2014年3月30日日曜日

予想の回顧 高松宮記念、マーチS、毎日杯、日経賞 2014

 今週は高松宮記念。馬券は、本命◎サンカルロと推奨穴馬レッドオーヴァルの同居した2枠から勝負した。
 レースでは、両馬とも仲良く後方から。4コーナーでも同じように外に出すが、バテた馬をかわしただけの13、14着。ずっと並んで走っていたのだろうか…。
 勝ったのはコパノリチャード。重馬場適性もあったのだろうが、それを差し引いても強かった。スプリント戦線の新王者誕生といってよさそうだ。

 中山ではマーチS。前残りの馬場だったので、本命をジェベルムーサからエーシンゴールドに変更。ところが差し馬のレースとなり、エーシンゴールドは4着。元の本命のジェベルムーサが2着に突っ込んできた。本命を変えると、えてしてこういうことになる。馬券は、1着のソロルを蹴飛ばしており、いずれにしろハズレ。

 土曜は阪神で毎日杯。
 ◎ステファノスは、ラングレーに被せられるのを嫌がったのか、4コーナー手前からスパートし、直線に入ってすぐに先頭に立つ。
「これは早すぎる」
と思った通り、最後は内を抜けてきた2頭にかわされて3着。もう少し追い出しを我慢してほしかった、と思うのは結果論なのだろうか。

 日経賞は◎ウインバリアシオンが3コーナーからマクっていき、4コーナーでは大外をブン回して、直線入り口で早くも先頭に。こちらは阪神と違って直線が短いとはいえ、そのまま押し切って1馬身3/4差をつけて完勝。着差以上の強さだった。
 天皇賞ではゴールドシップと印を分けることになりそうだ。現時点では、この馬が本命の予定。鞍上が気になるところ。個人的には、藤岡康騎手にもう一度乗せてあげたい。
 馬券は、2着のホッコーブレーヴには手が伸びず、ハズレ。

 今週は4戦0勝。他のレースもイマイチで、先週のプラス分が半減した。毎週勝つわけにはいかないが、ズルズルいかないようにしたい。

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2014年3月29日土曜日

2014 高松宮記念、マーチS 予想と与太話

 今週は高松宮記念。毎年同じ話で恐縮だが、真夏の中京開催のトリを飾るレースだった頃が懐かしい。
 今までは四大競馬場以外で行われる唯一のGIだったのだが、JCダートの後継レース「チャンピオンズC」が中京に移ってくるので、今年から二つになる。

 レースにいってみたい。
 今年は、横綱が抜けて混戦模様。実績馬、登り馬が入り混じり、どこからでも入れそうだ。馬券的にはたいへん面白い。
 本命は◎サンカルロ。もう8歳だが、前々走はGIIで4着、前走は阪急杯で2着と、まだまだ元気。今回は、逃げ宣言をしている馬が複数いるなど、近年まれに見るハイペースのGIになりそう。差しの決まる展開になると見た。
 推奨穴馬はサンカルロと同枠のレッドオーヴァル。この馬も展開が向けば切れる脚を使う。馬券は枠連での勝負も考えている。
 ただ、意外にペースが落ち着いてしまわないかが少し心配。逃げ馬が揃ってハイペースになりそうなときは、騎手も用心するのか、案外普通のペースで流れたりする。そうなったときは諦める。

 マーチSはジェベルムーサ。今年の4歳馬のダートのレベルはかなり高そう。

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2014年3月28日金曜日

2014 毎日杯、日経賞 予想と与太話

 お彼岸を過ぎ、京都では桜がチラホラ咲き始めた。
 引き続き阪神・中山で競馬が行われるが、今週から開催が変わる。本格的なGIシーズン到来だ。春を感じる。

 ところで、先週で「最終馬連」が終了した。期間中はメインレースを蹴飛ばしてでも最終レースの馬券を買うなど、積極的に参加した。その甲斐もあり、払い戻しの累計上乗せ総額388,413,560円(3億8千万円超)のうちの数千円が、私の懐に入った(少な…)。
 ことあるごとに書いているが、私は究極のファンサービスは控除率の引き下げだと考えている。今後もこのようなキャンペーンには積極的に参加していきたい。

