2021年5月2日日曜日

【読書メモ】浅田次郎『おもかげ』(講談社文庫)

 久しぶりに読んだ浅田作品。『蒼穹の昴』シリーズ(これもお薦め)を除くと、鉄道員(ぽっぽや)以来かもしれない(競馬エッセイは読んだけど)。

 本作は、浅田氏お得意の、鉄道を絡めた人情小説だ。魂が肉体を離れてさまよい歩き、自らの人生や周囲とのかかわりを振り返るのも常套手段だ。
 しかし、分かってはいても引きずり込まれ、ホロッときてしまうのが悔しい。ほんのりと心を温めるには鉄板の一冊だ。

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【中央競馬予想の回顧】天皇賞・春、青葉賞(2021)

 今週は天皇賞・春。雨が降ったりやんだりの天気だったが、レースは晴れの良馬場で行われた。
 ◎カレンブーケドールは好発から先行して、枠なりにインに収まる。折り合いもついて、いい感じだ。そのままラチ沿いをグルッと回って、3コーナーから進出開始。各馬とも激しく手綱が動き、ロングスパート合戦の様相だ。
 カレンブーケドールは4コーナーで逃げ馬をかわして先頭に。2馬身ほどの差をつけたときには「やったか!」と思ったが、最後の100 mで2頭にかわされて3着。よく頑張ったが2着とは2馬身差。上位の2頭を褒めるしかなかろう。
 1、2着はワールドプレミアディープボンドワールドプレミアは先行集団につけられたのが勝因だろう。福永騎手の好騎乗だった。

 土曜は青葉賞。
 ◎ノースブリッジは注文通りハナへ。すんなり直線を向いたときは期待が高まったが、坂で失速して13着に敗退。距離が保たなかったか。
 勝ったのはワンダフルタウン。一頓挫あり皐月賞を使えなかったが、しっかり立て直した。

 今週は2戦0勝だったが、他がポツポツ当たったのでちょろ負けに収まった。

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【中央競馬予想と与太話】天皇賞・春(2021)~27年前の記憶~

 今週は天皇賞・春。京都の誇る長距離GIだが、今年は27年ぶりに阪神で行われる。そのときはビワハヤヒデ-ナリタタイシン-ムッシュシェクルの1→2→3番人気の順で決着。
 4着以下もナイスネイチャ、マチカネタンホイザ、ステージチャンプ、ルーブルアクトと懐かしい名前が並んでいる。
 このレースを友人が馬連を1点買いでとったのを覚えている。当時は天皇賞・春は非常に堅いレースだった。一方、私は「ムッシュ」シェクル-「ルーブル」アクトのおフランス馬券を買ったのは覚えているが、何を本命にしたかは忘れた…。
 その友人も私も、いまや2児の父でアラフィフ。時の経つのは早いものだ…。

 レースにいってみたい。
 前哨戦でアリストテレスが着外に敗れ、一気に混沌としてきた。本命は◎カレンブーケドール。前走で何と6回目の重賞2着。その中にはオークスとダービーも含まれるのだから、実力はGI級。スッと好位につける脚質は有利に働きそう。悲願のGI奪取へ。
 推奨穴馬はウインマリリン。牝馬のワンツーがないか。
 今年は阪神大賞典が重馬場だった。消耗が大きいように思うので、阪神大賞典組は少し評価を下げる。

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2021年5月1日土曜日

【中央競馬予想と与太話】青葉賞(2021)~青葉賞つながりの力士~

 緊急事態宣言で阪神と東京は無観客開催が続く。競馬があるだけでもありがたいと思うことにしよう。

 そんな天皇賞前日の土曜は東京で青葉賞が行われる。
 毎年、青葉賞のときに思い出すのが青葉城。青葉城といっても、伊達氏のお城ではなく、大相撲のほうだ。
 青葉城は昭和50年代に活躍した力士で、長いもみあげがトレードマークだった。当時は高見山など、モジャモジャのもみあげの力士がたくさんいたが、いまはほとんどいなくなった。
 青葉城は初土俵から37歳で引退するまで、一度も休場したことがなかった。「無事これ名馬」の代表選手だ。

青葉城。もみあげがトレードマークだった。NHKより

 レースにいってみたい。18頭のフルゲート。思わぬ伏兵が隠れているのだろうか。
 本命は◎ノースブリッジ。逃げて2連勝中の快速馬だ。半年ぶりだが、攻めも動いたし問題なかろう。課題は距離か。
 推奨穴馬はスワーヴエルメ。上積み十分。

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2021年4月26日月曜日

【お父さんの週末料理】2021年4月24・25日~今月のから揚げ祭り~

 わが家では土曜、日曜の料理は主に父(私のこと)が担当している。そのメニューを絶賛(?)公開中。
 家族構成は父(40代後半)、母(年齢非公表)、娘(中2)、息子(小5)の4人。

 今週はずっと家で食べた。日曜はから揚げ祭りが開催された。

 4月24日(土) 

 息子は朝から野球の公式戦。1-4で1回戦敗退…。娘はヒマ人。私は夕方に歯医者に行った。

◆朝・昼ご飯◆
 朝は妻がシウマイなどを出してくれた。ご馳走様でした。
 昼は娘と2人メシ。何を食べたいか聞くと「あんパン」とのこと。息子が野球にあんパンを持って行くのを見て、自分も食べたくなったのだそうだ(笑)。私は残っていたレトルトの親子丼を食べた。
 他はキュウリ、冷や奴、メンチカツ。息子が冷や奴が苦手なので、息子がいないと出ることが多い。

