娘の通っている保育園は、毎年、音楽フェスティバルに参加している。滋賀県内からいくつかの保育園が集まり、音楽とダンスを披露するのだ。今年(2014年)は、1月25日(土)に行われた。
学習成果を披露 幼児音楽フェス - 滋賀報知新聞(滋賀報知新聞なるものがあるのか)
当日は現地集合。車で会場の近江八幡市文化会館へ向かう。市役所の隣にある施設だ。
開会の挨拶には近江八幡市長さんも登場。市長さんも、土曜の朝からたいへんだなあ。
来賓の挨拶が終わると、いよいよ園児の発表がスタート。館内は写真撮影禁止のため画像がないのが残念だ。「消防法により写真撮影が禁止されている」との説明なのだが「写真屋さんの利権を守るためやろ」と思ってしまう私は心が狭いのだろうか…。
演奏は、先生のキーボードをベースに、園児のピアニカや太鼓を合わせていくという形が主流。しかし中には、園児の和太鼓だけというのもあった。すごい。
各園とも完成度が高い。ちゃんと音楽になっている。行く前は
「娘の発表を聞くだけでいいわ。他の園の発表は聞かなくてもエエのになあ」
なんて思っていたのだが、演奏が始まると思わず聞き入ってしまった。息子(3歳)がいたため、全部聞いたわけではないのだが、他の園の演奏も聞けてよかった。個人的には、先生の助けのない和太鼓の演奏に敢闘賞を差し上げたい。
娘の発表は、午前の最後。アフリカンシンフォニーと宮崎アニメメドレーとエーデルワイスの3本立てだ。娘の担当はピアニカ。本当は太鼓をしたかったらしいのだが
「あなたはピアニカが上手だから」
と先生に説得されたのだという。こういうところで、社会生活を学んでいくのだろう。
娘の保育園の演奏も、なかなかよかった。ひいき目もあるし、人数が多い分、迫力も出るのだろうが、他の園よりも上手だったように聞こえた。
午後は各園のダンスの発表。娘はレオタードを着て登場し、いきものがかりの「1 2 3~恋がはじまる~」の音楽に乗せてダンスを披露した。女の子は可愛らしいですなあ。こんなことを言っていられるのも、今のうちかもしれない。
娘の園はそうではなかったのだが、他の園のダンスでは、明らかな主役が一人いるというパターンもあった。その一人が全体を指揮したり、一人でバトンでパフォーマンスをしたりするのだ。最近はAKBなどの影響で「センター」という言葉が流行しているが、まさにその「センター」である。子どもどうしのヤッカミはもちろん多少はあるだろう。親どうしのイサカイのタネにもなりそうだ。変な平等主義も気持ち悪いが、かといって明らかな主役が一人だけいるというのも、ちょっとどうなのかなあと思ったりした。
行く前は「朝から夕方まで一日仕事かよ…」と少し憂鬱だったのだが、子どもたちの一生懸命な姿を見て、心が洗われた。自分の子ども以外の子どもたちの発表を見るのも、たまにはよいものだ。
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