 そんな土曜は西で毎日杯、東で日経賞と、新聞の名前を冠した重賞がメインに組まれている。日経新聞はJRAが苦しい時代からの大口スポンサーであり、JRAとは仲がよいらしい。そのため、日経を冠したレースがたくさんあるのだそうだ。また、競馬中継のラジオNIKKEIも日経の系列だ。

 予想は毎日杯を中心に。
 このレース、昔は東上最終便ともいわれ、皐月賞への最後の切符をかけたレースだったのだが、近年はその先のNHKマイルCやダービーとの結びつきが強い。昨年から外回りの1800 mになり、その傾向はますます強くなっていくだろう。昨年、このレースを勝ったキズナがさっそくダービーを制したのは記憶に新しいところ。
 今年はキズナほどの馬はいないように見えるが、大物が隠れているのだろうか。本命は◎ステファノス。未勝利戦でサトノルパン(ファルコンSで2着)をちぎった馬だ。前々走はふがいなかったが、前走できっちり巻き返した。阪神の外回りは向きそう。
 推奨穴馬はパドルウィール。混戦模様だけに、相手なりに走る馬が怖い。

 日経賞は◎ウインバリアシオンが本命。GIでオルフェーヴルの2着となること実に3回。オルフェーヴルが引退した今季は、ぜひGIを取ってほしい。
 推奨穴馬はプロモントーリオ。芝に転じて2-1-0-1の登り馬だ。最内枠の横山典も魅力。

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2014年3月26日水曜日

書評 吉田たかよし『元素周期表で世界はすべて読み解ける ―宇宙、地球、人体の成り立ち―』(光文社新書)

「すいへいりーべ ぼくのふね…」。周期表を語呂合わせで丸暗記させられ、化学が嫌いになった人も多いだろう。そんな人には、ぜひ本書を読んで元素の世界の面白さを知ってほしい。

 さまざまな元素がいかに日常生活や健康にかかわっているかを、元素周期表を軸に示した本。著者の吉田氏はお医者さんなので、とくに人体と元素とのかかわりが易しく解きほぐされている。

 1章は、原子の構造についてのおさらいである。原子は中心に原子核があり、その周りを電子が回っていて…というヤツだ。正直、ここはつまらない。そういった基本は知っている人やつまらないと感じる人は、読み飛ばしても構わない(独断)。
 1章で挫折するのはもったいない。是非、後半の面白いところまでたどり着いてほしい。

 2章、3章と進むにつれ、だんだん面白くなっていく。宇宙の成り立ちや人体の構造と絡めながら、元素のうんちくが語られる。
 さまざまな元素を取り上げて、それぞれをトピック的に解説していく本はよくあるが、本書が従来のものと異なるのは、周期表を軸においている点だ。それぞれの元素を別々に見ていくのではなく、周期表との関係で見ていくため、元素をグループごとに理解できるのだ。元素の性質を、有機的に、立体的に理解できるということもできるだろう。

 また個々のトピックも、「へぇ~」いうものがたくさんあった。たとえば「人体はなぜケイ素ではなく炭素でできているのか」「宇宙探査機『はやぶさ』のエンジンにはなぜキセノンが使われているのか」「亜鉛は人体に必須なのに、カドミウムと水銀はなぜ毒なのか」。周期表を眺めると、こんな疑問がスッと理解できるのだ。

 ところで、冒頭の「すいへいりーべ…」は周期表の日本語の語呂合わせだが、各言語に独自の語呂合わせがあるか気になったので、グーグル先生に聞いてみた。すると…、やはりありましたがな。

日米の周期表の語呂合わせ(気ままに有機化学)

どこの国でも、考えることは同じらしい。



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2014年3月23日日曜日

予想の回顧 阪神大賞典、スプリングS、ファルコンS、若葉S、フラワーC 2014

 日曜の阪神メインは阪神大賞典。
 ◎ゴールドシップはスタートから押していくと、何と2番手へ。そして、スタンド前をかかり気味に通過。かかるゴールドシップなど、初めて見た。その後は折り合いもつき、4コーナーで満を持して逃げ馬に並びかけると、あとは独走。3馬身半差の完勝だった。走る気になったときは強い。休み明けのほうが、やる気が出てよいのかもしれない。
 とはいえ「これで次回も安心」とはいかないのがこの馬。天皇賞では取捨選択に悩むことになりそうだ。
 2着争いをアドマイヤラクティが制してくれたお陰で、馬連を本線で取った。そこそこ浮いた。