冷や奴とフレスコのメンチカツ

◆晩ご飯◆
 今週の魚はレンコ鯛。立派なのが2匹で400円とお買い得だった。さっと煮て、美味しく食べた。いつも通り、頭は娘と私が担当。
 他はサラダ、スープ、五穀米。今年は野菜が安くて美味しい。

レンコ鯛のあっさり煮。左の緑色は木の芽

 4月25日(日) 

 娘は午前に部活。息子は朝から夕方まで野球の練習。暑くなってきたので水分補給に気をつけよう。

◆朝・昼ご飯◆
 朝はトマーボーを作った。麻婆ナスのトマトバージョンだ。ご飯によく合う。ちょっと生姜がきつかったかも。
 他はトマトと五穀米。
 昼は妻が生姜焼き弁当を作ってくれた。息子はグランドで、娘と私は家でいただいた。

トマーボー。キクラゲ入り

◆晩ご飯◆
 翌日から娘の弁当が必要なので、から揚げ祭り。鶏むね肉4枚とタコを揚げた。左の茶色っぽいのが市販の、右の白っぽいのがわが家流のから揚げ粉。市販のは、ギャバンの「スパイス屋さんのからあげ粉」。確かにスパイシーでエスニック風だ。これはこれで美味しいが、毎回はいいかも。
 わが家流は薄力粉と片栗粉をミックスし、ニンニクパウダーなどで味付けしたもの。息子が「今日のわが家流はめちゃ美味しい」とモリモリ食べた。味よりも、揚げ方がよかったためだろう。タコのから揚げも好評。
 から揚げを作ると、いつも温度が落ちてなかなか上がってこないので、アイリスオーヤマのIHコンロを購入した。やはり肉を入れると温度が落ちるが、いつもよりマシだったようで、からっと揚げることができた。
 他はサラダ、あさり汁、ご飯、豚レバー。あさりが旬で美味しい。

左がギャバンの、右がわが家のから揚げ粉

タコのから揚げも好評

2021年4月25日日曜日

【中央競馬予想の回顧】マイラーズC、フローラS、福島牝馬S、京橋S(2021)~~

 今週はマイラーズC。
 ◎ボンセルヴィーソは3番手から。手応えよく4コーナーを回ったように見えたが、坂で馬群に飲み込まれた。前には厳しい流れだったにしろ、見せ場はなかった。坂はよくないのか。
 勝ったのはケイデンスコール。中団から、2着のアルジャンナと併せ馬のかたちでグイグイ伸びた。完全復活。

 東京ではフローラS。
 ◎パープルレディーは馬なりで後方から。直線に向いて外に出し、後は伸びるだけだったのだが、不発に終わり6着。前走の切れが見られなかった。これが重賞の壁か。
 勝ったのはクールキャット。終わってみればルメール。

 土曜は福島牝馬S。
 ◎パラスアテナは後方のまま何の見せ場もなく11着に惨敗。論ずるに値しない走りだった。
 勝ったのはディアンドル。人気のドナアトラエンテを差し返して穴を開けた。

 阪神では京橋S。
 ◎イズジョーノキセキは思ったよりも後ろの位置取り。4コーナーでは内に押し込められ、腹をくくって馬群を突いた。何とか進路が開き、馬群を抜け出して前のプライドランドを追い詰めたがハナ差で惜敗。スムーズならかわせたかもしれない。
 馬券は馬連をとった。15倍超とは嬉しい誤算。

 今週は4戦1勝。土曜のプラスを日曜で吐き出してしまった。

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【中央競馬予想と与太話】マイラーズC、フローラS(2021)~2年ぶりの勝利が同一重賞~

 今週は阪神でマイラーズカップが、東京でフローラステークスが組まれている。阪神のマイラーズCとは懐かしい響きだ。マイラーズCがアンタレスSと入れ替わりで阪神から京都に移ったのが2012年のこと。京都が改修中のため、9年ぶりの里帰りだ。

 マイラーズCを2003年と05年に制したのがローエングリン。同一重賞を連覇する例は多いが、隔年での勝利は珍しい。父はシングスピールだが、日本生まれの持ち込み馬のため、マル外扱いではなかった。
 春のクラシック路線には乗れなかったが、3歳にして果敢にも宝塚記念に挑戦。ダンツフレームの3着に健闘した。
 古馬になり、中山記念で重賞初勝利を飾り、次走にマイラーズCを選択。58 kgも何のその、番手から押し切って1番人気に応えた。
 その後はムーランドロンシャン賞の2着などがあったが、勝ち星には見放され、2年後のマイラーズCに出走。プリサイスマシーンの追撃をハナ差で振り切って勝利をあげた。2年ぶりの勝利が同一重賞だったという例は他にもあるのだろうか。

ローエングリン。netkeiba.comより

 レースにいってみたい。別定のGIIにしては、やや手薄なメンバーか。
 本命は◎ボンセルヴィーソ。いつも自分の時計は走る、馬主孝行な馬だ。阪神で連対がないが、朝日杯で3着しているので問題なかろう。この相手なら力は足りる。
 推奨穴馬はカイザーミノル。今季好調。

 フローラSは◎パープルレディーが本命。切れ味非凡。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...