春本番とはいかないが、気温も上昇してきた。例年、高松宮記念のときはもう少し寒いように思う。桜の開花も早いというし、気温は高めなのかもしれない。
そんなGI前日の土曜日は、西で毎日杯、東で日経賞が行われる。
毎日杯といえば、かつては「東上最終便」と呼ばれ、皐月賞への最終切符をかけたレースだったのだが、近年はNHKマイルCやダービーと縁の深いレースとなっている。かつてくはテイエムオペラオーが毎日杯を勝って皐月賞も制したが、それ以来、ここをステップに皐月賞を制した馬は出ていないのではないだろうか。
今年は、NHKマイルCやダービーをにらんだ馬ではなく、皐月賞の切符を取り損ねた馬が顔を揃えた印象。本命は、人気だが◎キズナ。前走、前々走と期待を裏切ったが、阪神外回りに変わり、この相手なら何とかなるだろう。ただ、人気ほどの信用はおけないという印象。
推奨穴馬はラブリーデイとオメガキングティー。両馬とも穴というほどではないかもしれないが、1勝馬が過半数のここ、一発があるなら2勝馬か。
日経賞は◎フェノーメノ。OGGの三強の一角を崩せるならこの馬か。ここは通過点にしてほしい。
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2013年3月22日金曜日
2013年3月20日水曜日
またまた 京都水族館へ行ってきた
昨年の12月以来、通算3度目となる京都水族館訪問。もうすぐ息子が3歳になり、有料になってしまうので、それまでにもう一度行こうとなったわけだ。初めていったときに、私と娘(5歳)は年間パスポートを買った(入場料2回分の値段で1年間フリー)のだが、元は十分にとったことになる。
まずは玄関で記念撮影。慣れたものだ。
最初の水槽は「京都の魚」コーナー。オオサンショウウオが主役なのだが、こんなに積み重なっていると、あまりありがたみがないなあ…。
階段を上がると、次はほ乳類コーナー。オットセイが可愛らしい。個人的にはここが一番好きだ。どうも魚類よりもほ乳類に惹かれてしまう。
次がメインの「日本の海」コーナー。「日本の海を再現」というコンセプトらしい。こうして見ると、なかなかの迫力だ。娘はサメが気に入ったそうだ。
そして、ペンギンコーナーを過ぎると、小さな水槽にいろいろな魚がいるという、従来型の展示。ここに、前回はいなかった(と思う)大きなタコがいた。なかなかの人だかりで写真が撮れなかったのが残念。息子はこのタコが怖いけど気に入ったらしい。いったんは
「怖いよ~」
と逃げ出したのだが、しばらく経つと
「また見たいから、ついてきてよ~」
と戻ってもう一度見る羽目になった。怖いのか見たいのか、どっちやねん。
最後はイルカコーナー。ショーとショーの合間だったので、イルカさんたちも休憩中。楽しそうに泳いでいた。水槽の近くに立っていると、ザブーンと水をかけられる。本人(イルカ)たちは遊んでいるつもりなのだろう。
この日はひな祭りだったので、晩ご飯はお母さんの作ったケーキ風オシャレちらし寿司。みんなで美味しくいただきました。
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まずは玄関で記念撮影。慣れたものだ。
最初の水槽は「京都の魚」コーナー。オオサンショウウオが主役なのだが、こんなに積み重なっていると、あまりありがたみがないなあ…。
階段を上がると、次はほ乳類コーナー。オットセイが可愛らしい。個人的にはここが一番好きだ。どうも魚類よりもほ乳類に惹かれてしまう。
次がメインの「日本の海」コーナー。「日本の海を再現」というコンセプトらしい。こうして見ると、なかなかの迫力だ。娘はサメが気に入ったそうだ。
そして、ペンギンコーナーを過ぎると、小さな水槽にいろいろな魚がいるという、従来型の展示。ここに、前回はいなかった(と思う)大きなタコがいた。なかなかの人だかりで写真が撮れなかったのが残念。息子はこのタコが怖いけど気に入ったらしい。いったんは
「怖いよ~」
と逃げ出したのだが、しばらく経つと
「また見たいから、ついてきてよ~」