 中山ではスプリングS。
 ◎ベルキャニオンは中団の後方につけ、3コーナーで他馬が動き出したときに、ひと呼吸おいてから進出開始。しかし、これが裏目に出たのか、4コーナーで外に振られた。内を通った馬が上位に来る展開では6着まで。距離も少し長いのかもしれない。

 土曜は中京でファルコンS。
 ◎サトノルパンは大きく出遅れ。「そりゃないやろう~」と諦めモードだったのだが、内をスルスルと上がっていき、直線では進路を探しつつ抜けてきた。タガノグランパには競り負けたが2着は安泰。強い内容だった。
 馬券は、馬連をチョロッと取った。

 阪神では若葉S。
 ◎ウインフルブルームは、単勝1.8倍の抜けた1番人気。ここまで人気するとは思わなかった。
 レースでは、3、4番手から4コーナーで先頭に並びかけるという横綱相撲。最後はやや脚があがってアドマイヤデウスに差しきられたが、2着は確保。目標にされた分もあったのだろうが、距離もやや長いかも。
 馬券は馬連を取って、少し浮いた。

 金曜は中山でフラワーC。
 ◎ニシノアカツキは中団から外目に出して4コーナーを回るが、サッパリ伸びず、10着。何かあったのか、それともこの程度の馬だったのか。

 今週は5戦3勝。新馬戦で、生まれて初めて単勝万馬券を取り、トータルの収支も大幅プラスを計上。来週のGIへ、この勢いをつなげたい。

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2014年3月22日土曜日

2014 阪神大賞典、スプリングS 予想と与太話

 三日間開催最終日は、西で阪神大賞典、東でスプリングSが行われる。
 阪神大賞典は伝統のGIIで、かつてはスターホースがその年の緒戦に選んだものだった。ところが最近は長距離レースが敬遠されるのか、大阪杯や日経賞にその座を奪われていた。
 そういう状況を嘆いたのか、一昨年はオルフェーヴルが、昨年と今年はゴールドシップがここから始動。長距離レース好きの私としては、この流れが続いてほしいところだ。とはいえ、今年も9頭立てと寂しい頭数。
「もっと盛り上げるために距離を短縮します」
何てことにならないように願いたい。

 レースにいってみたい。
 本命は◎ゴールドシップ。追い切りもよく動いているし、今度は大丈夫と思うんだけどなあ…。マジメに走ってくれ。
 相手は休み明け得意の○アドマイヤラクティを中心に。
 推奨穴馬はナシ。人気上位の馬で決着すると見た。

 スプリングSは本命◎ベルキャニオン、推奨穴馬クインズハリジャンアジアエクスプレスは休み明けよりも距離がカギか。

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2014年3月21日金曜日

2014 ファルコンS、若葉S 予想と与太話

 三日間開催の中日の土曜メインは、中京がファルコンS、阪神が若葉S。いずれも3歳戦がメインに組まれている。

 ファルコンSは中京の改修に伴い1400 mになってからまだ3回目。昨年の優勝馬インパルスヒーローがNHKマイルCで2着に入り、一昨年の優勝馬ブライトラインもダート戦線で活躍している。出世レースに変身しつつあるのかもしれない。
 今年も楽しみなメンバーが揃った。その中から、本命は◎サトノルパン。前々走のきさらぎ賞こそ掲示板を外したが、距離が長かったか。左回り1400 mの前走が強い勝ちっぷりだった。同条件でもう一丁。
 推奨穴馬はテーオーソルジャー。初芝の前走で脚を見せた。

 阪神メインは若葉S。皐月賞トライアルの中では最も格下だが、ときに大物を出す。一昨年の勝ち馬ワールドエースの復活が待たれる。
 本命は◎ウインフルブルーム。2-2-1-0の成績が示すとおり、実に堅実な馬だ。唯一の3着もGIで、しかも不利な外枠でのもの。父がスペシャルウィークなら、距離延長も問題なかろう。
 推奨穴馬はアグリッパーバイオ。前走で未勝利を勝ったばかりだが、相手なりに走る。

