2014年2月21日金曜日

2014 ダイヤモンドS、斑鳩S 予想と与太話

 今週は、3週間ぶりに雪のない週末になり、久々に良馬場での競馬が楽しめそうである。どうやら寒さもピークも越え、春の足音が聞こえてきたようにも感じる。競馬カレンダーも、京都・東京開催は今週で終わって、来週からは阪神・中山開催がスタート。早いものだ。

 そんな土曜の東京メインはダイヤモンドS。めっきり少なくなった3000 m超のレースの一つだ。
 ところで、JRAに3000 m以上の平地レースがいくつあるのか、ちょっと調べてみた。すると、天皇賞・春、菊花賞、阪神大賞典、ステイヤーズS、ダイヤモンドS、万葉Sの六つだけらしい。寂しいなあ。もう少しあってもよいと思うのだが…。
 とはいえ、今回のダイヤモンドSも11頭立てで、各上挑戦の馬もちらほら。この現状では、増やしてくれという意見はなかなか通らないか。

 レースにいってみたい。
 例年はステイヤーズSをステップにした馬が多いと思うのだが、今年はほとんどいない。となれば万葉S組が人気するのは自然の流れか。しかし、今年の万葉Sはほとんど準オープンのようなメンバーでレベルに疑問がある。
 というわけで、本命は◎フェイムゲーム。いままで走った一番長い距離のレースは前走のAJCC(2200 m)なので距離適性は未知数だが、半兄にバランスオブゲームがいて、父がハーツクライなのだから、こなしてくれないか。距離さえ保てば、実力は一枚上のはず。
 推奨穴馬はナシ。少頭数でもあり固く収まりそうだ。

 京都のメインは斑鳩S。斑鳩は「いかるが」と読む、奈良の地名だ。法隆寺が斑鳩町にあるのだが、そういえば小学生の遠足以来行っていない。
 本命は◎ダイナミックガイ。準オープンに昇級してからの2戦を0.3、0.2秒差にまとめている。もうひと押しを期待。

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2014年2月18日火曜日

予想の回顧 京都記念、東京新聞杯、クイーンC、アルデバランS 2014

 日曜の京都メインは京都記念。馬場はやや重にまで回復。すごいぞ日本の競馬場。
 レーススタート。どの馬が逃げているのか、まったく気にしていなかった。まさかその馬が勝ってしまうとは…。
 ◎トーセンラーは中団の外で折り合いをつける。人気のジェンティルドンナはかかり気味に3番手。かなり行きたがっているように見えた。
 向こう正面でトゥザグローリーが我慢できなくなり行ってしい、そこからレースが動き始める。トーセンラーはジッと我慢して直線では大外へ。そこからよく伸びて逃げ馬を捉えたのだが、その逃げ馬がもう一度盛り返してゴール。恐れ入った。
 勝ったのはデスペラード。まさかこの馬が逃げ切るとは…。ノリマジックにしてやられた。この馬は渋った馬場での成績がいまいちだったので馬券対象外だったのだが、よく見たら渋った馬場はダートでしか経験がなく、良馬場以外の芝で走ったのは今回が初めてだったようだ。馬柱はよく見ないと…。
 ◎トーセンラーは、休み明けで58 kgで大外を回してのもの。力は示した。3着にしぶとく伸びてきたアンコイルドも、期待通りの走りだったといってよいだろう。
 ジェンティルドンナは6着に沈んだ。年齢を重ねてきて、ますますポン駆けしなくなってきているのかもしれない。次走はドバイで実力を発揮してほしい。
 馬券は、1着のデスペラードを押さえておらず、ハズレ。

 代替競馬の月曜メインは東京新聞杯。◎クラレントは3、4番手につけて直線では内に潜り込む。この馬の勝ちパターンだ。
「よしっ」
と思ったところに外から伸びてきたのはホエールキャプチャ。牝馬の57 kgで休み明け。全く馬券対象外だった。勝った騎手が驚いているほどだから、手が出なくても仕方なかろう。

 異例の火曜競馬のメインはクイーンC。映像は見えていないのだが◎フォーエバーモアが圧倒的人気に応えてキッチリと勝った。春が楽しみだ。
 2着のマジックタイムは相手本線。馬連をとった。

