2014年3月20日木曜日

2014 フラワーカップ 予想と与太話

 今週は三場×2日=6日分の開催を金(祝)・土・日に振り分けた三日間開催。金曜競馬は(金杯を除けば)記憶にない。いつ以来のことなのか、それとも初めてのことなのか、ちょっと調べてみたが分からなかった。
 JRAも売り上げアップのために、いろいろ試行錯誤しているのだろう。的外れな印象の試みも見られるが、努力している様子はうかがえる。頑張ってほしい。

 そんな三日間開催初日の金曜祝日は、中山でフラワーCが行われる。外国産馬がクラシックに出られなかった時代は、外国産馬中心のレースだった。
 勝ち馬の中には、外国産馬のシーキングザパールの名も見られる。日本調教馬として初めて海外のGIを制した名牝だ。タイキシャトルよりも数日早くフランスのGI(モーリス・ド・ギース賞)を勝ったことにより「日本初」の名誉を得た。
 また、佐々木厩舎から森厩舎へ転厩した馬でもあった。オーナーと佐々木師との間に対立があったのだという。当時、森厩舎は飛ぶ鳥を落とす勢いのイケイケ状態。一方の佐々木厩舎は実績もなく、シーキングザパールのデイリー杯が初重賞制覇だった新米厩舎。佐々木師は悔しい思いをしたことだろう。
 ところが現在は立場が逆転。人生とは分からないものだ。

 レースにいってみたい。
 難解なメンバー構成。実績的にはクリスマスが一枚上だが、休み明けも距離延長も心配で、信頼がおけない。
 本命は◎ニシノアカツキ。昨秋の二走は惨敗しているが、若い牝馬だけに恋煩いでもしていたのだろう。今年に入ってからは立ち直り、重賞で僅差の2、3着。血統から、距離延長もいまの中山の馬場も歓迎だろう。差しが決まる展開になってほしい。
 チョコレートバイン、ショウナンパンドラあたりが人気しそうだが、エルフィンSのレベルに疑問。評価を下げる。
 推奨穴馬はマイネグレヴィル。穴馬というほど人気は低くないかもしれないが、牡馬相手に堅実な走りを見せているこの馬に注目。

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2014年3月16日日曜日

予想の回顧 フィリーズレビュー、中山牝馬S、中日新聞杯、ポラリスS 2014

 日曜の阪神メインはフィリーズレビュー。
 ◎ヤマノフェアリーは痛恨の出遅れ。前の残る内回りコースでは致命傷だった。最速の上がりでも8着まで。
 勝ったベルカントは、控えて抜け出すという競馬を見せた。桜花賞では厳しいだろうが、今後が広がる走りだった。

 中山では中山牝馬S。
 ◎フーラブライドは-10 kgで心配したのだが、パドックを見ると極端に細くは見えなかったので、予定通りこの馬から勝負した。
 道中は後方馬群の外。3コーナーから上がっていくと、4コーナーでは大きく広がった馬群の大外へ。
「そんな外に出したら、さすがに届かんやろ…」
と諦めかけていたのだが、直線はグイグイ伸びて1馬身1/4差の完勝。これは強かった。
 焦点は2着争い。ケイアイエレガント(押さえていない)にキャトルフィーユ(押さえている)が襲いかかる。
「差せ、差せ~」
という声も虚しく、テレビ中継の映像ではケイアイエレガントが僅差で残った…ように見えたのだが、結果は何と同着。安かったが馬連を片方だけ取った。

 土曜は中京で中日新聞杯。◎ラブリーデイは中団の外に構える。直線では外に出し、マーティンボロと併せ馬の形で伸びてくる。そこへ、内を抜けてきたのがラキシス。結局、この2頭が1、2着になり、ラブリーデイは3着。もうひと伸びが足りなかった。
 馬券は、ワイドで流していたのが大正解で、1-3着、2-3着のワイドをとった。1着が人気薄だったのでそこそこついた。

 ポラリスSは、◎キョウワダッフィーが1番人気。
 道中は4、5番手につけ、4コーナーで前の3頭に並びかける。直線も、手応え通りに伸びて1馬身3/4差の完勝。期待に応えてくれた。
 馬券は単勝(馬券道場)を取った。

 今週は4戦3勝。他のレースも、久々に最終馬連の恩恵にあずかるなど、トータルの収支も少しプラスになった。この調子で来週の3日間開催に臨みたい。

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2014年3月15日土曜日

2014 フィリーズレビュー、中山牝馬S 予想と与太話

 今週は阪神でフィリーズレビュー、中山で中山牝馬Sが行われる。
 フィリーズレビューは、昔は4歳牝馬特別というレース名だった。当時はいまのフローラSも4歳牝馬特別という名前だったため、たいへんややこしかった。オーナーに
「よし、次は4歳牝特を使おう」
と言われた調教師が、間違ってもう片方のレースに出走させてしまった、何てこともあったかもしれない。
 馬齢表示が現行のものになったのに伴い、レース名も今のようになった。それからもう15年近く経つ。早いものだ。