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2014年3月20日木曜日

2014 フラワーカップ 予想と与太話

 今週は三場×2日=6日分の開催を金(祝)・土・日に振り分けた三日間開催。金曜競馬は(金杯を除けば)記憶にない。いつ以来のことなのか、それとも初めてのことなのか、ちょっと調べてみたが分からなかった。
 JRAも売り上げアップのために、いろいろ試行錯誤しているのだろう。的外れな印象の試みも見られるが、努力している様子はうかがえる。頑張ってほしい。

 そんな三日間開催初日の金曜祝日は、中山でフラワーCが行われる。外国産馬がクラシックに出られなかった時代は、外国産馬中心のレースだった。
 勝ち馬の中には、外国産馬のシーキングザパールの名も見られる。日本調教馬として初めて海外のGIを制した名牝だ。タイキシャトルよりも数日早くフランスのGI(モーリス・ド・ギース賞)を勝ったことにより「日本初」の名誉を得た。
 また、佐々木厩舎から森厩舎へ転厩した馬でもあった。オーナーと佐々木師との間に対立があったのだという。当時、森厩舎は飛ぶ鳥を落とす勢いのイケイケ状態。一方の佐々木厩舎は実績もなく、シーキングザパールのデイリー杯が初重賞制覇だった新米厩舎。佐々木師は悔しい思いをしたことだろう。
 ところが現在は立場が逆転。人生とは分からないものだ。

 レースにいってみたい。
 難解なメンバー構成。実績的にはクリスマスが一枚上だが、休み明けも距離延長も心配で、信頼がおけない。
 本命は◎ニシノアカツキ。昨秋の二走は惨敗しているが、若い牝馬だけに恋煩いでもしていたのだろう。今年に入ってからは立ち直り、重賞で僅差の2、3着。血統から、距離延長もいまの中山の馬場も歓迎だろう。差しが決まる展開になってほしい。
 チョコレートバイン、ショウナンパンドラあたりが人気しそうだが、エルフィンSのレベルに疑問。評価を下げる。
 推奨穴馬はマイネグレヴィル。穴馬というほど人気は低くないかもしれないが、牡馬相手に堅実な走りを見せているこの馬に注目。

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2014年3月16日日曜日

予想の回顧 フィリーズレビュー、中山牝馬S、中日新聞杯、ポラリスS 2014

 日曜の阪神メインはフィリーズレビュー。
 ◎ヤマノフェアリーは痛恨の出遅れ。前の残る内回りコースでは致命傷だった。最速の上がりでも8着まで。
 勝ったベルカントは、控えて抜け出すという競馬を見せた。桜花賞では厳しいだろうが、今後が広がる走りだった。

 中山では中山牝馬S。
 ◎フーラブライドは-10 kgで心配したのだが、パドックを見ると極端に細くは見えなかったので、予定通りこの馬から勝負した。
 道中は後方馬群の外。3コーナーから上がっていくと、4コーナーでは大きく広がった馬群の大外へ。
「そんな外に出したら、さすがに届かんやろ…」
と諦めかけていたのだが、直線はグイグイ伸びて1馬身1/4差の完勝。これは強かった。
 焦点は2着争い。ケイアイエレガント(押さえていない)にキャトルフィーユ(押さえている)が襲いかかる。
「差せ、差せ~」
という声も虚しく、テレビ中継の映像ではケイアイエレガントが僅差で残った…ように見えたのだが、結果は何と同着。安かったが馬連を片方だけ取った。

 土曜は中京で中日新聞杯。◎ラブリーデイは中団の外に構える。直線では外に出し、マーティンボロと併せ馬の形で伸びてくる。そこへ、内を抜けてきたのがラキシス。結局、この2頭が1、2着になり、ラブリーデイは3着。もうひと伸びが足りなかった。
 馬券は、ワイドで流していたのが大正解で、1-3着、2-3着のワイドをとった。1着が人気薄だったのでそこそこついた。

 ポラリスSは、◎キョウワダッフィーが1番人気。
 道中は4、5番手につけ、4コーナーで前の3頭に並びかける。直線も、手応え通りに伸びて1馬身3/4差の完勝。期待に応えてくれた。
 馬券は単勝(馬券道場)を取った。