 土曜の京都メインはアルデバランS。
 ◎タイムズアローはちょうど真ん中あたりでレースを進めるが、直線は伸びずバテずで6着。物足りなかった。
 勝ったエーシンゴールドは強かった。先週のすばるSに続いて4歳馬の勝利。連闘でフェブラリーSに向かうのだろうか。

 今週は4戦1勝だが、障害レースで穴っぽいところをチョロっととり、ほぼトントン。トータルではまずまずの結果だった。

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2014年2月17日月曜日

2014 クイーンカップ 予想と与太話

 異例の火曜競馬の東京メインはクイーンカップ。クイーンSとクイーンCがあって、ややこしい。
 クイーンCは、この時期に行われる3歳牝馬の重賞。厳冬期のレースだが、GI戦線で活躍する馬を次々と送り出している。東京の1600 mは実力が出るコースなのだろう。

 本命は◎フォーエバーモア。1番人気になるだろうが、逆らうこともないだろう。阪神JFでは二強とタイム差なしの3着に入った。二強ばかりが注目されているが、この馬の実力もかなりのものと見た。ここは通過点にしてほしい。
 推奨穴馬はタイセイティグレス

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2014年2月16日日曜日

2014 東京新聞杯 予想と与太話

 中止になった先週日曜の東京競馬の代替競馬が月曜に行われる。メインレースは東京新聞杯。東京新聞はたしか中日新聞の系列紙だったはずだが、地方紙の系列紙が東京で発行されているのは珍しいなあと思って改めて調べてみた。
 もともとは東京の新聞だったのだが、経営不振に陥ったのを中日新聞が買い取ったのだそうだ。朝刊は110円と、他の大手新聞よりも安いらしい。やはり読者は東海地方出身者が多いのだろうか。

 さてレースにいってみたい。
 先週の中止の影響で、関西馬は再輸送になる。影響の出る馬もいそうだが、フタを開けてみないと分からないことは、深く考えても仕方ないということにしておく。
 本命は◎クラレント。府中の1600 mはベストの舞台。連覇を期待したい。阪神C掲示板からの臨戦過程も昨年と同じ。重馬場は少し心配だが、こなしてくれないか。
 推奨穴馬はレイカーラ。力をつけた印象。関東馬で再輸送がないのもよい。

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2014年2月15日土曜日

2014 京都記念 予想と与太話

 東京競馬は、前日のかなり早い時間に中止の発表。異例の早期決定だった。これで東京競馬は開催日4日連続の中止。
「2週連続の中止は数年に一度ある気がするが、3日連続は珍しいなあ…」
と思っていたら、4日に伸びてしまった。過去にこんなことがあったのだろうか。

 というわけで共同通信杯は延期になり、日曜の重賞は京都記念だけになった。このレース、今回で107回目を迎える伝統のGIIなのだが、107年前から行われているわけではない。昔は1年に2回あったそうだ。いまで言う天皇賞のような感じだったのだろう。
 冬場のレースということもあり、かつては一線級の参加はあまり見られなかった。ところが近年は、ローテーションの多様化と、ドバイへのステップにちょうどよいということから、スターホースが出走するようになった。今年もまさにそのパターンだ。
 今回のスターホースは、もちろん○ジェンティルドンナ。今年はここをひと叩きしてドバイへ飛ぶ。しかしこの馬は、休み明けがイマイチ得意ではない。昨年の宝塚記念、天皇賞秋などを取りこぼしている(といっても3着は外していないのだが)。対抗まで。
 本命は◎トーセンラー。こちらのほうがポン掛けする印象があるし、京都も大の得意。心配は休み明けよりも馬場状態か。
 もう一頭、▲アンコイルドまでが馬券対象。いつもいい競馬をしているのに人気がなかったが、今回は3番人気。ついに実力が認められはじめたようだ。
 珍しくド本命サイドだが、この3頭のボックスで。

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2014年2月14日金曜日

2014 アルデバランS 予想と与太話

 今週も雪予報だ。金曜日夕方の時点で、早くも土曜の東京競馬の中止が決定。2週連続の中止はいつ以来だろうか。開催日3日連続の中止は記憶にない。
 代替競馬は異例の火曜日に行われることになったそうだ。火曜競馬も(金杯を除けば)記憶にない。しかし、土・日・月・火と4日連続で競馬が楽しめると、前向きに考えることもできそうだ。
 京都と小倉だけでも、無事に開催されることを願いたい。

