2019年11月21日木曜日

【読書メモ】吉川英治『黒田如水』(オリオンブックス)

 黒田如水、すなわち黒田官兵衛の壮年期を吉川氏が描いた。
 播磨の小国の配下でしかなかった黒田家の当主が、秀吉と出会って人生を拓いていく様子がすがすがしい。その後、荒木村重に捕らえられ、救出されるまでが書かれた一冊だ。
 さあ、いよいよこれから毛利を攻め、本能寺の変があり、中国大返しを経て、秀吉とともに天下統一を成し遂げていくというところで話が終わってしまう。続編がないのが残念。
 この小説がなければ、もしかすると大河ドラマもなかったかもしれない。

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

【50歳を過ぎて人生初の手術・全身麻酔】唾石摘出術を受けました

 53歳目前の2025年7月末に、人生で初めて全身麻酔の手術を受けた。その顛末をまとめておく。 ◆唾石発見◆  転職を控えた今年(2025年)の2月に、行きつけの歯医者さんからクリーニングの案内が来た。東京に転職する前に、挨拶をかねて訪れたら、歯科衛生士のお姉さんに 「...