 今週は4戦3勝。他のレースも、久々に最終馬連の恩恵にあずかるなど、トータルの収支も少しプラスになった。この調子で来週の3日間開催に臨みたい。

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2014年3月15日土曜日

2014 フィリーズレビュー、中山牝馬S 予想と与太話

 今週は阪神でフィリーズレビュー、中山で中山牝馬Sが行われる。
 フィリーズレビューは、昔は4歳牝馬特別というレース名だった。当時はいまのフローラSも4歳牝馬特別という名前だったため、たいへんややこしかった。オーナーに
「よし、次は4歳牝特を使おう」
と言われた調教師が、間違ってもう片方のレースに出走させてしまった、何てこともあったかもしれない。
 馬齢表示が現行のものになったのに伴い、レース名も今のようになった。それからもう15年近く経つ。早いものだ。

 レースにいってみたい。
 小倉2歳Sの1、2着馬がこの時期まで重賞で人気するのも珍しい。たいていは早熟で、この時期にはしぼんでいることが多いのだが。
 という前振りとは関係なく、本命は◎ヤマノフェアリー。このレースは1600 mで良績を残している馬の成績がよい。1600 mで1-1-0-0のこの馬に期待したい。前が残りやすい今の阪神で、前に行ける脚質も有利。
 推奨穴馬はフクノドリーム。芝は問題ない。距離さえ保てば。

 中山牝馬Sは、前々走でお世話になった◎フーラブライド。53 kgは恵まれた。

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2014年3月14日金曜日

2014 中日新聞杯、ポラリスS 予想と与太話

 先日、JRAから、払い戻し率の変更の発表があった。大雑把に言うと、枠連、馬連、ワイドはアップ、3連単がダウン、その他は据え置き、という内容である。私は馬連、ワイドを中心に馬券を買うのでウハウハである。とはいえ、馬券を当てないことには恩恵にはあずかれない。バシバシ当てていきたいものだ。

 そんな土曜は中京競馬が開幕し、中日新聞杯が行われる。一方、阪神のメインレースはポラリスS。阪神・中山開催の途中に中京が開幕するという妙な日程にも少し慣れてきた。とはいえ、分かりにくいことに変わりはない。できればやめてほしいなあ。

 中日新聞杯は、昨年からこの時期に移ってきた。それ以前は、この時期には中京記念が組まれていたのだが、夏に移ってサマーマイルSに組み込まれた。なぜこんな玉突きのようなことをするのかよく分からない。中日新聞杯を夏に持っていけば話は単純だったと思うのだが…。スポンサーがらみの事情でもあるのだろうか。

 レースにいってみたい。このレース、中京記念だった時代から、とにかくよく荒れる。昨年は久しぶりに平穏に収まったが、その流れが今年も続くのだろうか。
 普通にいけばアンコイルドが一枚上だが、荒れるという見立てで、本命は◎ラブリーデイ。池江厩舎の関脇的な立場の馬である。前走の有馬記念こそ歯が立たなかったが、2、3走前は重賞で2着。中京2000 mも前々走で克服済み、休み明けも苦にしない。ペドロサ騎手に初重賞(もしかしたら、初勝利)をプレゼントしてほしい。
 推奨穴馬はちょっと多めの3頭。老いて盛んなトウカイパラダイスアロマカフェに、差のない競馬を続けているブレイズアトレイル

 ポラリスSはキョウワダッフィー。56 kgは少し見込まれたが、安定感を買う。

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2014年3月9日日曜日

予想の回顧 弥生賞、チューリップ賞、オーシャンS 2014

 日曜は中山で弥生賞。
 ◎トゥザワールドは中団やや後ろでピタリと折り合う。お利口さんな馬だ。3、4コーナーでは外をマクり、直線入り口で早くも先頭に立ち、どんどんリードを広げる。楽勝体勢に入ったと思いきや、飛んできたのがワンアンドオンリー。最後はハナ差でトゥザワールドがしのいだ。
 トゥザワールドが最後に詰め寄られたのは、早く抜け出しすぎたためだろう。着差以上の強さだったと思う。
 とはいえ、最速の上がりで追い込んできたワンアンドオンリーも立派。昨年のラジオNIKKEI杯2歳Sのレベルが低くはなかったことを示した。
 馬券は、ラジオNIKKEI杯組を軽視していたため、ハズレ。