 ちなみにわが家はインフルエンザ禍に見舞われ、てんてこ舞い。妻はほとんど仕事に行けず、ドモナラズ状態である。子どもの病気だから仕方ないとはいえ、どうしてもお母さんにしわ寄せがいってしまうなあ。いつもすみません…。

 そんな土曜の京都メインはアルデバランS。先週の土曜に続いて、星の名前のダートオープン特別だ。この時期の土曜メインはこのパターンで、という内規でもあるのだろうか。

 本命は◎タイムズアロー。ここ3走はすべて掲示板に乗り、0.4秒差以内。堅実に駆ける。重、不良は3-0-0-2と得意にしているのも心強い。55 kgは恵まれた印象。

 推奨穴馬はバーディバーディ。長期休み明けだが、重馬場は得意。

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2014年2月11日火曜日

書評 駒崎弘樹『「社会を変える」を仕事にする ―社会起業家という生き方―』(ちくま文庫)

「文句言ってるばかりじゃなくて、行動しようよ」と背中を押された気がした。

 駒崎氏が、病児保育サービスのNPO法人「フローレンス」を立ち上げて、その事業を軌道に乗せていく過程を自ら著した本。駒崎氏は私より少し年下なのだが、同世代といってよい年齢だ。同世代に、こういう頑張りをしている人がいるのは、とても励みになる。
 駒崎氏は、気になる存在だった。私と同世代のビジネスマンというと(少し年上だが)楽天の三木谷氏やライブドアのホリエモン氏など、ITベンチャーで財をなした方々が代表選手だ。
 その中で駒崎氏は「若いのに地に足がついていて、全体がよく見えているなあ」という印象で、IT系の人たちとは違う雰囲気を感じていた。

 その、駒崎氏の本を読んでみようと選んだのが本書。駒崎氏がフローレンスを立ち上げようと思い立つまでの過程、事業を軌道に乗せるための奮闘ぶり、そして何より、フローレンスにかける思いが詰まっている。
 フローレンスは、病児保育のサービスを手がけるNPO法人だ。ところで、病児保育とは何か、ご存じだろうか。読んで字のごとく「病気の子どもを保育する」サービスなのだが、日本ではこのサービスはほとんどなかったのだ。
 日本の保育所事情はいろいろ改善の余地があるが、その筆頭が
「病気の子どもの保育」
だろう。私も子どもを保育所に入れるまでは知らなかったのだが、日本の保育所は病気の子どもは預かってくれないのだ。病気の子どもを預かれない事情も分かるし
「子どもが病気のときくらい、仕事休めよ」
という意見も分かる。わが家も「子どもが病気のときは仕事を休もう」というスタンスで、妻がそういう条件の仕事に就いている。大げさに言えば、妻の仕事を犠牲にしているわけだ。
 それはそれで一つのポリシーなのだが、それ以外の道は選べないというのはよろしくないだろう。父母ともにバリバリ仕事をして、背中で子育てをするという道もあってもよいはずだ。しかし現在の日本では、祖父母と同居するかベビーシッターを雇わない限り、それはほぼ不可能だ。
 もっと切実なのは母子家庭だ。「子どもが病気する度に休まなければならないので、収入も減るし、正社員にもなれない」。こんな現実があるらしい。

 前置きが長くなってしまったが、この現状に切り込んだのが駒崎氏である。病児保育を事業として成り立たせる、すなわち「利益の出る」事業として展開するために、さまざまなアイデアを出し、協力を仰ぎ、交渉を重ね、実現していく。その発想と交渉力には、若さゆえのまっすぐさと、若者らしからぬ老かいさが同居している。
 一つ触れておきたいのは「NPOは利益を出してもよい」ということについてだ。NPOというと、ボランティアで成り立っている団体であり、利益を出すことを目指してはならないと思っていないだろうか。私も本書を読むまではそう思っていたが、そうではないそうだ。NPOは
「出資者(株主)に利益を還元してはいけない(配当はない)」
というルールがあるだけで、法人自体は利益を出してもよいのだそうだ。

 駒崎氏も含めたわれわれの世代(第二次ベビーブーム世代)は、(私も含めて)ブツブツ文句を言うだけで何も行動しないものだから、人数は多いのに、影が薄くて影響力もない。そんな中で、ブツブツ言うだけじゃなくて行動している後輩に、背中を押される思いがした。




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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...