と戻ってもう一度見る羽目になった。怖いのか見たいのか、どっちやねん。
最後はイルカコーナー。ショーとショーの合間だったので、イルカさんたちも休憩中。楽しそうに泳いでいた。水槽の近くに立っていると、ザブーンと水をかけられる。本人(イルカ)たちは遊んでいるつもりなのだろう。
この日はひな祭りだったので、晩ご飯はお母さんの作ったケーキ風オシャレちらし寿司。みんなで美味しくいただきました。
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2013年3月17日日曜日
2013阪神大賞典、スプリングS、若葉S、ファルコンS、フラワーC 予想の回顧
土曜阪神は若葉S。馬券は6枠から流していた。その6枠の一頭である◎レッドルーラーがしぶとく伸びて見事に1着。しかし、2着のクラウンレガーロの7枠を押さえておらず、ハズレ…。
レッドルーラーは、皐月賞よりもダービーで狙ってみたい。
中京のファルコンSは、◎モグモグパクパクが中団から外に出して差してくるが、前を捉まえきれず4着。休み明けの分か、それとも距離か。
2着のカシノピカチュウには驚いた。
中山のフラワーCも7枠から流していた。◎カラフルブラッサムが失速した時点で諦めムードだったのだが、◎エバーブロッサムが猛然と追い込み、2着に突っ込んでくれた。安かったが枠連を獲った。
日曜は阪神大賞典。◎ゴールドシップは3コーナー手前からまくっていく、いつもの競馬。この相手なら楽に突き抜けて完勝。
一方、○ベールドインパクトは◎が来るのを待って、併せ馬のようにして一緒に上がっていったが、直線ではついていけず、4着まで。勝ちにいく競馬をしただけに、仕方のないところか。自分の競馬に徹したデスペラードが2着に来たのとは対照的な結果だった。
スプリングSは◎アクションスターが、中団につけるが直線は失速して10着。馬体を減らしていたのが応えたようだ。結果論になるが、本命を変更すべきだった。
勝ったロゴタイプは、前の3頭を見る位置でピタッと折り合い、直線で抜け出して1馬身半の差をつけた。本番の1番人気はこの馬になりそうだ。
今週は5戦1勝で、その1勝も300円台の枠連。当然、収支はマイナス。先週のプラス分がふっとんだ…。
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レッドルーラーは、皐月賞よりもダービーで狙ってみたい。
中京のファルコンSは、◎モグモグパクパクが中団から外に出して差してくるが、前を捉まえきれず4着。休み明けの分か、それとも距離か。
2着のカシノピカチュウには驚いた。
中山のフラワーCも7枠から流していた。◎カラフルブラッサムが失速した時点で諦めムードだったのだが、◎エバーブロッサムが猛然と追い込み、2着に突っ込んでくれた。安かったが枠連を獲った。
日曜は阪神大賞典。◎ゴールドシップは3コーナー手前からまくっていく、いつもの競馬。この相手なら楽に突き抜けて完勝。
一方、○ベールドインパクトは◎が来るのを待って、併せ馬のようにして一緒に上がっていったが、直線ではついていけず、4着まで。勝ちにいく競馬をしただけに、仕方のないところか。自分の競馬に徹したデスペラードが2着に来たのとは対照的な結果だった。
スプリングSは◎アクションスターが、中団につけるが直線は失速して10着。馬体を減らしていたのが応えたようだ。結果論になるが、本命を変更すべきだった。
勝ったロゴタイプは、前の3頭を見る位置でピタッと折り合い、直線で抜け出して1馬身半の差をつけた。本番の1番人気はこの馬になりそうだ。
今週は5戦1勝で、その1勝も300円台の枠連。当然、収支はマイナス。先週のプラス分がふっとんだ…。
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2013年3月16日土曜日
2013阪神大賞典、スプリングS オレの予想を聞いてくれよ
日曜は、西で阪神大賞典、東でスプリングS。冬休みだった主役級が登場する時期になってきた。