 土曜の阪神メインはチューリップ賞。
 ◎ハープスターは後方2番手をのんびり追走。3コーナー過ぎから仕掛け、予定通り大外を回って直線へ。追い出されると一気に前を抜き去って、2馬身半差の完勝。ここでは力が違った。
 確かに今回は完勝だったが、この競馬でいつまで通用するか。同厩の先輩、ブエナビスタを思い出す。ブエナビスタも3歳春までは後方一気の競馬でGIを三つ勝ったが、その後は取りこぼしが続き、鞍上を変えて脚質転換を図った。ハープスターも、いずれはそうする日が来るだろうと思う。松田博師は、牝馬には競馬を教えないというポリシーでもあるのだろうか。
 2着に相手本線のヌーヴォレコルトが入ってくれたお陰で、安かったが馬連を取った。

 オーシャンSは◎ハクサンムーンが予定通りハナへ。楽な手応えで4コーナーを回った時点で勝負あったと思ったのだが、取らぬ狸の皮算用だった。追い出されても反応せず、13着に沈んだ。休み明けのポカか、それとも力が落ちたのか。次走の取捨選択が難しい。
 勝ったのはスマートオリオン。想定段階では相手筆頭候補だったのだが、中山1200 mで不利な内枠を引いたので蹴飛ばしていた。内をスルスルと突き抜けたノリマジックに、またもしてやられた。
 横山典騎手はここ4週間で三つ目の重賞勝ち。新たな境地にでも達したのだろうか。

 今週は3戦1勝で1勝も本命馬券。最終馬連の恩恵もなく、トータルもイマイチの結果に終わった。開催が替わってツキも変わってしまったか。巻き返しを図りたい。

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2014年3月8日土曜日

2014 弥生賞 予想と与太話

 今週は中山で弥生賞。皐月賞のメイントライアルレースなのだが、ここ数年、本番との結びつきが薄い。昨年は、ここをステップにしたキズナとエピファネイアがダービーで1、2着したのだが、このレースでは5着と4着に敗れている。昔の「クラシックへの王道」という印象とは異なり、つかみ所のないレースになってきたように思う。

 レースにいってみたい。
 今年の牡馬クラシック戦線は、今のところラジオNIKKEI杯と朝日杯組の前評判が高くない。こんな年は記憶にない。そしてこのレースに、ラジオNIKKEI杯の1、2着馬が登場する。この2頭が今回どれくらい走るかで、ラジオNIKKEI杯のレースのレベルがほぼ判明するだろう。そういう意味でも要注目のレースだ。

 本命は◎トゥザワールド。前評判の高い「別路線組」の一頭だ。ここまで戦ってきた相手が比較的軽く
「実はそれほど強くなかった」
という可能性はあるが、相手にも恵まれたここは通過点にしてほしい。
 相手はキングスオブザサン、アデイインザライフ、イタリアンネオの3頭を中心に。推奨穴馬はアグネスドリーム。スイスイ行ってしまう場面がないか。

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2014年3月7日金曜日

2014 チューリップ賞、オーシャンS 予想と与太話

 今週末はずいぶん冷えるらしい。三寒四温で徐々に暖かくなっていくのだろう。競馬もクラシックのトライアルがスタート。春が近づいてきたのを感じる。

 そんな土曜の阪神メインはチューリップ賞。桜花賞に直結するレースだ。
 ところでチューリップといえば、チューリップの唐揚げである。

チューリップ唐揚げ

このチューリップの唐揚げは、鶏肉のどの部分かご存じだろうか? 恥ずかしながら、私はついこの前まで知らなかった。漠然と、鶏もも肉と思っていたのだが、よく考えればももの骨があんなに細いわけがない。正解はこれ。

