2014年3月7日金曜日

2014 チューリップ賞、オーシャンS 予想と与太話

 今週末はずいぶん冷えるらしい。三寒四温で徐々に暖かくなっていくのだろう。競馬もクラシックのトライアルがスタート。春が近づいてきたのを感じる。

 そんな土曜の阪神メインはチューリップ賞。桜花賞に直結するレースだ。
 ところでチューリップといえば、チューリップの唐揚げである。

チューリップ唐揚げ

このチューリップの唐揚げは、鶏肉のどの部分かご存じだろうか? 恥ずかしながら、私はついこの前まで知らなかった。漠然と、鶏もも肉と思っていたのだが、よく考えればももの骨があんなに細いわけがない。正解はこれ。

手羽中

 手羽中である。手羽中の肉をまくり上げ、それを揚げるのだそうだ。

 料理の話はこれくらいにしておきたい。
 チューリップ賞は阪神改修以降、毎年、前年の2歳チャンピオンが出走して3-2-1-1と好成績を残していた。しかし、今年はレッドリヴェールがここを使わないので、この記録が途絶える。ちょっと残念だ。
 代わりに登場するのが、そのレッドリヴェールとハナ差の大接戦を演じた◎ハープスター。その前走は後方から猛然と追い込み、負けて強しの内容だった。相手にも恵まれたここは、無理に逆らう必要はなかろう。
 少し気になるのは、ここ2年、1番人気が連対していないところ。先にも書いたように、阪神改修後は前年の2歳女王が出走し、1番人気に応えてきたのだが、一昨年のレーヴディソールがはじめて連を外し(3着)、昨年は1番人気のレッドオーヴァルが7着、2歳女王のローブティサージュは9着に敗れている。傾向が変わってきているのかもしれない。
 また若い牝馬は、突然走らなくなることがある。機嫌を損ねるとダメなのだそうだ。トールポピーがそんな感じだったような。念のため、馬券はタテ目も押さえておきたい。

 本命が人気馬なので、相手は絞りたい。良馬場で見直したいマラムデール、底を見せていないヌーヴォレコルトを厚めに押さえる。
 推奨穴馬はプリモンディアル。良馬場でさらに。

 オーシャンSも◎ハクサンムーンで仕方なし。スタートさえ決まれば。

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2014年3月4日火曜日

娘(年長組)と息子(3歳児組)の生活発表会

 娘(年長組、もうすぐ小学生)と息子(3歳児組、来春から年少組)がお世話になっている保育園では、毎年、生活発表会なるものがある。いわゆる発表会だ。
 昨年、はじめて見に行った。行く前は
「自分の子どもの発表だけでいいのに」
と、あまり乗り気ではなかったのだが、子どもたちが一生懸命に演技する姿を見て元気をもらった。今年はどんな発表をしてくれるのだろうか。
 娘によると、年が明けてからは、この発表会に向けて毎日、血のにじむような(ウソです)練習をこなしてきたそうだ。

 まずは息子のダンス。「きどりっこカメさん」という歌に合わせたダンスを披露した。3歳児クラスだと、ただ突っ立っている子も多い。昨年は慣れない雰囲気に泣いてしまう子もいたように思うのだが、今年はそういう子はいなかった。優秀な(?)学年なのだろうか。わが息子は、4月生まれということもあり、ずいぶん上手に踊っていた。よくできました。


 娘の出番は後半戦。年中組や年長組になると、何種類かのダンスがあり、そのうちの一つに参加する。娘はバレリーナの一員として登場したのだが、本人は別のダンス(何かは忘れた)がよかったらしい。子どもでも、隣の芝は青く見えるものなのだろうか。
 年長組ともなると、みんな真剣だ。特に女の子は、ポーズをバッチリ決めてくる。


 中には「楽しくて仕方ない」とばかりにニコニコしながら踊っている子もいるのだが、たいていの子は緊張感を漂わせている。娘は後者だ。
 娘は発表会前にインフルエンザにかかり、最後の数日は練習できなかったのだが、そのハンデを感じさせないダンスを見せてくれた。よくできました。

