今週はエルムS。
◎ピオネロはスタートしても進んでいかず、後方から。想定外だ。札幌のダートで大外を回しては届くはずもなく、人気を裏切る7着。滞在競馬は合わないのだろうか。ガッカリだ。
勝ったのはロンドンタウン。人気のテイエムジンソクをマークして、グイッとかわした。-14 kgがよかったのかもしれない。
新潟では関屋記念。
◎ウインガニオンは逃げたアルターズアポジーの直後につけた。予定通りだ。そのまますんなりと4コーナーへ。あとは逃げ馬をかわすだけだったのだが、マルターズアポジーが予想外の粘り腰を見せて逃げ切った。ウインガニオンは何とか3着馬の追撃を振り切って2着を死守したが、馬券はハズレ…。
土曜は小倉で阿蘇S。
◎メイショウウタゲは4、5番手と絶好の位置取り。4コーナーで外を回したが、内からブライトアイディアにはじき飛ばされてバランスを崩し、武豊騎手は追うのをやめてしまった。不完全燃焼の8着。ブライトアイディアの鮫島良騎手はおとがめなしだったのだろうか…。
勝ったのはコパノチャーリー。2番手から抜け出して後続の追撃をハナ差でしのいだ。
今週は3戦0勝。他もポツポツではトータルはマイナス。小倉開催が始まってから、深刻な状態だ…。
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2017年8月13日日曜日
2017年8月12日土曜日
【中央競馬予想と与太話】関屋記念、エルムステークス(2017)~第1回の勝ち馬は~
今週は小倉では重賞はなく、新潟で関屋記念が、札幌でエルムSが組まれている。
エルムSは最初の1回だけシーサイドSという名前で函館で行われた。この1996年の勝ち馬がキョウトシチー。クラブ法人の友駿ホースクラブの持ち馬だった。○○シチーという馬名をつけるクラブで、90~00年代はこのキョウトシチーをはじめ、タップダンスシチーやエスポワールシチーなどが活躍していた。しかし近年は、2013年のグランドシチーによるマーチS制覇を最後に重賞勝ちもなく、厳しい状況のようだ。
クラブ法人もマイネルやタイキが低迷し、社台グループのひとり勝ち状態が続いている。社台グループの企業努力には敬意を払うが、寡占に近い状態が続くのは競馬界にとってあまりよくないだろう。どこかライバルが出てきてほしいものだ。
レースにいってみたい。
本命は◎ピオネロ。テイエムジンソクが人気を集めそうだが、実績はこちらが上。なかなか勝ちきれないが、いつも崩れずに上位に入る安定株。軸には最適だ。札幌は2歳時の札幌2歳S以来でダートははじめて。不安もあるが、小回りがよい方向に出ないか。
推奨穴馬はクリノスターオー。エルムSの常連。
関屋記念は◎ウインガニオンが本命。新潟の芝は前残りの馬場のようだ。
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エルムSは最初の1回だけシーサイドSという名前で函館で行われた。この1996年の勝ち馬がキョウトシチー。クラブ法人の友駿ホースクラブの持ち馬だった。○○シチーという馬名をつけるクラブで、90~00年代はこのキョウトシチーをはじめ、タップダンスシチーやエスポワールシチーなどが活躍していた。しかし近年は、2013年のグランドシチーによるマーチS制覇を最後に重賞勝ちもなく、厳しい状況のようだ。
クラブ法人もマイネルやタイキが低迷し、社台グループのひとり勝ち状態が続いている。社台グループの企業努力には敬意を払うが、寡占に近い状態が続くのは競馬界にとってあまりよくないだろう。どこかライバルが出てきてほしいものだ。
レースにいってみたい。
本命は◎ピオネロ。テイエムジンソクが人気を集めそうだが、実績はこちらが上。なかなか勝ちきれないが、いつも崩れずに上位に入る安定株。軸には最適だ。札幌は2歳時の札幌2歳S以来でダートははじめて。不安もあるが、小回りがよい方向に出ないか。
推奨穴馬はクリノスターオー。エルムSの常連。
関屋記念は◎ウインガニオンが本命。新潟の芝は前残りの馬場のようだ。
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2017年8月11日金曜日
【中央競馬予想と与太話】阿蘇ステークス(2017)~熊本と言えば~