 レースにいってみたい。
 小倉2歳Sの1、2着馬がこの時期まで重賞で人気するのも珍しい。たいていは早熟で、この時期にはしぼんでいることが多いのだが。
 という前振りとは関係なく、本命は◎ヤマノフェアリー。このレースは1600 mで良績を残している馬の成績がよい。1600 mで1-1-0-0のこの馬に期待したい。前が残りやすい今の阪神で、前に行ける脚質も有利。
 推奨穴馬はフクノドリーム。芝は問題ない。距離さえ保てば。

 中山牝馬Sは、前々走でお世話になった◎フーラブライド。53 kgは恵まれた。

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2014年3月14日金曜日

2014 中日新聞杯、ポラリスS 予想と与太話

 先日、JRAから、払い戻し率の変更の発表があった。大雑把に言うと、枠連、馬連、ワイドはアップ、3連単がダウン、その他は据え置き、という内容である。私は馬連、ワイドを中心に馬券を買うのでウハウハである。とはいえ、馬券を当てないことには恩恵にはあずかれない。バシバシ当てていきたいものだ。

 そんな土曜は中京競馬が開幕し、中日新聞杯が行われる。一方、阪神のメインレースはポラリスS。阪神・中山開催の途中に中京が開幕するという妙な日程にも少し慣れてきた。とはいえ、分かりにくいことに変わりはない。できればやめてほしいなあ。

 中日新聞杯は、昨年からこの時期に移ってきた。それ以前は、この時期には中京記念が組まれていたのだが、夏に移ってサマーマイルSに組み込まれた。なぜこんな玉突きのようなことをするのかよく分からない。中日新聞杯を夏に持っていけば話は単純だったと思うのだが…。スポンサーがらみの事情でもあるのだろうか。

 レースにいってみたい。このレース、中京記念だった時代から、とにかくよく荒れる。昨年は久しぶりに平穏に収まったが、その流れが今年も続くのだろうか。
 普通にいけばアンコイルドが一枚上だが、荒れるという見立てで、本命は◎ラブリーデイ。池江厩舎の関脇的な立場の馬である。前走の有馬記念こそ歯が立たなかったが、2、3走前は重賞で2着。中京2000 mも前々走で克服済み、休み明けも苦にしない。ペドロサ騎手に初重賞(もしかしたら、初勝利)をプレゼントしてほしい。
 推奨穴馬はちょっと多めの3頭。老いて盛んなトウカイパラダイスアロマカフェに、差のない競馬を続けているブレイズアトレイル

 ポラリスSはキョウワダッフィー。56 kgは少し見込まれたが、安定感を買う。

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2014年3月9日日曜日

予想の回顧 弥生賞、チューリップ賞、オーシャンS 2014

 日曜は中山で弥生賞。
 ◎トゥザワールドは中団やや後ろでピタリと折り合う。お利口さんな馬だ。3、4コーナーでは外をマクり、直線入り口で早くも先頭に立ち、どんどんリードを広げる。楽勝体勢に入ったと思いきや、飛んできたのがワンアンドオンリー。最後はハナ差でトゥザワールドがしのいだ。
 トゥザワールドが最後に詰め寄られたのは、早く抜け出しすぎたためだろう。着差以上の強さだったと思う。
 とはいえ、最速の上がりで追い込んできたワンアンドオンリーも立派。昨年のラジオNIKKEI杯2歳Sのレベルが低くはなかったことを示した。
 馬券は、ラジオNIKKEI杯組を軽視していたため、ハズレ。

 土曜の阪神メインはチューリップ賞。
 ◎ハープスターは後方2番手をのんびり追走。3コーナー過ぎから仕掛け、予定通り大外を回って直線へ。追い出されると一気に前を抜き去って、2馬身半差の完勝。ここでは力が違った。
 確かに今回は完勝だったが、この競馬でいつまで通用するか。同厩の先輩、ブエナビスタを思い出す。ブエナビスタも3歳春までは後方一気の競馬でGIを三つ勝ったが、その後は取りこぼしが続き、鞍上を変えて脚質転換を図った。ハープスターも、いずれはそうする日が来るだろうと思う。松田博師は、牝馬には競馬を教えないというポリシーでもあるのだろうか。
 2着に相手本線のヌーヴォレコルトが入ってくれたお陰で、安かったが馬連を取った。

