2019年5月6日月曜日

【読書メモ】中橋孝博『日本人の起源─人類誕生から縄文・弥生へ─』(講談社学術文庫)

 いわゆる「日本人」の成り立ちを、最新の知見をまじえて解説した良書。前半は人類、すなわちホモ族誕生までの進化の歴史が描かれる。チンパンジーなどの霊長類と分かれてから、たくさんのホモ族が誕生し、世界へ拡散した様子がよく分かる。しかし、その詳細は不明な点も多く、鍵となる化石の発見が待たれているそうだ。
 そして、数十万年前にわれわれホモ・サピエンスが誕生。アフリカで誕生したホモ・サピエンスが世界に拡散したという説が有力だが、これもまだ決定的ではないらしい。

 後半は日本が舞台。現在のいわゆる「日本人」が、どのように形成されていったのかが書かれている。とはいえ、こちらもまだ分かっていないことがたくさんあるのだそうだ。定説では、数万年前に縄文系の人類が、ホモ・サピエンスとしては初めて日本列島に入り、数千年前に稲作技術を携えた弥生系の人類と混血しつつ置き換わっていき、現在の日本人になったと言われている。
 この定説が有力ではあるのだが、これもまだ決定的ではないらしい。縄文人が「進化」していまの日本人になったという説もまだ残っているのだ。また、渡来した弥生系の人類の出身地や大規模な渡来の回数などについては、いまでもさまざまな説がある。

 これらのことが、最新の知見を含めて解説されている。つい最近分かったことも数多く紹介されていて、興味深く読めた。

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2019年5月5日日曜日

【中央競馬予想の回顧】NHKマイルカップ、京都新聞杯(2019)

 今週は令和最初のGI、NHKマイルC。
 ◎アドマイヤマーズはスタートで後手。これは痛い。中団から徐々にポジションを上げ、直線へ。外をジリジリ伸びて抜け出した。最後は半馬身差をつけて見事に勝利。長くいい脚を使った。
 馬券は2着のケイデンスコールを押さえておらず、ハズレ…。

 土曜は令和最初の重賞、京都新聞杯。
 ◎タガノディアマンテは何と1番人気。レースでは前につけ、馬なりで前に並びかける。いい感じに見えたが、逃げ馬をかわせず、最後は後ろにもドドッと差されて5着。物足りない内容だった。
 勝ったのはレッドジェニアル。一頭だけ違う脚で伸びて差しきった。全くノーマーク。

 今週は2戦0勝。他もダメでトータルはマイナス。令和初日から躓いた…。

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2019年5月4日土曜日

【お父さんの週末料理】2019年4月27~30日~10連休前半戦~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代半ば)、母(年齢非公表)、娘(小6)、息子(小3)の4人。

 平成→令和の改元に伴う10連休の前半戦。

 4月27日(土) 
朝と昼は妻が作ってくれた。

◆晩ご飯◆
 鶏肉ハンバーグを作った。小松菜で嵩(かさ)を増した、増しバーグ。普通に好評だった。翌日の朝ご飯分も、たくさん作った。
 他はサラダ、鶏ネバー、コンソメスープ、餅米入り五穀米。今回の鶏ネバーは、娘の好物の納豆昆布バージョン。

鶏肉増しバーグ

 4月28日(日) 
私の野球の試合に娘と息子がついてきてくれたので、朝は電車で食べ、昼は試合後に外食した。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は野球の試合に向かう電車で食べた。昨日の残りの鶏肉ハンバーグと、おにぎり、キュウリ。
 昼は野球の試合が終わってから、なか卯へ。娘と私は親子丼(娘はミニサイズ)、息子はカレーを食べた。カレーがけっこう高い(とはいえ690円ですが…)のに驚いた。

なか卯のプレミアムビーフカレー

◆晩ご飯◆
 スーパーで鯛あらが198円。即買いしてあら炊きにした。頭はいつも通り、娘と私が担当。息子も、ずいぶん上手に魚を食べられるようになってきた。子どもたちは、鯛のあら炊きは「魚の中では、まあまあ好き」だそうだ。
 他はサラダ、鶏ネバー、味噌汁、餅米入り五穀米。