お盆を控え、うだるような暑さが続く。人馬とも、体調管理には気をつけたい。
そんな土曜の小倉メインは阿蘇ステークス。一昨年から土曜のメインになったレースだ。阿蘇は熊本の名峰で、熊本と言えば馬刺し。競馬好きの人には馬肉を食べない人もいるが、私は好物だ。昨年に熊本に出張した際は、デパ地下で買った馬肉をつまみにホテルの部屋でひとり晩酌するという贅沢なひとときを堪能した。WIN5を的中させて、次回は専門店で食事したいものだ。
レースにいってみたい。
オープン特別のハンデ戦。トップハンデが56 kgと、ハイレベルとは言い難いメンツと言ってよいだろう。本命は◎メイショウウタゲ。休み明けの前々走は、8番人気の低評価を覆して快勝。前走も距離不足の重賞で掲示板に踏ん張った。夏の小倉は得意の舞台。初コンビの武豊騎手を背に、突き抜けてほしい。
推奨穴馬はトラキチシャチョウ。叩き2走目で。
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そんな土曜の小倉メインは阿蘇ステークス。一昨年から土曜のメインになったレースだ。阿蘇は熊本の名峰で、熊本と言えば馬刺し。競馬好きの人には馬肉を食べない人もいるが、私は好物だ。昨年に熊本に出張した際は、デパ地下で買った馬肉をつまみにホテルの部屋でひとり晩酌するという贅沢なひとときを堪能した。WIN5を的中させて、次回は専門店で食事したいものだ。
レースにいってみたい。
オープン特別のハンデ戦。トップハンデが56 kgと、ハイレベルとは言い難いメンツと言ってよいだろう。本命は◎メイショウウタゲ。休み明けの前々走は、8番人気の低評価を覆して快勝。前走も距離不足の重賞で掲示板に踏ん張った。夏の小倉は得意の舞台。初コンビの武豊騎手を背に、突き抜けてほしい。
推奨穴馬はトラキチシャチョウ。叩き2走目で。
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2017年8月6日日曜日
【中央競馬予想の回顧】小倉記念、レパードS、九州スポーツ杯(2017)
今週は小倉記念。
◎バンドワゴンはモッサリとしたスタートだったが、大外枠が幸いしてすんなりハナにたった。そのまま3コーナーへ。
「よしよし」
と思っていたら、すぐ後ろのヴォージュとストロングタイタンが早めにプレッシャーをかけてきた。
「おいおい、やめてくれ~」
という願いが届くはずもなく、この3頭はすべて掲示板外へ脱落。結果論だが、人気のストロングタイタンに騎乗していた川田騎手の仕掛けが早すぎた。
勝ったのはその3頭の後ろでジッとしていたタツゴウゲキ。内を突いて、ハナ差の勝負をものにした。代打、秋山騎手の好騎乗。
新潟ではレパードS。
◎スターストラックは中団の後ろあたりから、徐々にポジションを上げていく。3コーナー過ぎからは、早くも手綱が激しく動き始める苦しい形だったが、じわじわ伸びて8着。もっと溜めてもよかったのでは、というのは結果論か。
勝ったのはローズプリンスダム。内のインでじっと我慢し、直線で外に持ち出すと、矢のように伸びて、逃げた2着馬を1馬身1/4かわして見事に1着。鞍上の木幡巧騎手は嬉しい重賞初制覇。
土曜は九州スポーツ杯。
◎ディアエナは7、8番手と思ったよりも後ろの位置取り。4コーナーで進路を切り替えるロスがあっては勝ち負けには加われず、8着まで。前につけてほしかった。パドックでも少し覇気がないように見えたし、体調ももう一つだったか。
勝ったのはスノーエンジェル。逃げて穴を開けた。前に行く馬が有利という予想はよかったのだが、まさかこの馬が行くとは…。
今週は3戦0勝。他もダメでトータルもマイナス。夏バテだ。
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◎バンドワゴンはモッサリとしたスタートだったが、大外枠が幸いしてすんなりハナにたった。そのまま3コーナーへ。
「よしよし」
と思っていたら、すぐ後ろのヴォージュとストロングタイタンが早めにプレッシャーをかけてきた。
「おいおい、やめてくれ~」
という願いが届くはずもなく、この3頭はすべて掲示板外へ脱落。結果論だが、人気のストロングタイタンに騎乗していた川田騎手の仕掛けが早すぎた。