今年も、ゴールドシップという横綱が阪神大賞典から始動する。とはいえ、それ以外のメンバーはというと、重賞未勝利の新顔か、むかし重賞を勝ったことのあるロートル。頭数も9頭と、寂しいメンバー構成だ。長距離レースがどんどん衰退していくのは悲しいが、時代の流れということなのだろう。
本命は◎ゴールドシップで仕方あるまい。昨年のようなハプニングでもない限り、連を外すことは考えられない。2本脚で走っても勝つかも。
対抗も○ベールドインパクトでしょうがない。展開利があれば逆転の目も。
馬券は、面白くも何ともないが、この2頭の馬連1点勝負か、この2頭軸の3連単で。
推奨ヒモ穴は、コスモヘレノス。スイスイと逃げられれば。
スプリングSは◎アクションスターをもう一度狙う。前からでも後ろからでも堅実に走る。中山は向きそう。
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今年も、ゴールドシップという横綱が阪神大賞典から始動する。とはいえ、それ以外のメンバーはというと、重賞未勝利の新顔か、むかし重賞を勝ったことのあるロートル。頭数も9頭と、寂しいメンバー構成だ。長距離レースがどんどん衰退していくのは悲しいが、時代の流れということなのだろう。
本命は◎ゴールドシップで仕方あるまい。昨年のようなハプニングでもない限り、連を外すことは考えられない。2本脚で走っても勝つかも。
対抗も○ベールドインパクトでしょうがない。展開利があれば逆転の目も。
馬券は、面白くも何ともないが、この2頭の馬連1点勝負か、この2頭軸の3連単で。
推奨ヒモ穴は、コスモヘレノス。スイスイと逃げられれば。
スプリングSは◎アクションスターをもう一度狙う。前からでも後ろからでも堅実に走る。中山は向きそう。
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2013年3月15日金曜日
2013若葉S、ファルコンS、フラワーC オレの予想を聞いてくれよ
先日、ローマで、新法王を決めるコンクラーベなるものが行われた。そういえば昔、コンクラーベという競走馬がいた。
「たしか牝馬で、長く現役を続けた馬だったような…」
と思って調べてみると、1993年に(いまでいう)2歳でデビューし、5歳の夏に引退。その間に37戦したというタフな牝馬だった。準オープンで入着したり、しなかったりで、オープンには上がれなかったが、馬主孝行な馬だったといえるだろう。
当時、私はコンクラーベという馬名は「根比べ」をもじったものだと思っており
「なかなかセンスのいいネーミングやな」
などと一人で感心していたのだが、全くの勘違いだったようだ…。
さてレースにいってみたい。今週は土曜に二つ、日曜に二つと、合計四つの重賞が行われる。GIシーズンが近づいてきた。
土曜は中京でファルコンS、東でフラワーC、西で若葉Sが行われる。この中から、若葉Sを中心に予想する。
皐月賞で穴を開ける馬は、若葉Sをステップにした馬が多いという印象。今年もそれっぽい馬が揃った。有力馬が明日のスプリングSに回ったためか、やや手薄な感がある。
狙いたい馬が同じ枠に入った。6枠の◎レッドルーラーと◎アドマイヤドバイだ。レッドは前走の末脚が見事だった。外回りコースのほうが向きそうだが、このメンバーなら。アドマイヤは堅実さがウリ。前走は後方からの競馬となってしまったが、今回は前につけたいところ。馬券は枠連で勝負する。
推奨穴馬はダンツアトラスとナリタパイレーツ。前残りが怖い。
ファルコンSは◎モグモグパクパク。休み明けと距離延長がやや不安だが、いい枠を引いた。
フラワーCは1勝馬がほとんどで、まるで条件戦。私が馬主なら、持ち馬を何とかして出走させたいところだ。こんな美味しいレースはめったにないのでは。本命は◎カラフルブラッサム。
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「たしか牝馬で、長く現役を続けた馬だったような…」