 最後は学年ごとに音楽の発表。息子は歌とマラカスを披露した。大きな声で一生懸命歌っていた。


 娘は先日の音楽フェスティバルのために練習した、アフリカンシンフォニー、宮崎アニメメドレー、エーデルワイス、蛍の光を演奏した。音楽発表会に力を入れている保育園でもあり、なかなかの迫力だ。娘は、担当のピアニカを(たぶん)上手に演奏した。


 娘は、保育園では最後の発表会だった。今回は主役だったが、春になれば下っ端に逆戻りだ。保育園生活もあと1カ月。楽しい思い出を作ってほしい。
 先生方にもいろいろお世話になりました。あまり世話のかからない子だったと思うのだが、それは親のひいき目だろうか?

 自分の子ども以外のものでは、年少組の「カエルさん」の発表がよかった。保育園の発表は、簡単なモチーフのほうが魅力が伝わるように思う。

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2014年3月2日日曜日

予想の回顧 阪急杯、中山記念、アーリントンC 2014

 日曜の阪神メインは阪急杯。
 ◎ラトルスネークはまたも出遅れ…。3、4コーナーで外を回して前にとりつくが、直線はジリジリになり、6着まで。内を突いた馬が上位を占める展開では厳しかった。いつも、何か噛み合いませんなあ…。
 本命に推すのをやめたらアッサリ勝ってしまいそうで、こういう馬はなかなか見限れない。まるで、悪い女に捕まってしまったような状態だ…。

 中山では中山記念。スタートでトウケイヘイローが大きく出遅れ、スタンドがどよめく。他馬の騎手もビックリしただろう。◎ロゴタイプは5、6番手のインから。
 出遅れたトウケイヘイローが1コーナー過ぎでハナに立つという、珍しい展開に。直線までそのままの体勢で進む。直線を向き、◎ロゴタイプジャスタウェイと並ぶようにして追い出すが、アッサリ突き放される。それでも2着は確保しそうな脚色だったのだが、最後の最後にアルキメデスに差されてハナ差の3着。馬券はハズレ。
 ジャスタウェイが先行して内をズバッと突き抜けたのには驚いた。道中、ロゴタイプの近くにいたのでよく見えており
「こんなところにジャスタウェイ? アッサリ勝ってしまうやん」
と思っていたら、まさにそうなった。またもやノリマジックにしてやられた。福永騎手には悪いが、ドバイでもノリに乗ってもらうほうがよいのではないだろうか。
 ◎ロゴタイプは、休み明けでハナ差の3着。これならドバイ遠征にも楽しみがもてる。二走目の上積みに期待したい。

 土曜の阪神メインはアーリントンC。
 ◎ミッキーアイルは-6 kg。陣営は「馬体重を増やすために間隔を取った」とコメントしていたので少し心配になるが、パドックを見るとそれほどイレ込んだり細くなっているわけではなさそうなので、予定通りこの馬から勝負した。
 レースでは好発を切ってスイスイ逃げていき、3コーナーでは4~5馬身ほど後続との差を広げる。
「ちょっと行きすぎでは…」
と心配していると、4コーナーでは後ろとの差が縮まり、直線入り口では左右にフラフラする面を見せる。
「ヤバいかも…」
という不安をよそに、まっすぐ走り出してからは後続との差を広げ、3馬身半差の完勝。この相手では力が違った。NHKマイルCは東京なので、馬体の維持と輸送によるイレ込みが課題か。
 2番手争いはフェルメッツァタガノグランパに迫るが、最後は同じ脚色になり、タガノグランパが2着を確保。安かったが馬連を本線で取った。

 今週は3戦1勝だが、他のレースが散々で、最終馬連の恩恵も受けられず、トータルの収支はかなりのマイナスになった。開催が替わってガタッとこないよう、来週は巻き返したい。