手羽中

 手羽中である。手羽中の肉をまくり上げ、それを揚げるのだそうだ。

 料理の話はこれくらいにしておきたい。
 チューリップ賞は阪神改修以降、毎年、前年の2歳チャンピオンが出走して3-2-1-1と好成績を残していた。しかし、今年はレッドリヴェールがここを使わないので、この記録が途絶える。ちょっと残念だ。
 代わりに登場するのが、そのレッドリヴェールとハナ差の大接戦を演じた◎ハープスター。その前走は後方から猛然と追い込み、負けて強しの内容だった。相手にも恵まれたここは、無理に逆らう必要はなかろう。
 少し気になるのは、ここ2年、1番人気が連対していないところ。先にも書いたように、阪神改修後は前年の2歳女王が出走し、1番人気に応えてきたのだが、一昨年のレーヴディソールがはじめて連を外し(3着)、昨年は1番人気のレッドオーヴァルが7着、2歳女王のローブティサージュは9着に敗れている。傾向が変わってきているのかもしれない。
 また若い牝馬は、突然走らなくなることがある。機嫌を損ねるとダメなのだそうだ。トールポピーがそんな感じだったような。念のため、馬券はタテ目も押さえておきたい。

 本命が人気馬なので、相手は絞りたい。良馬場で見直したいマラムデール、底を見せていないヌーヴォレコルトを厚めに押さえる。
 推奨穴馬はプリモンディアル。良馬場でさらに。

 オーシャンSも◎ハクサンムーンで仕方なし。スタートさえ決まれば。

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2014年3月4日火曜日

娘(年長組)と息子(3歳児組)の生活発表会

 娘(年長組、もうすぐ小学生)と息子(3歳児組、来春から年少組)がお世話になっている保育園では、毎年、生活発表会なるものがある。いわゆる発表会だ。
 昨年、はじめて見に行った。行く前は
「自分の子どもの発表だけでいいのに」
と、あまり乗り気ではなかったのだが、子どもたちが一生懸命に演技する姿を見て元気をもらった。今年はどんな発表をしてくれるのだろうか。
 娘によると、年が明けてからは、この発表会に向けて毎日、血のにじむような(ウソです)練習をこなしてきたそうだ。

 まずは息子のダンス。「きどりっこカメさん」という歌に合わせたダンスを披露した。3歳児クラスだと、ただ突っ立っている子も多い。昨年は慣れない雰囲気に泣いてしまう子もいたように思うのだが、今年はそういう子はいなかった。優秀な(?)学年なのだろうか。わが息子は、4月生まれということもあり、ずいぶん上手に踊っていた。よくできました。


 娘の出番は後半戦。年中組や年長組になると、何種類かのダンスがあり、そのうちの一つに参加する。娘はバレリーナの一員として登場したのだが、本人は別のダンス(何かは忘れた)がよかったらしい。子どもでも、隣の芝は青く見えるものなのだろうか。
 年長組ともなると、みんな真剣だ。特に女の子は、ポーズをバッチリ決めてくる。


 中には「楽しくて仕方ない」とばかりにニコニコしながら踊っている子もいるのだが、たいていの子は緊張感を漂わせている。娘は後者だ。
 娘は発表会前にインフルエンザにかかり、最後の数日は練習できなかったのだが、そのハンデを感じさせないダンスを見せてくれた。よくできました。

 最後は学年ごとに音楽の発表。息子は歌とマラカスを披露した。大きな声で一生懸命歌っていた。


 娘は先日の音楽フェスティバルのために練習した、アフリカンシンフォニー、宮崎アニメメドレー、エーデルワイス、蛍の光を演奏した。音楽発表会に力を入れている保育園でもあり、なかなかの迫力だ。娘は、担当のピアニカを(たぶん)上手に演奏した。


 娘は、保育園では最後の発表会だった。今回は主役だったが、春になれば下っ端に逆戻りだ。保育園生活もあと1カ月。楽しい思い出を作ってほしい。
 先生方にもいろいろお世話になりました。あまり世話のかからない子だったと思うのだが、それは親のひいき目だろうか?