 オーシャンSは◎ハクサンムーンが予定通りハナへ。楽な手応えで4コーナーを回った時点で勝負あったと思ったのだが、取らぬ狸の皮算用だった。追い出されても反応せず、13着に沈んだ。休み明けのポカか、それとも力が落ちたのか。次走の取捨選択が難しい。
 勝ったのはスマートオリオン。想定段階では相手筆頭候補だったのだが、中山1200 mで不利な内枠を引いたので蹴飛ばしていた。内をスルスルと突き抜けたノリマジックに、またもしてやられた。
 横山典騎手はここ4週間で三つ目の重賞勝ち。新たな境地にでも達したのだろうか。

 今週は3戦1勝で1勝も本命馬券。最終馬連の恩恵もなく、トータルもイマイチの結果に終わった。開催が替わってツキも変わってしまったか。巻き返しを図りたい。

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2014年3月8日土曜日

2014 弥生賞 予想と与太話

 今週は中山で弥生賞。皐月賞のメイントライアルレースなのだが、ここ数年、本番との結びつきが薄い。昨年は、ここをステップにしたキズナとエピファネイアがダービーで1、2着したのだが、このレースでは5着と4着に敗れている。昔の「クラシックへの王道」という印象とは異なり、つかみ所のないレースになってきたように思う。

 レースにいってみたい。
 今年の牡馬クラシック戦線は、今のところラジオNIKKEI杯と朝日杯組の前評判が高くない。こんな年は記憶にない。そしてこのレースに、ラジオNIKKEI杯の1、2着馬が登場する。この2頭が今回どれくらい走るかで、ラジオNIKKEI杯のレースのレベルがほぼ判明するだろう。そういう意味でも要注目のレースだ。

 本命は◎トゥザワールド。前評判の高い「別路線組」の一頭だ。ここまで戦ってきた相手が比較的軽く
「実はそれほど強くなかった」
という可能性はあるが、相手にも恵まれたここは通過点にしてほしい。
 相手はキングスオブザサン、アデイインザライフ、イタリアンネオの3頭を中心に。推奨穴馬はアグネスドリーム。スイスイ行ってしまう場面がないか。

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2014年3月7日金曜日

2014 チューリップ賞、オーシャンS 予想と与太話

 今週末はずいぶん冷えるらしい。三寒四温で徐々に暖かくなっていくのだろう。競馬もクラシックのトライアルがスタート。春が近づいてきたのを感じる。

 そんな土曜の阪神メインはチューリップ賞。桜花賞に直結するレースだ。
 ところでチューリップといえば、チューリップの唐揚げである。

チューリップ唐揚げ

このチューリップの唐揚げは、鶏肉のどの部分かご存じだろうか? 恥ずかしながら、私はついこの前まで知らなかった。漠然と、鶏もも肉と思っていたのだが、よく考えればももの骨があんなに細いわけがない。正解はこれ。

手羽中

 手羽中である。手羽中の肉をまくり上げ、それを揚げるのだそうだ。

 料理の話はこれくらいにしておきたい。
 チューリップ賞は阪神改修以降、毎年、前年の2歳チャンピオンが出走して3-2-1-1と好成績を残していた。しかし、今年はレッドリヴェールがここを使わないので、この記録が途絶える。ちょっと残念だ。
 代わりに登場するのが、そのレッドリヴェールとハナ差の大接戦を演じた◎ハープスター。その前走は後方から猛然と追い込み、負けて強しの内容だった。相手にも恵まれたここは、無理に逆らう必要はなかろう。
 少し気になるのは、ここ2年、1番人気が連対していないところ。先にも書いたように、阪神改修後は前年の2歳女王が出走し、1番人気に応えてきたのだが、一昨年のレーヴディソールがはじめて連を外し(3着)、昨年は1番人気のレッドオーヴァルが7着、2歳女王のローブティサージュは9着に敗れている。傾向が変わってきているのかもしれない。
 また若い牝馬は、突然走らなくなることがある。機嫌を損ねるとダメなのだそうだ。トールポピーがそんな感じだったような。念のため、馬券はタテ目も押さえておきたい。

 本命が人気馬なので、相手は絞りたい。良馬場で見直したいマラムデール、底を見せていないヌーヴォレコルトを厚めに押さえる。
 推奨穴馬はプリモンディアル。良馬場でさらに。

 オーシャンSも◎ハクサンムーンで仕方なし。スタートさえ決まれば。

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【読書メモ】深木章子『殺意の構図』(光文社文庫)

 初めて読んだ深木作品。なるほどよく組み立てられたストーリーだ。「構図」という言葉をタイトルに使いたくなるのも頷ける。  一人称を変えることにより、さまざまな角度から事件に光が当たる。 「なるほどそうか」「確かにそうだよね」「そうか、この人だったか」 と納得しているうちに...