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2014年3月1日土曜日

2014 阪急杯、中山記念 予想と与太話

 阪神・中山開催開幕週は、西で阪急杯、東で中山記念が組まれている。
 昨年の中山記念の予想
「中山記念は別定のGIIだが、例年、一線級の参戦はそれほど多くない。最も渋い別定GIIと独断したい」
と書いたのだが、お詫びして撤回したい。私の言葉に馬と調教師が発奮したのか、今年はGI並の好メンバーが揃った。そうではなく、ハイレベルの理由はドバイ。近年、ドバイに遠征する日本馬が飛躍的に増えている。今年はいったい何頭が出るのだろう。そのステップとして、このレースが選ばれているのだ。
 ドバイミーティングは招待レースだから、向こうから呼んでもらえないと出走できない。よって出走馬が増えているということは、ドバイで日本馬の評価が高まっているということだ。よいことである。

 レースにいってみたい。
 予想は阪急杯を中心に。高松宮記念の前哨戦が、なぜ1400 mに延長されたのかワケワカメだが、◎ラトルスネークにとっては好都合。1400 mはベストの距離だ。ここ数走、出てくるたびに本命に推しているのだが、歯がゆい結果が続いている。出遅れたり、前残りになったり、不利があったりと、どうも恵まれないのだ。だからついつい
「力さえ発揮できれば…」
と、懲りずに本命に推してしまう。今度こそ期待に応えてほしい。
 推奨穴馬は休み明け得意のバーバラマヤノリュウジン。実績馬パドトロワも怖い。

 中山記念は◎ロゴタイプを狙う。

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2014年2月28日金曜日

2014 アーリントンカップ 予想と与太話

 土曜日から3月が始まるのにあわせて、阪神・中山開催もスタート。今週のアネモネSからトライアルも始まり…と思っていたら、アネモネSは2週間後に移動したらしい。なぜなのだろう。

 そんな土曜の阪神メインは、アーリントンC。昨年、一昨年のこのレースの予想にも書いたのだが、アーリントンはアメリカのテキサス州の地名で、MLBのレンジャーズの本拠地である。レンジャーズといえばダルビッシュ投手だが、実はもう一人の日本人がいる。田中賢介内野手だ。
 日ハム時代は日本一の二塁手といえる存在だったのだが、昨年はメジャーでプレーしたのはほんの数試合。しかも外野手としての起用だった。今年はメジャー契約を勝ち取り、ダルビッシュとともにプレーできるのか。ひそかに注目している。

 レースにいってみたい。
 10頭立てと、少し寂しいメンバーになった。みんな◎ミッキーアイルを避けたのだろうか。この相手ならこの馬が本命で仕方なかろう。阪神の1600 mはタフなコースだが、開幕週の馬場を味方に逃げ切ってほしい。
 この馬とバンドワゴンとイスラボニータの3頭には、ぜひNHKマイルCで激突してほしいものだ。3頭とも、マイル前後の距離に適性があると思うのだが。
 推奨穴馬はレッドルシファー。前走の大敗は重馬場のせいだろう。巻き返しがあるかも。

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2014年2月27日木曜日

書評 首藤瓜於『脳男』(講談社文庫)

インパクトのある書名も、読んで納得。なるほど「脳男」だ。


 連続爆弾事件の犯人を追い詰めた現場には、もう一人の男(鈴木一郎)がいた。犯人は逃げ去り、鈴木だけが逮捕される。精神科医が鈴木の精神鑑定を重ねていくにつれ、驚くべき事実が発覚する。鈴木には「感情がない」のだ。
 鈴木の生い立ちが明らかになっていくにつれ、鈴木の本性が徐々に見えてくる。感情のない人間、すなわち「脳男」とはどういう存在なのか。さらに、鈴木は爆弾犯の共犯なのか、それとも犯人の敵なのか。謎が謎を呼ぶ。そこに新たな爆弾事件が発生じ、ハラハラドキドキのラストへ。