鯛のあら炊き。娘は目玉が好物

 4月29日(月・祝) 
◆朝・昼ご飯◆
 朝はトビウオを焼いたが不評。硬いとか骨が多いとか、いまいちの評価だった。焼き過ぎてパサついたのかもしれない。早起きの妻からは「もっと早く朝ご飯を出せ」的なクレームも食らった…。
 他はサラダ、鶏ネバー、味噌汁、餅米入り五穀米。
 昼と夜は、小麦粉を麺と餃子の皮に使う、娘の好物。娘にタネを作ってもらい、昼は娘の希望で、うどんではなくワンタン麺風にした。それなりに好評だったが、朝が遅かったため「お腹がいっぱいや…」だそうだ…。
 他はサラダ。

トビウオ。焼き過ぎたのか、やや不評

ワンタン麺風

◆晩ご飯◆
 昼に娘が作ったタネを、餃子の皮に転用。具を包むのは娘も手伝ってくれた。モヤシを底に敷いて餃子を載せて、さらにキャベツをかぶせて蒸し焼き風に仕上げた。モチモチ餃子はいつも好評だ。たっぷり野菜とともに、ポン酢で堪能した。餃子が多すぎてくっついてしまったのは改善点。
 他はサラダ。

モチモチ蒸し餃子

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【中央競馬予想と与太話】NHKマイルカップ(2019)~平成最初の勝ち馬~

 今週は令和最初のGI、NHKマイルカップが行われる。平成元年にはまだなかったレースで、当時は前身のNHK杯が行われていた。
 平成最初のNHK杯の勝ち馬がトーワトリプル。前走の条件戦を勝ち、ダービートライアルのここに駒を進めてきた。1600 mまでしか勝利のない馬が人気するはずもなく、11番人気。しかし、この低評価をあざ笑うかのように、まんまと逃げ切って穴を開けた。2着にも10番人気のリアルバースデーが入ったが、当時は枠連しかなく、3000円台の配当。3連単があれば、えらいことになっていただろう。
 次走のダービーでも、トーワトリプルが4着、リアルバースデーが2着に健闘した。ちなみに勝ったのはウィナーズサークルだ。

 レースにいってみたい。
 ステップが多様で、力の比較がしづらい。本命は◎アドマイヤマーズ。皐月賞は2番人気を裏切ったが、0.4秒差の4着なら及第点。距離短縮はもちろん大歓迎。リベンジに燃えるグランアレグリアを返り討ちにしてほしい。
 推奨穴馬は多めの3頭。内からプールヴィル、イベリス、ファンタジスト。重賞勝ち馬の人気がない。

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【目指せサブ3】45歳でランニングを始めました(2019年4月の記録)

 2017年7月、45歳を目前に、突如ランニングを始めた(現在は46歳)。2018年2月の初マラソンでサブ4を、3月の2度目でサブ3.5を、翌シーズン2018年11月の3度目でサブ3.1(3時間10分)を達成。現在はサブ3を目標にトレーニング中。
 腸脛靱帯炎から復帰。4月からランニングを再開した。4月は1日が月曜だったため、6日の土曜日から再び走り始めた。まだリハビリ段階。焦らず進めよう。

◆総 評◆
 月間走行距離は95 kmと、100 kmには少し届かなかった。故障明けの月としては、こんなものか。気温が上がってきたこともあるのか、腸脛靱帯に違和感はない。何よりだ。

◆スピード系◆
 腸脛靱帯炎はスピードを出すのは大丈夫なので、インターバル走や短い距離のペース走を中心にした。
 キロ4:40のペースから始め、月末には、1 km×5本のインターバル走なら4:10を切るところまで、10 km走なら4:30まで上がってきた。まだ全力で追い込んではいないが、このペースでもけっこうキツい。
 距離は徐々にしか伸ばせないので、夏まではスピード系のトレーニングを中心にやっていこう。

◆ジョグ◆
 腸脛靱帯炎は距離(正確には歩数)が痛みの原因になるので、ジョグの距離は慎重に伸ばしている。まずは7 kmから始め、10 kmに伸ばし、月末には60分(約11 km)まで来た。
 10 kmのペース走のときは、その前後にアップとダウンでジョグを入れるので、合計で15 km程度を走った。それでも特に違和感は出ていないので、5月はジョグも15 kmまで伸ばしてみようと思う。20 kmのジョグが、普通にできるようになるのが当面の目標。

◆筋トレ◆
 同じ日にランニングに加えて筋トレもするのは、まだ少し怖いので、ランニングが2日以上開くときに筋トレを入れている。ランニング休止期間に比べて回数が減ってしまったが、徐々に増やしていきたい。
 近所に月3000円のジムがあるのだが、木曜が休みなのが難点…。「1日でランニング+筋トレ」ができるようになれば、再び入会を考えよう。