 自分の子ども以外のものでは、年少組の「カエルさん」の発表がよかった。保育園の発表は、簡単なモチーフのほうが魅力が伝わるように思う。

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2014年3月2日日曜日

予想の回顧 阪急杯、中山記念、アーリントンC 2014

 日曜の阪神メインは阪急杯。
 ◎ラトルスネークはまたも出遅れ…。3、4コーナーで外を回して前にとりつくが、直線はジリジリになり、6着まで。内を突いた馬が上位を占める展開では厳しかった。いつも、何か噛み合いませんなあ…。
 本命に推すのをやめたらアッサリ勝ってしまいそうで、こういう馬はなかなか見限れない。まるで、悪い女に捕まってしまったような状態だ…。

 中山では中山記念。スタートでトウケイヘイローが大きく出遅れ、スタンドがどよめく。他馬の騎手もビックリしただろう。◎ロゴタイプは5、6番手のインから。
 出遅れたトウケイヘイローが1コーナー過ぎでハナに立つという、珍しい展開に。直線までそのままの体勢で進む。直線を向き、◎ロゴタイプジャスタウェイと並ぶようにして追い出すが、アッサリ突き放される。それでも2着は確保しそうな脚色だったのだが、最後の最後にアルキメデスに差されてハナ差の3着。馬券はハズレ。
 ジャスタウェイが先行して内をズバッと突き抜けたのには驚いた。道中、ロゴタイプの近くにいたのでよく見えており
「こんなところにジャスタウェイ? アッサリ勝ってしまうやん」
と思っていたら、まさにそうなった。またもやノリマジックにしてやられた。福永騎手には悪いが、ドバイでもノリに乗ってもらうほうがよいのではないだろうか。
 ◎ロゴタイプは、休み明けでハナ差の3着。これならドバイ遠征にも楽しみがもてる。二走目の上積みに期待したい。

 土曜の阪神メインはアーリントンC。
 ◎ミッキーアイルは-6 kg。陣営は「馬体重を増やすために間隔を取った」とコメントしていたので少し心配になるが、パドックを見るとそれほどイレ込んだり細くなっているわけではなさそうなので、予定通りこの馬から勝負した。
 レースでは好発を切ってスイスイ逃げていき、3コーナーでは4~5馬身ほど後続との差を広げる。
「ちょっと行きすぎでは…」
と心配していると、4コーナーでは後ろとの差が縮まり、直線入り口では左右にフラフラする面を見せる。
「ヤバいかも…」
という不安をよそに、まっすぐ走り出してからは後続との差を広げ、3馬身半差の完勝。この相手では力が違った。NHKマイルCは東京なので、馬体の維持と輸送によるイレ込みが課題か。
 2番手争いはフェルメッツァタガノグランパに迫るが、最後は同じ脚色になり、タガノグランパが2着を確保。安かったが馬連を本線で取った。

 今週は3戦1勝だが、他のレースが散々で、最終馬連の恩恵も受けられず、トータルの収支はかなりのマイナスになった。開催が替わってガタッとこないよう、来週は巻き返したい。

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2014年3月1日土曜日

2014 阪急杯、中山記念 予想と与太話

 阪神・中山開催開幕週は、西で阪急杯、東で中山記念が組まれている。
 昨年の中山記念の予想
「中山記念は別定のGIIだが、例年、一線級の参戦はそれほど多くない。最も渋い別定GIIと独断したい」
と書いたのだが、お詫びして撤回したい。私の言葉に馬と調教師が発奮したのか、今年はGI並の好メンバーが揃った。そうではなく、ハイレベルの理由はドバイ。近年、ドバイに遠征する日本馬が飛躍的に増えている。今年はいったい何頭が出るのだろう。そのステップとして、このレースが選ばれているのだ。
 ドバイミーティングは招待レースだから、向こうから呼んでもらえないと出走できない。よって出走馬が増えているということは、ドバイで日本馬の評価が高まっているということだ。よいことである。

 レースにいってみたい。
 予想は阪急杯を中心に。高松宮記念の前哨戦が、なぜ1400 mに延長されたのかワケワカメだが、◎ラトルスネークにとっては好都合。1400 mはベストの距離だ。ここ数走、出てくるたびに本命に推しているのだが、歯がゆい結果が続いている。出遅れたり、前残りになったり、不利があったりと、どうも恵まれないのだ。だからついつい
「力さえ発揮できれば…」
と、懲りずに本命に推してしまう。今度こそ期待に応えてほしい。
 推奨穴馬は休み明け得意のバーバラマヤノリュウジン。実績馬パドトロワも怖い。

 中山記念は◎ロゴタイプを狙う。

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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...