 というのが粗筋。最初は「脳」男が「悩」男に見えて、悶える男みたいなのを想像していたのだが、全然違った(……)。
 感情がない脳は情報を受動的に入出力するだけで能動的な行動を一切起こさない、という設定が面白い。読んでなるほど、鈴木はたしかに「脳男」だ。このインパクトのある書名も、人気の大きな要因の一つだろう。
 鈴木はあのときなぜああいう行動をとったのかなど、残っている謎もあり、続編が気になるように書かれているのもニクい。

 感情がなければ困るだろうが、一方で私の煩悩だらけの脳にも困ったものだ。少し脳男を見習いたい。



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2014年2月26日水曜日

書評 涌井良幸・涌井貞美『数的センスを磨く 超速算術 筆算・暗算・概算・検算を武器にする74のコツ』(実務教育出版)

確かにこの本をマスターすれば速算の達人になれる。でも、74は多すぎない?


 書名に偽りなし。素速く計算するためのさまざまなコツ(公式といってもよいかも)をまとめた本である。確かに本書に書いてあるコツをマスターすれば、スイスイと計算できるようになる。
 たとえば、帯に載っているのはこの三つの計算である。

(1) 102+97+105+99
(2) 745×755
(3) 325÷25

こんな計算が「ホイッ」とできるようになるのだ。この三つのタネを簡単に明かしておく。
(1)は100を基準にその差を考えればよい。

  (100+2)+(100-3)+(100+5)+(100-1)
 =100×4+(2-3+5-1)
 =400+3=403

(2)は「『下2ケタの和が100』で『最上位が同数』の掛け算」という、22番目のコツである。この場合、上のケタは

  (最上位の同数)×(最上位の同数+1)
 =7×8=56

下のケタは足して100になる数どうしの掛け算になる。

  45×55=2475

よって 745×755=562475

(3)は「5、25、125で割るなら掛け算にチェンジ」という、30番目のコツを用いる。すなわち

  325÷25=325×4÷100=1300÷100=13

というわけだ。このような「計算を素速く行うためのコツ」が、74個紹介されている。
 でも、74は多すぎないか…。そりゃ、これだけのコツ(公式)を頭に入れておけば、サクサク計算できて、みんなを驚かすこともできるだろう。しかし、74のコツを頭にインプットしておき、それぞれの計算に最適なコツを適用するというのは、あまりにハードルが高い。せめて、10程度の基本のコツに絞るべきだったのではないだろうか。

 本書のコツには、和算のノウハウがかなり入っているように思った。電卓のなかった時代に、素速い計算力を身につけるために、寺子屋ではこのようなコツ(公式)を生徒たちにたたき込んでいたのかもしれない。

 以下は、本書をちょっと離れた、計算に関する私見である。
 計算は数学ではないと思う。私は、数学はわりと得意なほうだったが、暗算は得意ではない。2ケタ+2ケタの足し算も、すぐにはできない。だから、数学力と計算力が別物だということは、分かっているつもりだ。計算は苦手でも数学はできる。
 とはいえ「計算が苦手でよかった」と思ったことはない。計算が上手なことは、少なくとも各種試験におおいに役に立つだろう。その他のさまざまな場面でも、計算ができるに越したことはないはずだ。
 したがって私は、ソロバンや公文式などの計算トレーニングには意味があると思う。計算は約束事であり(数学ではないからこそ?)トレーニングすればするほど上手になる。
「電卓や表計算ソフトがある時代に計算トレーニングですか?」
という意見には「それでもやはり意味がある」と答えておきたい。

 そんな思いもあって「本書を読めば速算が簡単に身につくかも」と期待していたのだが、改めて「計算力はトレーニングを積まないと身につかない」ことを知らされた。
 結局、学問に王道なしということのようだ…。



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【読書メモ】アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』(新潮新書)

 2020年のベストセラーをようやく読んだ。もっと早く読んでおくべきだった…。   スマホがどれだけ脳をハックしているかを、エビデンスと人類進化の観点から裏付けて分かりやすく解説。これは説得力がある。   スマホを持っている人は、必ず読んでおくべきだ。とくに、子どもを持っている人...