と思って調べてみると、1993年に(いまでいう)2歳でデビューし、5歳の夏に引退。その間に37戦したというタフな牝馬だった。準オープンで入着したり、しなかったりで、オープンには上がれなかったが、馬主孝行な馬だったといえるだろう。
当時、私はコンクラーベという馬名は「根比べ」をもじったものだと思っており
「なかなかセンスのいいネーミングやな」
などと一人で感心していたのだが、全くの勘違いだったようだ…。
さてレースにいってみたい。今週は土曜に二つ、日曜に二つと、合計四つの重賞が行われる。GIシーズンが近づいてきた。
土曜は中京でファルコンS、東でフラワーC、西で若葉Sが行われる。この中から、若葉Sを中心に予想する。
皐月賞で穴を開ける馬は、若葉Sをステップにした馬が多いという印象。今年もそれっぽい馬が揃った。有力馬が明日のスプリングSに回ったためか、やや手薄な感がある。
狙いたい馬が同じ枠に入った。6枠の◎レッドルーラーと◎アドマイヤドバイだ。レッドは前走の末脚が見事だった。外回りコースのほうが向きそうだが、このメンバーなら。アドマイヤは堅実さがウリ。前走は後方からの競馬となってしまったが、今回は前につけたいところ。馬券は枠連で勝負する。
推奨穴馬はダンツアトラスとナリタパイレーツ。前残りが怖い。
ファルコンSは◎モグモグパクパク。休み明けと距離延長がやや不安だが、いい枠を引いた。
フラワーCは1勝馬がほとんどで、まるで条件戦。私が馬主なら、持ち馬を何とかして出走させたいところだ。こんな美味しいレースはめったにないのでは。本命は◎カラフルブラッサム。
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2013年3月14日木曜日
書評 中島京子『小さいおうち』(文春文庫)
昭和初期、東北から出てきた女中と、その奉公先の一家との交わりを描いた小説。昭和初期から第二次大戦に至るまでの、「普通の人たち」の暮らしぶりと、戦争へ至るまでの世相の変化が伝わってくる。
東北から出てきた女中が記した、東京郊外に「小さなおうち」を構える一家に奉公した様子の手記というかたちで話は進む。小説の中の人物が手記を書くという二重構造になっている。
女中という、現代社会ではほとんどなくなってしまった職業を語り部におくことにより、その時代の雰囲気がよく伝わってくる。女中とその奉公先一家との、ほのぼのと心暖まる交わりが本書の骨格である。主人公である女中が、奉公先の「奥様」や「ぼっちゃん」を慕っている様子が心地よい。
しかし本書の主題は、その交流そのものではない。そこから透けて見える、戦前の世相が主題である。
昭和初期、第二次大戦に至るまでの十数年間は、決して暗い時代ではなかったことがよく分かる。特殊な状況が戦争という結末を招いたわけではなかった。普通の人たちにとっては、知らず知らずのうちに、戦争へと進んでいってしまったのだ。
読み口は軽いが、読後は何だか少し考えさせられるという不思議な小説だ。普通の人たちが、いかにして戦争に巻き込まれていったのか。重いテーマを、ほのぼのとした語り口で読ませる作品といえるだろう。
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東北から出てきた女中が記した、東京郊外に「小さなおうち」を構える一家に奉公した様子の手記というかたちで話は進む。小説の中の人物が手記を書くという二重構造になっている。
女中という、現代社会ではほとんどなくなってしまった職業を語り部におくことにより、その時代の雰囲気がよく伝わってくる。女中とその奉公先一家との、ほのぼのと心暖まる交わりが本書の骨格である。主人公である女中が、奉公先の「奥様」や「ぼっちゃん」を慕っている様子が心地よい。
しかし本書の主題は、その交流そのものではない。そこから透けて見える、戦前の世相が主題である。
昭和初期、第二次大戦に至るまでの十数年間は、決して暗い時代ではなかったことがよく分かる。特殊な状況が戦争という結末を招いたわけではなかった。普通の人たちにとっては、知らず知らずのうちに、戦争へと進んでいってしまったのだ。