勝ったのはその3頭の後ろでジッとしていたタツゴウゲキ。内を突いて、ハナ差の勝負をものにした。代打、秋山騎手の好騎乗。
新潟ではレパードS。
◎スターストラックは中団の後ろあたりから、徐々にポジションを上げていく。3コーナー過ぎからは、早くも手綱が激しく動き始める苦しい形だったが、じわじわ伸びて8着。もっと溜めてもよかったのでは、というのは結果論か。
勝ったのはローズプリンスダム。内のインでじっと我慢し、直線で外に持ち出すと、矢のように伸びて、逃げた2着馬を1馬身1/4かわして見事に1着。鞍上の木幡巧騎手は嬉しい重賞初制覇。
土曜は九州スポーツ杯。
◎ディアエナは7、8番手と思ったよりも後ろの位置取り。4コーナーで進路を切り替えるロスがあっては勝ち負けには加われず、8着まで。前につけてほしかった。パドックでも少し覇気がないように見えたし、体調ももう一つだったか。
勝ったのはスノーエンジェル。逃げて穴を開けた。前に行く馬が有利という予想はよかったのだが、まさかこの馬が行くとは…。
今週は3戦0勝。他もダメでトータルもマイナス。夏バテだ。
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2017年8月5日土曜日
【中央競馬予想と与太話】小倉記念、レパードS(2017)~私のブログに触発された?~
今週は小倉で小倉記念が、新潟でレパードステークスが組まれている。
今年の京都新聞杯の予想のときに触れた馬がナイスネイチャ。そのナイスネイチャが小倉記念を3歳時に勝利して秋につなげたことも書いた。小倉記念と聞いてナイスネイチャを思い出すのは私だけではないらしく、今週、こんな記事を目にした。
小倉記念で思い出す、「善戦マン」 ナイスネイチャが輝いていたあの夏
さすがはプロの物書き。上手に書くなあ。新山氏がこの記事を書いた動機は、私のブログに触発された訳ではなく、おそらくナイスネイチャの母のウラカワミユキが亡くなったことであろう。ナイスネイチャはまだ元気らしいし、渡辺牧場に行ってみたいものだ。
レースにいってみたい。
近走の成績が冴えない馬が多く、前走でOPクラスで掲示板に載ったのは2頭だけで、しかもいずれも5着。いかにも真夏のハンデ重賞らしいとは言えるかもしれない。
本命は◎バンドワゴン。長期休養明けの後も休み休みしか使えなかったが、それでも条件戦を卒業。力はたしかだ。前走はGIIで人気を裏切ったが、早い上がりを要求されるレースは向かなかった。今回はハナを切って、よどみのないペースに持ち込んでほしい。
推奨穴馬はケイティープライド。着順は悪いが、それほど負けていない。
レパードSは◎スターストラックが本命。1000万条件を勝った馬がよくくる。
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今年の京都新聞杯の予想のときに触れた馬がナイスネイチャ。そのナイスネイチャが小倉記念を3歳時に勝利して秋につなげたことも書いた。小倉記念と聞いてナイスネイチャを思い出すのは私だけではないらしく、今週、こんな記事を目にした。
小倉記念で思い出す、「善戦マン」 ナイスネイチャが輝いていたあの夏
さすがはプロの物書き。上手に書くなあ。新山氏がこの記事を書いた動機は、私のブログに触発された訳ではなく、おそらくナイスネイチャの母のウラカワミユキが亡くなったことであろう。ナイスネイチャはまだ元気らしいし、渡辺牧場に行ってみたいものだ。
レースにいってみたい。
近走の成績が冴えない馬が多く、前走でOPクラスで掲示板に載ったのは2頭だけで、しかもいずれも5着。いかにも真夏のハンデ重賞らしいとは言えるかもしれない。
本命は◎バンドワゴン。長期休養明けの後も休み休みしか使えなかったが、それでも条件戦を卒業。力はたしかだ。前走はGIIで人気を裏切ったが、早い上がりを要求されるレースは向かなかった。今回はハナを切って、よどみのないペースに持ち込んでほしい。
推奨穴馬はケイティープライド。着順は悪いが、それほど負けていない。
レパードSは◎スターストラックが本命。1000万条件を勝った馬がよくくる。
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2017年8月4日金曜日
