上がっている。

 一つ残念だったのは、上記とは矛盾するが、事件と化学がほぼ全くかかわりがないことだ。事件の謎を解く鍵に化学が少しでもかかわっていれば「化学ミステリー」という称号(?)を与えられたのだが。それは自作に期待したい。




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2015年3月3日火曜日

2015年のひな祭り~娘は小学1年生~

 わが家はマンションということもあり、娘(小1)のひな人形はごく簡単なもの(といっても、値段はそれなりですが)。スペースが狭く、おひな様にもお内裏様にも申し訳ないが、我慢してくだされ。

ひな人形、小学1年生

 飾っている最中に息子(4歳)が、お内裏様が刀を持っていることを発見。
「この人は闘う人なん?」
「敵はだれ?」
「仲間はいるの?(←ニンニンンジャーの見すぎ)
などとしつこく聞いてくるのだが、お内裏様は貴族だからたぶん闘わないよなあ…。どうして刀を持ってるのだろう。お主、なかなか鋭いな。

 晩ご飯はもちろんちらし寿司。お母さんのお手製ちらし寿司を美味しく食べた。もうすぐ2年生か。早いなあ。

ひな祭り、ちらし寿司

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年少組の息子の発表会~ギリギリで乗り切った~

 先日、息子の通っているこども園の発表会があった。年少組の息子は、年明けから練習していたダンスを披露。

トラック野菜便

「トラック野菜便」という曲に乗せて、しっかりと踊っていた。大きくなったもんだ。息子は4月生まれということもあり、周りのみんなよりも少し上手なようだ(親のひいき目かも…)。
 昨年(2歳児クラスのとき)はもっとバラバラで、ただ立っているだけのお友達も多かったのだが、今年はみんなでトラックを動かしたり、場所を入れ替えたりと、格段に上手になっていたのが印象的だった。1年でずいぶん成長するものだ。
 最後は全学年で「ともだち賛歌」を演奏して終了。お疲れ様でした。

ともだち賛歌

 また、息子のこども園は今年から移転しており、新園舎で初めての発表会でもあった。広くてきれいな新園舎はなかなかいい感じだ(家から遠くなったのは痛いんだけど…)。

 実は息子は一週間ほど前からカゼ気味で、発表会の2~3日前ごろからは悪化しはじめており、いつ熱が出てもおかしくない感じだった。しかし熱を出すことはなく、何とか本番を乗り切ることができた。ずいぶん体力や抵抗力もついてきているのだろう。よく頑張りました。

 その後は一家4人でココイチへ。息子は子ども用のセットを軽く完食。娘(小1)は
「今日は絶対カツカレーにする」
と息巻いていたのだが、メニューを見るとコロッと心変わりして、つくねと半熟卵のカレーに。ご飯は控えめ(200 g)にしたのだが、それでも多かったようで
「お腹がはち切れる~」
と苦しんでいた。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...