読み口は軽いが、読後は何だか少し考えさせられるという不思議な小説だ。普通の人たちが、いかにして戦争に巻き込まれていったのか。重いテーマを、ほのぼのとした語り口で読ませる作品といえるだろう。
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書評 矢野恒太記念会『日本のすがた2013 「日本国勢図会」ジュニア版』
副題にもあるように「日本国勢図会」のジュニア版だ。日本を知るためのデータブックで、グラフや表が満載。そこへ、小・中学生にも分かるような解説も付されている。
「ジュニア版を読むくらいなら、通常版を読めばいいじゃん」
という声が聞こえてきそうだが、おそらくそれは間違いだ。ジュニア版といって侮ることなかれ。大多数の人にとっては、ジュニア版で十分だ。いや、コンパクトにまとまっていて易しい解説がついている分、むしろジュニア版のほうがよいとさえ思う。
本書は次の8章で構成されている。
たとえばこんな感じ。
・原油の多くとれる国
→中東を差し置いてロシアが第1位。4位中国、7位メキシコというのも意外。
・風力発電量の多い国
→アメリカがダントツのトップ。2位の中国の2倍以上だ。アメリカで風力発電が盛んとは知らなかった。
・米の多くとれる国
→1位中国。そりゃそうか。「じゃあ日本は?」。これが、意外にも中国の5%にも満たないという少なさ。順位もランク外。
・世界のパソコン生産台数
→1位は中国。「それは知ってる」。でも、その割合をご存じだろうか。中国が占める割合は、何と98%。
もちろん、これはごくごく一部のデータであり、見れば見るほど発見がある。一家に一冊おいておきたい本だ。これで1000円はお得。
最後にもう一つデータを紹介したい。
・人口の多い国
→1位中国、2位インド、3位アメリカ。ここまではご存じの方も多いと思うが、さてその次は? ロシアかカナダあたりだろうと思っていたのだが、答えはアジアのあの国でした。
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「ジュニア版を読むくらいなら、通常版を読めばいいじゃん」
という声が聞こえてきそうだが、おそらくそれは間違いだ。ジュニア版といって侮ることなかれ。大多数の人にとっては、ジュニア版で十分だ。いや、コンパクトにまとまっていて易しい解説がついている分、むしろジュニア版のほうがよいとさえ思う。
本書は次の8章で構成されている。
1 国土と人口この八つの切り口から、さまざまなデータが示される。パラパラと読んでいると、いろいろな発見がある。豆知識として持っておくのもよいし、仕事や趣味に活かせるデータも見つかるかもしれない。
2 経済と財政
3 農林水産業
4 日本の工業
5 商業と貿易
6 交通と通信
7 国民の生活
8 世界のすがた
たとえばこんな感じ。
・原油の多くとれる国
→中東を差し置いてロシアが第1位。4位中国、7位メキシコというのも意外。
・風力発電量の多い国
→アメリカがダントツのトップ。2位の中国の2倍以上だ。アメリカで風力発電が盛んとは知らなかった。
・米の多くとれる国
→1位中国。そりゃそうか。「じゃあ日本は?」。これが、意外にも中国の5%にも満たないという少なさ。順位もランク外。
・世界のパソコン生産台数
→1位は中国。「それは知ってる」。でも、その割合をご存じだろうか。中国が占める割合は、何と98%。
もちろん、これはごくごく一部のデータであり、見れば見るほど発見がある。一家に一冊おいておきたい本だ。これで1000円はお得。
最後にもう一つデータを紹介したい。
・人口の多い国
→1位中国、2位インド、3位アメリカ。ここまではご存じの方も多いと思うが、さてその次は? ロシアかカナダあたりだろうと思っていたのだが、答えはアジアのあの国でした。
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