【中央競馬予想と与太話】九州スポーツ杯(2017)~都井岬の御崎馬~
夏の甲子園の組み合わせも決まり、夏本番だ。わが子たちも祖父母(私の両親)の家で1週間お世話になった。よい思い出にしてほしいものだ。
そんな土曜の小倉メインは九州スポーツ杯、そして9Rに組まれているのが都井岬特別だ。都井岬とはどんなところなのか、まずはJRAの特別レース名解説を見てみた。
なるほど、お馬さんつながりでレース名になっているようだ。御崎馬はポニーの一種で、江戸時代に軍馬の育成のためにこの地に放牧された。周年放牧(ほとんどほったらかし)で育てられていた馬が代々つながって今に至り、現在はほとんど野生の状態なのだそうだ。
勉強になりました。いちど、行ってみたいものだ。
レースにいってみたい。予想は九スポ杯を取りあげる。
芝1200 mの1000万条件戦。メインが1000万条件とは、夏競馬モード全開だ。本命は◎ディアエナ。1000万クラスでは0-0-1-5と苦戦しているが、ここ3走は僅差で走っている。特に前走は、1着からクビ、ハナ、アタマ、ハナ差とタイム差なしの5着に頑張った。小倉は1分7秒9の好時計勝ちもあり、得意の舞台。スローペース見込みで、展開も向きそう。
ディアエナがそれほど人気しそうにないので、これを推奨穴馬としておく。
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そんな土曜の小倉メインは九州スポーツ杯、そして9Rに組まれているのが都井岬特別だ。都井岬とはどんなところなのか、まずはJRAの特別レース名解説を見てみた。
都井岬(といみさき)は、宮崎県南端、日向灘と志布志湾とを分ける岬。日南海岸国定公園に属し、天然記念物である小型の御崎馬やニホンザルが生息している。
なるほど、お馬さんつながりでレース名になっているようだ。御崎馬はポニーの一種で、江戸時代に軍馬の育成のためにこの地に放牧された。周年放牧(ほとんどほったらかし)で育てられていた馬が代々つながって今に至り、現在はほとんど野生の状態なのだそうだ。
勉強になりました。いちど、行ってみたいものだ。
レースにいってみたい。予想は九スポ杯を取りあげる。
芝1200 mの1000万条件戦。メインが1000万条件とは、夏競馬モード全開だ。本命は◎ディアエナ。1000万クラスでは0-0-1-5と苦戦しているが、ここ3走は僅差で走っている。特に前走は、1着からクビ、ハナ、アタマ、ハナ差とタイム差なしの5着に頑張った。小倉は1分7秒9の好時計勝ちもあり、得意の舞台。スローペース見込みで、展開も向きそう。
ディアエナがそれほど人気しそうにないので、これを推奨穴馬としておく。
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2017年8月2日水曜日
【書評】池上彰『はじめてのサイエンス』(NHK出版新書)
知っておきたい科学知識を池上流に分かりやすく解説
何でも分かりやすく解説してしまう池上氏が、サイエンスを解きほぐした本。序章でまず「科学とはどういう営みか」を解説し、土台を整える。そして、1章から順に物理学、化学、生物学、医学、地学、環境科学が易しく語られる。
それぞれの章では、各分野の全体像が述べられるわけではなく、身近ないくつかのトピックに絞って解説されるため、とても分かりやすい。たとえば物理学では原発、化学では水素エネルギー、生物学では遺伝子組換えなど、社会にかかわるトピックがおもに取りあげられている。最終的には各分野と社会のかかわりに話は行き着き、科学が身近に感じられる流れになっている。
科学そのものの説明も分かりやすいのだが、池上氏の真骨頂はやはり科学と社会のかかわりの部分。さまざまな科学研究や科学的知見が、どのように社会とかかわり、社会に影響を与えているのか。また逆に、社会がどのように科学に影響しているのか。このあたりの説明は相変わらずお見事。
最低限の科学的知識を持つことがいかに大切かよく分かる。池上氏のかみ砕いた説明により、マイナスイオンや水素水、あるいは健康食品などに惑わされないような科学知識を身につけたいものだ。
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