◆まとめ◆
 復帰1カ月目としては、まずまずか。故障箇所に違和感がないのは何よりだ。ようやく、恐る恐る走らなくてもよくなった。
 距離はともかく、スピードはかなり負荷をかけても大丈夫そうだ。インターバル走やペース走は、なるべく追い込もう。
 一方、距離とトレーニング頻度は徐々に増やしていくのがよいだろう。5月は、走るのは多くても週4日にとどめ、ジョグの距離も15 kmを上限にする予定。その分、スピードと筋力のアップに励みたい。

 先日、小出義雄氏が死去されたとき、有森裕子さんが
「故障すると『有森、なんで?と思うな。せっかく、と思え』と。意味のないことなんて、なにもないんだ」
という言葉が印象に残っているとコメントしていた。励みになって、元気が出た。
 私も、せっかく故障したんだから、その経験を生かして、より走力を高めていきたいものだ。

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2019年5月3日金曜日

【中央競馬予想と与太話】京都新聞杯(2019)~超良血のダービー馬~

 改元に伴う10連休で曜日感覚がないが、競馬があると土曜の気分になる。そんな令和最初の土曜は京都で京都新聞杯が組まれている。

 京都新聞杯が菊花賞トライアルの時期から5月に移ってきて、はやくも20年。トライアルの青葉賞よりも、ダービーとの結びつきが強い。ずっと関西馬が強かったことと無関係ではないだろう。
 最後の菊花賞トライアルとなった、1998年の勝ち馬がアドマイヤベガ。父サンデーサイレンス、母ベガという、日本の至宝とも言える超良血馬だ。
 ナリタトップロードとの大接戦を制してダービー馬となり、迎えた秋初戦がこのレースだった。1番人気はナリタトップロードに譲ったが、レースではダービーに続いてクビ差で勝利。貫禄を見せた。次走の菊花賞は距離も長かったのか6着に破れ、それが引退レースになってしまった。
 4世代しか子を残せなかったこともあり、種牡馬としてはいまいちパッとしなかった。父系がつながらなかったのは残念。

アドマイヤベガ。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。
 ぶっちゃけ、今年はそれほどレベルは高くなさそう。ダービーにも結びつかないと予想しておく。本命は◎タガノディアマンテ。皐月賞は6着で惜しくもダービーの切符を取れなかったが、このメンバーなら実績上位。中山から京都に変わり、差し脚もさらに生きるだろう。ペースが流れてほしい。
 推奨穴馬はハバナウインド。折り合いがつけば。

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2019年4月29日月曜日

【中央競馬予想の回顧】天皇賞・春、青葉賞、新潟大賞典(2019)

 今週は平成最後のGI、天皇賞・春。
 ◎エタリオウは普通にスタートを切ったが、最後方へ。えっ、それはないやろ…。向こう正面でグイグイ上がって好位につけ、3~4コーナーでひと息いれて直線へ。前の2頭を追ったが差は縮まらず、最後は後ろにも差されて4着。勝ちきれない馬を勝たせるために思いきった策をとったのだろうが、不発に終わった。勝てば神騎乗だったが…。デムーロ騎手が、どうも乗れていない印象。
 レースはフィエールマングローリーヴェイズが馬体を併せて4コーナーを回ると、直線は2頭の一騎打ちに。最後は叩き合いをクビ差でフィエールマンが制してGI2勝目を上げた。菊花賞馬が天皇賞・春を制したのはいつ以来だろうか。

 土曜は東京で青葉賞。
 ◎ウーリリは持ったままで直線へ。あとは弾けるだけだったのだが、全くの不発に終わって12着に惨敗。どうやら毎日杯のレベルは、かなり低かったようだ。
 勝ったのはリオンリオン。まんまと逃げ切った。

 月曜祝日は新潟大賞典。
 ◎アストラエンブレムは大きく逃げた2頭の後ろで3番手。いい位置取りだ。直線で前に取りつき、ラスト200 mでは先頭を伺う勢いだったが、最後は差し馬の展開になり、12着に沈んだ。
 勝ったのはメールドグラース。中団から鋭く伸びて、レーン騎手に初重賞をプレゼントした。スローペースだが差し馬が上位を占める、珍しい展開となった。

 今週は3戦0勝。他もダメで、トータルは当然マイナス。先週の勝ちを吐き出した。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...